06/03/2026

Dia: 27 de junho de 2014

ニッケイ新聞 2014年6月25日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が主催する「第17回フェスティバル・ドジャポン 2014」が来月4日から三日間、聖市イミグランテス展示場(Rodovia dos Imigrantes, KM 1,5 – Cursino)で開かれる。各県人会の郷土食が一堂に集まる郷土食展やミス日系コンテスト、コスプレ大会などが話題を呼び例年20万人が訪れる。日本文化を発信するイベントとして世界最大規模。 今年のテーマは「三方良し」。江戸時代の近江商人の言葉で、商売は「売り手」と「買い手」だけでなく「社会」にも良い影響を与えなければならないという意味を持つ。同祭の原点に立ち返り「開催者」「来場者」「出展者」の三方が幸せになるようにという思いも込められている。日本祭りといえば、やはり郷土食だ。各県自慢の料理が野外パビリオン「食の広場」に集結する。焼きそばや、寿司、天ぷらなど定番商品以外にもここでしか食べられない品々も並び、総品目は約300種にもなる。たとえば、鯖や小鯛などの切り身と酢飯に合わせて柿の葉で包んで押して固めた柿葉寿司(奈良)、関西風お好み焼き(和歌山)、池田の殿様の倹約令のもと庶民の知恵から生まれたと言われるまつり寿司(岡山)、日本そばを揚げて和風の餡をかけたバリバリそば(山口)、南蛮酢とタルタルソースで鶏のから揚げを味付けしたチキン南蛮(宮崎)、味噌煮込みうどん(愛知)、きりたんぽ(秋田)など独自の郷土食が山盛りだ。甘い物に関しても、りんご羊羹やブルベリー入り羊羹(青森)、あんにん豆腐(富山)、みたらし団子(京都)など今年も充実している。特設舞台では日系団体が太鼓やダンスなど約100演目を披露し、歌手の中平マリコさんや今村つばささんが今年も参加する。目玉としては、激しく踊りながらけん玉の妙技を見せる「Zoomadanke」、伴奏楽器の音まで声で出してしまうコーラスバンド「INSPi」も日本から特別参加し、会場を盛り上げる。「ミス・ニッケイコンテスト」では全伯各地の予選を勝ち抜いた候補者約30人が美を競う。「世界コスプレサミット・伯国代表選出コンテスト」も行われる。日本で行われている同サミットには世界24カ国が参加する。伯国代表は06、08、11年に優勝し注目を浴びている。茶道や生け花、剣道、柔道、アニメーションなど日本文化の展示、ワークショップも開かれる。特別企画「幸せの源」写真展が行われ、シリアやグルジアなどの途上国70カ国を旅した山田アンジェリーナ・めぐみさんの作品30点が展示される。入場券は前売り10レアル、当日券12レ。65歳以上、8歳以下入場無料。ジャバクアラ駅から無料バス。詳細の問い合わせは県連(11・3277・6108/11・3277・8569/www.festivaldojapao.com )まで。
ニッケイ新聞 2014年6月24日 ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は22日午前、99歳を祝う「白寿者表彰」を行った。今回は46人が対象となり、うち17人が本人自ら出席した。昨年の32人を大幅に上回る慶事となり、在聖総領事館の佐野浩明首席領事、飯星ワルテル連邦下議、羽藤ジョージ聖州議ほか各日系団体から来賓が集って慶祝した。 会長代理であいさつに立った松尾治・文協副会長は「宮坂国人財団の協力もあり、46人をお祝いできることは喜び。私たちも負けないように強く生きたい。益々の健康を」と祝福した。佐野首席領事は「白寿のお祝いは、我々若い者にとっても励みになる。移民初期から関わった皆様と、直接話せる機会としても意義のある式典。現在開催中のW杯では、ゴミ拾いする日本人応援団が話題となっているが、日本人の良い面が表れた結果でしょう。