【既報関連】東日本大震災3周忌追悼式が11日午後2時から、サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fa gundes, 152)で行われる。主催の福島、宮城、岩手3県人会会長が案内のため本紙を訪問。「東日本大震災から3年の間、ブラジル国、日系社会から物心両面のご支援が贈られ、被災地の復興にエールをいただいている」と話し、来場を呼び掛けた。 式では各県知事から復興状況の報告がビデオメッセージとして上映されるほか、サンパウロ州技術研究所防災研究員による講演会を実施。ブラジル国防災局からアドリアーノ・ペレイラ・ジュニオール氏も出席する予定となっている。 2014年3月8日付
Dia: 10 de março de 2014
「日本人の価値観を誇りに」 在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)公邸で2月25日、「日系市長と若手日系リーダーとの交流会」が行われた。総領事館が主導して、日系市長を集めた交流会を開催するのは初めて。文協青年部、ABEUNI(サンパウロ大学生援護連盟)、ASEBEX(日本留学生研修員ブラジルOB会)、伯日青年会議所(JCI)、インテル・カイカンから参加した約40人の若手は市長たちの熱のこもった講演に耳を傾け、質疑応答では積極的に意見交換していた。 冒頭、福嶌総領事はサンパウロ(聖)州にいる日系市長19人のうち14人が出席したことに謝意を表し、来伯中の山田彰外務省中南米局長は「中南米に親日家が多いのは、日系コミュニティーの存在によるところが大きい」とあいさつした。 安部順二連邦下議、西本エリオ聖州議員、木多喜八郎文協会長、羽藤ジョージ聖州議員の来賓あいさつに続き、スザノ市長のトクズミ・エリオ氏とノボ・オリゾンテ市長のトヨタ・トシオ氏が基調講演。「日本人の顔であること、日系人であることは時に政治に不利になることもあるが、日本人の価値観を誇りに思い、ブラジルに還元し、後世に伝えていきたい」など、日系人の政治家ならではの講演を行った。 その後の質疑応答では、日系団体の役員を務めてから政治の世界に入ったアンドラジーナ市長のオノ・アキオ氏に、「日系団体にいたことが政治に役 立ったか」との質問があり、同氏は「大農場主や会社を持っている人が市長を務めるケースが多いが、私はそうではなかった。お金がなくても当選できたのは、 日系団体の支援のお陰」と答えた。 また「NPOなどの第3セクターは市の援助を受けられないのはなぜか」という若手の質問に対し、「市長として支援したけれど、予算が限られていて監査も厳しいためそこまでの余裕がない」と答えるなど、現実的な議論もなされた。 ポンペイア市のヤスダ・オスカル市長は「私たち日系市長が一堂に会することはなかったため、非常によい機会だった」と話し、「私たちの町は小さく、年に1 度小学校を訪問し、10歳の子どもたちとやりとりすることはあるが、今回のように青年と意見交換をすることはあまりなかった。政治に関心を持ってもらいた い」と語った。 若手の代表として参加したJCI会長のスドウ・マルコス氏は「政治家は汚職のイメージがあったが、どのような問題を抱えているか実体験を聞けてよかった」と感想を述べた。 2014年3月7日付
在サンパウロ(聖)日本国総領事館(福嶌教輝総領事)は平成25(2013)年度在外公館長表彰伝達・祝賀式を2月27日午後3時から、聖市モルンビー区の同公邸で開催した。今年度受賞したのは小原明子さん(78、東京)、城田志津子さん(77、北海道)とサンパウロ大学生援護連盟(ABEUNI、大橋栄児代表)の2個人1団体。当日は日系5団体各代表や受章者の家族、友人ら合わせて約40人が祝福に訪れ、福嶌総領事から受賞者・団体代表に賞状が手渡された。 表彰受賞者の経歴は次の通り。 ◆小原明子さん聖州ミランドポリス市、弓場農場(コムニダーデ・ユバ協会)在住の舞踏家。