5日午後7時ごろからは「ミス日系コンテスト」が開催。ブラジル各地から選ばれた23人の日系美女が水着、ドレス姿で伯国一の美を競い合い、会場は特製の横段幕や応援グッズなどを持って応援に来た友人や家族らによって熱気に包まれていた。 審査員による審査の結果、サンパウロ州マリリア地域代表のアマンダ・ミユキ・ミズカワさん(15、2世)が今年のミス日系の栄冠に輝き、「とても、うれしいです。今後の目標はモデルと医者になることです」と取材に応えた。 また、6日午後6時半ごろから「第5回ブラジルコスプレ大会」が行われ、計11組のペアが出場。世界大会出場を懸けたブラジル1位を決めるパフォーマンスを一目見ようと、メーンステージの周りには同祭で一番と思われる多くの人が集まる盛り上がりを見せていた。 優勝したのは3度目の出場となるミナス・ジェライス州在住のフェルナンド・ペレイラさん(22)とディエゴ・ペレイラさん(25)の伯人男性2人組。「レベルの高い大会で本当に優勝できると思っていなかったのでとても幸せです」と答え、「責任を感じるが世界大会へのやる気も十分」と意気込んだ。 そのほか、同祭にはアカペラグループ「INSPi」、けん玉パフォーマーの「ZOOMADANKE」、フリースタイルフットボール現日本王者の「ALEG―Re」などが日本から招待され、「人間離れ」した驚きのパフォーマンスに会場は大歓声に包まれていた。 6日にはジェラルド・アルキミン聖州知事、前知事のジョゼ・セーラ氏ほか、ブラジル社会民主党(PSDB)の大統領選候補アエシオ・ネベス上議が会場を訪れた。 同祭を終えた本橋県連会長は「会長として初めての祭りで責任を感じながらの祭りとなった。開催に当たり金銭面など色々と問題はあるが、皆が協力してくれたことでこうして無事終えられたことが何より。来年は今年以上に大変になるだろうが、今後に向けまた積極的に動いていきたい」と総括した。 2014年7月8日付
Ano: 2014
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)主催の『第17回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)』が4日正午、聖市のイミグランテス展示場(Rod . dos Imigrantes, km 1,5)で開幕する。開幕前日の3日、注目の郷土食会場で意気込みを聞いた。 お馴染みの大鳥居をくぐって右手に抜けると、各県人会自慢の逸品が一堂に会する「食の広場」がある。3日朝8時40分に一番乗りで設営準備を始めたのは、本橋県連会長率いる鳥取県人会だった。栗と鶏肉の入った「大山おこわ」を筆頭に和牛を使った牛丼、大きな野菜かき揚などを販売する。現場責任者歴5年目になる末長正副会長は、「牛丼はデカセギ帰りの人に人気。大山おこわも自慢の品。ぜひ来て下さい」とアピールした。長野県人会の準備作業も気合が入っていた。先頭切って働いている様子の高橋恒治さん(65、山形)は、「開催日の天気が良いことに一安心」とか。同県人会の北澤一家が作る「野沢菜漬け」も順調に漬け込まれており、「各地で日本祭りは開かれるけれど、野沢菜漬けを食べられるのはここだけ。椎茸ごはん、花梅漬けもあるのでぜひ」と高橋さんは来場を呼びかけた。 展示スペースの中央通路奥の左手には、本紙と静岡新聞が主催する富士山写真展が3日中に設営を終えた。見ごたえのある霊峰の姿に、忙しいはずの作業関係者もしばし足を止めて見入る光景も見られた。 山田康夫同祭実行委員長は、忙しく会場を駆け回りながらも「準備は終わりました。後は皆さんに『三方良し』で楽しんでもらうだけです」と会場費の値上げなど苦労の多かった今回の日本祭りの成功を祈った。 開催時間は4日正午12時~午後9時、5日午前10時~午後9時、6日午前10時~午後6時まで。5日には「ミス・ニッケイコンテスト」、6日には「コスプレ大会」も行われる。各種ワークショップや和太鼓、YOSAKOIソーランなどのショーもある。期間中、地下鉄ジャバクアラ駅から会場への無料バスが出る。駅の各所で赤い法被を着たボランティアの案内が目印。入場料は12レアルだが、8歳以下または65歳以上は無料。詳細、問い合わせは県連(11・3277・8569/secretaria@festivaldojapao.com/www.festivaldojapao.com )まで。
