田中団長「日本の農業に生かしてほしい」 平成26年度兵庫県若手地域農業リーダー海外派遣団(田中尚智団長)12人(引率2人を含む)が、11月15日~25日の日程でブラジルに滞在した。24日午後7時から聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテル地下レストランで兵庫県人会(尾西貞夫会長)役員との懇談会が開かれ、各自自己紹介を行うなど交流を深めた。同派遣団は36回目を数え、累計で517人となった。今年度は兵庫県立農業大学校1人、同県立農業高校3人、篠山東雲高校1人、播磨農業高校4人と新規就農者1人の10人が参加した。 ブラジル滞在中、一行はサンパウロ(聖)州マリリア市で日系コーヒー園、果樹園、JACTO社等を視察。パラナ州アプカラーナ市で地元高校生との交流後、マリンガ市で日系人宅にホームステイしながら地元文協日本語学校、大学訪問や駒込農場を見学し、クリチバ市やイグアスの滝の観光も行った。 学生リーダーの佐久間瞳さん(18、県立農業大学校)は卒業論文で「どうやったら大きな栗ができるのか」を検討中。ブラジルでは「日本の農業とは全く違ってJACTO社では大きな機械を見て驚いた。ブラジル人に明るく接してもらい、友達もできた」と喜んでいた。 祖父母が兼業農家で兵庫特産の黒豆やヤマノイモの加工販売を行っている赤井愛里沙さん(17、篠山東雲高)は、「日本と気候風土の違うブラジルでどのように対応しているかに興味があった」とし、実際にフェイジョン豆等を見てその違いを体験した。 父親が第5回目の同派遣制度で来伯し、親子2代でブラジルの土を踏んだ奥野智之さん(17、県立農高)の実家は、曾祖父の代から3代にわたって養鶏業を継 承。現在、日本の飼料の7割が海外からの輸入に頼っているという中、奥野さん自身が勉強している植物バイオテクノロジーの技術を通じて「日本で国産飼料を 作り、将来的には養鶏飼料作物の育種化を行いたい」との夢を持っている。マリンガのホームステイ先では茶道の点前も行い、「とても喜んでもらった」と充実 した表情を見せた。 中学時代にカンボジアに研修に行った経験を持つ菅田健作さん(17、播磨農高)は、農業分野を通じた 国際交流に興味があるとし、現在の日本の農業について「どこかに解決策がある」と前向きにとらえる。また、日系社会については、自身のホームステイの体験 から「日本文化を守ってきたと感じた」と話していた。 田中団長(51、兵庫)は「日本の農業は人とのつながりが大切。異 国の地での農業交流体験により、日本の農業に生かしてほしい。日本とブラジルは一番遠い国同士だが、日本と変わらない鏡で合わせて見たような生活があり、 日系の人々の意識の強さを感じた」と述べ、関係者への感謝の意を表した。 2014年12月6日付
Ano: 2014
ニッケイ新聞 2014年12月6日 岩手県人会(千田曠暁会長)が恒例の白餅販売を、13日午後2時から同県人会(Rua Thomaz Gonzaga, 95, 1o. andar, Liberdade)で行なう。白餅1パック(半キロ)前売り13レアル、当日15レ。混ぜ物のない100%もち米で作る岩手県人会の餅は毎年好評。今年は90キロのもち米を使用し、つき立ての餅を準備する。千田会長は「粘りのしっかりしたもち米を選びました。つき立ての餅をどうぞ」と呼びかけた。問い合わせは同県人会(11・3207・2383)まで。
