フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)の開催に合わせて7月18日から22日までの4日間、福島県喜多方市から会津喜多方物産協会役員の佐藤彌右衛門氏と五十嵐隆氏が来伯することが明らかになった。
同協会の会長でもあった佐藤氏は、寛政2年(1790年)創業の大和川酒造9代目蔵元。また五十嵐氏は、五十嵐製麺社長を務める人物。福島県人会(永山八郎会長)の曽我部威事務局長によると、両氏はブラジルへの販路開拓に向けた市場調査を行いたい考えだという。
今年2月、福島県では9カ国18県人会代表が一堂に会した「第1回在外県人会サミット」が開かれ、各県人会は母県の風評被害払拭に努めることで合意していた。ブラジル福島県人会では、一昨年から喜多方ラーメン普及に向けた取り組みを行っており、当地代表として曽我部事務局長が、同サミット参加後に喜多方市を訪問。同市で佐藤氏や五十嵐氏らと懇談した経緯があり、今回両氏が来伯する運びとなった。
なお、両氏の来伯には、日本祭りを前に任期を終えて帰国するJICAシニアボランティアの武藤啓一氏が帯同する。武藤氏はこれまで、同市役所職員として喜多方ラーメンの振興に携わっていた経験を生かし、伯国でも同県人会による喜多方ラーメン普及活動を支援していた。
福島県人会では、今年の日本祭りに1500食分の喜多方ラーメンを用意して臨むとしており、案内のため来社した武藤氏は「福島を海外に広くアピールすることで復興を後押ししたい」と強調していた。
また、武藤氏は両氏が来伯することに関し、「両社にとって繁忙期である時期に、企業のトップが直々に来伯するということにブラジル進出に向けた強い意欲を感じる」と話した。
2013年6月21日付