リベルダーデ周辺でも各県人会館で前日準備に大忙し。宮崎、青森、岩手、和歌山、山口などが婦人部、青年部ら総動員で郷土料理の下準備に追われた。和歌山県人会(木原好規会長)は毎年、長蛇の列ができる「関西風お好み焼き」の下ごしらえにひたすらキャベツを切り刻む。総数は約500個で婦人部、会員らが約30人体制で千切りにし、3日間で最大5千食の販売を予定。「こういう時しかお手伝いできないけど」という20代から、80歳近いベテランまで総動員で準備した。「猫の手も借りたいほど」と木原会長も言うように開催期間中も多忙を極めるが、日本祭りの目玉食品とあってうれしい悲鳴だ。 宮崎県人会(高橋久子会長)で注目は、チキン南蛮と日向ラーメン。金曜に販売するラーメンはあっさりしょう油味で200食を仕込んだ。チキン南蛮は青年部を中心に調理したという。会館で準備に汗を流す婦人らは、「郷土食に加え特製甘酒も用意します」と笑顔を見せた。 リンゴが名産の青森県人会(玉城道子会長)はサンタカタリーナ州サンジョアキンのリンゴを使用し、ゼリーとケーキを用意した。玉城会長は「100%ジュースもおすすめ」と自信を見せた。 バリバリ焼きそばなどを提供する山口県人会(要田武会長)は、午後から会員など6人で下ごしらえ。自慢のイチゴ大は、「餡が21キロ、イチゴはアチバイアから取り寄せた3200個を使用します」と伊藤紀美子事務局長。当日は青年部中心に30人が販売を行なうという。 岩手県人会(千田曠曉会長)は三陸わかめうどんを仕込んだ。千田会長による特製ダシはいりこ、カツオ節、昆布にしいたけも加えた丁寧な一品。錦糸卵にナルト、天ぷらを乗せて提供する。
ニッケイ新聞 2014年7月3日 ブラジル日本交流協会(二宮正人会長)が東日本大震災の被災地支援活動とし、「布地蔵販売会」を今週末の県連日本祭りで行う。震災後、現在も宮城県名取市箱塚桜団地仮設住宅で暮らす人々が手作りした地蔵のぬいぐるみで、1体20レアル。同仮説住宅の住民が元々住んでいた同市ゆりあげ地区は、震災によって死者911人・行方不明者40人、半壊以上の建物5千棟以上と甚大な被害を受けた。震災から3年が経った今も、約240人が同仮設住宅に暮らしている。布地蔵はゆりあげ地区の名前の由来ともなった、「千年前の大津波で浜辺にゆりあげられたお地蔵様」がモチーフ。制作した住民らは、「お地蔵さまは作っても、もらっても心が癒される」「支援してくれた方々へ『ありがとう』と感謝の気持ちを込めた」と話している。同協会の岸本和生さんは「何もせず部屋に1人でいると、自分の行く先を考え込んでしまう方がいる。集会所に集まってみんなで作業すると気持ちも明るくなるそうです。被災地の現状を伝えるための写真展も行います。関心のある方はぜひ」と来場を呼び掛けた。
沖縄ポップス歌手として東京を中心に活動するナシルさん(38、沖縄)が、6月26日から来伯している。 同氏は2000年に実妹と2人組みで音楽活動を開始。07年からはソロ活動及び三線を使った音楽活動を始めた。近年では沖縄出身のバンドBEGIN(ビギン)のメンバーである島袋優氏プロデュースによる楽曲のリリースや、自身のラジオ番組を持つなど幅広い活動を行っている。 今回の来伯では、既に文協桜祭りや日系コロニアとの交流の中で歌声を披露したほか、日本祭りでもステージに立つ予定だという。また、三線の寄付や、沖縄の絵葉書などの配布を通じ沖縄文化の発信を行う。 同氏はブラジルの印象について「気候や人が沖縄に似ている」と笑みを交えて述べ、「音楽を通して沖縄の風を届けたい。来年も来ると既に約束した」と今後の展望を語った。 日本祭りでの同氏のステージは、6日午前11時45分の予定。 2014年7月5日付
ラジオTV日系が、昨日から開催しているフェスティバル・ド・ジャポンでブースを出している。 同ブースでは、エスタソン・リベルダーデ出版社やサトリ出版社の書籍、コンチネンタル・ホームビデオ社の邦画をポ語に翻訳して紹介。一部販売もあるという。 また同ブース内にスタジオを設け、同社の宮城パウロ社長と瀬名波美恵子さんによる政治家などへの公開インタビューも行われる。 2014年7月5日付
北澤氏の思い継ぎ今年も販売 郷土食コーナーに出展する各県人会は趣向を凝らして母県の味を表現しているが、毎年種を日本から取り寄せ、栽培、仕込みまでを工程して販売するのは長野県人会(高田アルマンド隆男会長)から出品される「野沢菜漬け」くらいではないか。同県人会の野沢菜漬けは日本祭りの前身「郷土食祭り」時代からほぼ欠かすことなく出品されている定番品で、毎回、早い時間帯での売り切れが必至の品だ。 6月30日、高田会長ら役員と会員8人が野沢菜が植えてあるモジ・ダス・クルーゼス市管内ビリチーバ・ミリンにある故・北澤重喜さんの息子、マリオさん(51)とアウグストさん(44)が管理する北澤農園を訪れ、同農園で働く従業員や北澤さんの親族約10人と共に野沢菜の漬け込み作業に励んだ。 これまで野沢菜の管理を一手に引き受けていた前会長の重喜さんが今年2月に他界。今年の出品が危ぶまれたが、種をまく時期が迫った4月に高田会長ら県人会役員数人が北澤農園に出向き、今年も野沢菜漬けを販売する意向をマリオさんら親族に伝えた。マリオさんによると、「冬の時期はそんなに忙しくないし、問題ない」と承諾したという。 昨年の取材で重喜さんは1世の高齢化や栽培の難しさを理由に野沢菜の管理を「今年でやめる」と発言していた。