23日に81歳を迎えられる今上天皇陛下の誕生日祝賀会が、3日午前9時から日系諸団体の共催でサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の文協ビル9階移民史料館内の天皇皇后両陛下の肖像画前で開催され、約50人が出席した。 初めに日伯両国歌が斉唱され、次に木多喜八郎文協会長があいさつに立ち、「81歳という長寿を健やかにお迎えになられたことを謹んでお慶び申し上げます。絶えず日本国民の平和と幸せを願い、安らぎと労いのお言葉をお送りくださるそのお姿に、日系人である喜びと感動を覚えると共に新しい勇気がわいてきます。ご慈愛に満ちた天皇陛下の益々のご健康とご皇室の弥栄を祈念いたします」と述べた。 佐野浩明在聖日本国総領事館首席領事からは、「81歳を迎えられる天皇陛下は、皇后陛下と共に常にお元気で公務に取り組まれておられます。天皇陛下皇后陛下の弥栄、皇室の益々の発展を祈ります」と祝辞が述べられた。 続いて本橋幹久県連会長が、「日本国民の象徴である今上天皇の末永い長寿を祈念しましょう」と発声し、万歳三唱。菊地義治援協会長の「乾杯、ビーバ、万歳!」の音頭で乾杯が行われた。 皇族来伯時の行事にはすべて出席してきたという原沢和夫さん(90、新潟)は、「学生のころに御殿で勤労奉仕をした時に昭和天皇からお言葉を頂き、今上天皇が以前来伯された時は握手していただいた」と思い出を語り、「来年自分が生きていたら、またお祝いしたい」と話した。 皇后陛下と同じ群馬県出身の内山住勝さん(76)は、「天皇皇后両陛下がご結婚された時に地元が沸いていたのを思い出す。日本と皇室の弥栄を願います」と話した。 2014年12月5日付
ブラジル都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は、11月27日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビルで11月度代表者会議を実施した。 初めに本橋会長から、援協から購入して使用していた文協ビル5階の2部屋が11月中旬に正式に県連の施設となり、サインも既に交わしたとの報告があり、「県連にとって覚えておかなくてはならない大切なこと」と喜びを語った。 議題では、来年の第18回日本祭りに関して山田康夫実行委員長から、(1)各県人会の参加の意思表示を1月中までにすること(2)ガスを使わない県人会のブースは優先的に会場中央になること(3)金曜日に出店するか否かは場所決めに関係ないこと、が発表された。 また、本橋会長から10月に参加した海外日系人大会及び日本祭り関係での日本政府関係者との折衝内容が報告。主な内容として(1)海外日系人大会の決議の一つ、「日本祭りなどの文化イベントで『クールジャパン』を広めます」の中に、サンパウロ市の日本祭りが取り上げられていること(2)同決議内で日本政府や各都道府県へ求められている積極的な「日系人が企画運営する日本イベントへの支援・参加・活用」は、まさに「我々(県連)が言っていること」だ、と伝えられた。 また、来訪者発言ではサンタ・クルス病院が経営改善努力など現状報告したほか、インスティチュート・パウロ・コバヤシの小林ビクトル代表が、サンバチーム「アギア・デ・オウロ」への日系団体の参加・協力を呼び掛けた。 2014年12月4日付
ニッケイ新聞 2014年12月4日 23日に81歳を迎える今上天皇陛下の御誕生日を祝し、日系諸団体と在聖総領事館が3日、それぞれ祝賀会を行なった。午前9時から行なわれたリベルダーデ区文協での祝賀会には約50人が、その後、モルンビー区の総領事公邸には約400人が集まり、伯国から天皇陛下の繁栄とご健康を祈った。 文協ビル9階の移民史料館で開催された祝賀会で代表して祝辞に立った木多喜八郎文協会長は、「81歳という長寿を健やかにお迎えになり、ブラジル日系社会を代表し謹んでお喜び申し上げる。日本の繁栄と平和を願うお姿に感動を覚え、皇室のさらなる弥栄を切に願います」と述べた。遠方ではノロエステ連合日伯文化協会会長の白石一資氏も訪れた。佐野浩明首席領事は「コロニアでの催しに感謝します。天皇陛下は常に公務に取り組んでおられます」と現在のお姿を報告した。「日本の象徴である陛下のご健康を祈念しましょう」と本橋幹久県連会長が参加者と万歳三唱し、菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取った。