ニッケイ新聞 2015年1月10日 日伯外交関係樹立120周年を迎える今年、秋田、群馬、東京、神奈川、富山、大阪、奈良、兵庫、広島、香川、福岡、佐賀の12県人会が創立の節目を迎える。秋田県人会は知事夫妻を含む約50人の慶祝団、友好州県45周年も祝う富山県人会は、アルキミン州知事と石井隆一知事の会談を計画。広島県人会は被爆70周年であることから原爆写真展、伝統芸能「芸北神楽」の招聘を企画するなど、それぞれ準備を進めている。 ◎秋田県人会(川合明会長)は、「創立55周年」を10月25日、知事夫妻、県議会議長ら約50人の慶祝団を迎え祝う。同県出身の医学者・高岡専太郎氏の子孫が経営する高岡農場で交歓会なども行う。 ◎群馬県人会(小渕民雄会長)は、「創立70周年」を8月23日に。知事、県議会議長、家族会会長ら10人の慶祝団が訪伯を調整中だ。 ◎東京都友会(坂和三郎会長)は、「創立55周年」を今月25日、聖市ニッケイパレスホテルで。東京都聖州友好提携25周年、日伯外交樹立120周年も祝う。慶祝団の訪伯はない。 ◎神奈川文化援護協会(白又考範会長)は、「創立50周年」に8月に開催予定。知事らの来伯も要請中だ。 ◎富山県人会(市川利雄会長)は、「創立55周年」を10月4日に宮城県人会館で。聖州との友好提携30周年の節目であることから、アルキミン聖州知事と石井隆一知事の会談も実現させたい考えだ。 ◎大阪なにわ会(下平尾哲男会長)は、「創立50周年」を8月30日に。慶祝団訪伯の予定はない。 兵庫県人会(尾西貞夫会長)は、「創立55周年」を11月1日に。パラナ州と友好提携45周年を迎えることもあり、知事を含む約30人の慶祝団が当地を訪れる。 ◎広島県人会(大西博巳会長)は、「創立60周年」を10月25日に行う(秋田県人会と同日)。今年は被爆70周年の節目にもあたるため、原爆写真展の開催や室町時代から続く伝統芸能「芸北神楽」の招聘も企画。知事、市長、県、市議会議長らを含む慶祝団の訪伯を予定する。 ◎佐賀県人会(西山実会長)は、「創立60周年」を8月2日に、同県人会館で開く。知事の訪伯も要請中。 奈良県人会は「創立55周年」、香川県人会は「創立60周年」、福岡県人会は「創立85周年」を迎えるが、式典など記念事業を行う予定はない。
Dia: 11 de janeiro de 2015
ニッケイ新聞 2015年1月10日 和歌山県人会(木原好規会長)は2月1日午前9時から、「2015年度定期総会」を同会会館(Rua Tenente Otavio Gomes, 88)で行なう。第二次召集は同9時半から。定款改正にともない臨時総会も併催される。主な議題は14年度の事業報告並び会計報告と15年度の事業計画並び予算案審議、役員改選も予定。木原会長は4期8年務めている。終了後は新年祝賀会も行なわれる(会費一人30レ)。問い合わせは同県人会(11・3209・6771)まで。
ニッケイ新聞 2015年1月9日 東京都友会(坂和三郎会長)は25日午前10時からリベルダーデ区のニッケイパラセホテル(Rua Galvao Bueno, 425)で新年祝賀会を開く。藤間流日本舞踊学校による踊りが披露されるほか、カラオケも。東京都友会創立50周年、東京都・聖州友好提携25周年、日伯修好120周年もあわせて祝う。案内のため来社した坂和会長は「会員でなくても、東京を愛する人ならば、誰でも参加下さい」と呼びかけた。参加費80レアル、1月15日までに同会へ申込みが必要。電話・FAX=11・3254・3540、Eメール=toyukai@nethall.com.br。
ニッケイ新聞 2015年1月9日 ブラジル茨城県人会(鈴木康夫会長)は25日午前9時半から、「2015年度定期総会」を同会会館(Rua Bueno de Andrade, 756, Aclimacao)で行なう。第二次召集は同10時。主な議題は14年度の事業報告並び決算報告、15年度の事業計画案並び予算案審議に役員改選も予定。終了後は新年祝賀会も行なわれる(会費一人20レ)。問い合わせは同県人会(11・3209・8515)まで。