また、手伝いに役員が参加しなかった状況について「2世の役員も参加して大変さを分かってほしかったんだが」と複雑な胸の内を語っていた。 皮肉にも重喜さんが亡くなってから2世が率先して行動し、今年も販売を続けることを選んだ。 今年の野沢菜は重喜さんが生前に母県在住の叔母に頼んで送ってもらった種が残っており、それを使用。5月初旬に発芽させ、発芽後2週間してから北澤農園一角、2000平方メートルの畑に定植した。定植後、50日で収穫を迎えたが消毒、潅水、施肥などの管理は親族と従業員が引き受けた。 同日午前9時前に北澤農園を訪れると従業員が既に収穫を済ませた後で、収穫された約300キロの野沢菜は葉野菜出荷場に運ばれた。訪れた役員、会員らは葉の選別と水洗い、大樽に塩漬けする作業を親族らと一緒になって午後3時ごろまで続けた。 参加した同県人会元会長の新井均さん(79)は「2世の輪がまとまってきているね。今年も続けてくれてありがたく、1世はもうサイドから応援するくらいでいいんじゃないかな」と取材に対してコメントし、今年も野沢菜漬けが販売されることを喜んでいた。 マリオさんは、親族、会員らが一緒になって樽に野沢菜を漬け込む様子を見ながら「まあ2世は漬物をあんまり食べないけど、来年も続けてもいいかな」とつぶやき、野沢菜の管理を来年以降も継続する意向を示した。 この日、塩漬けされた野沢菜はピンガ、砂糖、味の素など独自の味付けを行った後、袋詰めされる。長野県人会のブースはプラッサ・ミツビシの40番。今年も昨年と同様に800袋ほどの野沢菜漬けのほか、パステル、ドラ焼きなどを販売する予定だ。(おわり、川口裕貴記者) 2014年7月4日付
山口県山口市にあるロータリークラブ(RC)は6月24日、山口県人会(要田武会長)の仲介でサンパウロ市リベルダーデ区にある同県人会会館で知的障害者援護施設「希望の家」にブラジル米800キロを贈呈した。 贈られた米は、山口県人会がRCからの支援金10万円で購入したもの。要田会長によると、RCから毎年行われてきたブラジルへの寄付は今回で20年目。当初はブラジルの孤児院に向けて援助していたが、10年目を境に同施設へ米の贈呈が始まった。 米は毎年1トンを目標に購入していたが、今年はW杯の影響で米の値段が高騰。今回は目標を上回る贈呈はできなかったという。また、今回で同施設への寄付が10回目という区切りを迎えた理由から寄付が最後との発表もあった。 要田会長は「山口市のロータリークラブのように、もっと日系コロニアに目を向ける団体が出てくれれば。県人会としても新たな支援活動を行いたい」と今後の展望について述べた。 同施設の近澤マリナ理事は、「ありがたい。本当にお世話になりました」と10年間に及ぶ寄付に感謝の言葉を述べた。 近澤理事によると、現在同施設には平均年齢50歳以上の約70人が入居しており、半分が日系人だという。 2014年7月4日付
ニッケイ新聞 2014年7月2日 県連主催の第17回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)が4日から三日間、聖市のイミグランテス展示場で開催される。各県自慢の逸品が集まる郷土物産展に、長野県人会(高田アルマンド隆男会長)は毎年「野沢菜漬け」を提供してきた。しかし、それを主導してきた北澤重喜さんが3月に逝去し、今年は中止かと思われた。ところが彼の思いを継いだ家族らの奮起で先月30日に約400キロ、800袋分の漬け込み作業がビリチバ・ミリン市の北澤農場で行われ、無事販売の準備が整った。 「日本の文化を続けたい気持ちが心の底にあった」と語るのは、重喜さんの長男マリオさん(51、二世)だ。高田会長から野沢菜漬けの協力を頼まれたのは、父重喜さんが亡くなってすぐのことだった。マリオさんは「母や弟は野沢菜漬けをほぼ諦めていた。でも自分はやらなくてはいけないと思い承諾した」と当時の心境を語る。家族に相談したらダメだといわれるのではと考え、独断で野沢菜作りを請け負った形だ。兄妹と共に経営する農業会社の業務を調整し、栽培と収穫を会社で行えるように、まず外堀を埋めた。その上で「大変な作業はこちらでやるから協力してほしい」と家族に頼んだ。母アキエさん(85、北海道)は、夫が亡くなったことと肩と腰の痛みから、今年の野沢菜漬けを諦めていた。でもマリオさんの堅い意志を聞き、驚きながらも「やると言うならやればいいよ」と言った。言葉こそそっけないが、その時のことを語る姿はとても嬉しそう。作業当日も張り切って漬け込みの塩梅を指示していた。最後まで反対したのは弟アウグストさん(44、二世)だった。「父とは同居していたけど、あまりも話をしていなかった」と当時を語る。しかし、アキエさんから強い説得を受け、「母のために、父が大切にしていたものを受け継いであげたい」と思い直した。現在はむしろ、最も積極的に作業を手伝い、マリオさんを驚かせている。聖市から作業を手伝うため同県人会員10人と共に参加した新井均元会長(79、長野)は、「重喜さんには素材から手作りするこだわりがあった。