ニッケイ新聞 2014年3月11日 ブラジル高知県人会(片山アルナルド会長)が2日、聖市内の同会館で『第60回定期総会』を開いた。この日の参加者は30人ほどで先没者に対する1分間の黙祷が捧げられた後、総会が開始された。 今年は役員改選の年で片山会長が3期目続投となった。片山会長は、「長い気もするが、選ばれたからには頑張る。土佐祭りの他にも新しい交流の形を作りたい」と抱負を述べた。 また「高知県は地産外商政策によって県を盛り上げようと頑張っている。ブラジルでも高知産の柚子は人気があり、物産イベントではすぐに売り切れる。輸入や販売の手助けを通じて高知県の振興に一役買いたい。高知県とも連携が取れており実現は近い」と新しい交流の形を示した。 新役員として注目されているのが第四副会長の武田アウグスト氏。武田副会長は今年で40歳。土佐祭り運営の中心人物だ。本業は弁護士だが2003年の県費研修では、広告会社でイベントマーケティングを学んだ。武田副会長は「土佐祭りの規模をもっと大きくしたい。その為に実行委員を設置してしっかりとした基盤を作りたい。61周年を記念して第三回土佐祭りを行いたい」と県人会活動への積極的な姿勢を見せた。 13年度決算報告では、収入が18万2194レアルだったのに対し、支出が20万3894レと、単年度で見ると約2万レの赤字だったが繰越金があったために14年に2万4786レが残された。 大崎康夫第一会計は「60年祭と土佐祭りで収入もあったが、会館の修繕費で支出もかさんだ」と説明。14年度予算は17万9286レを見込む。こちらも単年度では約1千レの赤字が出る模様。 今年の県費研修生に宇都宮あゆみ・ミレイネさん(23)が決定したことも発表され、同時に来年度の研修生募集が開始された。 16日には焼きそば祭りが同会館で開催される。片山会長は「メインの焼きそばの他にも陶器や野菜の販売、ビンゴ大会、カラオケなどもあるのでぜひ来て欲しい」とアピールした。同会館はW杯期間中の旅行者受け入れにも対応し、20人の受け入れ態勢があることを示した。過去にも高知県の農業高校生を受け入れた事があり、60周年を機に修繕されインターネットも整備されている。 【大耳小耳】 高知県地産外商公社が3月2日、特設サイトにて「カツオ人間・ザ・ムービー『はりまや橋であいましょう』」の第1話を公開した(全5話)。2話以降も毎週日曜に公開される。1人の女性とカツオ人間の恋を通じ高知の名所名産をPRする。尾﨑正直知事は経済状況を「全国の中でも群を抜いた厳しさ。地産地消を徹底し、外に打って出る必要がある」としている。片山会長の目指す新しい交流が母県を救う!?(www.marugotokochi.com/katsuoningen)
Mês: março 2014
【既報関連】東日本大震災3周忌追悼式が11日午後2時から、サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fa gundes, 152)で行われる。主催の福島、宮城、岩手3県人会会長が案内のため本紙を訪問。「東日本大震災から3年の間、ブラジル国、日系社会から物心両面のご支援が贈られ、被災地の復興にエールをいただいている」と話し、来場を呼び掛けた。 式では各県知事から復興状況の報告がビデオメッセージとして上映されるほか、サンパウロ州技術研究所防災研究員による講演会を実施。ブラジル国防災局からアドリアーノ・ペレイラ・ジュニオール氏も出席する予定となっている。 2014年3月8日付
「日本人の価値観を誇りに」 在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)公邸で2月25日、「日系市長と若手日系リーダーとの交流会」が行われた。総領事館が主導して、日系市長を集めた交流会を開催するのは初めて。文協青年部、ABEUNI(サンパウロ大学生援護連盟)、ASEBEX(日本留学生研修員ブラジルOB会)、伯日青年会議所(JCI)、インテル・カイカンから参加した約40人の若手は市長たちの熱のこもった講演に耳を傾け、質疑応答では積極的に意見交換していた。 冒頭、福嶌総領事はサンパウロ(聖)州にいる日系市長19人のうち14人が出席したことに謝意を表し、来伯中の山田彰外務省中南米局長は「中南米に親日家が多いのは、日系コミュニティーの存在によるところが大きい」とあいさつした。 