06/03/2026

Dia: 3 de julho de 2014

ニッケイ新聞 2014年7月2日 県連主催の第17回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)が4日から三日間、聖市のイミグランテス展示場で開催される。各県自慢の逸品が集まる郷土物産展に、長野県人会(高田アルマンド隆男会長)は毎年「野沢菜漬け」を提供してきた。しかし、それを主導してきた北澤重喜さんが3月に逝去し、今年は中止かと思われた。ところが彼の思いを継いだ家族らの奮起で先月30日に約400キロ、800袋分の漬け込み作業がビリチバ・ミリン市の北澤農場で行われ、無事販売の準備が整った。 「日本の文化を続けたい気持ちが心の底にあった」と語るのは、重喜さんの長男マリオさん(51、二世)だ。高田会長から野沢菜漬けの協力を頼まれたのは、父重喜さんが亡くなってすぐのことだった。マリオさんは「母や弟は野沢菜漬けをほぼ諦めていた。でも自分はやらなくてはいけないと思い承諾した」と当時の心境を語る。家族に相談したらダメだといわれるのではと考え、独断で野沢菜作りを請け負った形だ。兄妹と共に経営する農業会社の業務を調整し、栽培と収穫を会社で行えるように、まず外堀を埋めた。その上で「大変な作業はこちらでやるから協力してほしい」と家族に頼んだ。母アキエさん(85、北海道)は、夫が亡くなったことと肩と腰の痛みから、今年の野沢菜漬けを諦めていた。でもマリオさんの堅い意志を聞き、驚きながらも「やると言うならやればいいよ」と言った。言葉こそそっけないが、その時のことを語る姿はとても嬉しそう。作業当日も張り切って漬け込みの塩梅を指示していた。最後まで反対したのは弟アウグストさん(44、二世)だった。「父とは同居していたけど、あまりも話をしていなかった」と当時を語る。しかし、アキエさんから強い説得を受け、「母のために、父が大切にしていたものを受け継いであげたい」と思い直した。現在はむしろ、最も積極的に作業を手伝い、マリオさんを驚かせている。聖市から作業を手伝うため同県人会員10人と共に参加した新井均元会長(79、長野)は、「重喜さんには素材から手作りするこだわりがあった。北澤家の協力が無ければ野沢菜漬けを出品する事は出来なかった」と感謝し、「県人会の協力者が高齢化する中、重喜さん本人も野沢菜漬けの継続を半分諦めていた」と振り返った。マリオさんは「若い頃にはわからなかったが、日本文化を継承する事は大切な事。来年もぜひやりましょう」と協力を約束すると、新世代誕生に県人から拍手が起きた。二日ほど塩漬けにして水分を絞り、少々の砂糖やピンガなどで味をつけ、日本祭りのバンカに並ぶ。マリオさんは「今年は柔らかさを重視して早めに収穫しました。味付けも秘伝のレシピで行います。来場した際はぜひ」と自慢の一品をアピール。来場の際は、家族の絆が繋いだ郷土の味を楽しんでみてはいかがか。
ニッケイ新聞 2014年7月2日 宮城県人会館で24日に開かれたW杯日本代表観戦会後、予選リーグ敗退の落胆も忘れ、郷土話に花を咲かせる一団が。W杯のために初来伯した岡部さんと当地の山形出身者だ。40年来のサッカーファンで、娘とその友人の3人で来伯。17日に到着し、クリチーバ、ナタウで日本戦とスペイン戦を観戦した。フェイスブックで初めて宮城県人会の存在を知り、同会での観戦会に参加したという。「天童市・人間将棋大会」「さくらんぼの最新情報」など地元の話題で盛り上がっていた岡部さんは、山形県人会副会長・斉藤保さん(67)から「昨年の県人会60周年記念式典には、県知事や民謡団が来て賑やかだった」と聞くと、意外な日伯の繋がりに感心した様子。「伯国は危険な国だとばかり思っていた。でも、空港やスタジアムでは日系人の方が案内してくれたり、応援用の手袋を下さったりして親切にして頂いた。来て良かった」と一週間の滞在を振り返った。W杯を通じ、日系社会への理解が確かに広がっていると思えた一幕だった。(石)
