ニュース動画を見るにはこちらクリック:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140301/k10015631491000.html ことし6月からブラジルで開催されるサッカーのワールドカップに訪れる日本人観光客のために最大の都市、サンパウロの日系人団体が支援委員会を発足させ、救急施設の情報や緊急の際の宿泊場所の提供などを行うことになりました。 支援委員会はサンパウロにあるブラジル日本文化福祉協会など日系の5つの団体が発足させ、28日、現地で記者会見を開きました。 委員会の木多喜八郎会長は「日本からの訪問者にブラジルへのすばらしいイメージを持って帰ってもらえるよう日系人団体としてできる支援をしたい」と述べました。 委員会は、ワールドカップの観戦に訪れる日本人観光客にサンパウロの観光や日本語が通じる医療機関などの情報を特設のホームページやフェイスブックを通じて紹介する予定です。 また、緊急時には現地の総領事館と連携して、救急施設の情報を提供したり宿泊先が見つからない人のために地元の施設を開放して、宿泊できるようにしたりすることにしています。 さらに委員会では今後、日本代表の試合が行われるレシフェ、ナタル、クイアバの3つの地域の日系人団体とも連携をとり、会場周辺の情報も提供していきたいとしています。
Mês: março 2014
ニッケイ新聞 2014年2月28日 聖州パラナパネマ市の中川アントニオ市長は「私は選挙で選ばれていないし、政治家の経歴もゼロだった」と語って聴衆を驚かせ、「副市長としてシャッパに入った。だが当選した市長が、天文学的な借金を市が抱えているのと、市長の給与の安さに驚き、辞任してしまった。それで私がやらざるを得なくなった。可能な限り出費を削減し立て直した」という、前任者の後始末から始まった苦汁の出発を語った。 またポンペイア市のヤスダ・オスカル市長も「選挙の当初、世論調査で僕に投票すると答えたのは2%しかいなかった。でも約7千軒の家のドアを全て叩き、僕の考えを説明した。JACTOの存在感は大きく、19年間、西村農学校で教諭をした経歴、日系人の顔がその状況を覆させた」と振りかえった。 三世で47歳の若さで2期目を務める樋口市長は「事件や問題は〃連邦〃では起きない。常に市が現場だ。どんな問題もまず市役所に持ち込まれ、ここから州や連邦に上げられる」と市政の難しさを滔々と説いた。 メンサロン事件など汚職が蔓延する政界の現状を青年から指摘され、樋口市長は「ブラジル社会は現在、誰を信じていいか分からないぐらい暗いトンネルの中にある。その先にようやく信じられそうな政治家がでてきた。それが日系人に期待されている役割だ。真面目さ、誠実さを発揮することで市民からの期待に応え、この国を良くすることができる」と想いを込めて訴えた。 加えて榎本市長は「汚職は政界だけでなく、全ての社会階級に蔓延している。現実を知り、我々はもっとインテリジェンチになる必要がある」とし、ただ真面目なだけでなく、不正や汚職と立向うための知恵を編み出す必要を訴えた。さらに「僕らのそんな経験を伝え、青年の政治への関心を高めるこのような機会は素晴らしい。これからもできる限り参加したい」と述べ、総領事館の先導を称賛した。 中川市長は日系子孫の立場から「伯国は我々の親を受け入れてくれた素晴らしい国。それを少し良くするために我々は役立たなくてはならない」と青年に語りかけた。 安部順二連邦下議や羽藤ジョージ州議に加え、西本エリオ州議もマイクを握り、「我々が親から受け継いだ誠実や真面目さを、もっと社会に普及することが最も必要とされている。ここに並ぶ日系市長は、周りに良い刺激を与える模範だ。私が初めて会う青年リーダーがここにたくさんいる。革命的に新しい関係を促す交流会だ」と高く評価した。 青年文協の西村リカルドさんは「ただ話してお終いではいけない。行動が大事。これを起点にして、全ての日系団体が力を合わさるような取り組みをするべき」と呼びかけた。予定時間を大幅に超過して3時間も交流した。(終わり、深沢正雪記者)