ほぼ毎年、聖州プロミッソン市から駆けつける安永忠邦さん(93、二世)は「古くから天皇誕生日(天長節)は四大節に含まれる重要な節目。コロニアにとっても一番大切な行事です」と開催意義を語った。上原幸啓元文協会長は、「かつてはどの家庭にも両陛下の御真影があった。現代でも天皇陛下を思う気持ちや、日本人の誇りを忘れてはいけない」と話した。共催団体としては当日、他に池上アントン(アリアンサ)、小坂誠(熟連)各代表が、来賓には上野秀雄(商議所)、深沢陽(国際交流基金)両氏らが出席した。正午からはモルンビー区の総領事公邸で、華やかに祝賀会が開催された。日系団体や日系企業代表のほか、伯国政府関係者なども訪れた。福嶌教輝総領事は招待客一人ひとりと握手を交わして出迎え、「天皇皇后両陛下の益々のご健康をお祈りいたします」と祝辞を述べた。その後、W杯開催や安倍首相来伯など2014年の出来事を振り返り、今後の日伯関係の強化に貢献することを誓った。ブラジリア連邦高等裁判所で日系初の判事を務めた上田雅三さん(72、二世)は「陛下には3度お会いしたことがある。日伯関係について深くご存知で、とてもお優しい方でした。これからもお元気でいていただきたいです」と話した。
ニッケイ新聞 2014年12月4日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の11月度代表者会議が先月27日、文協ビルの県連会議室で行われ、37人が出席した。本橋会長は、10月に参加した第55回海外日系人大会で面談した政府関係者との日本祭りに関する折衝の報告をした。本橋会長は日本滞在中、日本祭りへの財政的な支援を求め、外務省の高瀬寧中南米局長、世耕尋成内閣官房副長官、石破茂地方創生担当大臣、中野直樹農林水産省国際経済課らと面談した。まず「期待していたような財政支援は得られそうにない」との第一印象を語り、「金額よりも日本政府に日本祭りが認められることが、将来続けていくために必要なことではないでしょうか」と述べた。外務省、国土交通省、農林水産省、経済産業省が共同で日本祭りに参加予定であることを明かし、最も多くの予算を拠出する農林水産省は「和食」をテーマに出展を計画中と話した。山田康夫日本祭り実行委員(滋賀)からは、郷土食展参加費に換気扇代が加わることや、配線の問題でガス調理器具を使わない県人会が優先的に会場中央に割り当てられることが発表された。来年の日伯外交開始120周年を記念して、青森県五所川原市から「ねぷた」が当地サンバチームへ贈られるのにあわせ、「ねぷたの日本祭りでの展示も検討中だが、運搬費用が高いため実現は難しい」と話した。援協から引き継いだ県連会議室の地権譲渡契約が正式に終了したことも報告された。日本祭りの規模拡大にあわせ、2012年から移転が行われていたが、IPTU(固定資産税)の書類が整わず正式契約に時間がかかった。県連連執行部は、約2年間の未契約期間に対してIPTUの請求が行われる可能性を考慮して、毎年4千レアルの積み立てを行うことを決定した。会の冒頭では10月度会計報告が行われ、収入8千31レに対し、次回日本祭り費用を含んだ支出7万8千599レが計上され、7万568レの赤字となった。
ニッケイ新聞 2014年12月3日 三重県人会長の大谷パウロさん(二世)が11月18日午後10時半ごろ、肺炎のため聖市サンタクルス病院で亡くなった。19日にコンゴニャス墓地で葬儀が執り行われ、同地に埋葬された。享年78。1936年6月17日、聖市マリンガ生まれ。南米銀行に32年間勤務した後、野村アウレリオ聖市議の補佐を6年間務め、ホンダ・フォルテ社で10年間販売に携わった。サンタクルス病院のボランティア活動に大きく貢献したほか、約20年間に渡って三重県人会の活動に携わり、今年会長に就任していた。四十九日法要の日時は未定。