ニッケイ新聞 2014年7月1日 山口ロータリークラブ(河野康志会長)が希望の家福祉協会(上村ジャイロ理事長)に米800キロを寄付するにあたり、24日に山口県人会館で寄贈式を行った。同県人会の要田武会長、伊藤紀美子事務局長、近江稔会計理事、希望の家の近澤マリーナ理事が出席し、地球の裏側からの支援を喜んだ。同クラブの伯国への寄付活動は今年で20年目。希望の家には毎年10万円分の米を寄付しており、今年で10年目を迎えた。しかし、同一団体への寄付は10年を一区切りとする方針から、同施設への支援は今年で終了する見通しだ。山積みにされた米袋を前に、近澤理事は「両団体には10年間本当にお世話になりました」としきりに感謝の言葉を述べた。米は、入居者73人の3カ月分の食事になる。要田会長は「10年間、日伯の橋渡し役が出来たことは誇り」と感慨深げに語り、「日系コロニアの福祉団体はどこも支援を必要としている。日本からの協力者があれば、県人会は協力を惜しみません」と述べた。
ニッケイ新聞 2014年6月28日 日本のシンボル、富士山の雄姿をサンパウロで―。ニッケイ新聞は提携紙の静岡新聞(本社・静岡市)と共催で、来月4~6日に開催される県連・日本祭りのパビリオン会場で『富士山写真展~世界文化遺産になった日本人の魂と文化~』を開く(E-08、出口近く)。日本国民の悲願として富士山がUNESCO世界文化遺産認定されてから、はや1周年。それを記念し、静岡新聞が提供する四季折々の富士山の表情を伝える写真40枚を通じて、〃日本の心〃をブラジル社会に伝える企画だ。 雲海から顔を覗かせる神々しい姿、真っ白な深雪に覆われた寒々とした姿、またあるときは色とりどりの花畑の向こうに聳える心温まる姿など、地元紙・静岡新聞だからこそ切り取れた千変万化する霊峰の表情が一堂に会する。同社ヘリコプター「ジェリコ1号」が空撮した上からの富士は、三保の松原から仰ぎ見る様子とはまったく別の表情を見せる。入り組んだ入り江を持つ伊豆半島側から覗き見る姿、はたまた日本一のパワースポット(元気が出る場所)といわれる山頂の御来光の瞬間、山頂部と太陽が重なる特殊な大気光学「ダイヤモンド富士」が出現する直前に上空に鬼のような影が現れた瞬間を写したものなど、ここでしか観られない世界文化遺産にふさわしい美景が山盛りだ。日本人にとって古くから山岳信仰の代表であり、山頂の浅間大社の鳥居の勇姿も写真展にはある。日本中に350もの「富士」の名を冠する山がある。移民が祖国を恋しく思う時、まず夢に見、心に思い浮かべたのは富士の美しい姿ではないか。北米には「タコマ富士」、聖州にも「レジストロ富士」などその名を冠した山が23カ国・地域に50以上もあるのがその証左だ。古来、日本人は俳句や浮世絵に写し取り、文化的意味を持たせ、自然への敬意、畏怖を維持してきた。昨年、富士山がUNESCOの世界文化遺産に登録されたのは、まさに高くて美しい山というだけでなく、自然と共生してきた日本人の精神性を幅広く知ってもらおうという働きかけの成果でもある。そんな背景も含めた霊峰の姿を子や孫に見てもらうだけでなく、幅広くブラジル社会に知ってもらうために企画された。 後援は在サンパウロ日本国総領事館、国際交流基金サンパウロセンター、富士山を世界遺産にする国民会議の後援。協賛はイカイ(静岡県沼津市)。
日本祭り向けて団結を ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、本橋幹久会長)の月例代表者会議が、6月26日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル5階同会事務所で開かれた。 今週末に控えた第17回日本祭り(フェスティバル・ド・ジャポン)での注意事項の確認のほか、会の終盤では前回同様、県人会活性化に関する懇談の時間が設けられ、出席者が意見を交わした。 日本祭りに関しては、約25万レアルとみられる赤字解消へ「引き続き努力している」と山田康夫同祭実行委員長が現状を説明。目標来場者数は昨年と同じ規模である18万人とした。