来年3月の総会でお披露目を
ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)は、14日午前10時半から文協ビル内県連事務所で臨時総会を開き、32人が出席した。旧県人会館売却後に検討されてきた新会館・事務所について、購入することを承認。サンパウロ市リベルダーデ区内の2候補物件を中心に、最終決定は役員、婦人部に一任することも併せて承認された。同会では来年3月の定期総会までの開所を視野に入れ、今後の作業を進めていく考えだ。
同会は1980年の購入以来、パカエンブー区の住宅街の邸宅を会館として使っていたが、老朽化による維持費増大などの問題により、2007年に臨時総会で移設を決定。今年前半に売却後は新会館・事務所の購入について検討を続けていた。
「これから何十年の歴史を塗り替えることなので、改めて総会を開かせていただいた」。園田会長は新会館について、売却金を含む手持ち資金(約200万レアル)で離れた場所なら中規模の会館を買えるが、管理面などで旧会館と同じ問題が起きかねないと強調。次世代のためにも、「誰が会長になってもやっていけるような、スリムな、ぜい肉のない経営をできる物件」が必要との考えを説明し、理解を求めた。
続いて、婦人部の利用の便も考え、「小さくても便利で集まりやすい」場所としてリベルダーデ区内の候補物件を紹介。ビル内の事務所(200平米) と宿泊受け入れ可能な土地付き家屋(90平米)の2候補のいずれも、購入価格を資産の半分程度に抑え、会費・賃貸収入と県の補助金、銀行利息などで黒字運 営が可能との試算を示した。「決まったわけではなく、今の時点での選択肢」としながらも、購入が決まった場合、「できれば来年3月の総会までに皆さんに出 来上がったものを見せることができれば」と期待を表した。
議長の小森広相談役により、最初に新会館購入の可否が採決さ れ、挙手により承認。物件の選定については、候補物件を見てから判断したいとの意見も出たが、個々の意見が多すぎると集約できなくなるとの声もあった。最 終的に、同2候補を中心に最終決定は役員と婦人部に一任するとの議長提案が挙手で承認された。
新会館購入に向け大きな一 歩を踏み出した鹿児島県人会。物件の選定・購入に至れば、その後は改装作業に入る見通しだ。承認を受け、園田会長は「母県、会員に恥ずかしくないもの、立 派でなくても『なるほど』と思うものを皆さんと一緒に作りたい。よろしくお願いします」と呼び掛けた。
臨時総会後は定例役員会、続いて忘年会が催され、食事を取りながら歓談した。
2014年12月17日付