岩手県人会(千田曠曉会長)は、13日午後2時からサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua Tomas Gonzaga,95-1andar)で、搗(つ)きたての白餅販売を実施する。 案内に来社した千田会長は、「餅米を90キロ用意しました。粘りのある美味しい餅で、毎年たくさん注文してくれる人がいます」とアピール。来場を呼び掛けた。 餅は1袋500グラムで、前売13レアル、当日15レアルで販売。予約は同県人会(電話11・3207・2383)まで。 2014年12月4日付
ニッケイ新聞 2014年12月2日 兵庫県が主催する「兵庫県若手地域農業リーダー育成研修」の2014年度研修生10人が14日に来伯し、10日間の日程で聖州マリリア、クリチバ、パラナ州マリンガなどの農場を訪問、ホームステイや意見交換会などで交流を深めた。24日夜、兵庫県人会は聖市のニッケイパレスホテルで懇親会を開き、尾西貞夫会長が「将来農業に就いて、研修で学んだ事を活かして欲しい」と研修生らを激励した。研修感想報告の場では、県立農林水産技術総合センターの田中尚智さん(50、団長)が「他国の農業を知り、日本の農業を見つめ直すことが目的。異国での交流は良い経験になったのでは」と成果を語った。県立農業高校生物工学科の奥野智之さん(2年生)は、日本の養鶏飼料自給率の低さに問題意識を持ち、養鶏飼料作物専門の育種家を目指す。養鶏関係の研修はなかったが、「飼料となる穀物の大規模農場や専門外の畜産の現場などを見ることが出来て、視野がとても広がった」と語った。播磨農業高校農業経営課の菅田健作さん(2年生)は、「将来は農業を通じた国際交流を行いたい」と意気込む。中学3年生の時は、カンボジアでの1週間の交流にも参加した。今回は、日本語学校のJICA職員の姿に刺激を受け、国際交流への想いを強くしたという。篠山東雲高校地域農業課で丹波黒豆など特産物の加工・販売を学ぶ赤井愛理沙さん(2年生)は、「黒豆がフェイジョアーダに使われていて驚き」と伯国での黒豆の用いられ方に興味をもった。県立農業大学で果樹を専攻し、栗の品種改良を研究している佐久間瞳さん(1年生)は、「JACTO社見学で見た農業機械の大きさに驚きました」と日伯の農業規模の違いを実感していた。同制度は1978年に第1回が行われ、今回で37回目。研修参加者の延べ人数は今回で515人となった。
来年2月の聖市カーニバルに向け 来年2月13日から行われるサンパウロ(聖)市のカーニバルに『日伯外交樹立120周年』をテーマに掲げて参加するサンバチーム『アギア・デ・オウロ』(シジネー・カヒオーロ代表)は、20日午後8時ごろから聖市バラ・フンダ区の同チーム本部で日系社会向けの「お披露目祭」を実施し、本番に向けた宣伝と参加者の募集を行った。同チームは東京都で毎年行われる「浅草サンバカーニバル」に約10年前からサンバ隊を送り出すなど日本との交流が盛んで、来年のカーニバルには青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)を山車に使用するとして注目を集めている。 日伯外交樹立120周年テーマに アギア・デ・オウロは4年ほど前から連携中のインスティチュート・パウロ・コバヤシ(IPK、小林ビクトル代表)や、昨年同チームからカー二バルに出場した在聖日本国総領事館の福嶌教輝総領事らの協力により、来年の優勝を目指している。 県連の本橋幹久会長、青森県人会の玉城道子会長も訪れた同祭では、はじめにシジネー代表、小林代表、福嶌総領事がそれぞれ所信を表明。次に伯国メディアのグローボ局で先日放送された同チームの紹介動画、そして『魚と海の幸』『穀物・野菜・果物』『七夕の笹の葉・短冊・吹き流し』などをモチーフにした計6種類の衣装が披露された。他にも同チームのバテリアと日系和太鼓チームによるショーなどが行われた。 