安部順二連邦下議、西本エリオ聖州議員、木多喜八郎文協会長、羽藤ジョージ聖州議員の来賓あいさつに続き、スザノ市長のトクズミ・エリオ氏とノボ・オリゾンテ市長のトヨタ・トシオ氏が基調講演。「日本人の顔であること、日系人であることは時に政治に不利になることもあるが、日本人の価値観を誇りに思い、ブラジルに還元し、後世に伝えていきたい」など、日系人の政治家ならではの講演を行った。 その後の質疑応答では、日系団体の役員を務めてから政治の世界に入ったアンドラジーナ市長のオノ・アキオ氏に、「日系団体にいたことが政治に役 立ったか」との質問があり、同氏は「大農場主や会社を持っている人が市長を務めるケースが多いが、私はそうではなかった。お金がなくても当選できたのは、 日系団体の支援のお陰」と答えた。 また「NPOなどの第3セクターは市の援助を受けられないのはなぜか」という若手の質問に対し、「市長として支援したけれど、予算が限られていて監査も厳しいためそこまでの余裕がない」と答えるなど、現実的な議論もなされた。 ポンペイア市のヤスダ・オスカル市長は「私たち日系市長が一堂に会することはなかったため、非常によい機会だった」と話し、「私たちの町は小さく、年に1 度小学校を訪問し、10歳の子どもたちとやりとりすることはあるが、今回のように青年と意見交換をすることはあまりなかった。政治に関心を持ってもらいた い」と語った。 若手の代表として参加したJCI会長のスドウ・マルコス氏は「政治家は汚職のイメージがあったが、どのような問題を抱えているか実体験を聞けてよかった」と感想を述べた。 2014年3月7日付
在サンパウロ(聖)日本国総領事館(福嶌教輝総領事)は平成25(2013)年度在外公館長表彰伝達・祝賀式を2月27日午後3時から、聖市モルンビー区の同公邸で開催した。今年度受賞したのは小原明子さん(78、東京)、城田志津子さん(77、北海道)とサンパウロ大学生援護連盟(ABEUNI、大橋栄児代表)の2個人1団体。当日は日系5団体各代表や受章者の家族、友人ら合わせて約40人が祝福に訪れ、福嶌総領事から受賞者・団体代表に賞状が手渡された。 表彰受賞者の経歴は次の通り。 ◆小原明子さん聖州ミランドポリス市、弓場農場(コムニダーデ・ユバ協会)在住の舞踏家。1961年に来伯して以来、農業に従事するかたわら、弓場バレエ団を指導。舞踏家(バレリーナ)として舞台に立つ一方、現在は後継者育成に力を注いでいる。78年の日本移民70周年を記念した日本公演、97年の聖市イビラプエラ体育館で天皇皇后両陛下を迎えて実施された歓迎式典などに同バレエ団の一員として参加。2008年にはユバ協会がブラジル文化省から「マシャード・デ・アシス記念文化功労章(文化功労賞)」を受賞し、リオ市立劇場で行われた授賞式には受賞者を代表して参加。勲章を受け取っている。 ◆城田志津子さんマット・グロッソ・ド・スル州ドウラードス日本語モデル校校長。1971年、共栄移住地に設立された「共 栄日本語学校」で語学教師に就任して以来の43年間、一貫して地域の日本語と日本文化普及を無償で務める。「日本語教師合同研修会」の発起人でもあり、独 自の日本語能力試験の対策の教授法、教材、評価方式の開発に尽力。また日本語普及センター(現・ブラジル日本語センター)の教科書編集委員会の地域委員も 長きにわたって務めた。 ◆ABEUNI前身はポ語を解さない移住者を救済すべく日 系医学生たちによって設立された日伯慈善協会で、84年に現団体となり今年で創設30周年を迎える。公益団体として今までに多くの慈善活動を行い、のべ参 加人数は2000人に達する。現在の会員は約200人で、その8割が日系人で構成。活動としては年に約4回、貧困地域を対象に歯科検診、健康診断、予防衛 生関連講習会、家計簿講習会等を慈善で行っている。 福嶌総領事から受賞者・団体に表彰状を伝達。続いて各氏が感謝のあいさつを述べた。 小原さんは「ブラジルに渡り52年、舞踊と共に生きてきましたが、これは豊かで大らかなブラジルの国、そしていつもわたくしを励まし、応援してくださるみ なさまのおかげだと感謝しております。これからも許される限り舞踊とともに生きていきたい」と述べ、自身の作品「よろこびの歌」のセリフを語り、感謝を伝 えた。 城田さんは「この賞は南北マット・グロッソのすべての人たち、そして日本語を学ぶ生徒への励ましの言葉としてあり がたくお受けいたしました。ドウラードスの子供たちと向き合い、天候に左右され農作物に一喜一憂し、移民、開拓者として小原さんと同じく人生を歩んでき...
ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)は2月27日、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビルで2月度代表者会議を開いた。 1月度の事業局報告と会計報告、前回議事録質疑の後、山田康夫実行委員長より、第17回日本祭りの資金集めについての報告があった。 山田氏は、現状では開催にあたり25万レアルの赤字が見込まれるが、日系民間企業からの寄付金の集まりは思わしくないと説明。今後スポンサーを積極的に募りながら、人件費などの経費削減により、県連会員全員の努力で22万レアル以下の赤字に抑えるとする方向性を確認した。 続いて、本橋幹久副会長より各種報告後、14日から17日まで実施される第41回移民のふるさと巡りについての説明があった。今回はサンパウロ州内のタウバテ、ビンダモニャンガバ、カラガタツーバ、サンセバスチャンを訪問する。 また第42回は9月26日~10月1日にペルーの訪問が予定されており、本橋氏は「ペルーとブラジルの移民の違いを比較できるのが楽しみ」と語った。希望者はマチュピチュ観光もできる。 引き続き、役員改選が行われる27日の県連総会について、園田会長より発表があった。シャッパ(候補者連記名簿)の締切りは14日午後5時。当日は選挙管理委員は立ち会わず、県連事務局が受理する。総会は文協ビル5階で開催され、投票権は各県人会長のみ。委任状があれば副会長も可能。総会終了後は新年会(参加費1人50レアル)を催す。 このほか、今年度より新会長となった長崎県人会の栗崎邦彦氏、宮崎県人会の高橋久子氏、神奈川文化援護協会の白又タカノリ氏が紹介され、それぞれ所信を述べた。 最後に、長野県人会元会長の北澤重喜氏が2月22日に逝去したことが報告された。同氏が栽培する野沢菜で作る漬物は有名で、日本祭でも毎年販売され好評を博していた。 2014年3月6日付
ニッケイ新聞 2014年3月8日 東日本大震災3周忌追悼が11日午後2時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で、岩手、宮城、福島の3県人会共催で開かれる。 被災者へ黙祷が捧げられ、各県知事から復興状況の報告、サンパウロ州技術研究所防災研究員による防災についての講演会がある。 千田曠曉(岩手)、中沢宏一(宮城)、永山八郎(福島)の3会長が来社し、「復興にはまだまだ時間がかかる。今年は復興加速年にしたい。現地の状況を知る機会にもなる」と式への参加を呼びかけた。
ニッケイ新聞 2014年3月6日 岩手、宮城、福島の3県人会共催による東日本大震災3周忌追悼式が3月11日午後2時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われる。各県知事からの復興状況の報告のほか、サンパウロ州技術研究所防災研究員による防災についての講演会がある。
ニッケイ新聞 2014年3月6日 「平成25年在外公館長表彰伝達および祝賀式」が27日午後、総領事公邸で開かれた。今年はサンパウロ大学生援護連盟(ABEUNI)、弓場農場の舞踏家・小原明子さん、ドウラードス日本語モデル校の城田志津子校長の1団体2人が表彰された。受賞者の友人や家族および園田昭憲・県連会長、天野一郎・商議所副会頭、中谷アンセルモ・日伯文化連盟理事長ら来賓など約40人が出席し、受賞者の功労をたたえた。 小原さん(78、東京)は1961年、当時恋人だった彫刻家の小原久雄さんと共に渡伯し、弓場農場に腰をすえた。渡伯とともに立ち上げた弓場バレエ団は、11年に50周年をむかえた。恒例の年末公演には州内外、国外からも観客が訪れる。「舞踊と共に生きてきた。豊かで大らかなブラジルと、いつも励ましてくれる皆さんのお陰」と小原さんは感謝し、「許される限り、私は舞踊と共に生きて行きたい」と宣言。足は少し不自由ながら、よく通る声と凛とした表情で「喜びのうた」を暗唱し、会場に静かな感動を呼んだ。城田さん(77、北海道)は71年、共栄移住地に創立された「共栄日本語学校」で教壇に立って以来、43年間日語教育に携わる。「日本語教師合同研修会」を立ち上げたほか、ブラジル日本語センターの教科書編集委員の地方委員をつとめるなど、当地日語普及に大きく寄与した。