06/03/2026

Dia: 6 de janeiro de 2014

ニッケイ新聞 2014年1月4日  大晦日恒例の「第43回餅つき祭り」が今年も聖市リベルダーデ広場で行われ、昨年の約4万人を越える人出で賑わった。リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)、在聖総領事館、文協、援協、県連、商議所、アリアンサの共催。持ち帰り用の紅白餅2万袋に雑煮3千杯、合計約2トンの餅が振る舞われ、茅の輪くぐりにも長蛇の列ができる盛況振りだった。  今年初めてやって来たという戸井田祐寿さん(74、二世)は「いつか来ようと思っていた。人が多くてびっくり。これから雑煮を食べます」と胸を躍らせた。  毎年のように来場しているという間部百合子さん(76、二世)は、「サンシルベストレよりも、こっちを優先しています」と笑顔を見せた。  東洋会館での式典ではACALの網野弥太郎評議員会長が「スポーツの世界で日伯の交流が盛んになることは喜ばしい」とあいさつした。2014年のW杯開催に喜びを表し、「リベルダーデという街がただの観光地ではなく、学生の街としても栄えることを期待している」と語った。  リベルダーデ・ラジオ体操会の婦人らは10年以上も前から手伝いに励む人が多くいるという。「数日前から準備をしてきました。今日は朝6時から袋詰めなどしています。毎年同様の賑わいでうれしいね」と笑顔を見せた。  正午過ぎからは今年もテレビ局「グローボ」の中継も行われ、餅つきの実演や小分けする作業が放送され、年末の雰囲気を盛り上げた。
さらに広げよう交流の輪 謹んで新年のお慶びを申し上げます。 旧年中はいろいろとご支援をいただき、心より感謝申し上げます。 海外最大の日系人集団地であるブラジルで移住106年を迎えました。昨年は戦後移住60周年と、また多くの県人会が記念式典を行い、多くの方々が来伯交流されました。 今年はサッカー・ワールドカップがブラジルの各地で開かれ、世界の国々から多くの人たちが来伯します。また日本からもたくさん来ると思いますが、多くの人たちはサッカーが好きな若者たちですから、これまでと違った交流の輪が作れるのではと期待しています。 また、ワールドカップ期間中に県連の主催するフェスティバル・ド・ジャポンもありますので、日本からの人たちもフェスティバルの会場に足を運んでくれるのではと思います。そして、2016年のリオで開催されるオリンピックと、世界中からブラジルは注目されます。そこでこの地に住む我々日本人、日系人に何ができるかを考え、日本だけでなく世界に交流の輪を広げることが大切です。 ブラジル日本移民の歴史については後世に伝えることは大切ですが、これからの世界、ブラジル社会を考えることも必要です。 もっと大きな視野に立ち物事を考え進め、いろいろな面での交流が疎遠になっていく中、新しい日系社会を形成することが大切で、近年減少傾向にあります留学生・研修員制度の継続、明日を作る青少年の短期訪日交流なども都道府県人会などと共に訴えていきたいと思います。 また、県連では郷土芸能、郷土食の祭典であるフェスティバル・ド・ジャポンを通じて、伝統ある郷土芸能を守って来られた方々、郷土に永く伝わり郷愁を呼ぶ郷土食をブラジルの地に残すことをこれからも深めていきたいと思います。 さらに、県連が25年以上続けている「移民のふるさと巡り」も、以前行ったことのある地域も含め、新しい交流を探したいと思います。 今年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。 2014年1月1日付
ニッケイ新聞 2014年1月3日  新年祝賀会が聖市の文協ビルで1日午前に行われ、200人以上が集まってお正月を祝った。ブラジル日本文化福祉協会、援協、県連、商議所、日伯文化連盟などの共催5団体代表のほか、JICAブラジル事務所、国際交流基金サンパウロ日本文化センターなど多くの来賓が出席した。サッカーW杯で多数の日本人が来伯することが予想され、共に手を取合って日伯交流の機会にすることが誓われた。  文協コーラス部の先導により日伯両国歌斉唱の後、木多喜八郎文協会長が祝辞を述べた。「W杯もあり観光、視察も兼ねてご来伯される方も多いでしょう。新しい日伯の交流親密化に大いに期待しております。変動の多い年となるでしょうが今年も一年、力を合わせてがんばりましょう」とこぶしを握った。  