また、報道関係者には来年の五つの山車のテーマを発表。(1)最先端テクノロジー(2)食べ物とスポーツ(3)信仰(4)立佞武多(5)日伯文化の融合、となっており、今年8月から職人50人体制で制作に取り掛かっている。 具体的には、(1)アニメ、コスプレ、高層ビル、ロボット、武士(2)和食、相撲、柔道、野球(3)大仏、仏教(4)立佞武多「鹿嶋大明神と地震鯰」(5)サッカー、浅草カーニバルなどとなっており、先導には未来をイメージした船とチームマスコットの金色の鷲が登場する。 シジネー代表はこれらに関し、「(1)は日本の最先端のものを、(2)は長寿の食事である和食と日本のスポーツを、(3)は日本人の落ち着きの元である信仰を、(4)は技術が進歩しても伝統を大事にしている日本の姿を、(5)は浅草から人を連れて来て日本人もカーニバルを大切にしている姿を見せたい」との思いを語った。 なお、同チームは衣装を28種類用意。そのうち5種類はIPKによるもので、2種類は既に完売。残るはコシノ・ジュンコ氏プロデュースの作品を含む3種類で1着300レアルで販売中。 また、日本的空間を演出したVIP席を450席用意。そこでは寿司や日本酒などの日本食なども提供されるという。 IPKの小林代表は、「立佞武多も来るし期待は大きい。日本文化がプラスになって優勝できるだろう」と意気込んでおり、日系人のさらなる参加を呼び掛けている。 問い合わせはIPK(電話11・3288・8989)まで。 2014年11月27日付
沖縄県人会と沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)主催の「第10回うちなー芝居」が、9日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会館で開催され、会場が満杯となる約400人が詰め掛けた。 舞台上では、ウチナーグチ(沖縄方言)のスピーチや舞踊劇、琉球舞踊やエイサー太鼓などの芸能が披露され、若手へのウチナーグチ及び琉球芸能継承の必要性が強調された。 開会式では、沖縄県人会の島袋栄喜副会長がウチナーグチ及び日ポ両語であいさつ。母県ではウチナーグチを話す人が少なくなる中、「(日本でウチナーグチが)方言ではなく言葉として認められれば教科書を作ってもいいという規定がある。ウチナーの習慣をなくなさいように皆様、ご協力ください」と呼び掛けた。 引き続き、あいさつに立った具志堅シゲ子実行委員長は、ウチナー芝居が10年の節目を迎えて内容も年々充実してきたことに言及。今回、ビラ・カロン区のウチナー口研究会等が中心となり、若い世代にウチナー芝居とウチナーグチが伝えられていることに「明るい兆しが輝いてくることをうれしく思います」と述べ、大会開催に協力した関係者に感謝の意を表した。 2部構成で実施された舞台では、開幕合同演奏「かぎやで風」に始まり、「花」「安里屋ユンタ」の舞踊や琉球民謡などが披露された後、ビラ・カロン支部の高安宏治氏が「少年時代の思い出」をウチナーグチでスピーチ。1959年にボリビア移民として入植。密林を開拓し、泥水をすすりながら生活してきた苦難の道を振り返り、「ボリビアで初めて『ゆいまーる(助け合い)』の言葉の意味が分かった」と発表し、会場から拍手を受けた。 そのほか、2世世代よるウチナーグチの発表やウチナーグチ研究会による「丘の一本松」や特別演歌ショーなども行われ、来場した人々を楽しませた。 2014年11月26日付
