開園20周年記念式典に200人 援協傘下施設であるスザノ・イペランジアホーム(中田和夫運営委員長)のダリア園開園20周年記念式典が、15日午前11時からサンパウロ(聖)州スザノ市ビラ・イペランジア区の同園内で行われ、援協関係者を中心に約200人が参加した。来賓には多くの日系議員や日系団体各代表をはじめ、同園に球根を寄贈して以降交流のある山形県東置賜郡川西町から原田俊二町長ら3人も、この日の式典に合わせて日本から駆け付けた。現在同園は67種類約3000本が管理されている「南米一のダリア園」として同園入居者はもちろん、毎年3月に開催の「ダリア祭り」で多くの来場者を楽しませている。 式典の来賓には安部順二、大田ケイコ両連邦下議、羽藤ジョージ聖州議、徳澄パウロ文雄スザノ市長、安斉クラウジオ同市議、原田川西町町長、齋藤修一同町議会議長、小形崇洋同町まちつくり課主任、木多喜八郎文協会長、福嶌教輝在聖日本国総領事館総領事、押切壮フラビオ伯国山形県人会会長、刈谷秀幸汎スザノ文化体育農事協会会長らが出席した。 冒頭のあいさつで中田運営委員長は「開園20周年を迎えられたのは、日ごろから皆さんにイペランジアホームをご支援していただいたたまもの。これからも南米一のダリア園と言われるよう努力していきたい」と抱負を述べた。 続いて菊地義治援協会長が、川西町から3人が式典に出席したことに感謝し、「ダリアという素晴らしい日伯交流の花がブラジルに咲きました。これからもお互いの町が成長していくように、支援していきたい」と述べた。 原田川西町町長は「援協はもちろん、スザノ市側からも温かい歓迎を受け、今日をきっかけに新しい友好関係が高まることをお互いに確認した。ダリアの栽培は難しいが、皆さんの熱意とダリアに懸ける思いがあって、20年を迎えることができた」と感激した様子で、各出席者から寄せられた感謝の声に応えた。 各来賓の祝辞後の表彰式では、ダリアを同園に持ち込んだ川西町出身の藤倉恵三さん(82)、開園当初からダリアの植え付けを指導している農業技師の武吉七郎さん(81、高知)、ダリア園管理者の奥野弘さん(76、2世)、原田川西町町長、日本財団に対して援協から記念プレートが授与された。 その後、記念撮影、乾杯と続き、昼食の部では、メーンステージ場で福博青年太鼓、スザノ・プリマべーラコーラスによる歌が披露されるなど、参加者が食事を取る中、開園記念を祝福した。 表彰された奥野さんは、「今年の管理は暑さのせいで特に大変だった。年1回のダリア祭りで多くの人に見てもらうのを目標に管理しています」と栽培の苦労を説明。同じく表彰された藤倉さんは「故郷のダリアをブラジルで見るたびに故郷に帰った気持ちになります。これからは、これぞ本物と言えるダリアを咲かす努力が必要」とそれぞれ取材に答えた。 今年のダリア祭りは3月9日、16日に開催される。現在ダリアは三分咲きの状態。 2014年2月18日付