日語モデル校では和太鼓、折り紙講座を実施、日本文化資料の貸し出しも行うなど、地域の日本文化発信センターの役割も果たしている。「身に余る光栄。南北マット・グロッソ州すべての人と生徒への励ましの言葉と受け止めたい」と、一言ひとことをかみ締めるように感謝を述べた。また本紙の取材に対し、モデル校が設立当初、デカセギブームで学習者が急激に減少する危機に陥ったことを振り返り、「あの時はよく切り抜けられたと思う。人の支えほど強いものはない」と語った。ABEUNIからは、大橋栄児会長(29、二世)が代表して表彰状を受け取った。大橋さんは「日本人は移民してとても苦労したが、尊敬や勤勉など日本の価値観を子孫に伝えた。ABEUNIは、こうした価値観を今もブラジル社会に伝えている」と挨拶。同団体はポ語の不得手な移住者を支援すべく日系医学生が立ち上げた「日伯慈善協会」を、1984年に発展的に改組した公益団体で、今年で30年目を迎える。年4回貧しい地域に現役、もしくは在学中の看護士と歯科医師を派遣し、歯科検診や予防衛生講習会などを実施している。これまで約2千人がボランティアに従事した。大橋さんは本紙の取材に対し、「今は7、8割程度が日系人だが、段々非日系も増えている。初めてもらった賞に皆とても喜んでいる」と喜びを語った。
Para Akira Miwa, país deve solucionar problemas internos para crescer ainda mais “O que posso concluir, depois...
「ブラジルワールドカップ日本人訪問者サンパウロ支援委員会」(木多喜八郎委員長)の合同記者会見が2月28日午前、サンパウロ(聖)市の文協ビルで開かれ、同委員会を構成する日系主要5団体のトップが運営の目的や各団体の役割分担、具体的な活動内容について報告した。 同委員会は「ブラジル日本文化福祉協会(文協、木多喜八郎会長)」「サンパウロ日伯援護協会(援協、菊地義治会長)」「ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)」「ブラジル日本商工会議所(商工会、藤井晋介会頭」「日伯文化連盟(アリアンサ、中谷アンセルモ理事長)」で組織され、在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)の協力のもとで運営される。 同委員会について木多委員長は「数千人と予想される日本からの観戦者の保護と援助が目的で、総領事館の協力の下、最大限の手助けをしたい。ブラジルの日系社会全体で歓迎し、心に残るいい思い出を持って帰ってほしい」と述べた。 続いて園田氏が、同委員会の活動内容を説明。3~7月にウェブサイトやソーシャルネットワーク「Facebook」の専用ページを開設し、緊急時に必要な情報や、生活に役立つ情報を提供する。各団体の役割は、文協が、ブラジルの文化広報、援協が、けがや病気の際の病院紹介や緊急時の治療活動、県連は緊急時の宿泊施設の提供、アリアンサは通訳の提供、商工会が後方支援をすることだ。 今回発足した委員会で重要なのは、あくまでボランティア活動であること。来伯する観戦者は、ブラジルのどこにいても、緊急時の対応はまず総領事館に求めることが大前提にあり、それでもなお、急を要する援助が必要な日本人のために、サンパウロ限定で日系社会が最大限の支援を行うのが基本スタンスだ。 県連は、ウェブサイト上で緊急時の宿泊可能人数を掲載し、予想を上回る希望者が出た場合は、先着順で場を提供。援協はブラジル各地方の現地の病院で、面倒な手続きなしで、サインで診察できるよう専用のカードを配布することを決めている。 限られた予算での運営であるため、民間企業に一口600レアルでスポンサーになるよう要請しているが、状況は芳しくなく、商工会も積極的に募る働きかけは予定していない。 ウェブサイト上には24時間体制の緊急連絡先も掲載するが、人的に対応できる範囲は限られているため、まずは総領事館への連絡を推奨する。 また日本代表の予選開催地であるレシフェ、ナタル、クイアバの日系人コミュニティーとの連携は、現在は予定されていない。 