ニッケイ新聞 2015年1月9日 日本外務省が世界の主要6都市に情報・広報戦略の拠点となる「ジャパンハウス」(仮称)を新設することが14年に明らかになった。同年8月に中南米を訪問した安倍晋三首相の意向もあり、当地サンパウロでも15年内の工事開始、16年の開設を急いでいる。同施設の方向性について外務省広報文化外交戦略課長の新居雄介氏が9月、邦字紙向けに説明会を行なった。アニメや漫画文化、芸術分野、最先端技術、地方の魅力などを発信し、対日理解の基盤を強化することで親日家の育成を図る考えだ。その会見で強調したのは「日系社会と協力して」ということ。コロニア側はこの動きをどう受け止めているのか――多様な声を集めてみた。 〃真の味〃を求める県連 「ブラジル人に対して本物の日本文化を示すために、日本政府には食イベントや運動会など各県人会行事を利用してもらいたい」と語るのは県連の本橋幹久会長。民間委託となるため、「コロニアがどれだけ関われるだろうか」と戸惑いも見せるが、期待感は高い。文協フォーラムや商議所昼食会では梅田邦夫・駐伯大使から、また海外日系人大会では世耕弘成官房副長官から日本祭りを継続できるよう、協力したい意向が伝えられたという。「日本政府からコロニアへ高い関心があるのは事実なので、ジャパンハウスも中途半端な意思はないように感じた」と〃本気度〃を捉えている。「日本祭りでは郷土食ブースを展開しているが、必ずしも本来の味ではない。ジャパンハウスを通じ、日本政府の顔が見えるような形で祭りをできれば『これぞ日本食!』と自信を持って示せる」との希望を明かした。昨年10月の海外日系人大会には、英国ロンドンからも参加者が訪れた。同地も施設設立へ動いているが、「ロンドンは現地日系社会が交流できる施設を期待しているようだった」という。「世界最大の日系社会を抱えるサンパウロの場合、交流の場はすでに多数ある。ロンドン、米ロスなどとは違った運営となる」と述べた。最も強調したのは「日本は世界に誇れる最新技術を持つ」ということ。「韓国や中国に負けないよう日本の素晴らしさを発信してほしい」との期待を込めた。 「施設の拠点を文協に」 文協の考えはどういったものか――。木多喜八郎会長、林まどか副会長らの希望は共に、「文協ビル内に事務所を設置してほしい」というもの。「昨年改修した大講堂や多目的ホール、移民史料館や図書館もある。すでに設備が整った文協を最大限活用できる」と理由を挙げた。「多くのボランティアに支えられ、長年築いてきた体制もある」と、運営協力にも自信を見せる。さらに文協は援協診療所があったビル地下に、市民憩の場を提供すべく『文化空間プロジェクト』を計画中。漫画や日語書籍を置き、お茶も飲めるくつろげる空間作りを目指しており、「ジャパンハウスには政治、経済や最新技術の情報発信をして頂きたい」と住み分けも望んだ。茶道裏千家ブラジルセンターの代表夫人でもある林副会長は、「先日トヨタの企業展で茶道の実演を行なった。ジャパンハウスが基盤となり企業とも一体となれば、より幅広く文化普及ができる」と、進出企業も絡めた取り組みの必要性を指摘した。 「日本、コロニア、聖州の三位一体で」 安部順二連邦下議の宮原ジョルジ補佐官は「文化発信基地という目的に加え、将来的には在聖総領事館やJICA、JETROに、文協などもそこに入るような施設ができれば、コロニアにとっても意味のある建物になるのでは」と提案する。「すでに文協には移民史料館があり、日本館などで文化活動を行なっている。設立時点ではコロニアと別物として考えても良いのでは。ゆくゆくは在聖総領事館が間に入り、上手く融合することが望ましい」と話したが、「ただし、ジャパンハウスの全貌がはっきり見えてこないから何とも言えない部分も」とつけ加えた。08年の移民百周年時には『日伯総合センター』というコロニア集約施設の設立案が頓挫した前例もある。宮城県人会の中沢宏一会長は「日本政府がようやく重い腰を上げたのだから、傍観する見方を止め受け入れ態勢を整えなければ」と協力的姿勢を呼びかけた。「日本政府とコロニア、さらに聖州政府とも連携して三位一体でという体制が望ましい」とも語り、「コロニアの結びつきを強められるチャンス」と見ている。 最上級のレストランを! サンパウロ青年図書館理事の天野鉄人さん=コロニア・ピニャール在住=は、「ジャパンハウスに海外最上級の日本料理レストランを作り、世界のトップクラスの人々の社交場にすることを提言する。