7月にサンパウロ市リベルダーデ広場を中心に開かれた第35回七夕祭りで、毎年共催してきた宮城県人会(中沢宏一会長)が参加せず、ACAL(リベルダーデ文化福祉協会、池崎博文会長)が単独で開催した。
「騒動を起こしたくない」(中沢会長)ために七夕祭りの本場である宮城県人会が引いた形だが、その背景には、昨年の経費支払いを巡る問題のほか、以前からの両団体間での確執などがあった。
宮城県仙台市伝統の七夕祭りは「サンパウロ仙台七夕祭り」として、日系社会をはじめサンパウロ市の公式カレンダーにも入るなど定着しており、過去34回は毎年竹の手配・運搬と飾り付けを宮城県人会が担当し、宣伝・広報関係等をACALが行ってきた。
しかし、2007年にACALの池崎会長が「七夕祭り」を商標登録したことなどを巡って、両団体の確執が広がった。その後、和解策として09年6月にACALの「七夕祭り」商標登録を認め、宮城県人会は「いつでもどこでも七夕祭りを開催できる権利を有する」契約書を両団体の間で交わしたという。そのため、ここ3年ほどは両団体は表面的には協力姿勢を見せ、共催の形で同祭を実施してきた。
今年10月には宮城県人会が臨時総会を開き、(1)07~09年、ACALによる七夕祭の商標登録と七夕契約書の締結(2)09~12年の共同計算の清算拒否の問題(3)13年、宮城県人会の七夕祭不参加とACALの単独開催、の3点を挙げるなど、来年の共同開催に向けての問題提起と方針について発表した。
2013年12月28日付
