来年2月の聖市カーニバルに向け
来年2月13日から行われるサンパウロ(聖)市のカーニバルに『日伯外交樹立120周年』をテーマに掲げて参加するサンバチーム『アギア・デ・オウロ』(シジネー・カヒオーロ代表)は、20日午後8時ごろから聖市バラ・フンダ区の同チーム本部で日系社会向けの「お披露目祭」を実施し、本番に向けた宣伝と参加者の募集を行った。同チームは東京都で毎年行われる「浅草サンバカーニバル」に約10年前からサンバ隊を送り出すなど日本との交流が盛んで、来年のカーニバルには青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)を山車に使用するとして注目を集めている。
日伯外交樹立120周年テーマに
アギア・デ・オウロは4年ほど前から連携中のインスティチュート・パウロ・コバヤシ(IPK、小林ビクトル代表)や、昨年同チームからカー二バルに出場した在聖日本国総領事館の福嶌教輝総領事らの協力により、来年の優勝を目指している。
県連の本橋幹久会長、青森県人会の玉城道子会長も訪れた同祭では、はじめにシジネー代表、小林代表、福嶌総領事がそれぞれ所信を表明。次に伯国メディアのグローボ局で先日放送された同チームの紹介動画、そして『魚と海の幸』『穀物・野菜・果物』『七夕の笹の葉・短冊・吹き流し』などをモチーフにした計6種類の衣装が披露された。他にも同チームのバテリアと日系和太鼓チームによるショーなどが行われた。
また、報道関係者には来年の五つの山車のテーマを発表。(1)最先端テクノロジー(2)食べ物とスポーツ(3)信仰(4)立佞武多(5)日伯文化の融合、となっており、今年8月から職人50人体制で制作に取り掛かっている。
具体的には、(1)アニメ、コスプレ、高層ビル、ロボット、武士(2)和食、相撲、柔道、野球(3)大仏、仏教(4)立佞武多「鹿嶋大明神と地震鯰」(5)サッカー、浅草カーニバルなどとなっており、先導には未来をイメージした船とチームマスコットの金色の鷲が登場する。
シジネー代表はこれらに関し、「(1)は日本の最先端のものを、(2)は長寿の食事である和食と日本のスポーツを、(3)は日本人の落ち着きの元である信仰を、(4)は技術が進歩しても伝統を大事にしている日本の姿を、(5)は浅草から人を連れて来て日本人もカーニバルを大切にしている姿を見せたい」との思いを語った。
なお、同チームは衣装を28種類用意。そのうち5種類はIPKによるもので、2種類は既に完売。残るはコシノ・ジュンコ氏プロデュースの作品を含む3種類で1着300レアルで販売中。
また、日本的空間を演出したVIP席を450席用意。そこでは寿司や日本酒などの日本食なども提供されるという。
IPKの小林代表は、「立佞武多も来るし期待は大きい。日本文化がプラスになって優勝できるだろう」と意気込んでおり、日系人のさらなる参加を呼び掛けている。
問い合わせはIPK(電話11・3288・8989)まで。
2014年11月27日付
