ニッケイ新聞 2014年6月12日 愛知、和歌山、大分、長野、滋賀の5県人会合同で行われる第16回屋台祭りが1日、愛知県人会館で開催された。会場には約500人の来場者が訪れ、各県人会自慢の料理を楽しんだ。会場内にはそれぞれのブースが並んで配置され、どこの料理を食べようか迷う程だった。今回で二回目参加となる長野県人会は、試食を繰り返して完成させた「椎茸ご飯」と「焼きそば」を提供した。椎茸ご飯は素朴な味が美味しいと好評だ。高田アルマンド会長は「参加はまだ2回目だが、食で長野の良さを知ってもらいたいので、これからも積極的に参加したい」と語る。毎回200食を売上げる和歌山県人会の「お好み焼き」も、開始早々から大量に皆で手際よく焼き上げていく。「お好み焼きは準備が大変だが、皆で集まって行うので県人会の大切な交流の場。チームワークも良くなって行く」と木原好規会長。県連日本祭りでも長蛇の列が出来る味は、納得の美味しさだ。滋賀県は肉うどんで参加。山田康夫会長は「馴染みの顔に会うのが楽しみ。交流して気楽に出来るのもいい」と参加側ならではの意見を述べた。「一人当りの消費量が日本一」という事で鶏肉をメインに打ち出している大分県人会。「鶏天」「鶏飯」「牛タタキ」は人気の定番メニューだ。夫婦で来場した市川重行(90)、美津子(87)さんは「初めて来たが色んな県の美味しい物が一度に食べられて嬉しい。中でもこの鶏飯と鶏天が一番」と美味しそうにほおばった。伊東信比古理事は「去年よりも人が多いので定着してきたと思う。これからも自分達のこだわりを食べさせたい」と今後の抱負ものぞかせた。会場となった愛知県人会は、名物の味噌を使った「味噌うどん」と「串カツ」を販売。特に串カツは久し振りの提供とあって、お国自慢に力も入る。合同で開催する利点を沢田功会長に聞いてみると、「珍しいものを集めたほうが皆喜ぶ、より多くの集客を目差すため少しずつ参加県も増やして行きたい」との事。さらに「どの県も次の世代を作るのが今の課題。若い人にも手伝ってもらい、各県人会の活性化になれば」と語った。会場では食事の提供の他にビンゴ、カラオケ大会も行われ、終日賑わっていた。なお11月23日にも屋台祭り開催が予定さている。
Dia: 14 de junho de 2014
ニッケイ新聞 2014年6月12日 スポーツ振興を目的に、日系スポーツ界の功労者や優秀な成績を収めた選手らを表彰する『パウリスタ・スポーツ賞』(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)の贈呈式が10日夜、聖市議会貴賓室であった。関係者ら300人がサッカー、野球、ゴルフ、卓球など19競技における計21人の受賞者を称えた。前身のパウリスタ新聞時代に始まり、今回で58回目。 会場は受賞者の家族や関係者など、300人以上で賑わい、追加で椅子が用意されるほど一杯となった。壇上には、野村アウレリオ聖市議はじめ、日系議員、福嶌教輝在聖総領事、日系3団体の代表などが顔を揃えた。受賞者のこれまでの功績が読み上げられ、来賓らから一人一人に記念プラッカが手渡された。今年4月からブラジル全国選手権一部(セリエA)のクリシューマFCの監督に就任するなど、さらなる飛躍が期待される呂比須さんは「歴史のある素晴らしい賞だということは知っている。日本で頑張ってきたこと、ブラジルで必死に結果を出してきたことを認めてもらって、ブラジル側で賞をもらえるなんて本当に嬉しい」と流暢な日本語で話し、笑顔を見せた。ペルー系二世で同国の野球文化の普及に貢献、第一次ガルシア政権下ではスポーツ長官も務めた丸井ヘラルドさん(84)は、野球部門での特別賞を受賞。「野球を始めた70年近く前には、元々ペルー人たちが作った協会はあったけど、専用グラウンドもなく用具も全く足りていなかった。リーグも整備され、多くの子どもたちが規律や礼儀の精神を持って競技に取り組むようになっているのは、本当に嬉しい」と感慨深げに話し、「野球は自分の人生、といえるくらい、生涯をかけてきた。それを認めてもらえることには感謝でいっぱい」と笑顔で話した(14日発行の移民の日特集号で詳報)。◎東京ヴェルディなどJリーグのチームのスポーツドクターとしても活躍し、呂比須さんと深い親交のあるマルコス・アウレリオ・クーニャ聖市議は、挨拶の中で「私がサンパウロFCにいた時、彼は新しく入団してきた15歳の青年だった。後に私はジャマイカ代表のドクターを務めたけれど、日本代表として98年のW杯に出場した彼と、フランスで再会した時は本当に不思議な気分だった」とのエピソードを披露した。
