06/03/2026

Mês: fevereiro 2015

ニッケイ新聞 2015年2月21日 ブラジル宮崎県人会(高橋久子会長)が1日午前、『第66回定期総会』を行なった。役員改選を予定したが副会長2氏が欠席するなど、定款で認められない状況を危惧し見送りに。14日の役員会で改めて協議した結果、高橋会長の続投が決定した。1930年、東京都生まれ。47都道府県人会の内、最年長会長と見られる。13年10月に交通事故で逝去した谷広海前会長の後を引き継ぎ、当時第一副会長だった高橋氏が繰り上げで就任していた。続投に「経験者が引っ張りながら、少しずつ青年部にも県人会の運営を任せたい」と、徐々に世代交代を図る考えを示した。昨年8月には県人移住100周年と創立65周年を祝い、10月中旬から1カ月間、高橋会長と記念式典総務の吉加江紀子さんが答礼訪問に出かけた。稲用博美副知事らと会食し、地元紙「宮崎日日新聞」から国際表彰を受けるなど、手厚い歓迎を受けたと報告した。15年度は日本祭り、ピクニック、九州ブロックの各種行事が予定され、翌16年には県費留学・研修制度が50周年を迎える。会計報告、予算案、新役員は以下の通り。14年度収入13万5087・71、支出16万1813・15。15年度は収入、支出ともに9万8500(単位は全てレアル)。【顧問】黒木政助、吉加江ネルソン、黒木慧【会長】高橋久子【副会長】竹下達也、井上久弘、尾関ローゼ【会計】大浦洋人、高橋文子【書記】吉加江紀子、中村さゆり(敬称略)
ニッケイ新聞 2015年2月17日 13日午後11時、聖市北部アニェンビーのサンバ会場サンボードロモでカーニバルが開幕し、直接に会場で見た3万余の観客と、グローボTVの世界生中継を通して数百万人が魅了された。初日には14のスペシャルチームの半分が行進した。「日伯外交樹立120周年」を今年のテーマとして定めた「アギア・デ・オウロ」も14日午前5時前から行進し、中身の濃いパレードを展開した。 パレードの「親善大使」役、元サッカー日本代表監督ジーコ氏(61)は「アギアは貴方の助けを得て優勝ですね?」と記者の問いかけに、「そう願うよ」と気合充分の笑顔を見せた。在伯青森県人会長、玉城道子さんも「いよいよね。カーニバルは観に来たことさえなかったのにね。あのおっきな山車に乗っておっこちないかしらね」と怖さ半分ながらも、興奮を隠せない様子。ねぷたの製作者、福士裕朗さん(33、五所川原市)は「寝ないでつくった甲斐があった。サンバは採点競技。パレードの時の注意事項もばっちりだよ」と勢い込んで語ったが、時おり、少し眠そうな表情を見せた。チームのシンボルである巨大な黄金の鷲(アギア)をかたどった山車とともに、青森県五所川原市の立佞武多の山車も登場。デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、玉城青森県人会長、平山誠敏五所川原市長、三潟春樹五所川原市議会議長、IPK代表の小林ヴィットル氏、宇都隆史政務官、福嶌教輝在聖総領事らが乗り込んだ。震災復興の願いを込めて作られた立佞武多は高さ15メートル、鹿島大明神が地震を引き起こす巨大鯰を退治している姿に観客も息を呑んだ。巨大な提灯のような構造で内部から発光し、存在感を放った。打楽器隊の前では日本から招聘され2カ月以上当地で練習に務めてきた小口未来さん(33、神奈川)がマドリンニャとして、ライーニャ(女王)のシンチア・サントスさん(31)の脇を固めた。〃トリ〃を務めたジーコ氏は浅草寺らしき山車に乗り、その前には親善大使妃役の井上ナターリアゆかりさん(28、三世)が華麗な踊りを披露した。小口さんは「観客の皆さんからのエネルギーが凄かった。それを受けて自分のエネルギーにできた。プレッシャー、責任感はあったが、『私はアギアの人に見込まれてここにいる』と自信をもってやった。ここまでこられたのも、大勢の人の助けがあったからこそ。感謝している」と語った。聖市カーニバルは14日深夜と15日深夜にスペシャルグループ全14組が行進。演奏、楽曲、衣装、ダンスなどの項目を審査され、17日の午後4時に優勝チームが発表される。20日の夜には上位6位までのチームが行進する〃チャンピオンパレード〃が行われる。
ニッケイ新聞 2015年2月17日 本番を早朝に終えたばかりの14日午後、「耳にサンバのリズムがこだましている」という福嶌教輝在聖総領事の言葉で、同公邸での「ねぷたプロジェクト記念レセプション」が始まった。パレードに参加した外務大臣政務官の宇都隆史参議院議員(40、鹿児島)、デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、立佞武多の参加を実現させた青森県五所川原市の平山誠敏市長ら約100人が出席した。宇都政務官も「まだ気分が高揚している。祭りは終わっていないよう」と笑顔を見せ、「外交120周年を彩る祭典となった。両国の関係がより強固なるよう、日本とブラジル日系社会が肩を組み合って盛り上げたい」と振り返った。立佞武多参加の発案者であるコシノ氏も「オリジナルを発信することが一番大事。日本の独特な感性、違いを示せた。天候にも恵まれ歴史に残る奇跡的な出来事になった」と満足げに語った。