福嶌教輝総領事は「日系社会成功の影には幾多の困難と苦難があり、それらを乗り越えてきた皆さまには、尊敬の念を禁じえません」と述べ、W杯ブラジル大会開催にも触れて「我々はブラジル代表の大躍進を願い、ブラジルの皆さまからは日本チームの決勝トーナメント進出を応援していただきたい。世界中から益々注目を浴びるブラジルと、経済回復をみせる日本の交流が進化するよう、総領事館としても日系社会との関係を一層強固なものとし、今まで以上にオールジャパンで活動していく所存です」と力強く語った。  園田昭憲県連会長による万歳三唱、コーラス部先導による「一月一日」の合唱で式典を締めくくり、大サロンに会場を移して祝賀パーティーが催された。  毎年参加するという下田和子さん(75、愛知)は「大晦日の餅つき大会も行きました。日本と変わりない雰囲気を味わえてうれしい」と笑顔を見せた。子供移民ゆえに「大昔は日本のものは何もなかったけど、今は多くのものが手に入る。でも日本へ帰った人も多くいて、中国人が売っていたりするけど」と感慨深げに語った。  斉藤尋子さん(89、東京)は娘の藤川静枝さん(58、二世)と来席。「娘や友達にも会える良い機会になっています」と話し、「こういう席に参加して、日本の正月の雰囲気を忘れないようにしないと」と笑いを誘った。静枝さんは静岡へデカセギ中で2年に1回のペースで帰伯しており、「日本の寒い正月より、〃暑い正月〃の方が好きです」と当地での年明けを喜んだ。
ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)は8日、サンパウロ(聖)市パカエンブー区の同会館で正午過ぎから忘年会を開催した。 小森広相談役が乾杯の音頭を取り、集まった約30人の参加者らはそれぞれが持ち寄った料理に舌鼓を打ちながら本年を振り返り、歓談を楽しんだ。 今月4~6日にフォス・ド・イグアスで開催された国際獣疫事務局(OIE)のセミナーに参加するため来伯していた鹿児島大学共同獣医学部の高瀬公三学部長、宮本篤副学長も、本人の強い希望で聖市に滞在して同県人会との交流を図り、忘年会にも参加した。宮本副学長は、「近年、外国に目を向ける若者が少なくなっていると感じる。今後も鹿児島大学とブラジルの交流を促進し、国際感覚を身に付けた人材育成ができれば」と展望を語った。 10月20日、聖州議会で県人会創立100周年式典を成功させた園田会長は本紙の取材に対し、「これからの100年に向かって何をすべきか考えなければいけない時。ただ、1世紀という節目を大きな問題もなく会員、役員一同で乗り越えたことはまた、歴史の一つでもある」と感慨深げに答えた。 また、次期会長として推薦されている松村滋樹副会長は「県人会としての一大イベントを経験し、今までになく母県とのつながり、会員同士のつながりが深まったと思う。初めて三人展の企画運営を行い、困難もあったが勉強になった」と節目の年を振り返った。 2013年12月27日付
 今年の第16回県連日本祭りは10万5000レアルの黒字であることが発表されたが、来年イミグランテス展示場で開催した場合の試算が約25万レアルの赤字であることが算出されている。  こうしたことを受け、来年度の日本祭りについてイミグランテス展示場での開催継続が厳しく、会場を変更する考えや一時は「中止してはどうか」との意見も出されていた。  しかし、10月の代表者会議で第17回日本祭りの開催の是非を問う多数決が行われ、「サンパウロ州政府からの予算が出れば、多少の赤字覚悟で来年も開催する」ことで決定。来年のテーマが「三方良し」に決まったことが発表されたほか、各県人会のスタンド代を2000レアルに値上げすることが提案され、承認された。  来年は6月~7月のサッカー・ワールドカップ開催と10月に統一選挙が行われるため、日系議員からのイメンダ・パラメンタル(議員割り当て金)が見込みにくい中、「日本祭りがなくなると日系社会のまとまりがなくなるのでは」と危機感を抱いた在サンパウロ総領事館が来年は正式に後援団体に名を連ねることも決定したが、その一方で県連執行部はスポンサー企業の獲得に苦労している状態だ。 2013年12月28日付
