大使訪問、州と日系企業の懇談も リオ・グランデ・ド・スル(南大河)州における日本ブラジル外交樹立120周年と滋賀県との姉妹提携35周年を祝う開幕式典が、7日夕方に同州都ポルト・アレグレ市の州政庁ピラチニ宮で開催された。同州政府サイトによれば、ジョゼ・イボ・サルトリ知事はじめ州政府関係者、梅田邦夫在ブラジル日本国大使、池田敏雄在クリチバ総領事、後藤猛ポルト・アレグレ出張駐在官事務所長など日本政府代表、地域・日系社会の招待者や企業関係者など多数が出席した。 サルトリ知事はあいさつで、同州の多様性に日本文化が果たした貢献を確認するとともに、経済面における連携の重要性を強調。文化面にとどまらない他分野での協力関係構築、さらに新たな投資にも期待を表した。 滋賀県との姉妹州県提携は1980年に結ばれ、環境、産業、農業、教育、スポーツなど様々な分野で交流関係が続いてきた。同県の三日月大造知事のメッセージを持参した梅田大使は、知事はじめ同式典開催への関係者の協力に感謝。大使館サイトによれば、日本と同州の経済関係強化、同地で開催される日本祭りなど文化面の交流強化に期待を表すとともに、農業から始まり日系社会の各分野で同州の発展に貢献してきた1世、日系人の尽力に感謝した。同州と滋賀県に加え、姉妹都市(ポルト・アレグレと石川県金沢市、ペロッタスと同県珠洲市)の交流促進にも期待を表した。 和楽器を中心としたサンパウロの音楽グループ神楽坂トリオの演奏なども式典に花を添え、最後に来賓による鏡開き。一同で乾杯し、節目の年を祝った。 大使の同地訪問には恵子夫人も同行し、州知事夫人で特別補佐官のマリア・エレナ・サルトリ氏と懇談。知事夫人から大使夫人に南大河州の風物を紹介する写真集が贈られた。 ◎ ◎ 開幕式典にあたり、サンパウロ市から日系企業関係者がポルト・アレグレを訪れた。一行は13社の代表とブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長。式典に 先立ち7日午後、白川安弘会頭など南日伯商工会議所代表とともに、州経済開発・科学技術局(ファビオ・ブランコ局長)との懇談会が開催された。梅田大使、 サルトリ知事も出席した。 懇談会では同州における造船、石油・天然ガス生産や石炭のガス化事業の可能性などについて意見が交わされた。三菱商事や東洋エンジニアリングなどの各企業代表による会社紹介、新規の投資分野に関する説明等も行われ、知事は日伯経済関係のさらなる拡大に期待を表した。 ブランコ局長は、同州の石炭埋蔵量がブラジル全体の90%を占めることに触れ、環境に配慮した日本の技術によるガス化事業はビジネスの機会と説明。造船分野についても、同州には労働力があり、技術研究センターを有している点などをアピールした。ポルト・アレグレでは今年8月末、日本経団連とブラジル全国工業連盟による第18回日伯経済合同委員会の開催が予定されている。 2015年4月21日付
Mês: abril 2015
【一部既報、吉永拓哉福岡支局長】今年3月1日から1週間にわたりブラジルに滞在したグローバルステージin BRAZIL(武田誠一団長)の体験報告会が3月28日、福岡市内のアクロス福岡で行われた。『グローバルステージ』は、福岡県の青年たちをブラジルやハワイに短期派遣し、現地の福岡県人会や青年部と交流を深めることで、次世代のパイプ役となる人材を育成することを目的としており、今回、海外県人会人材育成・活用推進事業実行委員会が初めて企画したもの。 第1期生として参加したのはブラジル5人、ハワイ5人の計10人で、それぞれが自己のテーマに沿って報告した。 最初に平野梓さん(西南学院大)が登壇し、『日系社会について』と題して移民船・笠戸丸のことや「ガランチード」と呼ばれる日本移民について説明した。 また、ブラジルでは国際空港に降り立った際、現地の福岡県人会が『歓迎』と書かれた横断幕を手にして迎えてくれ、帰国の時は県人会の一人一人から土産を受け取り、「スーツケースに入らないほどだった」という。 