制作者の福士裕朗さんも疲れた表情を浮かべながら、「地元にも明るい話題を届けられた」と安堵していた。2千万円を超える予算を組み、立佞武多の〃参戦〃を決断した五所川原の平山市長は「世界の祭りに参加しスケールの大きさを感じた。地元をアピールできる貴重な機会となった。ぜひ次は8月の立佞武多祭りへ」と呼び掛けた。夜には文協で日系5団体主催の宇都政務官歓迎会が行なわれた。木多喜八郎文協会長は「ブラジルにとって何よりも重要なカーニバルで、日伯友好をテーマにパレードし、120周年を祝う本気度が感じられた」と語った。乾杯後には「アギア」の一団が駆けつけ、会場がサンバの熱狂に包まれた。シジネイ・カリウオウロ会長は「ねぷたを通して日本文化や日系社会との繋がりをアピールできた。政務官の参加もこれ以上ない喜びだった。今後も日伯の関係は自然と広がっていくはず」と、期待を寄せた。
ニッケイ新聞 2015年2月17日 宇都隆史政務官は記者団の取材に応じ、今回の出張に関して「昨年8月に安倍晋三首相が来伯したが、それにとどまらず政務官レベルでも訪問することが必要」と説明し、「外交120周年という大きな節目に日系社会との絆を深め、経済関係や安全保障という分野でも活性化させたい」と話した。12~15日という短期滞在中には、パラー州ベレンのトメアスーも訪れた。「血を分けた仲間が、移民政策でどれほどの苦労をしたか。日本国内ではほとんど知られていないため、事実を伝える取り組みが必要だ」とも述べた。文協での歓迎会で日系団体代表者らを前に、「皆さんと我々は同胞である。安倍首相も日系社会との関係強化を必要としており、ブラジルへの期待も高い」と力強く語った。
ニッケイ新聞 2015年2月14日 聖市カーニバル当日13日の朝、聖市アニェンビーのサンバ会場で、立佞武多の贈呈式が行われた。4日から11日まで青森県五所川原市から総勢14人で来伯した技師が組み立てたもの。式には福嶌教輝在聖総領事、平山誠敏五所川原市長を始めとする表敬訪問団、デザイナーのコシノ・ジュンコ氏も参加し、日伯友好と震災復興の願いを込めて贈呈した。 日伯外交樹立120周年をテーマにパレードするアギア・デ・オウロの見所の一つは、なんといっても五所川原市から持ってきた立佞武多だ。14日の早朝にパレードは始まり、65分間にわたって〃歩くオペラ〃ともいわれる行進を披露し、グローボテレビも生中継する。山車は5台で、4台目に立佞武多が載る。贈呈式の冒頭、平山五所川原市長は、地元のシンボルが初めて伯国の地に勇躍する姿に感動を隠しきれず、「まさか伯国で見られるとは夢にも思わなかった。日伯友好、震災復興の願いと復興支援の感謝を込めた立佞武多で、伯人の方々にも感動を与えられるようなパレードを期待」と語った。続いてアギアとIPK(小林パウロ・インスチチュート)を代表して挨拶にたったセルソ・ミズカミ氏はまず、アギア会長シジネイ・カリオウロ氏の不在を「カーニバル大詰めで連日不眠不休の作業、陣頭指揮で仮眠をとらざるを得ず」と陳謝した。続いて「外国の山車がパレードに出るのは、リオと聖市を通してカーニバル史上初めて。また3500人の参加者の内、550人の日系人と100人の日本人あわせて650人が参加することも歴史的。みなで力を全て合わせてアギア創立38年目の今年、初優勝を勝ち取りましょう」と呼びかけ、日本語で『ニホントブラジル、イッショニ、ガンバリマショウ!』と締めくくった。平山市長とミズカミ氏が親書に署名を交わし、式が終わるかと思われた瞬間、渋滞で遅れていたIPK代表ヴィットル・小林氏が無事に到着し、事なきを得た。
ニッケイ新聞 2015年2月14日 山形県人会(篠原俊巳会長)が8日、「第62回定期総会」を聖市リベルダーデ区の同会会館で行なった。冒頭には急逝した押切フラヴィオ前会長ら昨年他界した関係者12人と先亡者に黙祷が捧げられた。定款により、昨年12月に第一副会長の篠原さんが会長に昇格したと豊田豊顧問から報告された。それに伴う第一副会長の補充はなく、第二の佐藤マリオ、第三の斉藤保両氏は留任している。篠原会長は「来年2月の役員改選まで、1年間よろしくお願いします」と改めてあいさつした。事業報告として、山形県川西町の球根寄贈がきっかけとなったイペランジアホームのダリア園開園20周年、民謡行事ほか、婦人部の活動や会館の使用状況などが報告された。収入は10万8689・68レアル、支出は10万8394・55レだった。県連日本祭りに関しては、まだ出品する郷土食が決まっていない。ガスコンロの台数や換気扇の設置義務などにかかる経費を考慮して、定期理事会で決定していく。今年から会費を80レから90レに引き上げることが決定した。予算は収入、支出ともに10万5500レを計上している。
