06/03/2026

Dia: 26 de julho de 2013

ニッケイ新聞 2013年7月24日  ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)主催の『第16回日本祭り』では、今年も各県人会が自慢の郷土料理を出品した。  「関西風お好み焼き」を出品し、例年大きな行列が出来る和歌山(木原好規会長)は、昨年を上回る5千食を売り上げた。婦人部員25人で刻んだキャベツの量は、なんと500キロ超。 木原会長の妻で、婦人部長を務める恵美子さんは「もう手首が痛くて」と苦笑いしながらも、「皆でお喋りしながら、仲良く作業することに意味がある。これからも(野菜を刻む)機械は買わない」と笑顔。  北海道協会(大沼宣信会長)では、協会全体としてのメニューのほか、青年会「ヒグマ会」の独自メニューである「チョコフォンデュ」が出品され、用意した500食が完売した。 参加した会員は、10~40代の若者50人以上。出席率はメンバーの9割以上だ。会長を務める藤田エリオさん(33、二世)に活況の理由を尋ねると「新しい入会希望者が来る度に、細かくしっかりと会の理念や協会のこれまでの歩み、役割を伝えるようにしている。賛同してくれる人が残るからこそ、結束が固い」と説明し、「今回も〃協会のお手伝い〃という消極的な意識ではなく、自分たちのイベントだという積極的な姿勢で取り組めている」と満足げに話した。  婦人部が腕によりをかけて作った香川(菅原パウロ会長)の讃岐うどんは、日本から輸入したこしのある麺に昆布やカツオで取った出汁が本格味。「昨年食べておいしかったから」と常連客が足を運んだ。大ぶりの海老が乗った天ぷらうどん1500食は二日で、揚げの味付けも絶妙なきつねうどんも最終日の午前中に完売、計2千食を売り上げた。  毎年県連から出展を勧められながらも、「手伝う人がいないし、何を出していいかも…」と不参加だった神奈川(永田淳会長)は、モジ市に住む会員が「日本祭りで売ったら好評だった」と勧めたのがきっかけで、昨年から中国系食品会社から仕入れた肉まん(牛、豚の2種)を販売。同会員の子どもやその友人ら2~30人が訪れ、活気溢れるブースとなった。3千個を完売し、白又孝範監査は「予想通りの売れ行き」と顔をほころばせた。  日本祭りが始まって以来、鹿児島(園田昭憲会長)が出品している優しい甘みの「かるかん饅頭」は、山芋や米粉などを原料に、手間隙かけて作られる同県の特産品。「懐かしい」と、薩摩あげとともに同県系人の郷愁を誘った。  一方で、静岡(杉本教雄会長)は名物の「うなぎの蒲焼」を出品出来ない残念な結果に。杉本会長によれば、例年輸入業者を通して購入するうなぎが、世界的な不漁の影響でまとまった量を用意することが出来なかったという。 「直前まで粘ったのだけど…。楽しみにしてくれていた人に申し訳ない」とため息をついた杉本会長。ブースではぜんざいが販売されたが、手伝いに参加した奈良橋みゆきさん(83、静岡)も「(うなぎがないのは)やはり寂しい。残念です」と肩を落としながらも来年に期待していた。   コラム【大耳小耳】  2011年に県連に正式復帰した富山県人会は、昨年と同じくすき焼き丼とコロッケなどを販売。すき焼き丼は本だしと醤油、砂糖などで味付けした〃日本の味〃で帰郷した気分になった耳子。指導したのは夫が富山県人の前田順子さん(66)。「忘年会ですき焼きをご飯にかけていた人を見て、(日本祭りで売るのに)いいんじゃないかと思った」と微笑む。長年続く県費留学生制度のOBが一同に介し、約20人が準備と調理に汗を流した。会員の坂本アヤコさん(42、三世)は「日本祭りのために皆が一斉に集まって、団結している。すごく楽しい」と嬉しそう。  