同委員会のウェブサイト=(www.bunkyo. org.br/ja-JP/worldcup)、Facebookアカウント=(www.facebook.com/worldcup.brazil.nikkey) 【コラム】 モザイク ブラジルワールドカップ日本人訪問者サンパウロ支援委員会の設立は、ブラジル日系社会が持つ、困った人を助ける精神を日本人に示せる、とてもよい試みだと思う。しかし、「あくまでボランティアで、できる範囲のことしかできない」という主張は正論だが、仮にFacebookなどで情報が拡散し、来伯する観戦者の間で同委員会が知られる存在になった場合、来伯する日本人からの見え方は、同委員会の方針と温度差が生まれるだろう。「困ったら同胞が必ず助けてくれる。だからブラジルは安心だ」と考えて全面的に頼ろうとする人が想定以上にいたらどうするのか。彼らを裏切らないためにも、ウェブサイトのトップ画面では、「できること」と、「それ以上のことは絶対にできない」スタンスを明確にし、まずは総領事館に助けを求めるよう、はっきりとした導線作りが必要だろう。 【コラム】...
1月16日に91歳で亡くなった小野田寛郎氏(元陸軍少尉)の「お別れ会ミサ」が12日午前11時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のサンゴンサロ教会(Praca Dr. Joao Mendes,108)で行われる。日系団体、日本の小野田自然塾などの団体、個人が共催する。 小野田氏は1974年、フィリピンのルバング島から終戦後29年経って帰還し、日本への帰国の半年後に次兄のいるブラジルに移住。マット・グロッソ・ド・スル州で小野田牧場を経営し、ブラジルとブラジル日系社会の存在を日本に幅広く知らしめた。 その功績をたたえ、日本の靖国神社「啓照館」で行われるお別れ会と同日に、同氏を偲びミサを行う。会場のサンゴンサロ教会は、76年に町枝夫人と挙式をした場所でもある。 木原好規和歌山県人会会長は同県出身の小野田氏について、「とても律儀な人。県人会館への出入りは一度もなかったが、牧場を経営している間ずっと会費を払い、しかも日本へ帰国後も牧場の責任者を伝って、会費を納め続けてくれた」と同氏のエピソードを語った。 共催団体は次の通り。ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、日伯文化連盟、和歌山県人会、兵庫県人会、日本会議、南米通信社、財団法人小野田塾、小野田町枝、フォーラム・インターナショナル、サンパウロ新聞、ニッケイ新聞。 2014年3月4日付
【既報関連】在伯島根県人会(足立操会長)主催の「第1回島根県日伯児童交流絵画展」が2月21日から23日まで、サンパウロ(聖)市プラッサ・ダ・アルボレー区の同県人会館で行われた。同会としては初めての試み。島根県庁の資金面での支援と聖州教育局の協賛のもと開催された。 初日午後8時から行われたオープニング・セレモニーには、来賓として国際交流基金の深野昭所長、JICAサンパウロ長谷川辰雄ボランティア班長、聖日本人学校から村石好男校長らが出席し、関係者を合わせて約50人の来場があった。あいさつでは足立会長、来賓および、今回の絵画展を企画した石川セルジオ同県人会副会長が開催の趣旨と経緯を説明した。 会場には島根県の母衣(ほろ)小学校、本庄小学校、鰐淵(わにぶち)小学校の児童が「自然」「環境」「地球の持続性」をテーマに描いた絵画100点余りが展示され、来場者は作品の一つ一つに熱心に見入っていた。 22、23日も多くの人が訪れたという。足立会長は「1世移住者が年々減少し、県人会の活動が徐々に沈滞化していく中、今回の試みは今後の県人会活動の活性化への新たな曙光。継続的、かつ積極的に推進していきたい」と期待を表した。 2014年3月4日付
