日系団体共催による三輪昭在ブラジル日本国全権大使の送別会が、24日午後7時30分からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室で開催され、日系団体代表者ら約150人が出席した。
貴賓室壇上には日系議員と日系5団体各代表、このみ大使夫人、山田彰外務相中南米局長、福嶌教輝在サンパウロ日本国総領事が並んだ。
日伯両国歌斉唱後、日系団体を代表して木多喜八郎文協会長があいさつし「4年間、大変お世話になりました。今後ますますのご活躍を私ども日系団体一同、心からお祈りします」と述べ、特に記憶に残っている出来事として「東日本大震災の支援金活動をサンパウロ州知事公邸で開催した際、わざわざブラジリアからお越し下さったことで、日伯関係の強いきずなを結んだ」と印象を語った。
その後、感謝状を日系団体と日系議員連盟が三輪大使に贈呈し、日系団体を代表して中谷アンセルモ氏日伯文化連盟理事長(ポ語)、藤井晋介商工会議所会頭(日語)、議員連盟を代表して安部順二連邦下議がそれぞれ感謝状を読み上げた。また日系団体からは画家の半田知雄氏の作品が三輪大使に贈られた。
あいさつに立った三輪大使は「慣れ親しんだ文協での別れの言葉が私の最後の仕事となりました」と話を切り出し、在任中の出来事について「東日本大震災では日系人はもちろん、日系人以外の方からも温かい支援をいただいたことが強く心に残っている」とし、日伯社会保障協定、商用ビザ発効が実現したことなどを挙げ、「やり残した仕事はあるが、後任にしっかり引き継がせたい。査証(ビザ)の問題については日系団体からの要望を受けて、岸田外務大臣が努力していますので今しばらくお待ちください」と出席者に伝えた。
同会後は、菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取って食事会へと続き、三輪大使を囲みながら雑談し出席者たちは別れを惜しんでいた。
出席したサンタ・カタリーナ州のラーモス移住地文協の本多泉美会長は、昨年11月に三輪大使が同移住地を公式訪問したことについて触れ、「移住地を訪れて、ラーモスを気に入ってくれていただけに大使が代わられるのは残念。でも、次の大使にもラーモスのことをしっかり引き継いでくれると思う」と心境を述べた。
なお、三輪大使の後任には中国公使、南部アジア部長、2012年9月から国際協力局長を務めた梅田邦夫氏(59、広島)が就任する。
2014年2月26日付