ニッケイ新聞 2015年2月13日 鳥取県人会(本橋幹久会長)の『2015年度通常総会』が8日、同会会館で行なわれた。4期目の続投が決まった本橋会長は、「県費留学・研修事業が50周年を迎える。式典を開催し母県へ感謝を示す」と述べ、思いを新たにした。14年度の事業として県連日本祭り、中国ブロックの合同行事などが報告された。8月には母県で行なわれた「第50回鳥取しゃんしゃん祭り」にも招待され、訪日した一行らは里帰りを喜んだ。創立60周年記念事業である「サンパウロ・鳥取友好の森」植樹プロジェクトについて、山添源二副会長が近況報告した。聖市北部のオルト・フロレスタルで行なう同事業だが、在来種の再生を60種から70種に拡大することになったという。また当時植林した327本について、「2年が経過し順調な成長が見られる。森林が形成されるまで環境維持が必要」と話した。1本に付き県から5千円、聖州から100レの助成が確約されており、本橋会長も「留学・研修制度の節目を機にさらなる植樹を」と話している。同制度の式典は11月8日に開催。母県の助成を得て建設した会館20周年もあわせて祝うことになっており、調理室の改築なども計画中だ。会計報告、予算案、新役員は以下の通り。14年度収入27万7623・07、支出19万1891・25。15年度は収入、支出ともに28万5千(単位は全てレアル)。 【会長】本橋幹久【副会長】山添源二、末長正、千田初美【総務】西坂アンドレ、パッシャ・イシイ【会計】大西マリエ、西坂ジオゴ健治【財管】池堂ミリアン、西坂ダニーロ【渉外】東ルシー、村信マサユキ【文化】美甘好重、竹下イルダ(敬称略)
ニッケイ新聞 2015年2月11日 和歌山県人会が1日午前、「2015年度定期総会」をアクリマソン区の同会会館で行なった。役員改選が行なわれ、2005年から会長を務めた木原好規さんが退任し、副会長だった谷口ジョゼさん(72、二世)が第七代にして初の二世会長に就任した。木原さんは冒頭、「創立60周年事業により14年始から忙しく過ごしたが、盛大に終えることが出来、関係者に厚く感謝申し上げる」とあいさつし、後任に谷口さんを推薦した。新会長は1942年、聖州ツッパン生まれ。85年に県人会に入会し、翌年には当時会長だった味村利光氏から推薦され、第三副会長に就任した。社会福祉法人「こどものその」では、昨年まで理事長を4年間務めていた。谷口会長は「退職後に日本語を学び直したが、未熟。だが県人会のためにできる限りを尽くしたい」と決意を述べた。14年度の事業として、仁坂吉伸知事ら75人の慶祝団を迎えた4月の創立式典、および南麻州ドウラードス訪問、県連日本祭り、婦人部のピクニックとビンゴ大会、青年部バザーなどが報告された。15年の事業として、3月の敬老慰安ピクニック、同月末からの母県答礼訪問、7月日本祭り、11月屋台祭りなど予定している。14年度の収入は25万5632・44、支出は24万6653・55。15年度の予算案として収入10万9609、支出7万7600を計上している(単位はレアル)。先立って臨時総会も行なわれ、定款改正の承認がなされた。モジ、ドウラードス支部に加え、アチバイア、ロンドリーナ、バストス支部を明記。婦人部、青年部も追記された。日語名称も『在伯和歌山県人会連合会』から『ブラジル和歌山県人会』に変更となった。また翌週には婦人部も総会を行ない、部長が木原恵美子さんから宮下チエコさんに交代した。2015年度役員は次の通り(敬称略)。 【会長】谷口ジョゼ【副会長】坂上拓生、西山隆一郎、辻誠也【会計】宮下望、篠崎満夫【書記】内田アリッセ・ハツエ、角ジュヴェナル智明【監査役】洲崎順、平敬介、寺本豊造【監査補佐】永井エジソン、南タダヒロ、宮下栄加【顧問】下本八郎、薮田修、橋詰信八郎、南忠孝、木原好規
在伯和歌山県人会連合会の定期総会が1日午前、サンパウロ(聖)市内の同会会館で開催された。当日は役員改選が行われ、5期10年間務めた木原好規会長(78)が勇退。副会長の谷口ジョゼ眞一郎氏(72)が2世初の会長に就任した。 昨年は4月に会創立60周年を祝うとともに、式典出席で来伯した仁坂吉伸知事や議会、民間の慶祝団一行が同県出身者の多くが入植した南マット・グロッソ州ドウラードスを訪問。聖市で「和歌山セミナー」も開催し、観光資源や物産など同県の魅力を紹介した。 木原会長は冒頭のあいさつで、「準備は大変だったが、盛大に式典を終えることができたのは皆さんの協力のお陰」と感謝。「今年は日伯修好120周年で色々なイベントがあると思うので、できるだけ出入りして賑わっていただければ。また皆さんと1年間過ごしたいと思いますので、よろしくお願いします」と述べた。 県人子弟の母県派遣や県連日本祭りへの参加、青年部バザーや婦人部のビンゴ、ピクニックなど例年の活動も実施。昨年度の収入は約25万、支出は約24万レアルで、今年は約7万8000レアルの予算を計上した。今年は例年の行事のほか、3月末から母県への答礼訪問ツアーを行う予定。昨年度報告、今年度計画ともに承認された。 最後の新役員選出に先立ち、木原会長が今期限りでの退任を表明。「皆さんと一緒に仕事をさせていただき、何をしたか自分でも分からないが、皆さんに助けられて今日まで過ごすことができた」と感謝し、「これからも新しい役員にできるだけ協力して皆さんと過ごしたい」と話した。 谷口氏を会長とする候補者名簿が読み上げられ、その他の立候補者はなく、拍手で承認された。 谷口氏は聖州ツッパン生まれ。役員を務めるなど、長年会に協力した父の光次氏が亡くなった後、母親に「お前もこれから県人会に入って、代わりに何かやってみなさい」と言われ、85年から手伝い始めたという。