そのような県人会の温かいもてなしを受けた平野さんは「これからブラジル日系社会の魅力を福岡で伝えていきたい」と語った。 続いて『ブラジル福岡県人会について』をテーマに報告した米村淳平さん(九州海外協力協会職員)は、「ブラジルには本当にもう一つの日本があり、嬉しかった」と感想を述べながらも、県人会の継承の難しさなど、これからの課題についても話した。 『日系人の農業改革』がテーマだった東雲雄馬さん(西南学院大)は、福岡県出身者の農家で360度の広大な畑を目の当たりにした。その際、移民が考案した炭素循環型農法の説明を聞き、畑に植わっていた大根をもらってその場でかぶりついたという。 「とても瑞々しくて美味しかった」とその時の感動を述べ、「こういった福岡にルーツのある人たちが頑張っているからこそ、ブラジル人は日本に良いイメージを抱くのだと思う」と誇らしく語った。 なお、企画した同委員会ではグローバルステージを継続し、今後はブラジルやハワイ以外の海外福岡県人会にも広げていきたいという。 2015年4月18日付
ニッケイ新聞 2015年4月17日 「多羅間殿下」とコロニアで親しまれていた明治天皇の孫、多羅間俊彦さんが15日午後3時ごろ、自宅で心臓発作のために亡くなった。享年86。16日正午時点で初七日は21日を考えているが、場所等は未定。 多羅間さんは、東久邇宮稔彦王と同妃聡子内親王(明治天皇の九女)の第四王子として生まれ、学習院で学んだ。父の東久邇宮稔彦王は終戦後初の第43代内閣総理大臣(1945年8月17日―同10月9日)。1947年に皇籍離脱。 在聖総領事館に勤務して平野植民地やアリアンサ移住地建設に尽力した多羅間鉄輔領事は、退官後に一移民として渡伯し、リンスでコーヒー耕地を経営した。開戦直後に交換船で帰国を勧められたが「移民と残る」と決断、42年に当地でなくなった。多羅間さんはそのキヌ未亡人の養子となり、51年4月にブラジル移住した。 当時コロニアでは「昭和の天孫降臨」と呼ばれ大騒ぎになった。多羅間耕地の経営を10年間ほど引き継ぎ、その後は聖市に移転してプロドゥトーレス・コーヒー倉庫会社監査役や経営審議会副会長を30年間も務めた。 渡伯10年ほどで資産家の花城清安さんの娘と結婚し、「ブラジルに住むならここで選挙権を取ったほうが良い」と考え、70年頃に帰化した。 ブラジル東京都友会会長、県連副会長、文協副会長、学術振興会ブラジル協会副理事長などを歴任した。1985年に東京都で世界大都市サミットが開催された際、マリオ・コーバス市長(当時)の特別補佐官として出席し、1990年に東京都と聖州の友好協定の実現にも尽力するなど、日伯をつなぐ懸け橋的な人材として常に交流に参加していた。
ニッケイ新聞 2015年4月17日 長野県人会元会長の矢崎逸郎さんが14日午後7時半ごろ、聖市モルンビー区のサンルイス病院で心臓発作のため逝去した。享年85。15日に同区パース墓地で葬儀が執り行われた。遺体はイタペセリカ・ダ・セーラ市オルト・ダ・パース火葬場で荼毘に付され、同墓地に埋葬された。長野県岡谷市生まれ。1954年に渡伯し、米国のエレクトロニクス企業「RCA」に10年ほど勤務した。その後、独立してテレビの電子部品メーカー「KINETRON」を創業、73歳まで同社経営に携わった。1997年~2000年まで長野県人会会長を務め、創立35周年時は刊行委員長として記念誌制作に、99年は実行委員長として40周年記念式典の実施に尽力した。県連の県費留学生・海外技術研修員委員長ほか、島崎藤村をしのぶ「藤村会」会長も担った。初七日ミサは21日午後3時、ピニェイロス区の聖ヨハネ教会(Rua dos Coropes, 108)執り行われる。