ブラジル福島県人会(永山八郎会長)は30日午前11時から午後2時ごろまで、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同会会館(Rua da Gloria, 721)で「第7回喜多方ラーメン祭り」を開催する。永山会長、曽我部威事務局長が案内に訪れ、来場を呼び掛けた。 2010年10月に始まり、年2回行われている同行事。母県喜多方市の名物ラーメンを、県連日本祭りで出品しようと企画したのがきっかけだったという。最初は、スープ作りなどすべてが手探りだったと曽我部さんは思い出す。 翌年、JICAシニアとして来伯した武藤啓一氏が福島で喜多方ラーメン振興の仕事に従事していたことから、県人会に協力。以後、「麺やスープなど、評判は色々ですが、やるたびに良くなってきている」という。前回(6月)は300食を完売した。 今回も青年部が中心となって300食を用意する。値段は前売り18レアル、当日20レアル。ラーメンのほかに、ギョーザとサーモンのおにぎりを初めて用意する。永山会長は、「喜多方の評判を落とさないように、皆さんから喜ばれるものを差し上げたい」と抱負を語り、来場を呼び掛けた。 問い合わせは同県人会(電話11・3208・8499)まで。 2014年11月22日付
ニッケイ新聞 2014年11月26日 大阪なにわ会(下平尾哲男会長)が「第79回慈善バザー」を、12月7日午前9時から同会館(Rua Domingos de Moraes, 1581、ビラ・マリアーナ駅そば)で開く。婦人部の手芸品(レース編み、ふきん、エプロン等)をはじめ、プレゼント用品、中古衣料品の販売や、協賛業者の出店がある。食堂では寿司、なにわうどん、天ぷら、お汁粉、パステル等が準備される。婦人部から久保美恵子部長、高瀬千秋、桑原妙子さんが来社し、「皆様のご来場をお待ちしています」と呼びかけた。問い合わせは同会(11・5549・7226)まで。
ニッケイ新聞 2014年11月18日 ブラジル福島県人会(永山八郎会長)が『第7回喜多方ラーメン祭り』を、30日午前11時から同県人会館(Rua da Gloria, 721, Liberdade)で開催する。前売り券18レアル、当日券20レ。チャーシュー、ねぎ、メンマをトッピングした醤油味の喜多方ラーメンを300食準備する。「ラーメンだけじゃ足りない」という人のために、今回は餃子とサーモンおにぎりの販売も。案内のため来社した長山会長と曽我部威事務局長は、「県も市もふるさとの味のブラジル普及に協力的。これからも力を入れてやっていきたい」と話し、広い来場を呼びかけた。問い合わせは(11・3208・8499)まで。
ニッケイ新聞 2014年11月22日 南聖ジュキア線のペドロ・デ・トレド入植百周年を祝う式典が15日、第2回沖縄祭りの中で開催され、聖市の沖縄県人会本部やサントアンドレ支部からも民謡愛好会などの芸能団を乗せたバス2台がそれぞれ駆け付け、地元伯人と共に盛大な祝い宴を終日繰り広げた。 1912年に建設開始したジュキア線は14年に完成、その工事に参加した沖縄移民らが沿線に住み着いたことから始まった地区だ。同沿線最古参の長田栄治さん(ながた、沖縄県名護市、96)=ミラカツ在住=は「ワシがきた1935年頃、この町には600家族がいた」と思い出す。現在は60家族で、ほとんどが沖縄系だ。リベイラ河沿岸日系団体連合会の山村敏明会長の薦めにより、今年の百周年を見込んで昨年から「沖縄祭り」を同地で始めていた。今年の式典は、同祭りの一部として昼過ぎから近隣の市長ら多くの来賓を迎えて行われた。金城島袋ソランジェ実行委員長(アレクリン日本人会会長)は開会挨拶で、「いちゃりばーちょーでー(一度会ったら皆兄弟)の精神で準備してきた。この団結自体が祭りの成果だ」と遠路駆けつけた協力者に感謝した。山村連合会長も「ここは最古の植民地の一つ、そこで百年祭が行われることは実に頼もしい。先人に感謝」と称賛した。同地の宮代セルジオ市長の妻マリザ夫人が夫を顕彰する挨拶をし、郷土史家のアナ・マリア・センジンさんが記念出版した同地移民史『Centenário da Imigração Japonesa em Pedro de Toledo』の刊行祝賀の挨拶をした。県人会本部の島袋栄喜副会長は「ここを苗代に県系人は各方面に進出、活躍した。