北澤家の協力が無ければ野沢菜漬けを出品する事は出来なかった」と感謝し、「県人会の協力者が高齢化する中、重喜さん本人も野沢菜漬けの継続を半分諦めていた」と振り返った。マリオさんは「若い頃にはわからなかったが、日本文化を継承する事は大切な事。来年もぜひやりましょう」と協力を約束すると、新世代誕生に県人から拍手が起きた。二日ほど塩漬けにして水分を絞り、少々の砂糖やピンガなどで味をつけ、日本祭りのバンカに並ぶ。マリオさんは「今年は柔らかさを重視して早めに収穫しました。味付けも秘伝のレシピで行います。来場した際はぜひ」と自慢の一品をアピール。来場の際は、家族の絆が繋いだ郷土の味を楽しんでみてはいかがか。
ニッケイ新聞 2014年7月2日 宮城県人会館で24日に開かれたW杯日本代表観戦会後、予選リーグ敗退の落胆も忘れ、郷土話に花を咲かせる一団が。W杯のために初来伯した岡部さんと当地の山形出身者だ。40年来のサッカーファンで、娘とその友人の3人で来伯。17日に到着し、クリチーバ、ナタウで日本戦とスペイン戦を観戦した。フェイスブックで初めて宮城県人会の存在を知り、同会での観戦会に参加したという。「天童市・人間将棋大会」「さくらんぼの最新情報」など地元の話題で盛り上がっていた岡部さんは、山形県人会副会長・斉藤保さん(67)から「昨年の県人会60周年記念式典には、県知事や民謡団が来て賑やかだった」と聞くと、意外な日伯の繋がりに感心した様子。「伯国は危険な国だとばかり思っていた。でも、空港やスタジアムでは日系人の方が案内してくれたり、応援用の手袋を下さったりして親切にして頂いた。来て良かった」と一週間の滞在を振り返った。W杯を通じ、日系社会への理解が確かに広がっていると思えた一幕だった。(石)
ニッケイ新聞 2014年7月1日 山口ロータリークラブ(河野康志会長)が希望の家福祉協会(上村ジャイロ理事長)に米800キロを寄付するにあたり、24日に山口県人会館で寄贈式を行った。同県人会の要田武会長、伊藤紀美子事務局長、近江稔会計理事、希望の家の近澤マリーナ理事が出席し、地球の裏側からの支援を喜んだ。同クラブの伯国への寄付活動は今年で20年目。希望の家には毎年10万円分の米を寄付しており、今年で10年目を迎えた。しかし、同一団体への寄付は10年を一区切りとする方針から、同施設への支援は今年で終了する見通しだ。山積みにされた米袋を前に、近澤理事は「両団体には10年間本当にお世話になりました」としきりに感謝の言葉を述べた。米は、入居者73人の3カ月分の食事になる。要田会長は「10年間、日伯の橋渡し役が出来たことは誇り」と感慨深げに語り、「日系コロニアの福祉団体はどこも支援を必要としている。日本からの協力者があれば、県人会は協力を惜しみません」と述べた。
ニッケイ新聞 2014年6月28日 日本のシンボル、富士山の雄姿をサンパウロで―。ニッケイ新聞は提携紙の静岡新聞(本社・静岡市)と共催で、来月4~6日に開催される県連・日本祭りのパビリオン会場で『富士山写真展~世界文化遺産になった日本人の魂と文化~』を開く(E-08、出口近く)。日本国民の悲願として富士山がUNESCO世界文化遺産認定されてから、はや1周年。それを記念し、静岡新聞が提供する四季折々の富士山の表情を伝える写真40枚を通じて、〃日本の心〃をブラジル社会に伝える企画だ。 雲海から顔を覗かせる神々しい姿、真っ白な深雪に覆われた寒々とした姿、またあるときは色とりどりの花畑の向こうに聳える心温まる姿など、地元紙・静岡新聞だからこそ切り取れた千変万化する霊峰の表情が一堂に会する。同社ヘリコプター「ジェリコ1号」が空撮した上からの富士は、三保の松原から仰ぎ見る様子とはまったく別の表情を見せる。入り組んだ入り江を持つ伊豆半島側から覗き見る姿、はたまた日本一のパワースポット(元気が出る場所)といわれる山頂の御来光の瞬間、山頂部と太陽が重なる特殊な大気光学「ダイヤモンド富士」が出現する直前に上空に鬼のような影が現れた瞬間を写したものなど、ここでしか観られない世界文化遺産にふさわしい美景が山盛りだ。日本人にとって古くから山岳信仰の代表であり、山頂の浅間大社の鳥居の勇姿も写真展にはある。日本中に350もの「富士」の名を冠する山がある。移民が祖国を恋しく思う時、まず夢に見、心に思い浮かべたのは富士の美しい姿ではないか。北米には「タコマ富士」、聖州にも「レジストロ富士」などその名を冠した山が23カ国・地域に50以上もあるのがその証左だ。古来、日本人は俳句や浮世絵に写し取り、文化的意味を持たせ、自然への敬意、畏怖を維持してきた。昨年、富士山がUNESCOの世界文化遺産に登録されたのは、まさに高くて美しい山というだけでなく、自然と共生してきた日本人の精神性を幅広く知ってもらおうという働きかけの成果でもある。そんな背景も含めた霊峰の姿を子や孫に見てもらうだけでなく、幅広くブラジル社会に知ってもらうために企画された。 後援は在サンパウロ日本国総領事館、国際交流基金サンパウロセンター、富士山を世界遺産にする国民会議の後援。協賛はイカイ(静岡県沼津市)。
