ガロータ・ド・ベルデ号が優勝
今年で第20回目を迎えたサンパウロ・ジョッキークラブと日本中央競馬会(JRA)の交換レース「ジャパン・カップ」が9日、サンパウロ市モルンビー区の同ジョッキークラブで開催された。同カップは午後3時30分の第4レースで5頭が出走し、ガロータ・ド・ベルデ号が優勝を果たした。当日はJRAニューヨーク駐在員事務所から古谷淳所長(44、茨城)と三橋亮一氏(39、青森)も会場に訪れ、1995年の日伯修好100周年を記念して始まった日伯友好カップの節目を祝った。
ジャパン・カップで優勝したガロータ・ド・ベルデ号には、オーナーが6人いる。
そのうちの1人であるフラビオ・ベリボーニさん(52)は、「(優勝馬の共同所有者である)友人たちと共に勝利を分かち合えてうれしい。レースの感動は、友情で味わう感動と通じるところがある」と喜びを表していた。
また、ジャパンカップレースのほか、6レースで日系社会関連のレース名が付けられ、ブラジル日本文化福祉協会杯、ブラジル日本都道府県人会連合会杯、桜井一男杯、サンパウロ総領事館杯、JRA杯、サンパウロ新聞社杯がそれぞれ行われた。
来賓には、佐野浩明在サンパウロ総領事館首席領事、木多喜八郎文協会長、松尾治文協副会長、本橋幹久県連会長、尾西貞夫援協副会長、「劇団1980」の柴田義之代表、水本エレナ本紙社主などが招待された。
会場では、伯国内の日系コロニアに敬意を表して日本文化を紹介するイベントも開催。
福岡県人会から貸し出された27匹のこいのぼりが競馬場を彩ったほか、各レースの合間には鳥取しゃんしゃん傘踊りとレキオス芸能同好会がそれぞれ傘踊りとエイサー太鼓を披露し大会を盛り上げた。
JRAニューヨーク駐在員事務所の古谷所長は「質も高く良いレースが多かった。楽しめました」と同大会を振り返った。
また、今後の日伯競馬界の展望に関して同所長は、「多くの関係者と知り合うこともできたので、今後情報交換を行っていく。次回以降もぜひ参加したい」と語った。
同事務所の三橋氏は「各レースの合間にショーがあるのは珍しい」と驚きながらも、傘踊りのメンバーらと記念写真を撮るなど親睦を深めていた。
60年以上も競馬ファンを続け、当日の3レース目には自らの名前を冠したレースも行われた桜井一男氏(78、2世)は、現在もサンパウロ・ジョッキークラ ブで行われるレースはほとんど観戦するという。日系競馬界の象徴的存在である同氏に競馬の魅力を尋ねると「(競馬を通じて)いろんな人と出会うことができ た。新しい馬が出てくるから毎年楽しめる」と感慨深げに語った。
同大会は毎年8月に行われており、10月には日本で「ブラジルカップ」が例年通り行われる予定。
2014年8月12日付
