長崎県人会(川添博会長)とブラジル被爆者平和協会(森田隆会長)共催による原爆慰霊追悼ミサが、11日午前8時からサンパウロ市内のサンゴンサーロ教会で行われ、約50人の参列者が厳粛な雰囲気の中、被爆者慰霊と世界平和のために祈りを捧げた。
ミサでは山本伊三男神父が「戦後68年が過ぎて、今もなお人間が権力を持って世界を支配している。この世が自分のものかのように振る舞っていると、また恐ろしいことが繰り返される」と警鐘を鳴らした上で、「平和のために、目を覚まして手を取り合いましょう」と説いた。
長崎出身の父と共に参列した同県人会青年部長の宗像アレッサンドさん(30、2世)は「今日のような(慰霊ミサの)機会は非常に大切。高齢者だけでなく若者が引き継いで、悲惨なことが二度と起こらないようにしなければ」と平和への思いを語った。
また、聖母婦人会の安岡ローザさん(78、2世)は原爆で家族を亡くした友人を持ち、「悲しみがよみがえったようだった」とミサを振り返り、涙ぐんだ。
2013年8月14日付