 7月にサンパウロ市リベルダーデ広場を中心に開かれた第35回七夕祭りで、毎年共催してきた宮城県人会(中沢宏一会長)が参加せず、ACAL(リベルダーデ文化福祉協会、池崎博文会長)が単独で開催した。  「騒動を起こしたくない」(中沢会長)ために七夕祭りの本場である宮城県人会が引いた形だが、その背景には、昨年の経費支払いを巡る問題のほか、以前からの両団体間での確執などがあった。  宮城県仙台市伝統の七夕祭りは「サンパウロ仙台七夕祭り」として、日系社会をはじめサンパウロ市の公式カレンダーにも入るなど定着しており、過去34回は毎年竹の手配・運搬と飾り付けを宮城県人会が担当し、宣伝・広報関係等をACALが行ってきた。  しかし、2007年にACALの池崎会長が「七夕祭り」を商標登録したことなどを巡って、両団体の確執が広がった。その後、和解策として09年6月にACALの「七夕祭り」商標登録を認め、宮城県人会は「いつでもどこでも七夕祭りを開催できる権利を有する」契約書を両団体の間で交わしたという。そのため、ここ3年ほどは両団体は表面的には協力姿勢を見せ、共催の形で同祭を実施してきた。  今年10月には宮城県人会が臨時総会を開き、(1)07~09年、ACALによる七夕祭の商標登録と七夕契約書の締結(2)09~12年の共同計算の清算拒否の問題(3)13年、宮城県人会の七夕祭不参加とACALの単独開催、の3点を挙げるなど、来年の共同開催に向けての問題提起と方針について発表した。 2013年12月28日付
 日系6団体、被災県県人会共催の東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要及び追悼式典が3月に行われ、法要と式典に出席した福島・岩手両県で被災した高校生たちが被災地の現状を訴えた。  会場では、震災で犠牲となった約1万8500人(行方不明者約2700人を含む)の冥福と被災地の一日も早い復興が祈られたが、わずかに約200人が出席したのみで、寂しい法要となった。高校生平和大使としてブラジルを訪問し、自ら被災した福島県南相馬市出身の高野桜さん(18、小高工業高校3年)と岩手県陸前高田市出身の佐々木沙耶さん(18、高田高校3年)の2人も登壇して焼香を行った。  高野さんは、現在も家族が離れ離れになって避難生活を強いられ、震災から2年たった今でも「毎日、不安におびえて生活している」ことを説明。「日本国内では福島は復興が進んでいると言われていますが、いまだに家に帰ることもできず、復興には全然向かっていません。国内でも『放射能を持ってくるな』と偏見を持たれている中、私たちが元気で頑張っていることを皆さんに知ってもらいたい」と強調した。  佐々木さんは陸前高田市にあった自宅が津波に流され、現在も大船渡市の仮設住宅に住んでいる。「今まで経験したことのない地震の揺れの後、30分ほどして地鳴りがしたかと思うと、津波が近くまで来てぎりぎりのところで逃げることができました。運良く家族は無事だったですが、自宅が無くなりました。世界に日本の復興のニュースが流れていますが風評被害もあり、復興ができているとはとても思えません。ブラジルの皆様の温かいお気持ちには感謝しています。これからも私たちのことを忘れないでください」と被災地の実情を訴えた。 2013年12月28日付
 第二次世界大戦後の1953年に日本人移住制度が再開されて今年で60周年を迎えることを記念した「戦後移住60周年記念式典(川合昭実行委員長)」が7月、フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り、主催=ブラジル日本都道府県人会連合会)の会場であるサンパウロ(聖)市イミグランテス展示場内イペー講演会場で開催され、日本移民を受け入れたブラジルへの感謝が示された。  同式典の趣旨は、戦後にブラジルの発展に貢献した日系団体・企業の表彰で、各分野から36代表が聖州議会から表彰を受けた。会場には、ブラジル日系議員、日本政府関係者、日系団体関係者、一般を含めて400人以上が参加し、60年の節目を祝福した。  各来賓のあいさつでは、戦後移住者がブラジルの発展に貢献したことをたたえる内容が目立った。その中で東日本大震災被災地を代表して出席した若生正博宮城県副知事が復興の状況を説明した上で、「県人会、日系団体、そしてブラジルの国民から支援を得ました。これは長年築き上げた日本人に対する厚い信頼があってこそ。被災地を代表して心から感謝を申し上げます」と参加者に礼を述べた。  また、在ベレン日本国総領事館(沼田行雄総領事)と汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)共催、北伯県人会協会(北県協、山本陽三会長)後援の第26回日本週間が9月中旬、パラー州ベレン市内の同日伯協会で開催され、メーン行事となった記念式典と盆踊り大会に2日間合わせて約3500人が詰め掛け、熱気溢れるイベントとなった。  今年の日本週間はブラジル日本移民105周年、アマゾン日本移民入植84周年、アマゾン戦後移民60周年、日伯協会創立55周年も記念して行われ、北県協傘下県人会による食の屋台(バラッカ)と各種日本文化イベント及び展示が来場者の興味を引いていた。 2013年12月28日付
