佐藤、五十嵐両氏は福島物産PR
第16回日本祭りで、来場者の多くが目当てにしていた「郷土食コーナー」。ブラジル福島県人会(永山八郎会長)では、今年も母県福島の名物「喜多方ラーメン」を全面に打ち出す姿勢で臨んだ。
曽我部威事務局長によると、用意していた1400杯は完売。既に、同事務局には「また来年も販売してほしい」といった声が電話で寄せられているという。
また同ブースでは、東日本大震災の風評被害払拭を目的に来伯した「大和川酒造店」代表社員の佐藤彌右衛門(やうえもん)氏と「五十嵐製麺」代表取締役の五十嵐隆氏が、当日は店頭に立ってPRをした。
佐藤氏は、日本から携えた日本酒4銘柄の試飲を来場者に促したほか、五十嵐氏も自社製品の乾麺や生麺の展示を行った。同ブースを訪れた来場者に、こうした風評被害払拭に向けた取り組みについて尋ねると「実際に体験してみないと分からないところもあるので、こうした場を設けるのはとても良いことだと思う」といった声が聞こえた。
なお、両氏はサンパウロ滞在中に輸入代理店や小売店などを回り、海外展開に向けて、ブラジルにおける日本食の現状と動行も調査した。五十嵐氏はその手応 えについて「訪れたお客さんからは、展示品を指差して『販売はしてないんですか』という言葉を多く掛けられた。製品を輸入する形などを検討しながら、前向 きに考えたい」と話した。
一方、佐藤氏は「ブラジルへの輸入に当たって、お酒の品質保持に懸念があったが、ブラジルにもお酒の知識と売 り込む情熱を持っている人を見つけた。本物の日本酒の味を少しずつでも広めていければ」と話した。また、日本全国の酒造店を束ねる日本地酒協同組合の代表 理事でもある佐藤氏は「日本へ帰っても、日本酒に興味を持っている業者に対して、日本全国の酒蔵の窓口として積極的に活動していきたい」と述べ、今後もブ ラジルとのつながりを保っていく意向を示した。
2013年7月25日付