この地は沖縄コミュニティの誇り」と慶祝の言葉をのべ、先日刊行されたばかりで、同地のことも収められている『写真で見る沖縄県人の歴史』が宮城あきら編纂委員長から寄贈された。パウロ・エドゥアルド市議会議長、カイオ・フランサ聖州議、飯星ワルテル連邦下議、在聖総領事館の飯田茂領事部長らに続いて、宮代市長は「60、70年代に多くの人が聖市などに移ったが、今日はたくさんが戻ってきている。鉄道工事に参加してこの町に住み着いたものの子孫として、この祭りを大変嬉しく思う」と喜んだ。会場には同日本人会の沖縄ソバや連合会の日本食ブースを始め、写真展や各種出店など約20店が並んだ。タワタ・セルジオ副実行委員長は「去年は2千人だったが、今年は4千人来ている」と破顔一笑した。援協サントス厚生ホーム運営委員長を務め、サンビセンチ在住の安次富ジョルジさん(二世、72)は、「父が1932年にここの町に来て、僕はここで生まれた。戦後、移転したがとても思い出深い。長い間、来ないうちに大分変わった。今日は踊りを披露するために来たんだ」と懐かしんだ。与那嶺真次元県人会長も「聖市やサントアンドレに住む県系人の多くが、ここに親戚がいる。我々のふるさとみたいな場所」と頷いた。 ミニ・リベルダーデがジュキア線に誕生! まるでガルボン・ブエノ街の大鳥居周辺のような光景が、入植百周年を機にペドロ・デ・トレドにできる。飯星ワルテル連邦下議の協力で、同市バスターミナル横の通り=写真=に鳥居とスズラン灯が建設された。その奥には、日系人が多く働くフェイラが毎週開催され、所縁のある場所だ。本来はこの15日に開所式が行われる予定だったが、アウキミン州知事が出席する日程調整から30日に延期された。
ニッケイ新聞 2014年11月20日 岩手県人会(千田曠曉会長)が14日から16日まで、聖州カナネイアへ親睦旅行に出かけた。サンベルナルド・ド・カンポ、コチアなど近郊からも集まった参加者43人を乗せたバスが、初日深夜にリベルダーデ広場を出発した。海岸沿いの街カナネイアは1531年にポルトガル人のマルチン・アフォンソ・デ・ソウザ率いる遠征部隊が上陸しており、サンビセンチと町創立最古を争う歴史を誇る場所だ。カキの養殖が盛んで、釣り人も多数訪れる港町としても有名だ。翌朝午前6時に老舗日系ホテル「コッケイロ」に到着した一行は、遊覧船で景観を楽しんだ。小雨が降る中、カキの養殖場や、背びれを出して泳ぐイルカなどが乗客を楽しませた。午後はフェリーでコンプリーダ島へ向かった。海水浴などでリラックスし、ホテルの食事では新鮮な生カキ、白身魚の刺身、魚介類のリゾットなどで空腹を満たした。翌日は自由行動、魚屋でお土産を購入する者、釣りで時間を過ごす者などそれぞれ過ごした。千田会長は「参加に感謝。家族のようなひと時を楽しく過ごせた」と充実の表情。モジ在住の菊池達郎さん(86、岩手)、カツエさん(80、福岡)夫妻は初のカナネイアに「海辺の町でのんびり過ごせた。おいしいカキなども味わえて大満足」と満喫した様子で話した。
ニッケイ新聞 2014年11月19日 【長村裕佳子クリチーバ通信員】兵庫県姫路市とパラナ州クリチーバ市が姉妹都市提携30周年を迎え、姫路市から石見利勝市長、八木隆次郎市議会議長ら5人が来伯し、11月7日、バリグイ公園のサロンで記念式典が開催された。関係者約150人が出席して節目の日を祝った。 石見市長は10年前に続き2度目の来伯。「クリチーバ市とは高校生の留学などを通して交流を高めてきた」と話し、「密な姉妹都市関係を続けてこられたのもクリチーバ市民の尽力のおかげ。感謝を申し上げたい」と伝えた。まったく偶然ながら、グスターボ市長の父マウリシオ・フルエチが市長在任中に姉妹都市提携が開始された事を説明し、「30年の交流の中で、温かく迎えてくれた姫路市での留学生の受け入れに感謝したい」と語った。その後、スライドでクリチーバ市の紹介が行われたほか、これまで両国で実施されてきた留学の様子が紹介された。