木原会長の下で副会長を務める傍ら、昨年まで社会福祉法人こどものそのの理事長も務めた。 就任のあいさつで谷口新会長は、初めは日本語で話すのが苦手だったことや、味村利光第4代会長と母県を訪問して知事に紹介されたことなどを振り返り、日本語を受け継ぐことの大切さも強調。「県人会は会員一同のもの。役員、顧問、会員、協力者皆で一丸となってやっていきましょう」と呼び掛けた。 第1副会長に就任した坂上拓生氏も、60年間会を支えた先人に感謝を表し、「引き続き県人会を皆さんと築き上げたい」と、あいさつした。 昨年の60周年式典で功労者表彰を受けた梅田幸治さんから木原会長にねぎらいの言葉が贈られ、総会を終了。続いて新年会が催され、約60人の出席者で親睦を深めた。 前任の地坂満夫会長の時代から副会長として会を手伝ってきた木原さん。「何をやったか、印象はあまりないけど」と言いながらも、思い出の一つとして昨年の60周年式典を挙げ、役員として長年かかわった日本祭りについても「日本祭りのお陰で会員が結束し、活性化されている」と話す。新役員に対し、「彼らなりの新しいやり方でやってほしい」とエールを送っていた。 ◎   ◎ 定期総会に先立って同日、定款改正のための臨時総会が開かれた。会の目的に県連や他県人会、和歌山県との交流を加えることや、青年部・婦人部の定款への明記、会の管理組織に顧問役を加え、アチバイア、バストス、ドウラードス、ロンドリーナ、モジ・ダス・クルーゼスなどの地方支部代表を平役員に指名すること等を承認。併せて、会の日本語名称から「連合会」を外し、「ブラジル和歌山県人会」とすることも承認された。 2015年2月10日付
今月1日の総会で決まったブラジル和歌山県人会の2015~16年度役員は次の通り(敬称略)。 【役員会】会長=谷口ジョゼ眞一郎。第1副会長=坂上拓生、同2=西山隆一郎、同3=辻誠也。第1会計=宮下望、同2=篠崎満夫。第1書記=内田アリセ・ハツエ、同2=角ジュベナル智明。 【正監査】第1=洲崎順、第2=平敬介、第3=寺本豊三。 【監査補】第1=永井エジソン、第2=南ただひろ、第3=宮下栄加。 【顧問役】下本八郎、薮田修、橋詰信八郎、南忠孝、木原好規。 2015年2月10日付
優勝向けて見せる盛り上がり 青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」がサンバチーム「アギア・デ・オウロ(以下、アギア)」からサンパウロ(聖)のカーニバルに参加するにあたり、3日深夜、制作者ら14人が着聖。4日午前10時半から本番会場となる聖市アニェンビーのサンボードロモで決起集会が行われ、同日夜から制作に取り掛かっている。 2012年に東日本大震災からの復興を祈り制作された「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」の立佞武多。15のコンテナに分けられて海を渡った。 来聖した制作者チームは14人で、同市観光物産課課長、制作者(立佞武多師)、大工、とび職、電気工がそれぞれの役割を務める。 アギアを代表してあいさつに立ったインスティチュート・パウロ・コバヤシ(IPK)の小林ビットル代表は、「外国の山車がカーニバルに参加するの は、リオでもサンパウロでも初めてのこと」と立佞武多の参加意義を強調。「これまでの20年、日系を取り上げたカーニバルは3回あったが、今回は『日本』 がテーマ。日本人、日系人が650人参加するのは過去最多で前例がないこと。優勝できると確信している」と気合いを見せた。 制作者代表の立佞武多師・福士裕朗さん(33、青森)は、「五所川原や皆の気持ちを一身に背負ってきました。日本を代表して参加できることは誇り。立佞武 多を多くの方に知ってもらいたいです」とあいさつ。また、「東日本大震災の時にはブラジルの方々から多大なるご支援を頂きましたこと、お礼を申し上げま す」と謝辞が述べられた。 福嶌教輝総領事は、「見るまで不安な毎日だったが、心から感激している。『がんばれ東北、ありがとうブラジル』という二つの気持ちを示すため立佞武多が選ばれている。本番の13日を楽しみにしたい」と意義を強調してエールを送った。 同市観光物産課の葛西達也課長(56、青森)は、「大型立佞武多が海を渡るのは初めてで不安もあったが、多くの励ましを受けてここまで来れた。これを機に世界に発信していきたいですし、素晴らしい会場で多くの皆さんに見てもらえることを心からうれしく思う」と話した。 また、制作者の最年少で電気工の鈴木翔輝さん(20、青森)は、「38年間の歴史の中でまだ優勝したことがないと聞きましたが、今年は立佞武多も来たのでぜひ優勝しましょう」と期待を込めた。◎   ◎ 翌5日には作業を進め、全体の3分の2が完成。鹿嶋大明神が地震鯰を押さえつける姿がはっきりと現れた。作業日両日は雨も降るあいにくの天気だったが、特 殊な和紙と塗料による対策で雨も心配ない様子。「順調に完成に近づいています」と笑顔の福士さん。その様子を見た青森県人会の玉城道子会長も、「完成が待 ち遠しいです」と期待していた。 同晩には会場で同チーム最後の予行練習も行われ、優勝に向け盛り上がりを見せている。...