ブラジル三重県人会の2014年度定期総会が、23日午前10時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同会館で開催され、会員ら約60人が出席した。 同会では、昨年度の事業報告、決算報告と今年度の事業計画や予算案が報告され、昨年度は純益で2万2000レアルの黒字を計上したと発表された。 また現会長の前田ネルソン氏が2期を務め満期となるため、新会長を選任する予定だったが延期し、別途臨時総会を設けて改めて決定することが決まった。 延期の理由は、3人いた選挙管理委員(選管)のうち、渡部一誠氏が総会直前に辞任。選挙における現行の定款では、選管が2人になった場合の会長選挙の可否を明記しておらず、総会内での決定が見送られた。 下川孝氏と大谷パウロ氏を会長候補とした二つのシャッパが提出されているが、次回の会長選定の臨時総会までに定款を見直し、一つの統一シャパを擁立して会員に発表するという。 同会終了後は新年会が行われ、会員たちが親睦を深めた。 2014年2月28日付
安全性と品質が魅力 兵庫県漁業協同組合連合会(山田隆義代表理事会長)から突々淳(とっとつ・きよし)参事(55)、多田義治顧問(70)、小林豊弘のり海藻事業本部次長、株式会社グローバル事業開発研究所の中野正也代表取締役(58)が17日より来伯し、ブラジルでの兵庫県産海苔(のり)の販売調査を行った。 同会が最初にブラジルで海苔の販売を検討したのは4年前。農林水産省から委託され、三菱総合研究所と組んで市場調査をしたところ、ブラジルでは中国産海苔が市場の95%を占め、残り5%は韓国産という結果が出た。中国産の海苔は、パッケージを日本産であるかのように見せた商品がほとんどだという。 中国産が選ばれる理由は価格の安さだったが、ブラジルが高級品への志向が高いことに着目し、同会は最高級の海苔で調査。高評価ではあったが、最終的にブラジルの消費者の元に届く値段が日本の4倍まで跳ね上がるため、すぐに事業化するのは難しく、また品質と同時に価格も調整しなければならないという結論が出た。 そして現在、中国産海苔の価格が4年前の倍に上昇したのに対し、日本産海苔は低下。価格差が縮まったことで、同会は本格的にブラジルへの輸出を再検討した。 販売する海苔には、焼き海苔と味付け海苔の2種類があり、焼き、味付けの加工済のものを日本からブラジルへ輸出する従来の販売方法に加え、日本から原料を輸出し、ブラジルで生産する方法も検討。飲食店や流通業者にも相談し、可能性を探った。 結果的には1年後のブラジルの景気が読めないことなどから、伯国で加工するための工場を建てるのは時期尚早と判断。日本で加工した海苔を輸出するところからテストすると決定した。 またブラジルでは、巻きずしなどで食べる焼き海苔は浸透しているが、味付け海苔はほとんど知られておらず、滞在中、どのような味が好まれるかの試食調査も行った。味は4種類で、日本で最も一般的な砂糖しょうゆ味、ブラジル用に開発した甘い味付け海苔、わさび味、塩味を試し、砂糖しょうゆ味とわさび味の評判が良かったという。 同会は「今なら価格的に戦える。海苔は非日系人にも浸透しており、事業として日本産海苔を普及させたい」と意気込み、日本産海苔の魅力は「安全性と品質。また中国産は噛み切れないという課題があるようなので、日本産のパリパリとした海苔は喜ばれるはず」と語った。 また同会は直近のめどとして、「中国産より1、2割高いくらいの価格設定で、できるだけ早く見積もりとサンプルを出し、年内には動けるようにしたい」と話し、「ゆくゆくは原料をブラジルへ送って加工するようにしたい。そうなれば産業、雇用の創出にもつながる。また、日本で販売されているおにぎりのように、フィルムに入れてパリパリ感を保つ加工などもできるようになれば」と展望を語った。 2014年2月28日付
青葉健康生活協会(中沢宏一会長)主催の3月度青葉祭りが1日と15日、サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fagundes, 152)で開催される。開催時間は午前7時から午後3時ごろまで。 同祭では、ADESC(農協婦人部連合会)による恒例の手作り加工食品のほか、イビウーナやカッポン・ボニート地方の有機野菜、各出店者の薬草、クエン酸、餅などが販売される。 また、会館3階の食事処では1日は天ぷらうどん、はらこ飯、冷やし中華、餅料理各種、15日は、はらこ飯、ニシン定食、イカ定食、冷やし中華が用意される。 また同祭では、兵庫県漁業協同組合連合会(山田隆義代表理事会長)が日本から持参した海苔(のり)約200帖(1帖10枚入り)も販売される。1帖18レアルで、2帖まとめて買えば35レアルとなる。 詳細は宮城県人会(電話11・3209・3265)まで。 2014年2月28日付