日本祭り向けて団結を ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、本橋幹久会長)の月例代表者会議が、6月26日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル5階同会事務所で開かれた。 今週末に控えた第17回日本祭り(フェスティバル・ド・ジャポン)での注意事項の確認のほか、会の終盤では前回同様、県人会活性化に関する懇談の時間が設けられ、出席者が意見を交わした。 日本祭りに関しては、約25万レアルとみられる赤字解消へ「引き続き努力している」と山田康夫同祭実行委員長が現状を説明。目標来場者数は昨年と同じ規模である18万人とした。目標達成のための不安要素として期間中の天候だけでなく、サッカー・ワールドカップのブラジル代表戦が同祭初日にあたる4日に予定されていることを挙げた。 懇談会では、県人会活性化をテーマに話し合いが行われた。 尾西貞夫兵庫県人会長が、県費留学制度への補助金支給を日本政府に要請することを提案。協議の末、8月初旬に実現するとみられる安倍晋三首相の来伯時に要請できるよう、尾西会長が中心となって計画を進めることが承認された。 尾西会長は「(補助金要請は)昨年から言い続けてきた。県費留学生は、留学終了後に県人会とのかかわりが作りやすいのが強み」と述べた。 そのほか、「県人会館のノウハウの共有」や「日本からブラジルに進出した企業をいかに日系社会に参加させるか」が議題として挙げられた。 同会議終了後、本橋会長は日本祭りに向けて「もしかしたらトラブルが起こるかもしれない。その際は文句を言うのではなく、温かい目で見守ってほしい。みんな仲間なのだから」と話し、同祭当日に向け団結の必要性を強調した。 2014年7月3日付
「ブラジルでは身近に手に入らない物品を売ります」―。4~6日に開催される県連主催の第17回日本祭りの屋内パビリオン「P8」ブースで、日本の雑貨や食料品など通常では手に入りにくい日本製品を東京都在住の宮川茂良さん(47)たちが中心となって販売する。品物はプロ向けのレトルト製品、調味料、特殊炊飯器、衣類や毛布など約50種類。また、キャンディーマシン(飴製造機)やかき氷機など日本からの製品受注も行う。さらに同ブースでは、マラニョン州サンルイス市近郊のバカベイラ市にある宅地物件の投資購入も呼び掛ける。 今回、日本祭りに初めて出店する宮川さんによると、ブラジルでも特にサンパウロ(聖)市にはさまざまな日本製品が輸入されているが一般的な品物が中心で、新製品などまだまだ品数が少ないのが現状だ。 宮川さんたちが販売するのは、プロ用のカレールーやポン酢、だしの素、日本製の日本米や京菓子などの食料品をはじめ、変わったところでは内鍋付きでおかずも同時に調理できる3号炊き用炊飯器もある。また、日本製の衣類、くつ下、毛布やシェーバー(電気カミソリ)なども販売する。 さらに、キャンディーマシンやかき氷機など日本製の各種製造機械類の受注販売も行うという。宮川さんは「日本祭りはブラジルでも最も大きな祭りで、約20万人もの人たちが訪れるため、今回の出店でお客さんの反応を見てみたい。日本にあってブラジルにはない物もまだたくさんあり、『こういう物が欲しい』という要望を聞きながら対応していきたい。今回は実際に販売する数量が少ないため、購入希望者はお早めに」と話している。 ◆バカベイラ市で宅地投資を 一方、同ブースではマラニョン州バカベイラ市での宅地投資への呼び掛けも行われ、同祭期間中に関連ビラ1万枚を配布する。同市は2017年にペトロブラスの製油所が完成予定で、同地に土地を所有する農牧畜産業(株)サンタ・クルス社の小林文彦会長が、インフラ整備による雇用創出と土地価格の高騰を見越した宅地物件の購入を勧めている。 現地責任者の山田清さん(63、大阪)によると、販売予定の土地は第1~第3分譲地と工業団地を合わせて全部で約3000区画(1区画は約300平方メー トル)。そのうち第1分譲地(約200区画)は08年に完売しており、現在、第2分譲地の50%が既に販売されているという。 「現在、外国資本の中でも特に中国がブラジルへの投資に力を入れている。興味のある方はぜひ、ウェブサイトを見てほしい」と山田さんは呼び掛けている。ウェブサイトは(www.novabacabeira.com.br)。 問い合わせは山田さん(電話98・8842・9548(OI対応)、98・8218・7981(TIM対応))へ。 同ブースはパビリオン内「Av.Japao」沿いにあるキリンの巨大ブース前にある。 なお、日本製品の受注販売は、同祭終了後も聖市リベルダーデ区の事務所(Rua Galv縊 Bueno, 212 cj.52- 5...