【7月】第35回七夕祭りで、毎年共催してきた宮城県人会(中沢宏一会長)が参加せず、ACAL(リベルダーデ文化福祉協会、池崎博文会長)が単独で開催。その背景には、昨年の経費支払いを巡る問題のほか、以前からの両団体間での確執などがある。 県連(園田昭憲会長)主催第16回日本祭りが開催され、主催者発表によると約18万人が来場。歌手のマルシアさんが凱旋(がいせん)公演を行い、同祭に花を添えた。 「東北被災者招へい交流事業」により来伯した被災者3人(岩手、宮城、福島各県からの推薦)が、「大震災から2年余、伝えておきたいこと」と題して講演。被災地の実情を訴えた。「戦後移住60周年記念式典(川合昭実行委員長)」が日本祭り会場で開催され、ブラジルの発展に貢献した日系団体・企業など各分野36代表が聖州議会から表彰を受けた。 ビトリア日系協会(中村英樹会長)創立30周年記念式典がエスピリト・サント州の州都ビトリア市の同会館で開催。30年の歩みを振り返る映像の上映、日本語学校生徒たちによる子供コーラスや朗読の発表も行われ、節目の年を機会に次世代への引き継ぎが期待されている。 【8月】聖南西文化体育連合(山村敏明会長)主催の聖南西教育研究会創立30周年記念式典が聖州ピエダーデ市の同文協会館で開催され、聖南西地区の日本語学校教師に記念品が贈呈された。 8月は各県人会創立年の節目のピークとなり、同月だけで愛知、山梨、香川、三重、岩手、高知、岐阜と7県人会の式典が開催。その中でも三重県は鈴木英敬知事自ら「三重プロモーション」を実施、同県への積極的な観光誘致を行った。 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)傘下で初となるSUS(統一医療保健システム)病院が聖州サンミゲル・アルカンジョ市内に完成した。 100年史編纂委員会が計5巻の100年史の制作を終え、約6万レアルの黒字最終決算をもって解散した。 岐阜県人移住100周年、岐阜県人会(山田彦次会長)創立75周年記念式典出席で来伯した高原剛副知事一行が聖州グァラレマ市にある「岐阜県村」の桜高森植民地を県関係者として約30年ぶりに訪問した。 ベレン市近郊にある「アマゾン群馬の森」の創立15周年記念式典が同地で実施。群馬県からの7人の慶祝団を含め約40人が出席した。 【9月】岸田文雄外務大臣がブラジルを訪問。ブラジリアでの外相会談で外交・公用査証(ビザ)免除措置に係る書簡の署名が交わされたほか、聖市ではイビラプエラ公園内の慰霊碑参拝や日系団体主催懇談歓迎会にも出席した。 (株)イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF、アントニオ猪木会長)主催の「ジャングルファイト10周年記念大会」が開催されたが、今年7月に参議院議員に当選した猪木会長が多忙のため出席できなかった。 アマゾン日本移民入植84周年、アマゾン戦後移民60周年、日伯協会創立55周年を記念した第26回日本週間がパラー州ベレン市内の同日伯協会で開催され、メーン行事となった記念式典と盆踊り大会に2日合わせて約3500人が詰め掛けた。 【10月】サンパウロ総合大学日本文化研究所に寄贈されていた故斉藤広志氏の貴重な自筆のフィールド・ノートや蔵書がゴミとして廃棄されかけ、同研究所の責任問題に発展しかけた。 今年で第40回の節目を迎えた県連(園田昭憲会長)主催の移民のふるさと巡り旅行でドミニカ共和国を訪問。「カリブの楽園」と言われながら当初の募集要項とは違う土地に入植させられ、日本政府を相手に裁判問題にまで発展した同地の日本人入植者たちの思いを共有した。 【11月】2011年10月から本紙と協力協定を結んでいる新潟日報社(本社・新潟市、高橋道映社長)による「新潟日報フェアinサンパウロ」が新潟県人会館で開催され、昭和時代の同社紙面パネル展示や講演会などが行われた。 第43回山本喜誉司賞受賞の授賞式が行われ、新宅義美氏(76、2世)、松原宗文氏(75、2世)、岡島博氏(72、群馬)、堀田ワルテル幸夫氏(50、2世)の4人に記念プレートと記念品が手渡された。...