ニッケイ新聞 2013年7月23日  ブラジル日本都道府県人会連合会が主催する『第16回日本祭り』が聖市ジャバクアラ区のイミグランテ会場で19日から3日間行われ、18万人が来場、晴天に恵まれ終日賑わいを見せた。日本からはマルシアの凱旋公演を始め、井上佑見や邦楽グループ「和力」、フリースタイルフットボール選手の徳田耕太郎さんなどが駆けつけた。46都道府県のブースでは郷土食に加え、郷土の企業が商品紹介に参加し、展示館でも250社・団体が出店するなど例年通りの盛り上がりを見せた。前田ネルソン実行委員長は「運営、催し共にレベルの高さが感じられる祭りだった。ロボコンなど新しい試みも観客に喜ばれたし、ほぼどの県人会も食事を完売できた。協力して下さった皆さん、観客の皆さんに感謝する」と語った。  20日正午から行われた開会式には、日系団体の代表やスポンサー企業関係者、安部順二、大田慶子、飯星ワルテルら日系議員ら約30人に加え、サンパウロ市のナジア・カンペオン副市長も来賓として参加し、それぞれ祝辞を述べた。  挨拶に立った園田会長は「昨日(19日)は雨降りで寒く、どうなるかと思ったが、今日は天気の神様であるサンペドロが助けてくれた」と晴天を喜んだ。  宮城県から来伯した若生正博副知事も壇上に立ち、「震災直後、甚大な被害に明日への希望が絶たれそうになる中、いち早く遠く離れたブラジルから皆さんの声援や支援が届けられたことは本当にありがたかった。その思いを伝えに来た」と感謝の言葉を述べた。  黄色い法被姿の来賓らによる鏡開きが行われ、サンパウロ日伯援護協会の菊地義治会長の乾杯で祭りの幕が上がった。  続いてメインステージでは、日本芸能界で25年に渡って活躍する三世歌手・マルシアの歌謡ショーが行われた。 坂本九の「上を向いて歩こう」に始まり、日本でのデビュー曲である「ふりむけばヨコハマ」、オリジナル曲の「舞姫になれない」など6曲を熱唱。一旦舞台から退いたものの、観客からの「マルシア」という声援とアンコールの声に応え、復興支援歌「花は咲く」を、鳥取県人会のコーラスグループとともに歌い上げた。 ステージ中、感極まった様子で目に涙を浮かべていたマルシアは、本紙のインタビューに対し「感動! 感動! 感動! 感動だらけの舞台だった。これ以上の幸せはない」と興奮した面持ちで語り、「(日本での)デビュー翌年に戻ってきて以来、24年ぶりのブラジルでのステージ。やはり、自分の故郷で歌えることは何よりも嬉しい。これからも恩返しをしていきたい」と話した。
ニッケイ新聞 2013年7月23日  日本祭りには、ブラジル進出をねらう企業も数社参加し、自社製品のアピールをした。  福島県喜多方市からは、福島県人会の呼びかけに応じて「大和川酒造店」の佐藤彌右衛門社長および「いがらし製麺」の五十嵐隆代表取締役が参加。同県人会の食のブースで麺の宣伝や地酒3種の試飲会を行うと共に、祭り後に営業活動も行った。  曽我部威事務局長によれば、「麺は、貿易商を回った時にいい反応があった。乾麺はまだ中国産しか入っていないから、輸入の可能性は十分にある」。地酒も、イタイン・ビビやモエマ区の日本食店で紹介して手ごたえを感じたと言う。「飲み屋や日本食店によさをわかってもらえるよう、今後も働きかけを続けていく」と意気込みを見せた。  健康食品会社「エムアンドエム」(秋田県秋田市)の佐々木正光社長は、自社の生酒純米原酒「おさげっこ」やいぶりたくあん漬け、稲庭うどんなど提携企業の商品に、京都市東山区の「井筒八ツ橋本舗」の八ツ橋を空輸で持ち込み出品した。日本酒(1本7~80レ)が良好な売れ行きを見せ、20本全て売り切れた。  同社長は昨年11月来伯した際、「日本のうまいものを紹介したい」と、各県の名産品を集めた「日本列島食べ歩き」ブースを設置するとの企画を秋田県人会と共に立ち上げた。帰国後すぐに全都道府県と5百社に呼びかけを行ったが、時期的に遅かったことが大きな要因となり、商品を提供したのは「井筒八ツ橋本舗」一社のみだった。  同社長は初めて日本祭りに参加し、「すでにうまいものは沢山あると分かった。日本から持ってきて売れるのか」との疑問も抱いたという。  しかし「日本の消費は冷え込んでいるから、売り場を拡大するしかない。その足がかりになれば」と、来年の実現に向けて帰国後すぐに呼びかけを行い、年内には参加企業を取りまとめたい考えだ。すでに、5~6社の企業が来年の参加を希望している。  