ブラジル沖縄県人会(田場ジョルジ会長)主催の資金カンパ芸能祭が、20日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館で開催され、4~25歳の若者を中心とした約250人の出演者が26演目もの琉球伝統芸能を披露した。
同祭は、収益金を同県人会運営費に充てることと、若手芸能人の活躍の場の提供を目的に今年初めて開催された。当日は約1000人の来場者があり、立ち見客が出るほどだった。
開会式では具志堅シゲ子同祭実行委員長が「お忙しいところお越しいただきありがとうございます。若者を中心に、精一杯舞台をつとめさせていただきます」とあいさつした。
開幕は野村流音楽協会ブラジル支部、琉球筝曲興陽会ブラジル支部など4団体が幕開け合同演奏を披露。首里城の絵をバックに演奏された伝統的な沖縄音楽の数々に、観客たちは遠い故郷を思い返しているようだった。
琉球舞踊「護身の舞」では、玉城流扇寿会斉藤悟琉舞道場(斉藤悟代表)の踊り手たちが迫力のある演技で会場を盛り上げた。
同道場の知念ユウジさん(17、3世)は、この日だけで三つの演目に出演。現在も空手、舞踊、三線の練習に励んでおり、ピーク時にはほぼ毎日、何かしらの稽古を行っていたという。
知念さんは「今まで空手だけだったから、今日は舞踊に出演できてすごく楽しかった」と出演後の感想を目を輝かせながら話した。
当日の構成演出なども行った斉藤代表は「県人会があるから、私たちは活動できる。今回は若い踊り手にとっても良い経験の場になったのでは」と同祭に対する思いを述べた。
フィナーレにはブラジル琉球舞踊協会による琉球舞踊「カチャーシー」が披露され、来場者も含めた大勢の人が踊り、にぎやかに幕を閉じた。
島袋栄喜副会長は「お陰様で、資金も集めることができた。(芸能団体の)先生方や踊り手たちには感謝したい」と同祭を振り返った。
城間キョウコさん(87、沖縄)は「本当に良かった。涙が出るくらい」と目を潤ませながら同祭の感想を語った。
2014年7月25日付