式典には元留学生の本田サンドラ陽子さん(四世、40)も出席。日本語の習得のために98年に留学したという本田さんは、「ブラジルにいる家族から学んだ日本語と現代の日本語の違いを知る事が出来、貴重な経験だった」と振り返った。同日夜には、クリチーバ市内の聖母マリアチャペルで同提携30周年記念コンサートが開催され、姫路市関係者や地元政府関係者など招待客約2000人が来場した。池田敏雄在クリチーバ総領事が「今後さらに姉妹都市交流が発展しますように」とあいさつ。リオ在住のピアニスト・清水由香さんとブラジル人のバイオリン、ヴィオラ、チェロ演奏家との共演で「もみじ」などが披露された。清水さんのピアノソロではブラジル人作曲家ヴィラ=ロボスの曲が演奏され、来場者を楽しませた。演奏会の後、同会場でカクテルパーティが行われ、クリチーバ市の国際交流担当の山脇ジョルジさんが乾杯の音頭を取った。
ニッケイ新聞 2014年11月18日 ブラジル熊本県文化交流協会、ブラジル肥後古流、静風流煎茶道ブラジル灯楽会が共催し、23日午後1時半から『合同茶会』を行なう。場所は同県人会館(Rua Guimaraes Passos, 142, Vila Mariana)で入場無料。肥後古流は熊本藩で誕生した茶道の一つ。当地に支部はないが、趣味としていたJICA日系社会シニアボランティアの大塚優子さんと、05年熊本市費研修生の清原パウラさんが発起人となってイベントを企画。熊本県人会の会館移転式典(2001年8月)には、慶祝団の一員として来伯した、一流派である小堀家13代の小堀俊夫代表が用具一式を寄贈していた。案内のため来社した同県人会の田呂丸哲次会長、静風流の森由里子会長、岡本和子、松浦紀美子両副会長、肥後古流の大塚さん、パウラさんは「お茶とお菓子でおもてなしします。かしこまらず気軽にご参加ください」と呼びかけた。問い合わせはパウラさん(11・99148・9830)まで。
ニッケイ新聞 2014年11月15日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が「第43回移民のふるさと巡り」の参加者を募集している。3月27日から4泊5日でパウリスタ線沿いの移住地を巡る。オズワルド・クルース、バストス、ドラセナ、ジュンケイロ・ポリス、パカエンブーを訪れ、同地日系社会と交流する。この地域へは、25年前に行われた第2回ふるさと巡り以来の訪問となる。最終日は温泉で有名なパラグァス・パウリスタのホテル「Resort Agua das Araras」に宿泊し、蒸気機関車ツアーなどを楽しむ。シングル1850レ、ツイン・トリプルは1580レ。定員になり次第、締め切りとなる。問い合わせ、申し込みはグローバル・サービス旅行社(11・3572・8990)まで。なお、同社は17日に店舗を移転したため、直接申し込みを行う場合は新住所(Praça da liberdade 190 – 1.o andar cj 13)へ。
ニッケイ新聞 2014年11月14日 愛知、大分、和歌山、滋賀、長野の5つの県人会が共催する『第17回屋台まつり』が、23日午前11時から愛知県人会(R. Santa Luzia, 74, Liberdade)で開催される。終了は午後3時半。県人会ブロック地区の垣根を越えた交流を目的として、10年ほど前に始まった。今回の各県メニューは、愛知が味噌串かつ・味噌煮込みうどん・抹茶アイス、和歌山が関西風お好み焼き、大分がトリ飯・トリ天・牛たたき、滋賀が冷やしうどん(和風、中華風)、長野が椎茸ご飯、抹茶ケーキ。ビンゴ大会やカラオケ、日本舞踊のショーなども催される。案内のため、沢田功(愛知)、伊藤信比古(大分)、木原好規(和歌山)、山田康夫(滋賀)、杉本みどり(長野)さんら各県人会代表者が来社し、「和気藹々と楽しめるので、家族、友達を誘ってぜひ来てください」と呼びかけた。
