安倍首相が2日にサンパウロ市リベルダーデ区の文協大講堂で開催された日系団体主催歓迎会で、来場した参加者のコメントは次の通り。
文協元会長の上原幸啓氏は、(ハワイ生まれで後に州知事となった)ジョージ・アリヨシ氏と日本の子供とのエピソードを振り返り、「貧乏をしても子供に教育を与えるという昔の移民の態度を知っていらっしゃると思った。お言葉を聞いて感激しました」と笑顔を浮かべた。
来年は日本人入植100周年の節目を迎える北パラナ。同歓迎会のためロンドリーナから訪れた折笠力己知パラナ日伯文化連合会長(65)は、「ブラジルの日系人を信用してくれ、日系人が恥をかかないようにと言ってもらい、元気が出ました。日本に負けないよう頑張りたい」と話した。
ブルーツリーホテル社長の青木智栄子氏は昼食会で昭恵夫人と交流後、歓迎会にも出席した。首相夫妻の来伯について「ブラジル社会だけでなく、日系社会、特に青年たちにとって大きな刺激になったと思う」と話し、今後の両国経済関係活性化にとっても価値ある訪問だったとの考えを示した。
ADESC(農協婦人部連合会)役員の上芝原初美さん(鹿児島)は文協内で同日、同会主催による児童画展を開催しており、「当日は来場者が少なかった」と状況を説明したが、大講堂での感想を「実物を見て涙が出た。写真撮影では握手もできたし本当に良かった」と興奮気味に話した。
移民史料館9階で約2分間話す機会が与えられたミナス・ジェライス州ジャナウーバ市長の山田勇次さん(北海道)は、今機会について「タイミングが本当に良かったと思う」と語り、「市長になり毎日が慌ただしいですが、このような形で世話になったブラジル社会に恩返しできることは幸せです」と、日本人として生まれ育った誇りを伝えられたという。
小泉純一郎元首相の従兄に当たる井料堅治さん(鹿児島)は、安倍首相のあいさつを聞いて、「講演を聞いて10年前に小泉さんが話した時のことを思い出したが、あの時は会場のみんなが泣いていた。まあ講演というのは今回のようにスラスラと進むのが普通でしょ」とコメントした。
2014年8月6日付
