06/03/2026

Dia: 19 de outubro de 2013

ニッケイ新聞 2013年10月16日  ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)は創立百周年記念事業の一環として11日、文協小講堂で『西郷隆盛講演会』を行なった。約150人が訪れ、興味深そうに耳を傾けた。 約3年前にも「坂本龍馬」をテーマに当地で講演した鹿児島大学の原口泉名誉教授(66、鹿児島)が講師を務めた。NHK大河ドラマ「篤姫」はじめ、テレビ番組の時代考証や解説のほか、「龍馬は和歌で日本を変えた」「維新の系譜」など著書もある。 まず、最大の功績として「近代国家の枠組みを作ったこと」を挙げ、明治維新によりたった一夜にして多くの武士が失業し、廃藩置県が行われたことが、いかに歴史的で世界に類を見ない改革であったかを強調した。 市民平等、万国対峙、国民議会の必要性を説いた西郷は、「人の上に立つほどの学もなく、右ひじの怪我によって剣においても秀でず、フィラリアによる象皮病で馬に乗ることもできなかった」。そんな彼が持っていたものは人間力だったという。 「幼少期から損得ではなく善悪をもって行動しろと徹底的に教え込まれた。海で溺れた人間を見た時、助けねばと善悪を持って判断するが、直後には損得が脳裏に浮かび躊躇する。西郷の場合は思考が損得に達する前に助けに飛び出す。そういった考え方に魅せられ、グループの先頭に立った」と潔い武士の姿、侍の心得により人望を得たと語った。 また西郷自身、「敬天愛人」(天を敬い人を愛すという意)という言葉を好んで使い、「天命への自覚を持って江戸・明治期の変革にまい進した。これは伯国鹿児島県人移民が創立百周年を迎えたこととも通じ、長年の成果が実ってのこと。今日の日系社会があるのは皆さんの努力があってこそ」と県人会関係者を称え、「次世代の若者のためにも、引き続き努力と貢献をもって日系社会を支えて下さい」と力強く締めくくった。
ニッケイ新聞 2013年10月16日  琉球民謡保存会ブラジル支部(米須正支部長)主催の『第7回民謡の祭典』が13日、沖縄県人会館で開かれ、訪れた約350人がウチナーグチの響きに耳を傾けた。6歳から80歳を超える高齢者まで、約120人が日頃の研鑽の成果を披露。米須支部長は「近年は若者が自分から歌詞の意味を理解しようと勉強会を開くなど、非常に積極的。レベルもどんどん上がっている」と満足げに話した。  開会式で挨拶に立った米須支部長は「支部開設から来年で20周年。今年の5月に沖縄を訪問したが、母県の本部でも大きく評価されていることを改めて実感できた」と力強く話し、座嘉比昇・祭典実行委員長は、ウチナーグチで関係者への謝意を示した。 新たに教師として認定された当間チエミさんへの免許状の授与も合わせて行われた。 祭典は約20人の教師・師範による「かぎやで風節」「鶴亀節」「豊節」の斉唱からスタート。迫力ある三線の音色と勇壮な歌声に観客から大きな拍手が沸いた。 ジャバクアラやバウルー、カンピーナス、ヴィラ・カロンといった各地の民謡グループのほか、島袋順子琉舞道場や具志堅洋子琉舞道場などから琉球舞踊のグループも参加。色とりどりの衣装での華麗な舞で会場を盛り上げた。 最終プログラムでは、初の試みとして寸劇「毛遊び」が披露された。玉城流扇寿会と琉球民謡保存会青年グループのメンバー約15人が、仕事を終え、野外で飲み、歌い、踊ることを楽しみとしていた戦前から戦後期の沖縄の若者らを再現し、会場は大きな拍手に包まれた。 終演後は、米須支部長の音頭によるカチャーシーで会場が一体になって踊り、和やかな雰囲気の中祭典の幕が降りた。 若者の舞台を見ながら体を揺らし、歌を口ずさんでいたアシミネ・ノブさん(82)は「自分たち一世の文化が孫、ひ孫まで受け継がれている。良い時代になったね」と感慨深げに話し、最前列の席で耳を傾けていたイズ・セイジさん(82、二世)も「ウチナーグチを聞くと両親のことを思い出して、懐かしい」と話していた。