ブラジル熊本県文化交流協会創立55周年記念式典を前日に控えた9日午後7時から、同協会主催の慶祝団一行歓迎夕食会がサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで開かれた。
夕食会には小野泰輔副知事、藤川隆夫県議会議長をはじめとする議員団や上塚周平顕彰イッペイの会(米原尋子会長)、大学コンソーシアム熊本グローバルリーダー育成派遣研修団(岡本悳也代表)ら36人の慶祝団一行と県人関係者ら計約100人が出席した。
上塚周平顕彰イッペイの会の米原会長によると、同会は上塚氏の生家がある城南町で2006年に設立されたという。来伯4回目だという米原会長は上塚周平の墓がある聖州プロミッソンを訪問し、長年にわたって上塚氏の墓守をしている安永忠邦さん家族を訪問した。また、18年の移民110周年に向けて「上塚家の人びと(仮題)」の書籍を発行する予定だそうだ。
一方、熊本大学、熊本学園大学、九州ルーテル大学3校の学生10人で構成される大学コンソーシアム熊本グローバルリーダー育成派遣研修団は、今回が初めての来伯。熊本学園大学学長でもある岡本代表は、熊本大学を中心にこれまで約30年にわたってブラジルからの県費留学生を受け入れてきたとし、今回は同県内に14ある国立・私立大学から推薦された学生が約1週間にわたってブラジル国内を視察することを説明した。
メンバーの一人である大場哲平さん(25)は熊本大学大学院で公共政策について学んでいると語り、「ブラジルと日本の経済関係をはじめ、急成長したブラジルの現状を良いところだけでなく、ひずみの部分も見てみたい」と意欲を見せていた。
歓迎会では田呂丸哲次同協会会長、小野副知事がそれぞれあいさつ。元県人会長の柳森優氏(92)が乾杯の音頭を取り、出席者たちは互いの交流を深めていた。
2013年11月19日付