1961年に来伯して以来、農業に従事するかたわら、弓場バレエ団を指導。舞踏家(バレリーナ)として舞台に立つ一方、現在は後継者育成に力を注いでいる。78年の日本移民70周年を記念した日本公演、97年の聖市イビラプエラ体育館で天皇皇后両陛下を迎えて実施された歓迎式典などに同バレエ団の一員として参加。2008年にはユバ協会がブラジル文化省から「マシャード・デ・アシス記念文化功労章(文化功労賞)」を受賞し、リオ市立劇場で行われた授賞式には受賞者を代表して参加。勲章を受け取っている。 ◆城田志津子さんマット・グロッソ・ド・スル州ドウラードス日本語モデル校校長。1971年、共栄移住地に設立された「共 栄日本語学校」で語学教師に就任して以来の43年間、一貫して地域の日本語と日本文化普及を無償で務める。「日本語教師合同研修会」の発起人でもあり、独 自の日本語能力試験の対策の教授法、教材、評価方式の開発に尽力。また日本語普及センター(現・ブラジル日本語センター)の教科書編集委員会の地域委員も 長きにわたって務めた。 ◆ABEUNI前身はポ語を解さない移住者を救済すべく日 系医学生たちによって設立された日伯慈善協会で、84年に現団体となり今年で創設30周年を迎える。公益団体として今までに多くの慈善活動を行い、のべ参 加人数は2000人に達する。現在の会員は約200人で、その8割が日系人で構成。活動としては年に約4回、貧困地域を対象に歯科検診、健康診断、予防衛 生関連講習会、家計簿講習会等を慈善で行っている。 福嶌総領事から受賞者・団体に表彰状を伝達。続いて各氏が感謝のあいさつを述べた。 小原さんは「ブラジルに渡り52年、舞踊と共に生きてきましたが、これは豊かで大らかなブラジルの国、そしていつもわたくしを励まし、応援してくださるみ なさまのおかげだと感謝しております。これからも許される限り舞踊とともに生きていきたい」と述べ、自身の作品「よろこびの歌」のセリフを語り、感謝を伝 えた。 城田さんは「この賞は南北マット・グロッソのすべての人たち、そして日本語を学ぶ生徒への励ましの言葉としてあり がたくお受けいたしました。ドウラードスの子供たちと向き合い、天候に左右され農作物に一喜一憂し、移民、開拓者として小原さんと同じく人生を歩んでき...
ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)は2月27日、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビルで2月度代表者会議を開いた。 1月度の事業局報告と会計報告、前回議事録質疑の後、山田康夫実行委員長より、第17回日本祭りの資金集めについての報告があった。 山田氏は、現状では開催にあたり25万レアルの赤字が見込まれるが、日系民間企業からの寄付金の集まりは思わしくないと説明。今後スポンサーを積極的に募りながら、人件費などの経費削減により、県連会員全員の努力で22万レアル以下の赤字に抑えるとする方向性を確認した。 続いて、本橋幹久副会長より各種報告後、14日から17日まで実施される第41回移民のふるさと巡りについての説明があった。今回はサンパウロ州内のタウバテ、ビンダモニャンガバ、カラガタツーバ、サンセバスチャンを訪問する。 また第42回は9月26日~10月1日にペルーの訪問が予定されており、本橋氏は「ペルーとブラジルの移民の違いを比較できるのが楽しみ」と語った。希望者はマチュピチュ観光もできる。 引き続き、役員改選が行われる27日の県連総会について、園田会長より発表があった。シャッパ(候補者連記名簿)の締切りは14日午後5時。当日は選挙管理委員は立ち会わず、県連事務局が受理する。総会は文協ビル5階で開催され、投票権は各県人会長のみ。委任状があれば副会長も可能。総会終了後は新年会(参加費1人50レアル)を催す。 このほか、今年度より新会長となった長崎県人会の栗崎邦彦氏、宮崎県人会の高橋久子氏、神奈川文化援護協会の白又タカノリ氏が紹介され、それぞれ所信を述べた。 最後に、長野県人会元会長の北澤重喜氏が2月22日に逝去したことが報告された。同氏が栽培する野沢菜で作る漬物は有名で、日本祭でも毎年販売され好評を博していた。 2014年3月6日付
