06/03/2026

Dia: 22 de julho de 2013

ニッケイ新聞 2013年7月20日  1953年、日本人移住が再開されてから今年で60年目を迎え、ブラジル日本都道府県人会連合会主催の「第16回日本祭り」が幕開けした19日午前、会場の聖市イミグランテス会場にあるホールで、「ブラジル日本 戦後移住60周年祭」が開かれた。主役の戦後移住者を中心に、日系団体や当地の日本政府関連機関、日系企業などの代表者が500人集まり、節目の式典を祝った。  「ブラジルの素晴らしい発展における二世、三世を含めた日系人の活躍は誰もが認めるところ」。開会挨拶をした川合昭実行委員長は式典の趣旨をこう説明し、「これは通過点。次なる豊穣の時代に、日系人の力を信じて大発展を期待したい」と締めくくった。 当日は、今年からミナス州ジャナウーバ市長に就任した戦後移民にして〃バナナ王〃山田勇次さんの農園や、セラード開発で有名なミナス州サンゴタルド、欧州向け果物生産で有名なバイーア州ジュアゼイロやペルナンブッコ州ペトロリーナを含め、伯国発展に貢献した36の個人や企業、日系団体などに、州議会からの記念プレートが贈られた。 州政府を代表して挨拶した羽藤ジョージ聖州議会副議長(PMDB)は、「日系人であることが幸せ。日本人の誇りを持ってほしい」とたたえた。 式典に出席した宮城県の若生正博副知事は、東日本大震災から2年4カ月経った現在の被災地の状況を伝え、新潟県の泉田裕彦知事は戦後移住者の貢献を強調し、「日本は長いデフレ経済からようやく脱却できる見通し。皆さんのふるさとの発展を誓う」と呼びかけた。国際協力機構(JICA)の黒柳俊之理事も祝辞をのべた。 コロニアでおなじみの歌手井上祐見さんは、「ソウ・ジャポネーザ」「笠戸丸」の2曲を熱唱し、市川利雄県連副会長の挨拶と「ビーバ!バンザイ」の声が会場を盛り上げて終了した。 表彰された団体の一つでアマゾナス州エフィジェニオ・サーレス移住地の養鶏場「グランジャ宮本」を代表し、プレートを受け取った宮本民知男さん(41、二世)は取材に対し、「恥ずかしいですね」と笑い、現在も同養鶏場で活躍する一世、二世の様子を流暢な日本語で説明した。
 東日本大震災の風評被害払拭と将来的なブラジルでの海外展開などを目的に、福島県喜多方市で活動する「大和川酒造店」代表社員の佐藤彌右衛門(やうえもん)氏と「いがらし製めん」代表取締役の五十嵐隆氏が18日から初来伯。19日、福島県人会の曽我部威事務局長と、元JICAシニアボランティアの武藤啓一氏の案内で来社した。  3年前まで会津喜多方物産協会(冠木紳一郎会長)の会長を務めていた佐藤氏は現在、日本地酒協同組合代表理事や(株)ジザケジャパン取締役会長も兼任している。また、五十嵐氏も会津喜多方物産協会副会長を務め、ラーメンの製麺販売を通じて地元産品の振興に尽力している。  今回の来伯で両氏は、19日から開催されている第16回日本祭りを視察するとともに、サンパウロ市リベルダーデ区の東洋街を中心に、ブラジルにおける日本食の現状と動行を自分たちの目で見て回る。 佐藤氏によると、日本地酒協同組合は日本全国で35の酒造店が加盟しており、日本政府が推進する「クール・ジャパン(日本文化を海外に広める政策)」により今後さらに地酒の海外進出が促進され、3年以内に加盟店を100社に増やす計画だという。  「震災で少し落ち込んだものの、地酒の海外輸出は2ケタ(約11%)成長している。輸出先はアメリカ、韓国、台湾が主だが、地酒のヘルシー(健康)さやうまさはワインには負けない。今回のブラジル訪問で代理店も回り、(輸出実現の)形を作ってつなげたい」と佐藤氏は意欲を見せている。  18日に到着してすぐ、東洋街のラーメン店で試食したという五十嵐氏は、「レベル的には『これでいいの?』という感覚を持った」とし、「ブラジルでのパートナーが見つかれば共同経営でやれる可能性もある」とし、将来的な進出を示唆した。 五十嵐氏によると、同社では地元の喜多方ラーメンに限らず日本全国から注文を受けて麺の製造販売を行っている。海外輸出でも特に東南アジアは「すしよりもラーメンの需要が伸びている」状況で、「(サッカー)ワールドカップ、オリンピックや2017年には福島県人会が100周年を迎えることもあり、こういう機会にぜひ、ブラジルにも輸出できれば」と期待感を示した。   コラム【モザイク】  福島県喜多方市の佐藤、五十嵐両氏が今回、ブラジルを初訪問するきっかけを作ったのが、福島県人会の曽我部事務局長。今年2月に福島県で開催された「在外県人会サミット」に参加した後、喜多方市を訪問して両氏らと懇談したことが実を結んだ。一方、19日に両氏と一緒に来伯した武藤啓一氏は元JICAシニアボランティアだったが、2年間の任期を終えて今月1日に帰国。トンボ帰りで今回の両氏の来伯に同行するなど意欲的だ。 ◎  武藤氏はシニアボランティアとしてブラジルに来る前は、喜多方市産業部マーケティング部長として喜多方ラーメンを振興する仕事に従事していた。そのため、佐藤、五十嵐両氏とも以前から関係が深く、「佐藤さんが会津喜多方物産協会の会長をしていたころは、東南アジアへの売り込みによく行かされましたよ」と笑うが、「こんな形でブラジルとの関係が発展していくのは本当にうれしい」と喜ぶ。喜多方市からの今後の進出により、日系社会の日本食文化がより質の高いものになることを願う。 2013年7月20日付
 青森県人会(玉城道子会長)は8月3日、サンパウロ州カンポス・ド・ジョルドン市内観光と、同市にあるさくらホームで開かれる第45回桜まつりに参加する日帰りピクニックを実施する。 当日は午前7時にサンパウロ市リベルダーデ区の青森県人会館前(Rua Dr. Siqueira Campos, 62)を出発し、同市内観光の後、桜まつり会場に約2時間滞在するという。  参加費(大型バス代)は会員65レアル、非会員70レアル(70歳以上の会員は40レアル)。申し込み締め切りは今月26日まで。 問い合わせ、申し込みは同県人会事務局のオリンダさん(電話11・3207・1599)まで。 2013年7月20日付