日本政府機関・日系団体支援状況県人会宿泊や援協施設利用も 【一部既報】サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で日本代表を応援するために来伯していた日本人サポーターは約7000~1万人にも及んだと言われる。日本代表戦が行われたレシフェ、ナタル、クイアバ各市とサンパウロ、リオなどの都市部で強盗・窃盗や旅券紛失などW杯関連の邦人保護件数がブラジルの日本公館全館で6月26日現在、56件に及んだことが在ブラジル日本大使館や在サンパウロ総領事館などの調べで明らかになった。本紙では、日本代表が惨敗を喫してサポーターたちのほとんどが日本に帰国したとみられる中、日本政府機関及び日系団体が行った支援体制とその状況を振り返る。 ◆邦人保護状況 在サンパウロ総領事館の調べによると、ブラジル全館でのW杯関連の邦人保護件数は6月26日現在の総数で56件。内訳は強盗(6件)・窃盗(23件)を含めた犯罪被害が29件、旅券紛失等・その他の相談が23件、地元警察当局による邦人の一時拘束が4件(うち、チケット転売行為3件、競技場内への拡声器持ち込み1件)となっている。 在サンパウロ総領事館管内では強盗事件は発生しておらず、窃盗が13件、邦人の一時拘束が1件(クイアバ)だという。 強盗事件の発生場所と件数は、レシフェ2件、サルバドール2件、ナタル1件、リオ1件。 レシフェでは6月15日午後3時20分ごろ、同市旧市街のサンジョゼ市場付近の路地を友人と観光していた日本人2人が、刃物を所持したブラジル人の少年2人に脅され、カメラと財布(約8万円)を奪われた。 在ブラジル大使館臨時事務所が置かれたナタル市内では同19日昼ごろ、レストランで食事していた日本人1人がひったくりの被害に遭っている。 また、リオ市内では同22日午後8時ごろ、邦人観光客がセントロ区のカリオカ通りを歩いていたところ、15歳前後の少年2人に刃物で脅され、所持していたカバンの中から現金、カード類とスマートフォン2台を奪われる事件が発生している。 ◆県人会宿泊利用状況 ブラジルワールドカップ日本人訪問者支援委員会で県連(本橋幹久会長)が担当した緊急宿泊支援では、宮城、福島、秋田、高知の4県人会がW杯期間中の会館提供を行っているが、同25日現在で実際に日本人サポーターが宿泊しているのは宮城と高知の2県人会のみ。 中沢宏一宮城県人会長によると、6月5日からの宿泊利用者数は同26日現在で約100人で、今月13日までのW杯閉会までさらに増える可能性があるという。 宿泊者は学生旅行者、社会人のほか、大学研究者や高齢者などと幅が広く、中には祖父と親子3代で泊まった日本人家族もいたそうだ。 中沢会長は「お陰で皆さんに喜んでいただいて、交流の場になっている。我々にとってこうした日本とブラジルの交流は財産になる。これからも連絡を取り合っていきたい」と話している。 高知県人会では、高知出身のサポーターを含めわずかに2人の宿泊だったが、日本から相次いだ問い合わせメールによっては宮城県人会を紹介したりと対応を行ったという。 ◆援協医療施設等使用状況 サンパウロ日伯援護協会(援協、菊地義治会長)は支援委員会で主に医療部門を担当した。専用ウェブサイトの開設やカード2000枚を配布して緊急時の駆け寄り先として広報していた。...
毎年この時期にブラジルを訪問し、各地で公演活動を行っている日本の歌手、中平マリコさん(56、東京)が与儀昭雄氏の案内で6月26日に来社し、今回の公演予定や抱負を語った。 今年で11回目となる同氏の公演は毎回自費で行っており、公演中のCD売り上げは日系福祉団体に寄付されている。 今回の公演は6月7日のカンピーナス市での公演を皮切りに、10月6日の帰国予定日まで週末を中心にブラジル各地で行われる予定。また、9月中旬からはパラグアイも訪問し、毎年好評の美空ひばりの曲や童謡などを披露するという。 中平さんは、「昨年10周年を迎えることができたので、今年は新たな始まりの1年。今回来れなかった母の愛も一緒に届けたい。東北へのメッセージも集めてます」と笑顔で話した。 公演の主な日程は次の通り。 7月4~6日=県連日本祭り、7月12日=ベレン七夕祭り、7月19日=ソロカバ日本祭り、7月20日=サント・アンドレ日本祭り、7月26、27日=ブラジリア日本祭り、8月2日=カルモ公園桜祭り、8月3日=アチバイア太鼓フェスタ、8月16日=ポルト・アレグレ日本祭り、8月17日=サルト日本祭り、8月31日=フォルタレーザ日本祭り、9月16~20日=パラグアイ国内(イグアス、ピラポ、エンカルナシオン、ラパス移住地)。 そのほかの詳しい日程に関しては、担当の鈴木ジョルジ氏(電話11・99624・5892)まで。 2014年7月1日付