ブラジル日本移民105周年、戦後移民60周年の節目の年を迎えた2013年。来年のサッカー・ワールドカップ、16年のリオ五輪開催を前に経済及び交流活動の盛り上がりも注目されるブラジルで、日系社会では今年もさまざまな出来事があった。 【1月】ジャパニーズ・ダンス・カンパニー優美(ゆうび、花柳寿美富浩代表)と太鼓集団・喜楽(きらく、佐藤勇人代表)による初の大規模合同ショーが、サンパウロ(聖)市の文協大講堂で開催され、1200人収容できる会場はほぼ満席となった。 聖州コチア市にある姉妹都市・高知県いの町との友好公園内の茶室が火災によりほぼ全焼となる事件が発生し、放火の疑いが持たれた。また、翌2月には同園内に設置されていた故下元健吉元コチア産組専務理事の胸像が盗難被害に遭っていたことも判明。数年前から道路拡張のために公園移転の話も上がっていたとし、政治絡みによる嫌がらせの疑いも浮上した。 【2月】他国での日本大使館新設のため在べレン日本国総領事館を廃館し、「出張駐在官事務所」に置き換える方針が日本政府からパラー州のベレン日系社会に通達。地元日系社会での廃館反対運動や麻生太郎副総理への直接陳情などをした結果、6月には世界で唯一の「領事館」としての存続が決定。「総領事は不在」ながら、領事業務などはこれまで通り継続されることになった。 【3月】日系6団体、被災県県人会共催の東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要及び追悼式典が行われ、法要と式典に出席した福島・岩手両県で被災した高校生たちが被災地の現状を訴えた。 昨年のロンドン五輪柔道女子63キロ級で日本代表として銅メダルを獲得した上野順恵(よしえ)選手(29、北海道、三井住友海上所属)が、2月末から9月までの約半年間にわたってブラジルに滞在した。 ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)でイビラプエラ公園内の「日本館」修復工事事前調査のため、岐阜県から(株)中島工務店の中島紀于代表取締役と従業員が来伯。一行は7月に再来伯して工事を完了させ、10月には1年半ぶりに日本館が再開した。 (株)大塚商会の大塚実名誉会長個人からブラジル日本文化福祉協会への1億円寄付金贈呈式が東京都のブラジル大使館で行われ、木多喜八郎会長に目録が渡された。文協では1億円の有効利用を明言し、国士舘スポーツセンターや文協ビル改修費用に充てることを発表した。 【4月】海外日系人協会、サンパウロ新聞社、NPOチャレンジブラジルの共催で「ブラジル移住者里帰り訪日団」(比良一郎団長)旅行が実施された。一行33人は東京都内を観光したり、海外日系人協会での歓迎レセプションなどに出席。同訪日団は、36年前に本紙社会部記者として研修した経験がある竹内運輸工業の竹内政司社長が「コロニアへの恩返し」の気持ちで資金提供したことにより実現した。 リベイロン・ピーレス市にある「グループ民舞皿踊り」(川添博代表)創立20周年記念式典が開催。主要メンバーの世代交代により20周年を節目に解散する意見もあったが、メンバーやOBから継続してほしいとの声が多く、活動を続けていくことになった。 リベルダーデ文化福祉協会会長の池崎博文氏が、ニッケイパレスホテルを買収したことが明らかになった。池崎氏の買収の背景には「日系社会の原点であるリベルダーデのシンボルとも呼べるホテルを無くしてはいけない」という強い危機感があったと明かした。 創業45年の歴史を誇り、これまで各日系団体の記念史や会報など約1000点に及ぶ出版業務を行ってきたトッパン・プレス印刷出版有限会社(奥山啓次社長)が、自主廃業することを明らかにした。 第144回文協評議員会が開かれ、理事会選挙では単一シャッパの承認により木多喜八郎氏の3期目続投が決定した。 【5月】藤間流日本舞踊藤之会(藤間芳翁理事長)のファビアナ・サンシェスさん(45)が、非日系人として初めて同会師範の認定を受けた。アマゾナス州ウルクリツーバ郡ツピナンバラ島に住んでいた丸山芳次さん(73、新潟)が、自宅に押し入った3人組の強盗グループに頭部を強打されマナウス市内病院で死亡。またパラー州ベレン市でも、アマゾンカントリーゴルフクラブ支配人の黒木修さん(68、宮崎)が殺害された。 独立行政法人海洋研究開発機構は1月から11月までの間、生命の限界に迫る世界一周航海「QUELLE2013」のプロジェクトの一環で4月下旬からブラジル沖3海域で深海調査を実施。5月下旬にはサントス港に停泊した同機構支援船「よこすか」と有人潜水調査船「しんかい6500」が報道関係者に公開された。 【6月】兵庫県神戸市にある(財)日伯協会の理事長が西村正氏(75)から三野哲治氏(67)に交代。同センター理事長は長年、川崎重工関係者が務めてきたが、今回初めて住友ゴム会長が就任した。 ピラール・ド・スール日伯文化体育協会(南満会長)創立60周年記念式典と第35回敬老会が同文協会館で開催され、熱心な日本語教育活動と「果物の里」として知られる同地の節目の年を祝った。...