菅義偉内閣官房長官は15日午前の記者会見で、安倍晋三首相が25日から8月2日までの日程でメキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジルの中南米5カ国を訪問すると発表した。ブラジル訪問は8月初めになる見通し。現職首相の来伯は2004年の小泉純一郎氏以来10年ぶりとなる。
菅長官は中南米地域について、グローバルな製造拠点、成長市場、資源供給源として日本経済における重要性が増大していると強調。さらに国際社会の平和と繁栄のために共に貢献する重要なパートナーと位置づけ、今回の訪問を通じて各国との関係を強化するとともに、互いの地域情勢や国際社会の課題について幅広い意見交換を行い、協力・連携を深めたいと述べた。
トリニダード・トバゴの訪問では、初めてとなる日本・カリブ共同体首脳会合が行われる。ブラジル滞在中はブラジリアで政府関係者と会談するほか、サンパウロで対中南米政策スピーチを行う予定。首相来伯に合わせて開催される医療・経済関連のセミナーへの出席や、開拓先亡者慰霊碑、移民史料館の訪問も予定されている。
このほか、ブラジルの穀物輸出増加のため輸送路、港湾等インフラ整備への支援を表明するとの報道もある。
祖父の岸信介首相が1959年に、父親の安倍晋太郎外相(いずれも当時)が85年に来伯しており、安倍首相にとっては父親に同行して以来、2度目のブラジル訪問となる。
県連の本橋幹久会長は「日本のトップが慰霊碑参拝などを通じて日系コロニアと親しく接してくれることは大変喜ばしい」と語り、「この機会に日本祭りや留学制度の支援を明記した要望書を出せるように検討したい」と思いを述べた。
2014年7月16日付