会員増加の取り組み求める声も ブラジル沖縄県人会(AOKB)及びブラジル沖縄文化センター(CCOB)の第77回定期総会が、2月23日午前10時(第2次招集)からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同県人会館内サロンで開かれ、会員ら約80人が出席した。田場ジョルジ会長は諸事情で欠席したものの、総会は問題なく進行し、各種審議事項が承認された。また、移民100周年を記念して準備されてきた「写真で見る沖縄県人移民100年の歴史」の発刊が4月末に予定されているとし、5年の歳月をかけた集大成が完成することも発表された。 総会では先亡者への黙とう、2013年度業務報告に続き、13年度会計報告が発表。AOKBは、収入60万2709.08レアル、支出56万8905.42レアルで前年度繰越金(6万1479・92レアル)を合わせた9万5283・58レアルが次年度繰越となった。 CCOBは、収入35万4349.08レアル、支出37万3102.16レアルで、前年度繰越金(2万7002.05レアル)を合わせた8248.98レアルが計上された。 質疑応答では、前会長の与那嶺真次氏が、ブラジル沖縄協会からの寄付金54万1000円(1万2334.80レアル)について、沖縄文化センター内資料館のカメラやパソコン機材を購入することを目的に寄付されたもので、県人会ではなくセンターの会計に入れるべきではとの意見が述べられた。 このことについて、島袋栄喜副会長は「寄付されたお金でセンター内資料館の機材は購入するが、寄付をもらったのはあくまで県人会」として、県人会の会計で処理することを説明した。 昼食を挟んで午後からは、14年度行事・事業計画案が発表。田場会長が昨年度から寄付やリッファ(協力券)に頼らない方向性を打ち出したため、ビンゴ、資 金カンパ芸能祭などを開催する行事案がAOKB及びCCOBの年中行事として一覧表に提示された。また、西本エリオ聖州議の資金援助により、第1回沖縄空 手古武道大会を10月下旬に開催することなども確認された。 しかし、「本部の年中行事とその他の行事は分けたほうがいい」との意見が出され、一覧表に提示されていた九州ブロック運動会、県連日本祭り、資金カンパ芸能祭は年中行事欄から外し、その他の行事として位置付けられた。 14年度予算案は、AOKBが48万5238.58レアル、CCOBが20万レアルが提示された。 評議員名誉会長の山城勇氏は、14年度の予算案で収入の「本部会費」欄で1800人分(年会費1人50レアル)9万レアルとなっていることに「会員数が 年々減っているが、なぜ減っているのかをじっくり考える必要がある」と強調し、県人会の会報「協和(年1回)」が11年度から発行されておらず、その予算 が計上されていないことを指摘。「会員を増やすためには、本部が何をやっているのかを会報を通じて各地の会員に知らせることが大切」と述べ、会報発行の重 要性を訴えた。 08年の移民100周年を記念して5年の歳月をかけて準備されてきた「写真で見る沖縄県人移民100年の 歴史」について、編纂委員長の宮城あきら氏が説明。製作費の13万レアルはすべて西本聖州議が議員割当金で資金援助してくれるとし、「5年もかかってし...
Publicado em Sexta, 28 Fevereiro 2014 14:56Escrito por Célia Abe Oi Na noite do último dia 24...
ニッケイ新聞 2014年3月1日 日系社会を代表する5団体と在聖総領事館が手を結んで1月に立ち上げた「ブラジルワールドカップ日本人訪問者サンパウロ支援委員会」が28日午前11時、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会(文協)で会見し、設立の目的を発表し、公式サイト(www.bunkyo.org.br/ja-JP/worldcup)を公開した。 同委員会の会長には木多喜八郎文協会長、副会長にはサンパウロ日伯援護協会の菊地義治会長、ブラジル日本都道府県人会連合会の園田昭憲会長、ブラジル日本商工会議所の藤井晋介会頭、日伯文化連盟(アリアンサ)の中谷アンセルモ理事長が就任している。在サンパウロ総領事館の福嶌教輝総領事が顧問となり、会見に列席した。 木多氏は「来伯者の保護、援護が目的。公式サイトを通じ、治安状況などの情報提供をする」と概要を述べ、園田氏は「邦人保護の総領事館を中心に文協は広報、援協は医療、県連は宿泊、アリアンサは通訳、商議所は後方支援と、得意な役割を分担して支援をしたい」と加えた。 文協サイト内に前記の特設ページがすでに公開されており、交流サイト「Facebook」のアカウント(www.facebook.com/worldcup.brazil.nikkey)も作成済み。