ニッケイ新聞 2014年2月27日 在ブラジル日本国大使館の三輪昭特命全権大使の送別会が24日夜、文協ビル貴賓室で開かれた。日系34団体の共催。大使の節目に政府関係者や、日本から外務省の山田彰中南米局長など、約150人が駆け付けた。2010年の10月に着任、今月26日に任期を終え帰国した。 日伯両国歌斉唱後、共催団体を代表して木多喜八郎文協会長があいさつ。商議所の藤井晋介会頭、アリアンサの中谷アンセルモ理事長が感謝状を、太田慶子、安部順二両連邦下議らが記念プレートを贈呈した。主要日系5団体からも記念品が贈られ、花束が手渡された。 三輪大使は「大統領の訪日が直前で中止となったことは残念だった。商用ビザの数次化、造船業3社の伯国進出は大変喜ばしい。経済、社会、文化と多方面で貢献できたのでは」と任期を振り返り、「国境なき科学など人的交流がより盛んになるよう願う」と締めくくった。 後任には中国公使、南部アジア部長を歴任した外務省国際協力局長の梅田邦夫氏(59、広島)が決定している。
ニッケイ新聞 2014年2月27日 東京都友会(坂和三郎会長)の『新年会』が先月19日、聖市のニッケイパラセホテルで行われ、会員ら約80人が新年を祝った。 昨年9月に開催が決まった、2020年東京五輪の招致成功祝賀会も兼ねた。会員らは「東京ラプソディ」の合唱に始まり、藤間流師範のファビアナ・サンシェスさんによる「新年祝賀の舞」やカラオケ、ソルテイオなどを楽しんだ。還暦、古希、喜寿、傘寿を迎えた各会員を祝うケーキカットも行われた。 報告のため来社した坂和会長は「新顔が毎年増えて賑やか。都民の結束を強める良い機会になっている。新しい都知事(今月11日に就任した舛添要一氏)にもぜひ私達の活動について知って欲しい」と笑顔で話した。
ニッケイ新聞 2014年2月27日 在サンパウロ総領事館(福嶌教輝総領事)が主催する初めての「日系市長と若手日系リーダーとの交流会」が25日午前、聖市モルンビー区の公邸で実施され、聖州内の19日系市長のうち13人が出席し、アセベックス(留学生研修生OB会)、アベウニ(日系学生医療ボランティア団体)、国際青年会議所(JCI)、インテル・カイカン、文協青年部など若手団体リーダーら30人余りに自らの政治経験を語り、伯国をどう良くするかについて熱い討論を交わした。 丹念に地方移住地を視察して回っている福嶌総領事は冒頭の挨拶で、「各地にたくさんの日系政治家が活躍していることに驚いていた。青年の参加なくしてコムニダーデや地域社会の将来はない。日系政治家の存在は日伯関係において重要」と語り、地域の政治家と青年との交流の意義を説いた。山田彰外務省中南米局長も「各国で日系人の貢献は顕著。日本と各国との絆を強めるためにも、青年の力に期待する」とのべた。 出席者の中で最多の28万市民を抱えるスザノ市のトクズミ・パウロ市長(PSDB)は基調講演で、元々は副市長を3期も務めた重鎮・森和弘に依頼されて地元文協青年部、さらに25歳で市議に推され、副市長、市長になったと経歴の発端を説明した。「日系人口が多いと思われているが実は市の3、4%しかおらず、70%はノルデスチーノ(北東伯人)だ」とし、「でも日本人の顔をしているからこそ市民みんなから信用される」と語った。 先週、麻薬密売人の抗争による殺し合い、その報復でバスなど8台が同市内で焼き討ちされ、全伯的に報道された。「警察は20人捕まえたが、うち14人が未成年ですぐ釈放され、悪の道に戻る。この国では法が機能していない」と渋い表情を浮かべた。市長の足元を掬おうする政敵から70件もの裁判を起こされているが、「ここに並ぶ市長はみな同じ経験をしている。それでも市民の生活を良くするためには立ち向かわなければ」と締めくくった。 ノーヴォ・オリゾンテ市(約4万人)のトヨタ・トシオ市長(PPS)も親が福島県出身と自己紹介して「二世であることに誇りを持っている」と強調し、公教育向上に努力した結果、昨年のベージャ誌で同市は州内最良の公教育機関だと評価されたと報告した。 質疑応答に入り、ペレイラ・バレット市の榎本アルナルド市長(PSDB)は、小野ジャミール市長(アンドラジーナ市)、樋口マルコス市長(ヴァルパライゾ市)、山下ヒロシ市長(ラヴィニア市)と奥ノロエステだけで4人も日系市長がいると胸を張った。 福島県人元会長としても有名な小野市長は、「従来は大農場主か大企業主しか市長に立候補できなかった。僕のような農夫の息子が出馬し、しかも当選するなんて考えられないことだった。奥ノロでは地域住民がみな、あの辺の土地は元々日本人が一生懸命に開拓し、後から大農園主が買い取って牧場にしたと知っている。そんな歴史が刻まれ、地域に根っこがあるから日本人が信用され、わずかな選挙費用で当選できた」と語った。(つづく、深沢正雪記者)
