高知県人会主催の催しでは婦人部による郷土食や焼きそばといった手料理が並ぶほか、農業に携わる会員らが自慢の一品を持ち寄りにぎわいを見せている。
高知県出身でサンパウロ州ピエダーデ在住の大崎康夫さん(74)もその一人。大崎さんは果物の管理をする傍ら、同地では珍しく養蜂を行っている。「よく蜂が飛んできてトマトの箱に入ってくるので商売しようと思った」(大崎さん)。
大崎さんによると、ピエダーデではちみつが取れる時期は10月から6月まで。その間2カ月に1度採取できるそうだ。
昨年末までは25箱の巣箱を持っていたが、使用人に20箱譲ったため現在は5箱を管理する。取れたはちみつは得意先の八百屋が買ってくれるほか、県人会の催しに蜜蝋(みつろう)付きで出品し人気を博している。
養蜂のほか栗や柿の栽培も行っている大崎さん。「土地を買ってもらえたら売って、街に出て生活したい」と話すが、農業を語る顔は笑顔に満ちていた。
2013年5月22日付