日本人向けであるため、サイトは大半が日本語となっており、前述の役割分担に沿うよう各団体のサイトへリンクが張られている他、関連施設の地図や試合日程・結果、無料wifiスポットも案内している。 総領事館、援協は24時間体制で電話等の窓口を設け緊急時に対応する方針。援協は緊急連絡先が記載された名刺カードを500枚用意する予定で、菊地氏は「各日系団体や店舗、訪問者個人に配布する」とした。 各会館に雑魚寝となる宿泊に関しては、宮城(40人)、秋田(30~40人)、福島(10人)が場所を開放する予定。範疇を越えた場合に対し、園田氏は「あくまで緊急であり、先着順にならざるを得ない。未知数な部分まで対応は難しい」と強調した。 実際の試合会場となるレシフェ、ナタル、クイアバ3都市の日系団体との連携について質問をすると、「5団体の能力は限られる」と前置きし「各地の日系団体から要請があればサンパウロの文協が検討する」と前向きでない姿勢を示した。各地から資金難が叫ばれている件を藤井会頭に問うと、「結局のところ各企業の判断に委ねられる」と語り、一括した窓口を作って地方を支援する形の運営費捻出に難色を見せた。
ニッケイ新聞 2014年3月1日 ブラジル沖縄県人会・沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)の定期総会が、23日午前10時から聖市の県人会大サロンで行われ約80人が参加した。体調不良で欠席した田場会長の代理を務めた島袋栄喜第一副会長は「今までは芸能行事に力を入れていたが、もっと若者を呼び込むスポーツやバイレを積極的に開催したい。本部に青年部を作り、企業家から体験談を聞く機会を作るなどの取り組みもしていきたい」と意気込んだ。 13年業務校報告に続いて目差(めざし)ジョン理事から会計報告があった。県人会収入は60万2709レアルで、支出は56万8905レ、12年度の残りを合わせて9万5283レが14年度に繰り越され、拍手で承認された。うち那覇のブラジル沖縄協会からの寄付金54万余円が同文化センター史料館の映像機材購入に充てられる件も説明された。同文化センターは収入35万4349レ、支出37万3102レと赤字会計だったが、12年度の残金があったので8千レ余りが繰り越された。育英基金の決算報告も行われ承認された。 午後から与儀昭雄さんが議長となり、14年行事予定が発表された。従来の13年中行事に加え、逼迫した会計を助けるためにビンゴが4月6日、バイレが11月22日、資金支援の芸能祭が7月20日、若者を取り込むための第1回沖縄空手古武道演武会が10月26日に組み込まれ、承認された。加えて各支部行事や野村流音楽協会60周年(8月3日)、カンポ・グランデ式典(8月)、ボリビア移民60周年(8月16、17日)など周年行事も続々と予定されている。 14年の県人会予算案は収入48万5283レ、支出41万レ、15年への繰越金7万5283レ、同文化センターは収入支出とも20万レで承認された。新定款による14~15年評議員(正45人、補15人)が選任された。来年の理事会は、この評議員と44支部長が指名する。 また、宮城あきらさんからは5年越しで編纂作業を進めてきた100周年記念『写真で見る沖縄県人移民の歴史』が、4月30日に刊行予定であることが報告された。県人から寄せられた2800枚の写真から厳選された1100枚が掲載され、その中には神戸港での笠戸丸など貴重な未発表写真も多く含まれていることが発表され、午後4時頃終了した。
ニッケイ新聞 2014年2月28日 島根県人会(足立操会長)主催の『島根サンパウロ児童絵画交流展』が22、23の両日、同県人会館で開かれた。島根県が支援、サンパウロ州教育局が協賛した。 21日にあった開会式には、国際交流基金の深野昭所長、サンパウロ日本人学校の村石好男校長らが出席。企画した同県人会のセルジオ石川副会長が開催の趣旨と経緯を述べた。 母衣、本庄、鰐淵小学校の児童が自然と環境と地球の持続性をテーマに描いた絵画、100点余りが展示され、来場者らは熱心に見入っていた。 足立操会長は、「県人会の活動が徐々に沈滞化していく中、活性化への新たな曙光。続けていきたい」と決意を述べた。
Publicado em Sexta, 28 Fevereiro 2014 19:10Escrito por Célia Abe Oi Está no ar, desde este dia...