ニッケイ新聞 2014年3月8日 東日本大震災3周忌追悼が11日午後2時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で、岩手、宮城、福島の3県人会共催で開かれる。 被災者へ黙祷が捧げられ、各県知事から復興状況の報告、サンパウロ州技術研究所防災研究員による防災についての講演会がある。 千田曠曉(岩手)、中沢宏一(宮城)、永山八郎(福島)の3会長が来社し、「復興にはまだまだ時間がかかる。今年は復興加速年にしたい。現地の状況を知る機会にもなる」と式への参加を呼びかけた。
ニッケイ新聞 2014年3月6日 岩手、宮城、福島の3県人会共催による東日本大震災3周忌追悼式が3月11日午後2時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われる。各県知事からの復興状況の報告のほか、サンパウロ州技術研究所防災研究員による防災についての講演会がある。
ニッケイ新聞 2014年3月6日 「平成25年在外公館長表彰伝達および祝賀式」が27日午後、総領事公邸で開かれた。今年はサンパウロ大学生援護連盟(ABEUNI)、弓場農場の舞踏家・小原明子さん、ドウラードス日本語モデル校の城田志津子校長の1団体2人が表彰された。受賞者の友人や家族および園田昭憲・県連会長、天野一郎・商議所副会頭、中谷アンセルモ・日伯文化連盟理事長ら来賓など約40人が出席し、受賞者の功労をたたえた。 小原さん(78、東京)は1961年、当時恋人だった彫刻家の小原久雄さんと共に渡伯し、弓場農場に腰をすえた。渡伯とともに立ち上げた弓場バレエ団は、11年に50周年をむかえた。恒例の年末公演には州内外、国外からも観客が訪れる。「舞踊と共に生きてきた。豊かで大らかなブラジルと、いつも励ましてくれる皆さんのお陰」と小原さんは感謝し、「許される限り、私は舞踊と共に生きて行きたい」と宣言。足は少し不自由ながら、よく通る声と凛とした表情で「喜びのうた」を暗唱し、会場に静かな感動を呼んだ。城田さん(77、北海道)は71年、共栄移住地に創立された「共栄日本語学校」で教壇に立って以来、43年間日語教育に携わる。「日本語教師合同研修会」を立ち上げたほか、ブラジル日本語センターの教科書編集委員の地方委員をつとめるなど、当地日語普及に大きく寄与した。日語モデル校では和太鼓、折り紙講座を実施、日本文化資料の貸し出しも行うなど、地域の日本文化発信センターの役割も果たしている。「身に余る光栄。南北マット・グロッソ州すべての人と生徒への励ましの言葉と受け止めたい」と、一言ひとことをかみ締めるように感謝を述べた。また本紙の取材に対し、モデル校が設立当初、デカセギブームで学習者が急激に減少する危機に陥ったことを振り返り、「あの時はよく切り抜けられたと思う。人の支えほど強いものはない」と語った。ABEUNIからは、大橋栄児会長(29、二世)が代表して表彰状を受け取った。大橋さんは「日本人は移民してとても苦労したが、尊敬や勤勉など日本の価値観を子孫に伝えた。ABEUNIは、こうした価値観を今もブラジル社会に伝えている」と挨拶。同団体はポ語の不得手な移住者を支援すべく日系医学生が立ち上げた「日伯慈善協会」を、1984年に発展的に改組した公益団体で、今年で30年目を迎える。年4回貧しい地域に現役、もしくは在学中の看護士と歯科医師を派遣し、歯科検診や予防衛生講習会などを実施している。これまで約2千人がボランティアに従事した。大橋さんは本紙の取材に対し、「今は7、8割程度が日系人だが、段々非日系も増えている。初めてもらった賞に皆とても喜んでいる」と喜びを語った。