ニッケイ新聞 2015年2月6日 ブラジルに兵庫県産の海苔を流通させるべく、兵庫県漁業協同組合連合会から1日に訪問団が来伯、商品の輸出や現地生産の可能性を探っている。2日に兵庫県人会の尾西貞夫会長と共に、聖市ニッケイパラセ・ホテルで記者会見を開いた。「おにぎらず」を半分に切って弁当箱に詰めたところ。サンドイッチのように、どこから食べても具と一緒にご飯が食べられる。具はチーズやハム、カレー、焼きそばなど、なんでも合う「おにぎらず」を半分に切って弁当箱に詰めたところ。サンドイッチのように、どこから食べても具と一緒にご飯が食べられる。具はチーズやハム、カレー、焼きそばなど、なんでも合う「営業での感触は、昨年より格段に良かった」と語るのは、突々淳参事(とつとつ・きよし、56、兵庫)。5年前に農水省の委託を受け、当地の海苔の消費状況を調査するべく当地を訪れた際は「中国産の価格に対抗できない」と断念したが、近年中国産が価格上昇していることから、再挑戦に乗り出したという。「船便で輸送すると風味もおちる。うちは原料と技術を提供するので、焼き海苔工場に投資してくれるパートナーを募り、焼きたて海苔を提供したい」と意気込む。引き続き、日本産焼き海苔の輸出の可能性も探るという。同参事によれば、当地に流通している海苔はほぼ100%中国産。日本語のパッケージのせいで一見日本産と見えても、原産国は中国のケースが多いとか。「原産国名も日本とはっきり明記できれば価値になる。今回は大和商事とパッケージの話にまでなった」と関心の高まりを喜んでいる。来週はパラナ州で、加工工程や資産のことも含め説明会を開く予定。中小企業診断士の中野正也さん(59、千葉、グローバル事業開発研究所代表取締役)は、「日本から原料を輸入して加工すれば、価格はだいぶ押さえられる」と話す。また、日本産海苔をアピールする上で「おにぎらず」という海苔の食べ方も提案する。四角い器にごはん、具、ごはんとサンドイッチのように順に重ねて形を整え、それを海苔に乗せて風呂敷のように包む〃握らないおにぎり〃。「手が汚れず、手軽で見栄えがよいとブームになっている」という。滞在中、のり海藻事業本部の藤澤憲二次長(52、兵庫)が各地で実演を行う。日伯協会(神戸市)の副理事長も務める多田義治顧問(76、兵庫)は、「今年は兵庫県とパラナの友好提携40周年の年でもある。お互いに人的交流だけでなく、特産品の交流にも力を入れたいと考えている」と話した。なお、兵庫産海苔は青葉祭りでも販売する。同連合会の事業に関心のある人は、兵庫県人会(11・3207・0025)まで連絡を。
ニッケイ新聞 2015年2月5日 青森県五所川原市の巨大立佞武多(たちねぷた)が聖市サンバカーニバルに〃出陣〃するにあたり、3日深夜に制作者らが着聖した。本番会場でもある聖市北部アニェンビのサンボードロモで4日午前、「たちねぷた」組立開始式が行なわれ、制作した福士裕朗(ふくし・ひろあき)さん(33、青森)は「日本を代表して参加でき誇りに思う。ねぷたを世界に広めたい。震災の復興支援のお礼もしたい」と意気込みを語った。 近年1部上位のサンバチーム「アギア・デ・オウロ」(以下アギア)が、日伯外交樹立120周年をテーマにパレードを行なうにあたり、一部演出を担う服飾デザイナーのコシノジュンコさん発案で、立佞武多が登場することになった。本番会場のスタート地点で行なわれた式冒頭、アギアでアルモニア(行進の管理)を任されるセルソ・ミズカミさんが「ニホン、ブラジル、イッショニガンバリマショウ」と日本語でエールを送った。協力団体インスチトゥート・パウロ・コバヤシ(IPK)の小林ヴィットル代表は、「日本人の血が流れている我々にとって大変な喜びである」とあいさつ。同氏によれば過去20年の聖市1部リーグで移民や日系社会をテーマにしたのは3回。「今回は〃日本〃がテーマ」と意義を強調した。さらに「アギアのパレードには総勢3500人が参加するが、日系人、日本人だけで650人を予定する。これも最大規模だ」と胸を張った。2011年東日本大震災の復興を願って作られた、高さ14メートル余りの巨大な「鹿嶋大明神と地震鯰」が到着。制作者の福士さんが計14人の組立班を紹介し、「ねぷたを世界に広めたい。震災の復興支援のお礼もしたい。安全に作業を進め本番に備えたい」と意気込みを語った。福嶌教輝在聖総領事は「日本と何度もやり取りし15コンテナが到着し、通関手続きも間に合った」と安どの表情を見せ、「がんばれ東北、ありがとうブラジルという気持ちを込めて準備してきた」と話した。下見を終えた五所川原市観光物産課長の葛西達也さんは「大きな会場だがねぷたも負けない」と自信を見せ、「コスト、コミュニケーションなど不安あったが励ましを受けここまでこれた。これを機に1万8千キロの距離を縮めたい」と思いを新たにした。とび職の乗田孝正(のりた・こうせい)さん(55、青森)は「非常に良い状態で運ばれてきた。地元に良いニュースを届けたい」と本番を待ちきれない様子。大工の竹内義博さん(60、青森)は「現地に運ばれ感動している。このまま本番も上手くいくはず。毎年祭りの日は不思議と雨が降らないから心配していない」と悪天候の不安も一蹴した。開始式後、アギアとねぷた班が打ち合わせを行い、修繕箇所や台車に乗せる作業工程などを確認。同日午後8時からさっそく組立作業に取り掛かった。
ニッケイ新聞 2015年2月5日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の1月度代表者会議が先月29日、文協ビルの県連会議室で行われ、41人が出席した。前日28日には郷土食ブースの出店説明会を行い、出店説明会の会場・栃木県人会館には、県人会などおよそ50団体から約100人が集まり、質疑応答で3時間以上を費やした。関係者らに「経費は一店につき7~8千レかかる」と説明。昨年の倍の負担となるが、山田康夫日本祭り実行委員長(滋賀)は「一定の理解は得られている」と話した。会場サンパウロ・エキスポ(旧イミグランテス展示場)が大規模改装中のため、例年なら郷土食ブースとして使う場所が今回は使用できない。屋内調理となるために換気扇の設置義務が発生し、利用料は小型600レ、大型1000レで、出店費用も一店2000レから3500レとなった。その他ガス代、電源一つに180レなどの負担が増している。参加者らは「経費を抑えるためガス台を減らしたり、換気扇の配置を再考しなければ」と悩んでいる様子だった。前回と変わらない出店数を見込んでいるが、2月1日までだった出店申し込みを13日まで延期した。日本政府の支援については、先月の代表者会議で外務省、国土交通省、農林水産省、経済産業省が同祭に参加予定だと明かしたが、詳細は未定。外交樹立120周年記念事業として伯国内を巡回する、JICA主催の日伯協力事業展示会を実施できるよう調整中だ。次回の第44回ふるさと巡りに向け、本橋会長がメキシコを視察したことが報告された。「米国ハワイ、カリフォルニアなども候補だったが、訪ねるべき場所だと実感した」と伝えた。日系人は約1万6千人(内メキシコシティに約1万2千人)で、メキシコ南部のチアパス州エスクイントゥラに入植した「榎本殖民団」や、7~800社という日系企業、日墨協会、日墨学院を紹介した。時期は9月24日~10月1日を予定している。また役員改選を行なった県人会から西川修治氏(福島)、村上アンドレ光明(島根)が会長交代あいさつに立った。会の冒頭で11、12月度の会計報告が行われ、収入4万5857・84レ、9万3966・85レ、支出12万7496・45レ、10万9388・05レだった。