ニッケイ新聞 2014年6月27日 宮城県人会(中沢宏一会長)主催のW杯日本代表観戦会が24日に同県人会館で行われ、地元日系人を中心に約50人が声援を送った。会館に宿泊する日本人旅行者との交流も生まれ、日本とコロニアを結ぶ場にもなった。会場は、日伯国旗をモチーフに作られた七夕飾りで装飾された。初めは落ち着いた雰囲気だったものの、試合が始まると参加者は試合に熱中。歓声や悲鳴の飛び交う賑やかな観戦会となった。斉藤広さん(82、山形)は、「体格差がある中、頑張ったよ」と日本代表の健闘を称え、「同郷の旅行者と故郷の話が出来て嬉しかった」と感想を語った。中沢会長は「皆さんに楽しんで頂き、開催した甲斐があった」と全3回の観戦会を振り返り、「初来伯で戸惑う宿泊者の手助けなど、県人会として色々な貢献ができて良かった」と日伯交流の一助となったことを喜んだ。
ニッケイ新聞 2014年6月25日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が主催する「第17回フェスティバル・ドジャポン 2014」が来月4日から三日間、聖市イミグランテス展示場(Rodovia dos Imigrantes, KM 1,5 – Cursino)で開かれる。各県人会の郷土食が一堂に集まる郷土食展やミス日系コンテスト、コスプレ大会などが話題を呼び例年20万人が訪れる。日本文化を発信するイベントとして世界最大規模。 今年のテーマは「三方良し」。江戸時代の近江商人の言葉で、商売は「売り手」と「買い手」だけでなく「社会」にも良い影響を与えなければならないという意味を持つ。同祭の原点に立ち返り「開催者」「来場者」「出展者」の三方が幸せになるようにという思いも込められている。日本祭りといえば、やはり郷土食だ。各県自慢の料理が野外パビリオン「食の広場」に集結する。焼きそばや、寿司、天ぷらなど定番商品以外にもここでしか食べられない品々も並び、総品目は約300種にもなる。たとえば、鯖や小鯛などの切り身と酢飯に合わせて柿の葉で包んで押して固めた柿葉寿司(奈良)、関西風お好み焼き(和歌山)、池田の殿様の倹約令のもと庶民の知恵から生まれたと言われるまつり寿司(岡山)、日本そばを揚げて和風の餡をかけたバリバリそば(山口)、南蛮酢とタルタルソースで鶏のから揚げを味付けしたチキン南蛮(宮崎)、味噌煮込みうどん(愛知)、きりたんぽ(秋田)など独自の郷土食が山盛りだ。甘い物に関しても、りんご羊羹やブルベリー入り羊羹(青森)、あんにん豆腐(富山)、みたらし団子(京都)など今年も充実している。特設舞台では日系団体が太鼓やダンスなど約100演目を披露し、歌手の中平マリコさんや今村つばささんが今年も参加する。目玉としては、激しく踊りながらけん玉の妙技を見せる「Zoomadanke」、伴奏楽器の音まで声で出してしまうコーラスバンド「INSPi」も日本から特別参加し、会場を盛り上げる。「ミス・ニッケイコンテスト」では全伯各地の予選を勝ち抜いた候補者約30人が美を競う。「世界コスプレサミット・伯国代表選出コンテスト」も行われる。日本で行われている同サミットには世界24カ国が参加する。伯国代表は06、08、11年に優勝し注目を浴びている。茶道や生け花、剣道、柔道、アニメーションなど日本文化の展示、ワークショップも開かれる。特別企画「幸せの源」写真展が行われ、シリアやグルジアなどの途上国70カ国を旅した山田アンジェリーナ・めぐみさんの作品30点が展示される。入場券は前売り10レアル、当日券12レ。65歳以上、8歳以下入場無料。ジャバクアラ駅から無料バス。詳細の問い合わせは県連(11・3277・6108/11・3277・8569/www.festivaldojapao.com )まで。
ニッケイ新聞 2014年6月24日 ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は22日午前、99歳を祝う「白寿者表彰」を行った。今回は46人が対象となり、うち17人が本人自ら出席した。昨年の32人を大幅に上回る慶事となり、在聖総領事館の佐野浩明首席領事、飯星ワルテル連邦下議、羽藤ジョージ聖州議ほか各日系団体から来賓が集って慶祝した。 会長代理であいさつに立った松尾治・文協副会長は「宮坂国人財団の協力もあり、46人をお祝いできることは喜び。私たちも負けないように強く生きたい。益々の健康を」と祝福した。佐野首席領事は「白寿のお祝いは、我々若い者にとっても励みになる。移民初期から関わった皆様と、直接話せる機会としても意義のある式典。現在開催中のW杯では、ゴミ拾いする日本人応援団が話題となっているが、日本人の良い面が表れた結果でしょう。当地の日系社会でも皆さんの教えから引き継いだ良さを、次世代へと繋げていきたい」と話した。表彰者代表で謝辞を述べた安良田済(あらた・すむ)さんは、「多くの人からお祝いしていただき、めでたい会場に招いてくださって皆様には感謝です。