目標達成のための不安要素として期間中の天候だけでなく、サッカー・ワールドカップのブラジル代表戦が同祭初日にあたる4日に予定されていることを挙げた。 懇談会では、県人会活性化をテーマに話し合いが行われた。 尾西貞夫兵庫県人会長が、県費留学制度への補助金支給を日本政府に要請することを提案。協議の末、8月初旬に実現するとみられる安倍晋三首相の来伯時に要請できるよう、尾西会長が中心となって計画を進めることが承認された。 尾西会長は「(補助金要請は)昨年から言い続けてきた。県費留学生は、留学終了後に県人会とのかかわりが作りやすいのが強み」と述べた。 そのほか、「県人会館のノウハウの共有」や「日本からブラジルに進出した企業をいかに日系社会に参加させるか」が議題として挙げられた。 同会議終了後、本橋会長は日本祭りに向けて「もしかしたらトラブルが起こるかもしれない。その際は文句を言うのではなく、温かい目で見守ってほしい。みんな仲間なのだから」と話し、同祭当日に向け団結の必要性を強調した。 2014年7月3日付
「ブラジルでは身近に手に入らない物品を売ります」―。4~6日に開催される県連主催の第17回日本祭りの屋内パビリオン「P8」ブースで、日本の雑貨や食料品など通常では手に入りにくい日本製品を東京都在住の宮川茂良さん(47)たちが中心となって販売する。品物はプロ向けのレトルト製品、調味料、特殊炊飯器、衣類や毛布など約50種類。また、キャンディーマシン(飴製造機)やかき氷機など日本からの製品受注も行う。さらに同ブースでは、マラニョン州サンルイス市近郊のバカベイラ市にある宅地物件の投資購入も呼び掛ける。 今回、日本祭りに初めて出店する宮川さんによると、ブラジルでも特にサンパウロ(聖)市にはさまざまな日本製品が輸入されているが一般的な品物が中心で、新製品などまだまだ品数が少ないのが現状だ。 宮川さんたちが販売するのは、プロ用のカレールーやポン酢、だしの素、日本製の日本米や京菓子などの食料品をはじめ、変わったところでは内鍋付きでおかずも同時に調理できる3号炊き用炊飯器もある。また、日本製の衣類、くつ下、毛布やシェーバー(電気カミソリ)なども販売する。 さらに、キャンディーマシンやかき氷機など日本製の各種製造機械類の受注販売も行うという。宮川さんは「日本祭りはブラジルでも最も大きな祭りで、約20万人もの人たちが訪れるため、今回の出店でお客さんの反応を見てみたい。日本にあってブラジルにはない物もまだたくさんあり、『こういう物が欲しい』という要望を聞きながら対応していきたい。今回は実際に販売する数量が少ないため、購入希望者はお早めに」と話している。 ◆バカベイラ市で宅地投資を 一方、同ブースではマラニョン州バカベイラ市での宅地投資への呼び掛けも行われ、同祭期間中に関連ビラ1万枚を配布する。同市は2017年にペトロブラスの製油所が完成予定で、同地に土地を所有する農牧畜産業(株)サンタ・クルス社の小林文彦会長が、インフラ整備による雇用創出と土地価格の高騰を見越した宅地物件の購入を勧めている。 現地責任者の山田清さん(63、大阪)によると、販売予定の土地は第1~第3分譲地と工業団地を合わせて全部で約3000区画(1区画は約300平方メー トル)。そのうち第1分譲地(約200区画)は08年に完売しており、現在、第2分譲地の50%が既に販売されているという。 「現在、外国資本の中でも特に中国がブラジルへの投資に力を入れている。興味のある方はぜひ、ウェブサイトを見てほしい」と山田さんは呼び掛けている。ウェブサイトは(www.novabacabeira.com.br)。 問い合わせは山田さん(電話98・8842・9548(OI対応)、98・8218・7981(TIM対応))へ。 同ブースはパビリオン内「Av.Japao」沿いにあるキリンの巨大ブース前にある。 なお、日本製品の受注販売は、同祭終了後も聖市リベルダーデ区の事務所(Rua Galv縊 Bueno, 212 cj.52- 5...