ニッケイ新聞 2015年2月4日 日伯外交関係樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会(梅田邦夫委員長=駐伯日本国大使)は2日、在聖総領事館で第4回会合を行なった。構成員の日系5団体ら約20人が出席した。会議後に梅田大使、福嶌教輝在聖総領事、山元毅(つよし)在リオ総領事が会見し、目玉企画の花火大会と展示会開催の進捗状況を伝えた。また記念事業の一つに、日本館の改修工事も含まれることが決定した。 福嶌総領事によれば、今月の聖市サンバカーニバルに参加するために服飾デザイナーのコシノ・ジュンコさんが来伯し、その後に花火大会の打ち合わせや候補地を視察するという。下旬に詳細を詰めるといい、「9月開催の方向は変わらないが、場所や規模は未定。コシノさんの演出の仕方次第で決まる部分もある」と補足した。ウジミナス、セラード開発などの日伯共同事業展示会は今月27、28日、ミナス・ジェライス州都ベロ・オリゾンテで行なわれる日本祭りが皮切りとなり、ベレン、ブラジリア、サンパウロ(県連日本祭り)、リオ、マリンガ、クリチーバの7カ所を巡回する。サルバドール、レシフェ、ポルト・アレグレ、麻州、南麻州でも開催したい意向だ。今回新たにイビラプエラ公園内の日本館改修が記念事業に加わることに決まった。以前から木多喜八郎・文協会長が福嶌総領事に要請しており、今会議で正式に承認された。これまで自費で改修を請け負ってきた中島工務店(本社・岐阜)が5月に行なう作業に、約800万円を充てる。梅田大使は「コロニアにとって非常に重要な文化財」と強調し、全会一致で賛同を得たと報告した。これら3事業の予算総額は200万レ。花火大会のみで165万ほど計上している。ルアネー法などを通じ、約45社から140~150万レの寄付が内定している。リオ総領事館では独自の記念事業を進めている。山元総領事は「女性指揮者の第一人者である西本智実さんを招き、日伯友好音楽祭を7月末に市立劇場で、またリオ植物園内の日本庭園(清苑)の改修・整備を行なう」と明かした。13万レ強の経費が寄付などにより集められている。その他、親善大使の要請や移民百周年マスコット「チカラ」「ケイカ」の使用手続きを進めており、海上自衛隊練習艦隊は国内3、4カ所に寄港する方向で調整中。梅田大使は「ジウマ大統領の訪日と、皇室のご来伯もぜひ実現させたい」と話し、要人往来に意欲を見せた。   120周年ロゴ作成者=「日本文化に誇りもつ」 外交120周年委員会の会議後には、応募数80の中からロゴマーク最優秀作品に選ばれたブルーノ・ヒトシ・テルヤさん(27、三世)=グアルーリョス在住=が表彰された。06年末と07年末に数カ月間、日本でアルバイトした折、広島の平和記念公園を訪れた。そこで折鶴が平和の象徴であることを知り、そこから発想をえた。応募理由を「日系人として日本文化に誇りを持っているから」と説明し、120周年の成功を祈念した。
日伯協力の工場設立も視野に 兵庫県漁業協同組合連合会(JF兵庫漁連、山田隆義代表理事会長)から昨年に続き、突々淳(とっとつ・きよし)参事ら関係者が来伯した。今年は、サンパウロ(聖)市での日本産海苔(のり)のPR、販売調査に加え、ブラジルでの焼き海苔加工についてパラナ州で説明会を行う予定だ。5年前に初めてブラジルを訪れて以来、当地での海苔販売を目指して調査を行ってきた同漁連。日本食需要の高まりを受けて今回は昨年以上の好感触を得ているといい、加工工場設立への出資にも期待を寄せる。 来伯したのは突々参事ほか、同漁連の多田義治顧問、藤澤憲二・のり海藻事業本部次長と株式会社グローバル事業開発研究所の中野正也代表取締役。2日に着伯し、聖市を中心に輸入販売業者やレストラン等でPR・調査を行った後、来週にかけてパラナ州クリチバとパラナグアで説明会を開催する予定だ。 同漁連は5年前に農林水産省から委託され、三菱総合研究所と初めてブラジルの市場調査を実施した。しかしこの時は、市場の大半を占める中国産海苔と日本産高級海苔の価格差が5倍以上になることから断念。その後、中国産海苔の価格が上昇したことから、昨年再び調査に来伯。品によっては価格差を抑えて勝負できるとの判断で、輸出に向けた検討を続けてきた。兵庫県人会(尾西貞夫会長)も日本祭りで1度、その後も青葉祭りで紹介するなど協力している。 現在ブラジル国内で販売されている海苔の9割以上は中国産で、それに続くのが韓国産。日本産は販売価格がやや高くなるが、着聖後に訪ねた地場日系 企業からは「希望者はいるので、チャンスはある」と好感触が得られたという。「日本産とはっきり書けば可能性はある」と、パッケージについての話も出たそ うだ。「日本食のレストランも差別化の志向が出てきた」。一般のスーパーからも「もっとブラジルの人に本当の日本食を伝えたい」との声があったという。 さらに、今回の来伯の目玉と位置づけるのが、ブラジル国内での焼き海苔加工。同漁連が原料となる干し海苔を輸出、加工機械や技術面でも協力する形で、今後 ブラジル側で工場に出資するパートナーを探す考えだ。「希望者がいれば、日本に持ち帰って前向きに検討したい」と突々参事は話す。 今年はパラナ州と兵庫県の姉妹提携45周年のほか、修好120周年、パラナ日本人入植100周年、ブラジル兵庫県人会55周年などの節目の年。また、パラ ナグアと同県淡路町が姉妹都市提携を結んでいることから、同州での説明会開催が決まった。原料の干し海苔や加工の流れ、ビジネスの可能性まで幅広く説明す る。多田氏は、恒例のパラナ州経済ミッション訪日に加え、今年は兵庫県からの訪伯も計画されていることに触れ、人の交流に加えて「産物交流」の重要性を挙 げる。 多田氏によれば、ブラジルで年間に消費される海苔(全形)は推計1億5000万枚。「その100%が輸入というの は珍しいこと。安く供給することで付加価値がブラジルに落ちるメリットもある」。突々参事は、「(船で)赤道を通ると風味を保つのは難しい。ぜひ、焼きた ての海苔を供給したい」と意欲を見せた。 同漁連訪問団に関する問い合わせは兵庫県人会(電話11・3207・0025)まで。...