当地の日系社会でも皆さんの教えから引き継いだ良さを、次世代へと繋げていきたい」と話した。表彰者代表で謝辞を述べた安良田済(あらた・すむ)さんは、「多くの人からお祝いしていただき、めでたい会場に招いてくださって皆様には感謝です。なんとなく99歳を迎えたような気もします。長生きも芸のうちではないでしょうか」と述べた。式典を終え長谷川乙次さんは「1935年、二十歳の頃に望みをかけてブラジルにやって来た。モジアナ線に配耕されたが、見ず知らずの何もない土地を前に『これでどうやって生きていくのか』と思った頃が懐かしい。ここまで年を重ねられるとは思ってもみなかった。知らない間に年を取りました」と笑い、「世話をしてくれた家族、友人には感謝しかありません」とお礼を繰り返した。また櫻井ミツエさんは「最近は記憶力も弱くなって趣味の俳句教室に通うのを辞めてしまった」と残念がったが、「今の楽しみは子ども、孫らの成長を見ること。まだまだ長く生きたい」とはきはきと答えた。脇静子さんも「20人の家族がお祝いに来てくれました。その内ひ孫は11人で、みんなから祝ってもらえて、とってもうれしい」と微笑んだ。 白寿受賞者46人の一覧 (※敬称略、一部出身県など不詳)▽安良田斉(99、山口県出身、聖市在住)▽長谷川乙次(99、静岡、聖市)▽石田ヒノ(99、群馬、聖市)▽石川光子(99、香川、聖市)▽角田さよ子(99、愛知、聖市)▽古賀菊野(101、佐賀)▽松田朝枝(99、福岡、イビウナ市)▽三原由美子(99、山口、聖市)▽宮本美都子(99、聖市)▽中村フミ(99、ビリグイ市)▽尾田治子(99、長崎)▽大畑義昌(99、静岡、聖市)▽櫻井ミツエ(99、青森、聖市)▽佐口千代子(100、山口、聖市)▽田中晴子(99、長野、ビリグイ市)▽吉雄美雪(99、山口、グアルーリョス市)▽脇静子(99、大阪、聖市)▽アオキ・モリタ・セツコ(99、熊本、ドラセナ市)▽イセイ・ヒサオ(99、広島、サンジョゼ・ド・リオ・プレット)▽川崎宮子(99、山梨、テレゾーポリス/RJ)▽古賀辰見(99、福岡、ウライー/PR)▽今つや(99、青森、ベロ・オリゾンテ/MG)▽河野ミツコ(100、広島、聖市)▽工藤保美(99、香川、ラランジャ・アゼダ)▽政岡花子(99、愛媛、聖市)▽マスナガ・ヒサエ(故99、ノヴァ・フリブルゴ/RJ)▽マツキワ・ユキコ(99、聖市)▽御前四郎(99、和歌山、グアルーリョス市)▽簾長範(みすなが・すすむ、100、マリンガー/PR)▽ミヤダ・ハナエ(99、ジュンジャイー市)▽中根敏造(故99、ノーヴァ・フリブルゴ/RJ)▽新津栄三(99、北海道、ミランドポリス)▽西村一夫(99、鳥取、ロンドリーナ/PR)▽西山泰(99、熊本、ツッパン)▽大久保トキエ(103、福岡、タツアペ)▽小島芳子(99、高知、ヴァルゼン・グランデ・パウリスタ)▽親泊朝英(Oyadomari Choei、99、沖縄 レジストロ)▽親泊信( Oyadomari Nobu、99、沖縄、レジストロ)▽佐々木忠弘(99、北海道、聖市)▽東海林善之進 (Shoji Zennoshin、99、宮城、マナウス/AM)▽住岡カズミ(99、ドウラードス市/MS)▽上野三次(Ueno Sanji、99、北海道、聖市)▽上江洲幸子(Uyezu Yukiko、 故99、熊本、聖市)▽山中鈴子(99、愛知、聖市)▽ユイ・シズエ(101、福岡、聖市)▽渡邉常夫(99、千葉、モジ)