本紙でも何度か紹介した大津スポーツ社(滋賀県大津市)も、インソール(靴の中敷)を展示販売。宇川浩司取締役は「ブラジルの市場は大きそうだ。今後は地方にも手を広げていきたい」と明るい展望を語った。代理店の申込みも、引き続き受付けている。  新潟県人会とサンパウロ新聞共催による「新潟物産展」には、亀田製菓の菓子類やヱスビー食品のカレールーなど、すでに当地に輸入済みの同県産商品が並んだ。 「八海山」「菊水」など地酒は移民や駐在員らを中心に上々の売れ行きを見せ、「一本150レの高級八海山も10本程売れた」と鈴木雅夫社長。中でも、「ブラジル製の砥石だと焼入れした包丁が駄目になる」と、百個以上入荷していた末広社の砥石は全て完売した。   コラム【大耳小耳】  日本祭りで「日本列島食べ歩き」を企画したエムアンドエムの佐々木正光社長。今回は時間的な制約もあり出品数は少なかったが、間に合うよう空輸で運んだため高くついたようだ。本来県連が率先しても良いくらいの企画だが、空輸賃は同社長持ち、ブース代の請求書まで来たと聞いてびっくり。請求書は取り消されたものの、佐々木社長に丸投げなのはいかがなものか。ビジネスではあるが、こうした協力の後押しを主催団体がしてもいいはず。来年の成功を祈るばかり。
ニッケイ新聞 2013年7月23日  「先ほどIML(法医学研究所)から遺体確認をするようにと連絡がきました。まさかと思ったんですが…」。知的障害者施設「希望の家福祉協会」の大野孔三副理事長は22日午後4時半、声を落として編集部に電話をしてきた。  同日朝9時半、大野副理事長は上村惠ジャイロ理事長、事務局の上利クリスチーナ、担当者の奥原ヴァレリアさんと共に来社し、「行方不明になった園生を、全力挙げて探しています。皆さんも何か情報があればお知らせください」と呼びかけていたからだ。  希望の家では毎年、音楽療法を受ける園生が社会適応の一環として、県連日本祭りの中央舞台で楽器演奏を披露している。今年も職員10人に付き添われた園生29人は、20日午後3時の舞台を無事終えた後、客席で食事を楽しんでいた。奥原さんは「トイレに行く時も必ず職員が付き添った」という。  午後4時に帰るために点呼をして集団になって会場外のバスまで移動し、再点呼した時に吉野さんがいないことに気付いた。すぐに舞台前に戻ったがおらず、職員が手分けして1時間ほど会場内を探したが見つからないので、会場内の警察に失踪届けを出し、本格的に捜索を開始した。  この園生・吉野タカコさんはポンペイア出身の63歳、会話はポ語中心で所持金なし。身体傷害はないが会話に困難があった。  会場から無料バスが出ているジャバクアラまで職員が歩いて探し、付近のメトロ駅なども調べ、日系病院や近隣の病院にも連絡した。ジャバクアラ駅からバスが出ているジアデマ駅まで探しに行った。その晩は会場で夜中2時まで探し、翌朝から会場裏の森を環境警察に探してもらった。会場付近で顔写真付きの捜索ビラを撒き、同施設では24時間体制で電話情報を受付けていた。  22日午後に電話してきた大野さんは、「ジアデマ市エルドラド区で土曜晩に遺体で発見されIMLに運び込まれたそうです。我々が配布した捜索のチラシを入手して連絡してきた。シャツや靴下に名前が書いてあって、それが確認されている。本当に残念な結果になってしまった…」と声を震わせた。
 沖縄県人会及び沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)主催の「第26回郷土祭り・ミス琉装」(島袋栄喜実行委員長)が、28日午前10時からサンパウロ州ジアデマ市の沖縄文化センター(Av. 7 de Setembro, 1670)で開催される。 当日は、午前10時に「郷土祭り」が開かれ、午後1時半から「ミス琉装」コンテストが行われる。  詳細は沖縄県人会(電話11・3106・8823)まで。 2013年7月26日付
