空席目立ち数少ない参列者 先人の遺徳しのび、功績に感謝
ブラジル日本文化協会(木多喜八郎会長)と仏連共催の開拓先亡者追悼大法要が、午後2時からリベルダーデ区の文協記念講堂で行われた。同法要には木多会長、松峯会長のほか、菊地援協会長、園田県連会長、福嶌総領事、遠藤浩昭国際協力機構ブラジル事務所次長らが参列した。総参加者数は約250人で、昨年に引き続き会場内には空席が目立った。
同法要は釈尊讃仰会代理の小池庸夫氏の辞によって開会し、仏連コーラス部によるアベルツーラ、茶道裏千家・生け花協会・美和会・深山会・宮城会による献茶・献花・献楽が行われた。
その後、松峯導師により三帰依文が唱えられ、「世は移り変わり、後世の日系人子弟たちは先人の苦労を分からないが、これを語り継がねばならない」と表白が唱え上げられた。
来賓の焼香並びに追悼の辞において、木多会長は「日本移民の先人たちはこのブラジルに基礎を作り上げた。そして今、約150万人のブラジル日系人のうち、約30万人が勤労・勉学のために日本に渡り、新たな日本文化をブラジルに定着させている」、福嶌総領事は「日系団体などが重要な役割を果たし、日本の道徳観などを各地に伝えている。先人の不屈の精神をこれからも受け継いでいきたい」と述べ、笠戸丸で日本移民がブラジルに初めて来てから、105年を経た今に至るまで綿々と築き上げてきた功績を褒めたたえた。
その後、読経や来賓・参詣者の焼香が行われ、先亡者の霊を慰めた。
2013年6月19日付
