茂木敏充経済産業大臣兼内閣府特命担当大臣(57、自民党、栃木5区選出)が4月29~5月6日の日程でコロンビア、ブラジル、米国の3カ国を訪問しており、1、2両日ブラジルに滞在した。
茂木大臣は1日午後2時過ぎから、サンパウロ市(聖市)セルケイラ・セーザル区のチボリホテルで「中小企業海外展開支援プラットフォーム事業」の立ち上げ式を行い、その後各日系団体代表らと意見交換会を行った。
茂木大臣の今回の来伯は、ブラジルへの進出企業支援のためのビジネス環境整備や貿易投資協力を促進することなどが目的。
同事業は、新興国における中小企業の海外ビジネス支援体制を強化することを目指しており、中国、ブラジル、インドネシアをはじめとする8カ国で実施を予定している。 なお、8カ国の中で立ち上げ式を行うのはブラジルが初めて。
JETROサンパウロ事務所の井上徹哉氏によると、今まで同事務所にはブラジルの複雑な労務問題や税務問題に関する相談が寄せられることが多かったが、最近になって生産委託先や流通業者などのビジネスパートナーを紹介してほしいという相談が増えてきたという。
そこで同事務所では、そういった個別具体的な事業を後押しする目的で、各関係機関や日系人のネットワークを結び、企業進出のプラットフォームとして同事業を機能させたい考え。
同事業立ち上げ式の席上で茂木大臣は、「ブラジルへの企業進出は、日本企業の実力とブラジルのポテンシャルを考えればまだ道半ば。同事業は、日本とブラジルの双方にメリットがある」と話した上で、出席者に同事業への協力を仰いだ。
また、立ち上げ式には福嶌教輝在聖総領事や木多喜八郎文協会長、藤井晋介商工会議所会頭など各関係機関・日系団体代表らが同席した。
茂木大臣は日系人との意見交換会を同ホテルで行った後、聖市イビラプエラ公園内の日本移民開拓先亡者慰霊碑を参拝し、献花した。
2013年5月3日付