佐藤、五十嵐両氏は福島物産PR  第16回日本祭りで、来場者の多くが目当てにしていた「郷土食コーナー」。ブラジル福島県人会(永山八郎会長)では、今年も母県福島の名物「喜多方ラーメン」を全面に打ち出す姿勢で臨んだ。  曽我部威事務局長によると、用意していた1400杯は完売。既に、同事務局には「また来年も販売してほしい」といった声が電話で寄せられているという。 また同ブースでは、東日本大震災の風評被害払拭を目的に来伯した「大和川酒造店」代表社員の佐藤彌右衛門(やうえもん)氏と「五十嵐製麺」代表取締役の五十嵐隆氏が、当日は店頭に立ってPRをした。  佐藤氏は、日本から携えた日本酒4銘柄の試飲を来場者に促したほか、五十嵐氏も自社製品の乾麺や生麺の展示を行った。同ブースを訪れた来場者に、こうした風評被害払拭に向けた取り組みについて尋ねると「実際に体験してみないと分からないところもあるので、こうした場を設けるのはとても良いことだと思う」といった声が聞こえた。  なお、両氏はサンパウロ滞在中に輸入代理店や小売店などを回り、海外展開に向けて、ブラジルにおける日本食の現状と動行も調査した。五十嵐氏はその手応 えについて「訪れたお客さんからは、展示品を指差して『販売はしてないんですか』という言葉を多く掛けられた。製品を輸入する形などを検討しながら、前向 きに考えたい」と話した。  一方、佐藤氏は「ブラジルへの輸入に当たって、お酒の品質保持に懸念があったが、ブラジルにもお酒の知識と売 り込む情熱を持っている人を見つけた。本物の日本酒の味を少しずつでも広めていければ」と話した。また、日本全国の酒造店を束ねる日本地酒協同組合の代表 理事でもある佐藤氏は「日本へ帰っても、日本酒に興味を持っている業者に対して、日本全国の酒蔵の窓口として積極的に活動していきたい」と述べ、今後もブ ラジルとのつながりを保っていく意向を示した。 2013年7月25日付
 今年で35回目となる岐阜県農業高校生海外実習派遣団(箕浦誠団長)一行12人が来伯し、今月19日から8月1日までの2週間、サンパウロ(聖)州内の日系農家での農業実習や市場見学、ミナス・ジェライス州で日系農家の視察などを行う。22日、山田彦次岐阜県人会長の案内により本紙を訪れた。  派遣団は滞在期間中、主に農業実習先で各農家と一緒に農作業を行い、聖州コロニア・ピニャールとピラール・ド・スールの日系農家が受け入れる。そのほか、同県人会員との懇談会も予定されている。  生徒代表の岐阜農林高校動物科学学科2年の大井樹里さん(16)は畜産関係に興味があり、「日本は質の高い畜産を生産しているが、ブラジルはとにかく大規模で質より量のイメージがある。確めたい」と意気込んでいた。 実家が漬物製造会社の飛騨高山高校2年の若宮弘治さん(17)は「大規模な経営や技術を学び、価値観を壊したい。わくわくする」と、はっきりとした口調で実習期間中の目標を答えた。  引率の箕浦団長によると過去の派遣団員は現在、岐阜県の農業の中核となって活躍している人が多く、「今後も事業を継承するために成果を残したい」と思いを語った。 なお、派遣団はブラジルのほか、スイスとオランダで集約農業を見学し、8月8日に帰国の途に就く。 2013年7月25日付
 サンパウロ絵手紙友の会(石井恵子会長)は、サンパウロ市のイミグランテス展示場で19~21日に開催された日本祭りで絵手紙の作品展示を行ったほか、絵手紙体験コーナーを設け、3日間で約500人の来場者が絵手紙を楽しんだ。  来場者たちは15分ほどかけて果物や花をモデルに筆で線を描き、彩色した後には自分のサインと好きな言葉を入れて持ち帰った。石井会長によると、「愛」と書き入れる人が最も多かったという。  日系人、ブラジル人ともに子どもからお年寄りまで幅広い年代の人が訪れ、同会の会員らが日本語とポルトガル語で指導にあたった。「特に子どもたちは、鋭い感性で指導員顔負けの良い作品を描いていた」と石井会長は振り返った。  人の多さに誘われて来場し、今回初めて絵手紙を体験したという細川みどりさん(34、2世)は「思っていたより簡単。(描いた線が)少しおかしくなったけど、楽しかった」と笑顔で取材に応えた。 2013年7月25日付