ニッケイ新聞 2015年2月21日 ブラジル宮崎県人会(高橋久子会長)が1日午前、『第66回定期総会』を行なった。役員改選を予定したが副会長2氏が欠席するなど、定款で認められない状況を危惧し見送りに。14日の役員会で改めて協議した結果、高橋会長の続投が決定した。1930年、東京都生まれ。47都道府県人会の内、最年長会長と見られる。13年10月に交通事故で逝去した谷広海前会長の後を引き継ぎ、当時第一副会長だった高橋氏が繰り上げで就任していた。続投に「経験者が引っ張りながら、少しずつ青年部にも県人会の運営を任せたい」と、徐々に世代交代を図る考えを示した。昨年8月には県人移住100周年と創立65周年を祝い、10月中旬から1カ月間、高橋会長と記念式典総務の吉加江紀子さんが答礼訪問に出かけた。稲用博美副知事らと会食し、地元紙「宮崎日日新聞」から国際表彰を受けるなど、手厚い歓迎を受けたと報告した。15年度は日本祭り、ピクニック、九州ブロックの各種行事が予定され、翌16年には県費留学・研修制度が50周年を迎える。会計報告、予算案、新役員は以下の通り。14年度収入13万5087・71、支出16万1813・15。15年度は収入、支出ともに9万8500(単位は全てレアル)。【顧問】黒木政助、吉加江ネルソン、黒木慧【会長】高橋久子【副会長】竹下達也、井上久弘、尾関ローゼ【会計】大浦洋人、高橋文子【書記】吉加江紀子、中村さゆり(敬称略)
Dia: 23 de fevereiro de 2015
ニッケイ新聞 2015年2月17日 13日午後11時、聖市北部アニェンビーのサンバ会場サンボードロモでカーニバルが開幕し、直接に会場で見た3万余の観客と、グローボTVの世界生中継を通して数百万人が魅了された。初日には14のスペシャルチームの半分が行進した。「日伯外交樹立120周年」を今年のテーマとして定めた「アギア・デ・オウロ」も14日午前5時前から行進し、中身の濃いパレードを展開した。 パレードの「親善大使」役、元サッカー日本代表監督ジーコ氏(61)は「アギアは貴方の助けを得て優勝ですね?」と記者の問いかけに、「そう願うよ」と気合充分の笑顔を見せた。在伯青森県人会長、玉城道子さんも「いよいよね。カーニバルは観に来たことさえなかったのにね。あのおっきな山車に乗っておっこちないかしらね」と怖さ半分ながらも、興奮を隠せない様子。ねぷたの製作者、福士裕朗さん(33、五所川原市)は「寝ないでつくった甲斐があった。サンバは採点競技。パレードの時の注意事項もばっちりだよ」と勢い込んで語ったが、時おり、少し眠そうな表情を見せた。チームのシンボルである巨大な黄金の鷲(アギア)をかたどった山車とともに、青森県五所川原市の立佞武多の山車も登場。デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、玉城青森県人会長、平山誠敏五所川原市長、三潟春樹五所川原市議会議長、IPK代表の小林ヴィットル氏、宇都隆史政務官、福嶌教輝在聖総領事らが乗り込んだ。震災復興の願いを込めて作られた立佞武多は高さ15メートル、鹿島大明神が地震を引き起こす巨大鯰を退治している姿に観客も息を呑んだ。巨大な提灯のような構造で内部から発光し、存在感を放った。打楽器隊の前では日本から招聘され2カ月以上当地で練習に務めてきた小口未来さん(33、神奈川)がマドリンニャとして、ライーニャ(女王)のシンチア・サントスさん(31)の脇を固めた。〃トリ〃を務めたジーコ氏は浅草寺らしき山車に乗り、その前には親善大使妃役の井上ナターリアゆかりさん(28、三世)が華麗な踊りを披露した。小口さんは「観客の皆さんからのエネルギーが凄かった。それを受けて自分のエネルギーにできた。プレッシャー、責任感はあったが、『私はアギアの人に見込まれてここにいる』と自信をもってやった。ここまでこられたのも、大勢の人の助けがあったからこそ。感謝している」と語った。聖市カーニバルは14日深夜と15日深夜にスペシャルグループ全14組が行進。演奏、楽曲、衣装、ダンスなどの項目を審査され、17日の午後4時に優勝チームが発表される。20日の夜には上位6位までのチームが行進する〃チャンピオンパレード〃が行われる。
ニッケイ新聞 2015年2月17日 本番を早朝に終えたばかりの14日午後、「耳にサンバのリズムがこだましている」という福嶌教輝在聖総領事の言葉で、同公邸での「ねぷたプロジェクト記念レセプション」が始まった。パレードに参加した外務大臣政務官の宇都隆史参議院議員(40、鹿児島)、デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、立佞武多の参加を実現させた青森県五所川原市の平山誠敏市長ら約100人が出席した。宇都政務官も「まだ気分が高揚している。祭りは終わっていないよう」と笑顔を見せ、「外交120周年を彩る祭典となった。両国の関係がより強固なるよう、日本とブラジル日系社会が肩を組み合って盛り上げたい」と振り返った。