ロゴマーク作成のブルーノ氏表彰も 昨年8月に発足した「日ブラジル外交樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会」(委員長=梅田邦夫在伯日本国大使)の第4回会議が、2日午後2時からサンパウロ(聖)市ベラ・ビスタ区の在サンパウロ総領事館3階多目的ホールで開催された。会議では、寄付金を募って実施する「120周年記念特別事業」として、日伯友好花火大会、日伯共同プロジェクト巡回展覧会に加え、新たに聖市イビラプエラ公園内日本館の改修を実施することが決定。また、120周年のロゴマークを作成したブルーノ・テルヤ・ヒトシさん(27、3世)の表彰も行われた。 この日の会議には、梅田大使、福嶌教輝在聖総領事、山元毅在リオデジャネイロ総領事、文協、援協、県連、日伯文化連盟(アリアンサ)、商工会議所、国際交流基金、JETRO、JICA、JBIC、日伯文化社会統合協会代表らが出席した。 会議後に邦字紙へ概要を説明した梅田大使、福嶌総領事、山元リオ総領事によると、第4回会議では主に(1)寄付金の現状報告(2)特別事業(=花火大会、巡回展覧会)に関する説明(3)イビラプエラ公園内日本館の改修を新たな特別事業として追加(4)リオ独自の特別事業の4点に関して検討が行われたという。 (1)は、目標額の200万レアルに対し、2日現在、45社から120~150万レアルの寄付金が集まっていると報告。 (2)のコシノ・ジュンコ氏プロデュースの花火大会は9月に開催するが、場所は未定。今月中旬に同氏が花火技師を連れて来聖する際に候補会場を視察し、今月後半にそれを踏まえた新たな発表が行われる。 巡回展覧会は、今月27日から開幕するミナス・ジェライスの日本祭りを皮切りに、ベレン、ブラジリア、サンパウロ、リオ、マリンガ、クリチバでの開催が決定。サルバドール、レシフェ、ポルト・アレグレ、マット・グロッソでの開催も検討中。 今回の会議の目玉となった(3)は、イビラプエラ公園内の日本館を管理する文協の木多喜八郎会長の要請を受けた福嶌総領事が、東京本部とのやり取りを経て 今会議で提案。会議に出席した関係者によると、日本館改修は「もし(寄付)金が余ったらという場合に」行われるとの説明があり、反対意見も無く決定したそ うだ。 梅田大使は日本館改修の意義について、「(日本館は)日本の顔。皇族や総理が来られても行かれる。きちんと維持するのが日本政府としても重要。日系社会にとっても間違いなく重要なことで、皆で力を合わせて改修に協力しようとなった。非常に良い提案を頂いた」と説明した。 予算は日本円で約800万円(約18万レアル)を予定し、今年5~6月ごろに岐阜県の中島工務店の職人11人が改修を行う。なお、特別事業追加による寄付 金の目標額変更等について梅田大使と福嶌総領事は、増やす必要性と「規模が未定の花火大会次第」との考えを示している。 (4)では、リオ独自の特別事業として「日伯友好音楽祭」「日本庭園改修」を実施し、13万レアル強の寄付金目標も目途がつきつつあると発表。音楽祭は今 年7月末に世界的指揮者の西本智美氏を招き、会場となるテアトロ・ムニシパル(市立劇場)のオーケストラとの共演を予定している。 また、実行委員会終了直前には、「折り紙の鶴」をモチーフにした120周年のロゴマークを作成した聖州グアルーリョス市在住のブルーノさんの表彰が行われ、梅田大使から表彰状が手渡された。 ブルーノさんは表彰式後の取材に対し、「日本文化に関心があり、子供のころから日系人であることに誇りを持っていたので応募しようと思いました。作品が選ばれたと聞いた時は本当に驚いた。表彰していただき、うれしいです」と喜びを語った。...