ニッケイ新聞 2014年6月24日 石川県人会主催の「文化祭」が14、15の両日開かれ、約260人の来場で賑わった。同会で開催されている文化教室の発表会として年に一度開かれる。俳句、陶芸、水彩画、絵手紙、生け花、謡曲、能楽の各講座や展示即売会、発表会、ワークショップなどを行った。文化に親しむ人々による、県系を越えた親睦の場でもある。同会で生け花を教えて約20年になる池坊華道会ブラジル支部長の河村徳子さんは、「石川県は文化の面ではトップ。皆協力的で本当に熱心」と同会の活動をたたえる。初日は、謡曲でしめやかにオープニング。日系人、日本人に加えて若い非日系の学生も多数参加し、厳かな舞台を見せ付けた。日本での能経験20年、当地での能普及につとめる小笠原潤さんは、「この文化祭に来ると、夏の暑い日に谷川のせせらぎに出会ったような気分になる。心の栄養にさせて頂いた」と挨拶した。絵手紙講座のメンバーは、おそろいのTシャツを着てワークショップを開催。「先生にちょっと静かにしなさいって言われるくらい、いい雰囲気の教室ですよ!」と江坂園江さん(74、大阪)は仲間と一緒に楽しげだ。半分に切られた梨の絵に「ゴメンネ半分しか残らなかったの」と書き添えた西藤啓子さん(71、東京)は、「書こう書こうと思ってる内に、半分食べちゃった」と、自身の作品を前に大笑いした。オープニングの後は餅つきやカレーの昼食で和気藹々と団欒した。森永正行ジェラルド会長(65、二世)は「会員の交流が続くように、昔からずっと続いてきたイベント。9年前に来た県知事も、文化祭を見てすごく喜んでくれた」と話した。
鳥取県とブラジル(伯国)鳥取県人会(本橋幹久会長)が20年前から続けている日本語指導員派遣制度。その11代目、若林陽子さん(36、鳥取)が19日に着伯。サンパウロ州第2アリアンサ(鳥取村)で活動する日本語教師として抱負を語った。 若林さんは鳥取県で中学校の英語教師をしていたが、職場で同制度の存在を知り応募。「かねて日本語教師に興味があった」と話し、「日系社会の存在など身近に感じていた」と伯国行きを決意した。 今後の抱負を「言語としての日本語のみならず、文化も伝えていきたい。例えば、鳥取の銭太鼓で一緒に遊んで交流できれば」と語った。 第2アリアンサ文化協会の佐藤勲会長は日本人教師の派遣について、「伯国での日本語能力は低下傾向にある。それは仕方ないが、この先日本人との交流が断たれてはいけない。その意味でも大きな意味がある」と話した。 若林さんの任期は2年。まずは3~16歳の生徒18人を担当する。 2014年6月26日付
ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は、移民106周年記念行事の一環として22日午前9時から「白寿者表彰式」を文協記念講堂で行った。 表彰式では今年99歳を迎える40人(うち3人は既に他界)に加え、これまで表彰されていなかった100歳3人、101歳2人、103歳1人を含めた計46人が表彰された。そのうち17人が自ら会場に足を運び、29人は親族が代理として出席した。 表彰式には来賓として、佐野浩明在サンパウロ日本国総領事館首席領事、飯星ワルテル連邦下議、羽藤ジョージ州議、西尾ロベルト宮坂国人財団代表、菊地義治援協会長、本橋幹久県連会長、新山進日伯文化連盟副会長らが出席した。 祝辞では、欠席した木多文協会長からの言葉を松尾治同副会長が代読し、「(白寿を迎えた方たちのお陰で)頑張るぞという力がわいてきます」などとメッセージを伝えた。 佐野首席領事は、「我々若い者にとって日系社会を作った方たちと同席できることは素晴らしいこと。白寿おめでとうございます」とあいさつした。 続いて、表彰者一人一人に表彰状、記念品、金一封が贈られた。 白寿者を代表してあいさつに立った安良田(あらた)斉さん(99、山口)は、「この豊かで幸福な会場を設けてくれた文協に対して厚く御礼申し上げる。集まっていただいて賞状までもらって、99歳最高の日であった」と述べ、会場は大きな拍手に包まれた。 