立佞武多参加の発案者であるコシノ氏も「オリジナルを発信することが一番大事。日本の独特な感性、違いを示せた。天候にも恵まれ歴史に残る奇跡的な出来事になった」と満足げに語った。制作者の福士裕朗さんも疲れた表情を浮かべながら、「地元にも明るい話題を届けられた」と安堵していた。2千万円を超える予算を組み、立佞武多の〃参戦〃を決断した五所川原の平山市長は「世界の祭りに参加しスケールの大きさを感じた。地元をアピールできる貴重な機会となった。ぜひ次は8月の立佞武多祭りへ」と呼び掛けた。夜には文協で日系5団体主催の宇都政務官歓迎会が行なわれた。木多喜八郎文協会長は「ブラジルにとって何よりも重要なカーニバルで、日伯友好をテーマにパレードし、120周年を祝う本気度が感じられた」と語った。乾杯後には「アギア」の一団が駆けつけ、会場がサンバの熱狂に包まれた。シジネイ・カリウオウロ会長は「ねぷたを通して日本文化や日系社会との繋がりをアピールできた。政務官の参加もこれ以上ない喜びだった。今後も日伯の関係は自然と広がっていくはず」と、期待を寄せた。
ニッケイ新聞 2015年2月17日 宇都隆史政務官は記者団の取材に応じ、今回の出張に関して「昨年8月に安倍晋三首相が来伯したが、それにとどまらず政務官レベルでも訪問することが必要」と説明し、「外交120周年という大きな節目に日系社会との絆を深め、経済関係や安全保障という分野でも活性化させたい」と話した。12~15日という短期滞在中には、パラー州ベレンのトメアスーも訪れた。「血を分けた仲間が、移民政策でどれほどの苦労をしたか。日本国内ではほとんど知られていないため、事実を伝える取り組みが必要だ」とも述べた。文協での歓迎会で日系団体代表者らを前に、「皆さんと我々は同胞である。安倍首相も日系社会との関係強化を必要としており、ブラジルへの期待も高い」と力強く語った。
ニッケイ新聞 2015年2月14日 聖市カーニバル当日13日の朝、聖市アニェンビーのサンバ会場で、立佞武多の贈呈式が行われた。4日から11日まで青森県五所川原市から総勢14人で来伯した技師が組み立てたもの。式には福嶌教輝在聖総領事、平山誠敏五所川原市長を始めとする表敬訪問団、デザイナーのコシノ・ジュンコ氏も参加し、日伯友好と震災復興の願いを込めて贈呈した。 日伯外交樹立120周年をテーマにパレードするアギア・デ・オウロの見所の一つは、なんといっても五所川原市から持ってきた立佞武多だ。14日の早朝にパレードは始まり、65分間にわたって〃歩くオペラ〃ともいわれる行進を披露し、グローボテレビも生中継する。山車は5台で、4台目に立佞武多が載る。贈呈式の冒頭、平山五所川原市長は、地元のシンボルが初めて伯国の地に勇躍する姿に感動を隠しきれず、「まさか伯国で見られるとは夢にも思わなかった。日伯友好、震災復興の願いと復興支援の感謝を込めた立佞武多で、伯人の方々にも感動を与えられるようなパレードを期待」と語った。続いてアギアとIPK(小林パウロ・インスチチュート)を代表して挨拶にたったセルソ・ミズカミ氏はまず、アギア会長シジネイ・カリオウロ氏の不在を「カーニバル大詰めで連日不眠不休の作業、陣頭指揮で仮眠をとらざるを得ず」と陳謝した。続いて「外国の山車がパレードに出るのは、リオと聖市を通してカーニバル史上初めて。また3500人の参加者の内、550人の日系人と100人の日本人あわせて650人が参加することも歴史的。みなで力を全て合わせてアギア創立38年目の今年、初優勝を勝ち取りましょう」と呼びかけ、日本語で『ニホントブラジル、イッショニ、ガンバリマショウ!』と締めくくった。平山市長とミズカミ氏が親書に署名を交わし、式が終わるかと思われた瞬間、渋滞で遅れていたIPK代表ヴィットル・小林氏が無事に到着し、事なきを得た。
ニッケイ新聞 2015年2月14日 山形県人会(篠原俊巳会長)が8日、「第62回定期総会」を聖市リベルダーデ区の同会会館で行なった。冒頭には急逝した押切フラヴィオ前会長ら昨年他界した関係者12人と先亡者に黙祷が捧げられた。定款により、昨年12月に第一副会長の篠原さんが会長に昇格したと豊田豊顧問から報告された。それに伴う第一副会長の補充はなく、第二の佐藤マリオ、第三の斉藤保両氏は留任している。篠原会長は「来年2月の役員改選まで、1年間よろしくお願いします」と改めてあいさつした。事業報告として、山形県川西町の球根寄贈がきっかけとなったイペランジアホームのダリア園開園20周年、民謡行事ほか、婦人部の活動や会館の使用状況などが報告された。収入は10万8689・68レアル、支出は10万8394・55レだった。県連日本祭りに関しては、まだ出品する郷土食が決まっていない。ガスコンロの台数や換気扇の設置義務などにかかる経費を考慮して、定期理事会で決定していく。今年から会費を80レから90レに引き上げることが決定した。予算は収入、支出ともに10万5500レを計上している。
