日系34団体共催による梅田邦夫ブラジル特命全権大使夫妻の歓迎会が、10日午後7時半からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の文協貴賓室で開催された。会場には福嶌教輝在聖総領事、安部順二下議、羽藤ジョージ州議、野村アウレリオ、羽藤ジェオルジ両市議や各日系団体の代表者ら計85人が駆け付け、着任を祝った。
歓迎会でははじめに木多喜八郎文協会長があいさつし、「160万人といわれる日系社会を代表して歓迎する。ブラジルは日本から一番遠い国だがとても親日的。日系社会とのきずなを深めていただきたい」と激励した。
続いて安部下議は、「来年の修好120周年など大事な時期に来られた。日本を代表して日伯の友好を深めてほしい。サッカー好きと聞きうれしく思っており、日本に行ったコリンチャンスはご存じでしょうが、ぜひ(私が応援している)サンパウロFCを応援してほしい」と笑いを誘って歓迎の意を示した。
その後あいさつに立った梅田大使は、「以前からブラジルで働きたいと上司に頼んでいたので就任できてとてもうれしい」と述べた。さらに三つの感謝があるとして「これまで100年以上の歴史の中、尽力されてきた方々によって日本人が厚い信頼を得ていること」「W杯を控え日本からの観光客に向けた支援委員会の立ち上げ等の準備をしてくださっていること」「日本サッカーへ貢献してきてくれたブラジル人や日系人の存在」に対して感謝が述べられた。
閉式後の懇親会では、大使と名刺交換をするための長蛇の列ができていた。
本紙の取材に対し福嶌総領事は「今のブラジルにとって最高の人が来た。大使の人事としては異例の抜擢(ばってき)だが、それは彼の実力と熱意によるもの」と期待を寄せていた。
2014年4月12日付