なんとなく99歳を迎えたような気もします。長生きも芸のうちではないでしょうか」と述べた。式典を終え長谷川乙次さんは「1935年、二十歳の頃に望みをかけてブラジルにやって来た。モジアナ線に配耕されたが、見ず知らずの何もない土地を前に『これでどうやって生きていくのか』と思った頃が懐かしい。ここまで年を重ねられるとは思ってもみなかった。知らない間に年を取りました」と笑い、「世話をしてくれた家族、友人には感謝しかありません」とお礼を繰り返した。また櫻井ミツエさんは「最近は記憶力も弱くなって趣味の俳句教室に通うのを辞めてしまった」と残念がったが、「今の楽しみは子ども、孫らの成長を見ること。まだまだ長く生きたい」とはきはきと答えた。脇静子さんも「20人の家族がお祝いに来てくれました。その内ひ孫は11人で、みんなから祝ってもらえて、とってもうれしい」と微笑んだ。 白寿受賞者46人の一覧 (※敬称略、一部出身県など不詳)▽安良田斉(99、山口県出身、聖市在住)▽長谷川乙次(99、静岡、聖市)▽石田ヒノ(99、群馬、聖市)▽石川光子(99、香川、聖市)▽角田さよ子(99、愛知、聖市)▽古賀菊野(101、佐賀)▽松田朝枝(99、福岡、イビウナ市)▽三原由美子(99、山口、聖市)▽宮本美都子(99、聖市)▽中村フミ(99、ビリグイ市)▽尾田治子(99、長崎)▽大畑義昌(99、静岡、聖市)▽櫻井ミツエ(99、青森、聖市)▽佐口千代子(100、山口、聖市)▽田中晴子(99、長野、ビリグイ市)▽吉雄美雪(99、山口、グアルーリョス市)▽脇静子(99、大阪、聖市)▽アオキ・モリタ・セツコ(99、熊本、ドラセナ市)▽イセイ・ヒサオ(99、広島、サンジョゼ・ド・リオ・プレット)▽川崎宮子(99、山梨、テレゾーポリス/RJ)▽古賀辰見(99、福岡、ウライー/PR)▽今つや(99、青森、ベロ・オリゾンテ/MG)▽河野ミツコ(100、広島、聖市)▽工藤保美(99、香川、ラランジャ・アゼダ)▽政岡花子(99、愛媛、聖市)▽マスナガ・ヒサエ(故99、ノヴァ・フリブルゴ/RJ)▽マツキワ・ユキコ(99、聖市)▽御前四郎(99、和歌山、グアルーリョス市)▽簾長範(みすなが・すすむ、100、マリンガー/PR)▽ミヤダ・ハナエ(99、ジュンジャイー市)▽中根敏造(故99、ノーヴァ・フリブルゴ/RJ)▽新津栄三(99、北海道、ミランドポリス)▽西村一夫(99、鳥取、ロンドリーナ/PR)▽西山泰(99、熊本、ツッパン)▽大久保トキエ(103、福岡、タツアペ)▽小島芳子(99、高知、ヴァルゼン・グランデ・パウリスタ)▽親泊朝英(Oyadomari Choei、99、沖縄 レジストロ)▽親泊信( Oyadomari Nobu、99、沖縄、レジストロ)▽佐々木忠弘(99、北海道、聖市)▽東海林善之進 (Shoji Zennoshin、99、宮城、マナウス/AM)▽住岡カズミ(99、ドウラードス市/MS)▽上野三次(Ueno Sanji、99、北海道、聖市)▽上江洲幸子(Uyezu Yukiko、 故99、熊本、聖市)▽山中鈴子(99、愛知、聖市)▽ユイ・シズエ(101、福岡、聖市)▽渡邉常夫(99、千葉、モジ)
ニッケイ新聞 2014年6月24日 石川県人会主催の「文化祭」が14、15の両日開かれ、約260人の来場で賑わった。同会で開催されている文化教室の発表会として年に一度開かれる。俳句、陶芸、水彩画、絵手紙、生け花、謡曲、能楽の各講座や展示即売会、発表会、ワークショップなどを行った。文化に親しむ人々による、県系を越えた親睦の場でもある。同会で生け花を教えて約20年になる池坊華道会ブラジル支部長の河村徳子さんは、「石川県は文化の面ではトップ。皆協力的で本当に熱心」と同会の活動をたたえる。初日は、謡曲でしめやかにオープニング。日系人、日本人に加えて若い非日系の学生も多数参加し、厳かな舞台を見せ付けた。日本での能経験20年、当地での能普及につとめる小笠原潤さんは、「この文化祭に来ると、夏の暑い日に谷川のせせらぎに出会ったような気分になる。心の栄養にさせて頂いた」と挨拶した。絵手紙講座のメンバーは、おそろいのTシャツを着てワークショップを開催。「先生にちょっと静かにしなさいって言われるくらい、いい雰囲気の教室ですよ!」と江坂園江さん(74、大阪)は仲間と一緒に楽しげだ。半分に切られた梨の絵に「ゴメンネ半分しか残らなかったの」と書き添えた西藤啓子さん(71、東京)は、「書こう書こうと思ってる内に、半分食べちゃった」と、自身の作品を前に大笑いした。オープニングの後は餅つきやカレーの昼食で和気藹々と団欒した。森永正行ジェラルド会長(65、二世)は「会員の交流が続くように、昔からずっと続いてきたイベント。9年前に来た県知事も、文化祭を見てすごく喜んでくれた」と話した。
