平成25年度兵庫県若手地域農業リーダー海外派遣団(佐藤彰浩団長)13人が11月15日~26日、パラナ州を中心に滞在し、日系人との親睦や現地学生との交流、農業視察といったさまざまな研修を行った。
同事業は今年で36回目を数え、今年度の13人を合わせると累計で505人となった。今年度は同県立農業大学校1人、同県立農業高校2人、篠山東雲高校1人、但馬農業高校2人、播磨農業高校2人、有馬高校2人、氷上高校1人の学生が参加した。
ブラジル滞在中、一行はサンパウロ(聖)州マリリア市で日系コーヒー園、牧場、養鶏場、ゴム園等を視察。パラナ州アプカラーナ市で地元高校生との交流後、マリンガ市で日系人宅にホームステイしながら同市役所・大学訪問や駒形農場を見学。そのほか、クリチバ市やイグアスの滝の観光地の視察等を行った。
25日午後7時には、聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテル内レストランで兵庫県人会(尾西貞夫会長)役員との懇談会が行われた。あいさつで尾西会長が2015年に同県人会創立55年記念事業、パラナ州と兵庫県の姉妹都市提携45周年を記念した行事と記念誌を発行することを提案し、「日本に帰ったら今までの派遣団にもお手伝いしてもらえるように伝えてほしい」と協力を呼び掛けた。
また同県農政環境部農政企画局農業経営課経営構造係の係長で団長を務めた佐藤氏は「景気が悪く県の予算も削られているが、この研修については一切削られず充実した研修となっている」と県側の事情を説明した。その後、派遣団が自己紹介し、県人会役員らと食事を取りながら交流を楽しんでいた。
「ブラジルのジャングルに自生しているような変わった花を品種改良したい」と目標を語る有馬高校2年の山下舞さん(16)は初めての海外。印象に残った出来事について「アプカラーナの高校生との交流は言葉が通じなくて大変だったけど、楽しかった」と目を輝かせながら取材に答えた。
実家が酒米農家で農業大学2年の西山貴之さん(20)は「畑、農機とにかく規模が大きかった。ホームステイではお世話になった日系人から、今の日本にはない日本文化を学んだ」と研修を振り返った。
一行は26日にブラジルをたちアメリカでの研修後、30日に帰途に就いた。
2013年12月4日付
