今年の日本祭りには日本の観光庁が初参加し、ブラジルの一般消費者を対象にアンケート調査を実施した。内容は「日本に行ったことがあるか」「日本のどこに行ったことがあるか」「旅行情報を何から得るか」などで、ブラジルで行う初めての観光客動態調査となった。約3カ月後に集計結果が出る予定。
昨年のブラジルから日本への旅行者数は過去最高の3万2119人で、前年比73%増という結果になった。12月に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップ2012で、多くのコリンチャンスファンが応援に駆け付けたことは記憶に新しい。
訪日ブラジル人のほとんどが2週間以上滞在し、買い物を楽しんだり遠方の観光地を訪れることから、日本におけるブラジル人観光客の重要性が再認識され、今回観光庁が日本祭りに初参加する運びとなった。
観光庁ニューヨーク支部の犬石知子局長は「ブラジルではサッカーをきっかけに、今まで日本に関心がなかった人が興味を持つようになっている」と話し、「今こそブラジルで日本のプロモーション活動をすべきだ」と観光客誘致に向けて意気込んだ。
また、観光庁のブースにはJAL、ANA、JR東日本など9社が招へいされ、日本への行き方と見どころを具体的に説明するセミナーを開催した。しかし、参加者は20人程にとどまり、犬石さんは「開催時間を変更するなど次回に生かしたい」と振り返った。
犬石さんは、遠く離れた距離とビザの障壁があるにもかかわらず、毎年1万人以上のブラジル人が日本を訪れていることに触れ「法務省、外務省などの垣根を越えて『ブラジルは大切な国だ』と伝えることが肝要」と強調。総領事館と連携できればビザ緩和実現の可能性も有り得ると期待を込めた。
なお、観光庁では昨年初めてポルトガル語による日本のガイド本を製作した。発行部数には限りがあるが、観光庁のウェブサイトで常時公開している。
2013年7月31日付
