コロニアの宝に感謝と敬意
平成25(2013)年度100歳以上高齢者表彰式が、5日午後3時からサンパウロ(聖)市モルンビー区の在サンパウロ総領事館公邸で行われた。今年度の同館管内表彰対象者(1914年3月31日までに出生)は33人で、会場には当事者12人と代理5人が出席し、安倍晋三内閣総理大臣からの祝状と記念品を福嶌教輝総領事が出席者に手渡した。
来賓に呉屋新城春美文協副会長、菊地義治援協会長、本橋幹久県連副会長、五十嵐司熟年クラブ連合会会長を迎え、表彰者の親類ら約50人も参加した。福嶌総領事は表彰者に対し、「無事に100歳を迎えられたことは誠にめでたく、心からお祝い申し上げます。人は人との関係なくして生きられるものではなく、愛情、交流があって100歳を迎えられたと思う」と敬意を表した。
祝状と記念品授与後、乾杯の音頭を菊地会長が取り「日系社会の大先輩、コロニアの宝に感謝、敬意する」と述べ、「100歳バンザイ、サウーデ、ビバ、バンザイ」と音頭し、会場を盛り上げた。その後記念撮影が行われ、別室に用意された食事を取りながら、出席者は長寿の喜びを分かち合っていた。
表彰者の一人、聖市在住の松村ヒサエさん(101、宮崎)に長生きの秘訣について聞くと「毎日民謡を歌っています。30年前くらいに民謡大会で優 勝して日本に行ったことがあります」とはっきりとした口調で答えた。加えて「まあ、歌はもちろん、息子や孫らのお陰ですよ」と語り、参加した親類らの笑い を誘っていた。
同じく表彰を受けた小橋タマヱさん(101、岡山)は15歳でブラジルに渡り、ポ語より日本語が得意。「今でもサンパウロ 新聞を読むのが日課」だという。また「日本が恋しくないですか」と問うと、「ブラジルのほうが暖かくて住みやすいし帰りたいとは思わない」と答え、食べ物 については「100年たてば日本料理でもブラジルの料理でもどっちでもよくなる」と笑って返事した。
なお日本における同表彰対象者は9月1日現在で2万8169人(厚生労働省発表)。海外在留邦人の同表彰対象者は57人(在聖日本国総領事発表)で、海外在留邦人の半数以上が同館管内での表彰者となった。
管内表彰者33人は次の通り(敬称略)。
【本人出席表彰者】
小 橋タマヱ(101、岡山)、松村ヒサエ(101、宮崎)、伊藤古とみ(100、広島)、二神房江(100、愛媛)、佐野常男(100、三重)、金城ツル (100、沖縄)、岡崎絹恵(100、広島)、田鍋義美(100、高知)、青木しな(99、山口)、梶山サチコ(99、山口)、池森敏子(99、広島)、 相原ハル(99、福島)。
【表彰者】
佐藤政子(102、青森)、中川トシヱ(101、広島)、壁谷雪枝(100、愛知)、山本文 (100、石川)、内木フミ(100、岐阜)、森田千鶴子(100、静岡)、齊尾なつ(100、鳥取)、竹原庄一(100、和歌山)、徳田時光(100、 鹿児島)、金子光子(100、神奈川)、佐々木正二(100、愛知)、野キヨ(99、北海道)、渡部經子(100、北海道)、千葉フミ子(100、北海 道)、瀬尾数一(99、兵庫)、小谷初子(99、大阪)、木庭タズエ(99、熊本)、大城平吉(99、沖縄)、西原チヨ(99、香川)、伊豆見サチ (99、沖縄)、仲宗根キヨ(99、沖縄)。
2013年11月9日付