再来年は創立100周年 ブラジル福島県人会は、1月25日午前10時半からサンパウロ市リベルダーデ区の同会会館で2015年度定期総会を開催した。今年は役員改選が行われ、現職の永山八郎会長が再選。永山会長は、再来年の県人会創立100周年に向けた準備とともに、より多くの青年が参加する会作りに意欲を見せた。 総会は午前10時半に開会。永山会長は冒頭のあいさつで、「会員を辞められる方が多く、年々会が寂しくなっている。どこの会でも大きな問題だが、再来年は県人会創立100周年という大切な年。それを契機に一丸となっていきたい」と述べ、協力を呼び掛けた。 昨年は定例行事のほか、3月に宮城、岩手両県人会と東日本大震災から3年の追悼式を共催。5月には、講演で来伯した同県人の田母神俊雄元航空幕僚長が同会のラーメン祭りを訪れた。8月末に母県で海外県人会サミットが開かれ、永山会長が参加。喜多方市のラーメン協会から丼の寄付もあった。収支は約12万レアルで、今年の予算は約11万レアル。 会長による海外県人会サミットの報告も行われた。世界10カ国から18人が参加。震災からの復興状況を聞き、避難者らが活動する工房や、桃農家、 現在も避難生活を送る人たちなどを訪ねた。会長は、桃が順調に売れるようになったという農業者や、一日も早く故郷に戻りたいと願う避難者の声を振り返っ た。ブラジルの人たちにも福島の状況を話してほしいと要望してきたという。 役員改選に先立って提出された候補者名簿は一つで、出席者の拍手により承認。新役員がそれぞれ抱負を述べた。 第1副会長の門馬ルイス氏は、「時代が変わってどの会でも問題はあるが、県人会はただの集まりでなく、重要なもの。親父たちの故郷を守りたい。20年先、50年先のことを考え、次の時代を作らないといけないと思う」と述べ、より多くの青年の参加を呼び掛けていた。 最後に、昨年100歳を迎えたモジ・ダス・クルーゼス市在住の県人2氏へ県知事からの賞状と記念品を伝達。小島友四郎同支部長が代理で受け取った。その後は新年会へ移り、約60人の出席者で懇談した。 会では再来年の100周年に向け、2月に委員会を立ち上げる考え。2期目となる永山会長は、「留学や研修でブラジルから150人くらいの人が福島でお世話 になっている。そういう人たちにぜひ、100周年に参加してもらい、日本に対してのお礼をしないといけない。そして、会の将来を若い世代に引き継ぎたい」 と語った。 ◆新役員2015、16年度役員は次の通り(敬称略)。 会長=永山八郎。第1副会長=門馬ルイス、第2同=三木アメリコ、第3同=三塀国昭、第4同=坂田稔。第1会計=坂内ゆりか、第2同=桜井はるお、第1書記(ポ語)=滝内まゆみ、第2同(日語)=遠藤勝久。総務=大竹輝和。 2015年2月4日付
ニッケイ新聞 2015年2月4日 公益財団法人「国際環境技術移転センター(ICETT)」地球環境部の中丸寛仁(ひろひと)事業管理員とコーディネーター岸和田仁(ひとし)さん(一般社団法人・日本ブラジル中央協会理事)が2日から5日間、現地視察に来聖している。13年の州県姉妹提携40周年の折、アウキミン聖州知事と鈴木英敬(えいけい)知事が産業振興に関する覚え書きに署名した。それを具体化させるため、技術移転に実績を持つ同センターが担当することになった。同センターは三重県四日市市に90年に設立されたNGOで、6、70年代に問題となった公害問題への反省から関連企業などが資金を出し合って設立したもの。現在までに2千人以上の外国人を受け入れて、環境保全技術の移転研修を行っている。うちブラジル人としては、三重県と姉妹州県である聖州政府職員など130人が利用しており、国別では5位という。中丸さんは「三重県在住のブラジル人は1万人ぐらい。鈴鹿市役所勤務時代に多文化共生の仕事をし彼らと親交があった」とのべ、これを機に州県の絆を広めたい意向という。聖州工業連盟環境部、聖州投資競争促進局、聖州環境局長、聖州環境衛生技術公社総裁、聖州水道局、聖市都市ゴミ自動選別解体センタープロジェクト代表者らに加え、サントス下水処理施設やクバトン公害の現状視察などを行なう。岸和田さんは「今回要望を聞いて持ち帰り、三重県が誇る環境技術を持つ地元企業とすり合わせしたい」とのべた。
今年7月24~26日に行われる「第18回フェスティバル・ド・ジャポン」において郷土食コーナーの出店料が上昇するにあたり、ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は各県人会および関係団体を招集し、費用等に関する説明会を28日午後2時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の栃木県人会館で開催した。 今年の会場が屋内となることから、食ブースの経費増大は以前から想定されていた。当日は各県人会の関係者など約80人が出席。山田康夫同祭実行委員長、市川利雄同副委員長により説明が行われた。 説明では、①各ブース代は昨年の2000レアル(電気代込み)から3500レアル(電気、ガス代別)になること、②今年から屋内会場となるにあたり、揚げ物や匂いの強い食品(=焼きそば、お好み焼き、カレー、餃子など)を扱うには換気扇が必要(うどんなどは不要)となること、③換気扇は大小2種類あり、費用削減には鉄板や鍋をできるだけ近づけるなどレイアウトの工夫が必要なこと、④焼くと煙の出る魚や肉は屋外の焼き場を使う必要があるが、例年のようにブース場所の優先権はないこと、などを確認。 それらを踏まえ、各ブースは横幅7メートル奥行き5メートルとなることも多数決で決定した。 参加者の中からは、「ガス代や換気扇代を削減するためには、鉄板の数を減らしても間に合うような手早い調理法を知恵を出し合い考える必要がある」といった提案がある一方、「県連の利益から各県人会への還元はないのか」という意見も出た。これに対して山田委員長は、次回の開催に向けた県連の財政強化が必要との考えを述べ、還元については否定的な見方を示した。 ◎ 翌29日午後4時から行われた県連の1月度代表者会議でも、費用に関して同内容が確認された。参加・不参加の意思表示は2月13日まで。実行委では、参加の場合はブース代を早めに前払いするよう呼び掛けている。 2015年1月31日付