総領事館直営で、優秀な若手の料理人を日本で選び、運営を一任する形がよい」と語った。「トップクラスの人々のサロンとなることで、日本国の国威を上げるとともに、380数社の日本進出企業にとっても実利につながる投資になる。いずれ本物の『日本館』を建設するまでのつなぎの役割を果たしてほしい」との独自の考えを披露した。 日本料理講習会の開催を 農協婦人部連合会(ADESC)の須原マリーナさん、上芝原初美さんは「日本からシェフを呼んで、料理講習会で日本食を伝授してほしい」と期待している。また「子どもが集まる空間にしてほしい。ゲームやフィギュアは値段も高いため、大人向けだから、折り紙など子どもが遊べる場所にできれば、自然と大人もついてくる」と提案した。岩手県人会の多田マウロ副会長などは、「日本酒が試飲できると魅力的。本物の日本酒が手軽に飲めるような場所なら、大勢の人が集まるのでは」と話した。 記者雑感 広報施設『ジャパンハウス』への期待を吸い上げるべく、コロニア各人に取材したが、あまりに知名度が低すぎた印象だ。二世はおろか一世でも初耳という状況で、大方の反応は鈍かった。ただ若い三、四世に趣旨を説明すると「ぜひメイドカフェを」という声も。アニメファンなど、限定された層を狙う運営方法も、検討する価値がありそうだ。今後コロニアはどのように関ることが出来るのか。日本政府は当地日系社会との協力関係を、どれだけ本気で考えているのだろうか。今年中に開設地や予算など、大まかな枠組みが決まる。 相撲中継を見られる場を 現在は設置場所の選定中で、具体的な中身もまだ検討段階だ。そんな中、一般の日系人らはどのような期待を抱いているのか。伯国相撲連盟の猫塚司強化部長などは、相撲中継を見られる場を望んでいる。「伯人力士を含め、ブラジルに住む一般の若者がNHKを見る機会は少ない。相撲中継が見られる場を提供できれば、より相撲文化が身近なものになる」と話した。
ニッケイ新聞 2015年1月9日 長崎市が2012年のブラジル長崎県人会創立50周年を記念し、姉妹提携市であるサントス市へ路面電車と民俗芸能「龍踊り(じゃおどり)」の龍体を寄贈した。昨年10月11日に同市の長崎電気軌道浦上車庫で贈呈式が行なわれ、当地からは同県人会の栗崎邦彦会長、サントス市の中井貞夫議会議長、ルイス・ギマランイス観光局長らが出席。現在は当地での活用に向け、受け入れ態勢を整えている。 2年前の長崎県人会創立50周年記念式典のため来伯した田上富久・長崎市長が式典の場で龍踊りを寄贈することを表明。当時県人会長だった川添博さんは、「以前からお願いをしていたが、まさか式典のあいさつで了承の返事を得るとは」と急な快諾に驚き、「日系社会を直に見て、長崎の文化を発信することに意義があるのだと感じたのでは」と感謝を示す。また同市長はその滞伯中に、サントスFCジュニアユースと、長崎市の中学生選抜チームが記念試合を行なうにあたり、サントス市にも訪れた。 両市は72年から姉妹提携を結んでおり、貿易港や観光都市という点以外にも、市内を路面電車が走るという共通点があることから、今回の寄贈につながった。贈呈式に出席した栗崎会長は帰国後、「田上市長はブラジルとの交流に高い理解を示してくれた。長崎・サントス両市は市役所間で研修交流も行なっており、友好親睦化への思いが強い」と感銘を受けた様子。龍踊りの龍体も同時に受け取り、「有効活用しないといけない。文化発信ができるような体制を作らなければ」と気を引き締めている。車内に龍体を収めて運ぶことになっており、運送費はサントス市が負担する。現在は海上輸送に向け調整中で、離日の見通しはたっていない。現在は龍踊りの受け入れ準備として、一年前から『龍踊り委員会』を立ち上げている。委員長を務める川添さんは、「見よう見まねでできるものではない。長崎市からも『神聖なものなので、伝統を壊さずに継承してほしい』とも言われ、ふんどしを締めなおす思い」と熱を込め、「青年を取り込むなど県人会活動の柱としたい」と意気込んでいる。贈呈式翌日には、長崎女子高校龍踊部の活動を見学し、映像を納めたDVDも受け取った。現在は練習用に10メートルの手製品を作成中で、今月中の完成を目指す。「まずは仮の龍体で練習を重ねたい。龍踊りは体力も必要なので若者も集めなければ」と話し、技術伝達に向け奔走する。早ければ開催50回の節目を迎えるコロニア芸能祭(6月)や、県連日本祭り(7月)で披露したい考えだ。