櫻井ミツエさん(99、青森)は本紙の取材に対し、「ここまで生きてこれたのは『今日は何をしようか』といつも自分の心を改めて考え、子どもの言 うことを聞いて自分が間違っていないかと思って過ごしてきたから」と答え、「百歳を昨日にさらせ明日を呼ぶ」と俳句を詠んで「これからも元気に生きたいと いう気持ちです」と力強く語った。 また、1925年に10歳の時に来伯した石川ミツコさん(99、大分)は、「目や耳も悪くなってしまい、先日は転んでしまったが、娘2人がよくしてくれて今日は来れてよかったです」と笑顔で式を振り返った。 表彰された白寿者は次の通り(敬称略、故○月は、今年同月に亡くなった故人)。 安良田斉(山口)、長谷川乙次(静岡)、石田ヒノ(群馬)、石川光子(香川)、角田さよ子(愛知)、古賀菊野(101、佐賀)、松田朝枝(福岡)、三原由 美子(山口)、宮本美都子、中村フミ、尾田治子(長崎)、大畑義昌(静岡)、櫻井ミツエ(青森)、佐口千代子(100、山口)、田中晴子(長野)、吉雄美 雪(山口)、脇静子(大阪)、アオキ・モリタ・セツコ(熊本)、イセイ・ヒサオ(広島)、川崎宮子(山梨)、古賀辰見(福岡)、今つや(青森)、河野ミツ コ(100、広島)、工藤保美(香川)、政岡花子(愛媛)、マスナガ・ヒサエ(故3月)、マツキワ・ユキコ、御前四郎(和歌山)、簾長範(100)、ミヤ ダ・ハナエ、中根敏造(故2月)、新津栄三(北海道)、西村一夫(鳥取)、西山泰(熊本)、大久保トキエ(103、福岡)、小島芳子(高知)、親泊朝英...
ブラジル沖縄県人会と沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)による開拓先亡者追悼慰霊法要が15日午前、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同県人会館大サロンで行われた。18日の日本移民の日に先立って毎年実施されている同法要。20回目となる今年は支部代表、会員など100人あまりが出席し、県人移民・子弟の冥福を祈り、感謝の気持ちを伝えた。 金城ルイス実行委員長は冒頭のあいさつで、今年2月に110歳で亡くなった上地マツさんの名前も挙げ、助け合いながら現在の県系人社会を築いた先人の貢献をたたえ、法要実施に協力した関係者に感謝を表した。 三線、筝曲4団体による献楽の演奏が流れる中、献花、献茶の儀。琉球ぶくぶく茶道ブラジル支部、留学生OBにより祭壇に花と茶が捧げられた。 続く追悼の辞で田場会長は、「長年の先人の苦労の礎の上に現在の不自由ない豊かさがある」とし、「平和な毎日を胸に刻み、心新たに先人の冥福をお祈りします」と述べた。 今年の法要で導師を務めたのは、ブラジル禅宗本願寺のコーエン師。読経、そして昨年の物故者の名前を一人一人読み上げる声が響く中、出席者が焼香した。 コーエン師は終了後の法話で、沖縄の文化・伝統がブラジルで守られていることに敬意を表した。さらに、ろうそくを立て線香をあげることは亡くなった人との対話であると説明。「子供や孫たちにも教えてほしい」と語りかけた。 2014年6月24日付
ニッケイ新聞 2014年6月27日 鳥取県の中学校英語教師・若林陽子さん(36、鳥取)が19日に来伯、聖州ミランドポリスの第二アリアンサ移住地の11代目日本語教師に就任した。「自分のルーツを確認するためには母県から教師を呼ぶことが大切」(本橋幹久・同県人会長)と、1994年から隔年で教師を招聘している。若林さんで11人目。同移住地の日語学校で18人の生徒の指導にあたる。若林さんは「海外赴任は初めて。ブラジルに『鳥取村』があると聞いて、是非行ってみたいと思った。移民やブラジルの文化を知りたい」と当地の文化に興味津々だ。「日本語だけじゃなく、銭太鼓など鳥取の文化も教え、日本の色んな学校に情報発信するつもり」と意欲に燃えている。佐藤勲・アリアンサ文化協会会長は「子どもたちの日本語能力の低下は深刻。こうして日本の方が来て頂き、交流することは重要なこと」と制度の継続を願った。