【既報関連】ブラジル山口県人会(要田武会長)は、サンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua Pirapitingui, 72)で「安倍晋太郎元外務大臣と安倍晋三総理大臣展~1985年思い出のブラジルとふるさと山口(油谷)」を開催している。21日からの開催に先立ち、20日午後6時からオープニングセレモニーが行われた。
来賓として佐野浩明在サンパウロ総領事館首席領事、文協の松尾治副会長、大西博巳広島県人会長、根岸健三岡山県人会長が出席し、佐野首席領事はあいさつの中で、「安倍総理がブラジルに思い入れを持っていることを再認識できる。ブラジルで安倍父子や山口県について知る機会が設けられ、日本政府の一員として非常にうれしい」と話した。
また、松尾文協副会長は「山口県は8人もの総理を輩出しており、優秀な人材がたくさんいる。今後も日伯間の交流と発展に貢献してほしい」と激励した。そのほか、山本繁太郎山口県知事、山口県ブラジル親善協会の橋本憲二会長より祝電が寄せられた。
要田会長によると、山口県人会でイベントを開催するのは今回が初の試みで、「どうやって企画準備すればいいのか手探り状態だった」と振り返りながらも、山口県庁、安倍元外相が生まれた油谷(ゆや)町(現・長門市)、下関安倍晋三事務所、ブラジル親善協会と連絡を取り、資料提供を依頼したという。
会場には安倍晋太郎元外相が85年当時秘書だった安倍晋三現総理を連れて来伯した当時の写真や、同氏が県人会に寄贈したレーザーカラオケセットとレコード50枚のほか、農水省によって「日本の棚田百選」に選ばれた油谷の田園風景の特大パネル、山口県の観光ポスターなどが展示され、来場者の目を楽しませた。
なお、同展は今月28日まで開催される。開館時間は午前10時から午後6時。入場無料。問い合わせは同県人会(電話11・3208・6074)まで。
コラム【モザイク】
安倍父子展を開催中の山口県人会館は、サンパウロ(聖)市立劇場や聖市中央市場を建築したことで有名なF・P・ラーモス・デ・アゼベード氏(1851~1928)によって建てられた歴史的建造物で、聖市の文化遺産に指定されているそう。要田武会長によると、同県人会が購入してから40年間もの間一度も手入れをしたことがない床を同展の開催をきっかけに徹底的に磨き上げたという。せっかくの趣ある貴重な建造物を会議だけに使うのはもったいない。内装も奇麗になったことだし、同県人会では今後積極的に催し物を企画中?
2013年9月25日付