阪神淡路大震災の20回忌法要が17日午前10時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われる。兵庫県人会(尾西貞夫会長)主催。 同災害で亡くなった6千400人を追悼する。死者には伯国籍者も含まれていた。また、復興の様子がわかる写真展、兵庫県知事からのメッセージが披露される。 尾西会長、喜多山重男さんが来社し、「当時日本で被災したデカセギ帰伯者も多くいる。ぜひ多くの方に参加して頂きたい」と呼びかけた。
ニッケイ新聞 2015年1月7日 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)などの日系団体が毎年大晦日に行う「餅つき祭り」も今回で44回目を迎え、会場となった聖市リベルダーデ広場には、前年を上回る約5万人(主催者発表)もの来場者が訪れた。紅白餅2万袋と雑煮3千食が振舞われ、その行列はジョン・メンデス広場まで続いた。毎年来場するという西原吉夫さん(80、福井)は、雑煮を味わいながら「餅つき大会は年末の風物詩。毎年の楽しみです」と笑顔を見せた。 午前9時半に開会式典が行われ、県連、文協、援協などの共催団体代表のほか、福嶌教輝在聖総領事、羽藤ジョージ聖州議らが出席した。開会に先立って天竜太鼓が会場を盛り上げ、その後登壇したACALの池崎博文会長は「紅白餅の紅は成功、白は平和」とポ語で縁起物である餅の説明を行い、来場者への昨年中の感謝と新年の幸福を祈った。来賓者の挨拶も終わった頃、会場には臼と杵3基が運び込まれ、もち米から熱い湯気が立ち込める中、赤い半被を着た来賓達は慣れない手つきで杵を振るい、周りからはかけ声があがった。また会場では、南米大神宮が茅を束ねて大きな輪を作り、その輪を通る事で厄病祓いが出来る「茅の輪くぐり」を実施し、多くの参拝客が訪れた。同神宮の祭壇前には「paz(平和)」「amor(愛)」などの願いを書いた玉串も奉奠された。開会式典を終えた来賓一行と約70人の日系団体関係者は東洋会館へ移動し、「蛍の光」「移民送別の歌」「一月一日の歌」を合唱、ACALの網野弥太郎評議員会長が「穏やかで優しい平和な年となりますように」と挨拶し、鏡割りを行なった。開会式典で搗いた出来立ての餅が入ったお雑煮も供され、楽しい年末のひと時となった。
ニッケイ新聞 2015年1月6日 『2015年新年祝賀会』が文協ビルの新多目的ホールで1日午前に行われ、約350人が集まってお正月を祝った。 在聖総領事館、ブラジル日本文化福祉協会、援協、県連、商議所、日伯文化連盟の共催団体代表のほか、ブラジル日本語センター、国際交流基金サンパウロ文化センターからなど多くの来賓が出席した。 日伯外交樹立120周年記念事業の第一弾であり、「折り紙の鶴」をモチーフにした同記念事業の公式ロゴマークも初使用された。挨拶に立った木多喜八郎文協会長は、安部首相来伯やW杯開催時の日系社会の活躍ぶりなど昨年事を振り返り、「今年は文協60周年や在聖総領事館100周年もある。有意義な年にするため、力を合わせて頑張りましょう」と呼びかけた。福嶌教輝在聖総領事は新年挨拶の後、安倍首相来伯で約束されたJICAボランティアの増員やマルチビザの導入、ジャパンハウスの建設などについて触れ「皆様と協力して成功させたい」と今年の目標を力強く語った。本橋幹久県連会長による万歳三唱、コーラス部先導による「一月一日」の合唱で式典は締めくくられ、引き続き会場では祝賀パーティーが行われた。祝賀会に参加した杉本源一さん(89、山口)は9歳で入植し、今年で在伯80周年を迎える。「たくさんの苦労があった」とこれまでの人生をしみじみと振り返った後、「今年は素晴らしい俳句を作りたい」と戦前から続けている俳句の上達を新年の目標に掲げ、共に来場した中山実さん(94、山口)は、「永田稠さんの『コーヒーより人を作れ』を実践し、社会貢献していきたい」と抱負を述べた。
