母県から達増知事ら慶祝団も出席
ブラジル岩手県人会(千田曠曉会長)の創立55周年記念式典が、18日午前10時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のシンジカット・ドス・エレトリシスタリオス・デ・サンパウロで開催された。会場には達増拓也県知事や各日系議員ら来賓、一般合わせて約300人が出席。式典は来賓のあいさつや表彰が中心に行われ、午後2時から昼食会となった。また母県から今回で5度目の来伯となる郷土芸能使節団12人が約1時間にわたって公演するなどして会場を盛り上げ、節目の年に相応しい式典となった。
会場の壇上には千田会長を中心に、来伯した母県慶祝団16人の団長を務める達増知事や佐々木博同県議会議長をはじめ、ブラジル国連邦、聖州、聖市議員から安部順二氏、飯星ワルテル氏、羽藤ジョージ氏、野村アウレリオ氏が出席。福嶌教輝在サンパウロ総領事ほか、日系3団体各代表らが並んだ。
式典は日伯両国歌斉唱、先亡者並びに東日本大震災犠牲者への黙とう後、千田会長があいさつし、「55周年を機に、県人先駆者の『ふるさと岩手を思う心』を大切に、今後も老若会員同士の親睦を原点とした諸活動及び岩手県との交流をますます深めてまいりたい所存です」と述べた。
達増知事は「岩手県出身の方々の心のよりどころとして結成された県人会が輝かしい発展を遂げられ、55周年を迎えられましたことは誠に喜ばしい限りであります。今後とも、ブラジル社会にさらなる発展に寄与されますとともに、日本とブラジルの友好親善のため一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げます」とあいさつ。その後、各議員らも祝福の言葉を述べた。
また達増知事は「復興に関する報告」と題し、現在の岩手の状況、県の今後の復興に向けた対策について説明。今後8年間かけて完全復興を目指す計画 を告げ、「今まで多くの人からいただいた支援にお応えすべく、長く大変な道のりではありますが岩手は必ず復興します」と、映像を交えて力強く説明した。
式は終盤、各団体、個人の表彰が行われ、日伯交流功労賞として伯国連邦議会を代表して安部下議が達増県知事と佐々木県議会議長に記念プレートを贈呈。その ほか、県人会活動功労者表彰では、達増県知事から20人の功労者に賞状と記念品が授与された。功労者を代表して佐々木憲輔さん(67)は「(受賞は)甚だ 恐縮です。今後も努力させていただきます」と感極まった様子で出席者に語った。
最後はオオタチ・ミリアン合唱団約30人により、NHK大震災復興テーマ曲「花は咲く」など計3曲が合唱され、式典を終えた。
式典終了後、母県から参加した郷土芸能使節団が約1時間にわたり公演し会場を盛り上げた。その後の昼食会では菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取り、食事をしながら出席者それぞれが55年の苦労話や思い出話に花を咲かせ、午後4時過ぎに全日程を終えた。
2013年8月21日付