日本政府機関・日系団体支援状況県人会宿泊や援協施設利用も 【一部既報】サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で日本代表を応援するために来伯していた日本人サポーターは約7000~1万人にも及んだと言われる。日本代表戦が行われたレシフェ、ナタル、クイアバ各市とサンパウロ、リオなどの都市部で強盗・窃盗や旅券紛失などW杯関連の邦人保護件数がブラジルの日本公館全館で6月26日現在、56件に及んだことが在ブラジル日本大使館や在サンパウロ総領事館などの調べで明らかになった。本紙では、日本代表が惨敗を喫してサポーターたちのほとんどが日本に帰国したとみられる中、日本政府機関及び日系団体が行った支援体制とその状況を振り返る。 ◆邦人保護状況 在サンパウロ総領事館の調べによると、ブラジル全館でのW杯関連の邦人保護件数は6月26日現在の総数で56件。内訳は強盗(6件)・窃盗(23件)を含めた犯罪被害が29件、旅券紛失等・その他の相談が23件、地元警察当局による邦人の一時拘束が4件(うち、チケット転売行為3件、競技場内への拡声器持ち込み1件)となっている。 在サンパウロ総領事館管内では強盗事件は発生しておらず、窃盗が13件、邦人の一時拘束が1件(クイアバ)だという。 強盗事件の発生場所と件数は、レシフェ2件、サルバドール2件、ナタル1件、リオ1件。 レシフェでは6月15日午後3時20分ごろ、同市旧市街のサンジョゼ市場付近の路地を友人と観光していた日本人2人が、刃物を所持したブラジル人の少年2人に脅され、カメラと財布(約8万円)を奪われた。 在ブラジル大使館臨時事務所が置かれたナタル市内では同19日昼ごろ、レストランで食事していた日本人1人がひったくりの被害に遭っている。 また、リオ市内では同22日午後8時ごろ、邦人観光客がセントロ区のカリオカ通りを歩いていたところ、15歳前後の少年2人に刃物で脅され、所持していたカバンの中から現金、カード類とスマートフォン2台を奪われる事件が発生している。 ◆県人会宿泊利用状況 ブラジルワールドカップ日本人訪問者支援委員会で県連(本橋幹久会長)が担当した緊急宿泊支援では、宮城、福島、秋田、高知の4県人会がW杯期間中の会館提供を行っているが、同25日現在で実際に日本人サポーターが宿泊しているのは宮城と高知の2県人会のみ。 中沢宏一宮城県人会長によると、6月5日からの宿泊利用者数は同26日現在で約100人で、今月13日までのW杯閉会までさらに増える可能性があるという。 宿泊者は学生旅行者、社会人のほか、大学研究者や高齢者などと幅が広く、中には祖父と親子3代で泊まった日本人家族もいたそうだ。 中沢会長は「お陰で皆さんに喜んでいただいて、交流の場になっている。我々にとってこうした日本とブラジルの交流は財産になる。これからも連絡を取り合っていきたい」と話している。 高知県人会では、高知出身のサポーターを含めわずかに2人の宿泊だったが、日本から相次いだ問い合わせメールによっては宮城県人会を紹介したりと対応を行ったという。 ◆援協医療施設等使用状況 サンパウロ日伯援護協会(援協、菊地義治会長)は支援委員会で主に医療部門を担当した。専用ウェブサイトの開設やカード2000枚を配布して緊急時の駆け寄り先として広報していた。...
毎年この時期にブラジルを訪問し、各地で公演活動を行っている日本の歌手、中平マリコさん(56、東京)が与儀昭雄氏の案内で6月26日に来社し、今回の公演予定や抱負を語った。 今年で11回目となる同氏の公演は毎回自費で行っており、公演中のCD売り上げは日系福祉団体に寄付されている。 今回の公演は6月7日のカンピーナス市での公演を皮切りに、10月6日の帰国予定日まで週末を中心にブラジル各地で行われる予定。また、9月中旬からはパラグアイも訪問し、毎年好評の美空ひばりの曲や童謡などを披露するという。 中平さんは、「昨年10周年を迎えることができたので、今年は新たな始まりの1年。今回来れなかった母の愛も一緒に届けたい。東北へのメッセージも集めてます」と笑顔で話した。 公演の主な日程は次の通り。 7月4~6日=県連日本祭り、7月12日=ベレン七夕祭り、7月19日=ソロカバ日本祭り、7月20日=サント・アンドレ日本祭り、7月26、27日=ブラジリア日本祭り、8月2日=カルモ公園桜祭り、8月3日=アチバイア太鼓フェスタ、8月16日=ポルト・アレグレ日本祭り、8月17日=サルト日本祭り、8月31日=フォルタレーザ日本祭り、9月16~20日=パラグアイ国内(イグアス、ピラポ、エンカルナシオン、ラパス移住地)。 そのほかの詳しい日程に関しては、担当の鈴木ジョルジ氏(電話11・99624・5892)まで。 2014年7月1日付