愛媛県海外協会の派遣研修生として今月1日に来伯した3人が19日に研修を終えて帰国するにあたり、愛媛県人会の西村定栄会長と共に来社した。
同協会と同県人会は研修生の受け入れと送り出しを毎年交互に行っており、今年は愛媛県から3人の研修生が来伯。サンパウロ、ミナス・ジェライス、パラナ州など各地を訪ね、農・工・商各分野で活躍する同県出身の日系人と交流し、見聞を深めた。
以前バックパッカーとしてブラジルを訪れた経験のある菅真子さん(39、愛媛県松山市)は、「テレビや本で移民について知ってはいたが、交流を通してその苦労や考えをより深く実感できた。ブラジルと日本の政治制度の違いには驚かされた」と、旅行とは違った経験を語った。
これから就職活動を控えているという大学生の宇都宮亨介さん(21、愛媛県八幡浜市)は、「これまではすぐに結果を出すことを考え、将来への展望がなかったが、成功された方から『長い目で見てやったらいいんだ』との話を聞き、人生への焦りが消えました」と研修を振り返った。
会社員の中島翼さん(23、愛媛県松山市)は、「ブラジルと日本の金持ちの考え方や規模が違った。体一つで財産を残している方たちから学んだ活力やバイタリティーを日本で生かしたい」と今後に向け意気込んだ。
西村会長は、「日本で研修報告会があるようなので、ブラジルの良い面も悪い面も伝えてほしい。各地で活躍してもらい、県人会の発展につなげていけたら」と帰国する研修生たちに期待を込めた。
2014年9月27日付