ニッケイ新聞 2015年4月10日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の『第49回定期総会』が3月26日午後、文協ビルの県連会議室で開かれ、約50人が出席した。会計報告では昨年の日本祭りが、24万レ弱の黒字となったと伝えられた。ただし今年の同祭には総支出292万7千レ(約1億1500万円)を計上し、17万レの赤字が見込まれている。日本祭りは120周年記念事業だが、日本政府からの支援は期待外れに終わるかも―との声が漏れている。 総会の会計報告では通常収入は51万754・37レ、支出は51万6777・49レ。昨年の日本祭り収入は280万7363・09レ、支出は256万9705・66レだった。当初は約25万レの赤字見込みだったが、議員割当金が見込みの20万レから32万レに増え、入場者も見積もりより増加し、最終的には24万レ弱の黒字となった。今年度の通常会計は収支共に22万4千レ、今年の第18回日本祭りには収入275万8千レ、支出292万7千レを計上し承認された。議員割当金は今年も32万レを見込むが、それを入れても16万9千レの赤字だ。支出増の最大の原因は58万レから78万レに値上がりした場所代。その分、新規スポンサーも獲得しているが、山田康夫実行委員長は、「今回も議員割当金に頼るところが大きく、収支は流動的」と明かした。第2次ジウマ政権は緊縮財政の徹底を目指しており、議員割当金がすんなり出されるかは未知数。あまりそれに依存した予算だと、見込みが外れた時が怖そうだ。また不況感を強める業界が多いことから新規スポンサー増も難しい雲行き。そこで頼りたいのが今年、外交樹立120周年を祝っている日本政府からの支援――「外務省関係者は『顔が見える形になる』と強調していたので期待したが、思ったよりも小額…」と関係者は肩を落とす。昨年の安倍晋三首相来伯の〃恩恵〃は、今のままでは期待外れになりそうだ。最後に監査役選挙が行なわれ、森永ジェラルド(石川)、有北ジョージ(奈良)、片山アルナルド(高知)三氏が正監査に就任した。また今年会長が交代したのは14県人会。その一つである和歌山も役員の木原氏が退任したことで、島袋栄喜氏(沖縄)が副会長を引き継ぐことになった。総会に先立って行なわれた3月度代表者会議では、日本祭りの参加に関し茨城、京都、島根の見送りが正式に決まり、51店舗が出店することになった。換気扇の設置義務などの疑問に答えるため、16日に栃木県人会館(Rua Capitao Cavalcanti, 56, Vila Mariana)で、郷土食ブースに関する説明会を行なう。 □関連コラム「大耳小耳」□ 県連会議では日系諸団体主催の正月新年会に関し、監査役から物言いが。「主催の一つである文協が会場なのに、場所代4千レも含まれている。支払う必要はないのでは」との指摘があり、役員会に文書で正式に通達しているという。本橋幹久会長は「我々も事前に申し合わせをしなかったわけだから…。検討します」と、少々困惑気味の様子。文協の徴収方法に、県連役員も頭を悩ましているようだ。◎県連総会のある出席者は、「山形県人会の現役会長で突然なくなった押切フラビオさんには黙祷が捧げられたが、かつて県連会長までやった羽田宗義さん(昨年8月逝去)のことには触れずじまい…。とても悲しい思いをした」との手紙を編集部に寄せた。その出席者は本紙読者でもあり、本紙3月27日付け樹海コラムで「野球の恩人・国井精さんに少年大会で黙祷もなし」とあったのにちなんで、「先人の苦闘の歴史を忘れた県連はルーツを失う」と手紙を結んだ。
ニッケイ新聞 2015年4月10日 愛知、大分、和歌山、滋賀、長野の5県人会が共催する『第18回屋台まつり』が、19日午前11時から愛知県人会館(Rua Santa Luzia, 74, Liberdade)で開催される。終了は午後3時。 県人会ブロック地区の垣根を越えた交流を目的に、10年ほど前に始まった。今回のメニューは愛知が味噌串かつ、牛丼、抹茶アイス、大分がトリ飯、トリ天、牛たたき、和歌山が関西風お好み焼き、滋賀が近江肉うどん、長野が椎茸ご飯、ケーキなど。ビンゴ大会やカラオケ、日本舞踊のショー、剣道の実演も催される。 案内のため沢田功(愛知)、伊藤信比古(大分)、山田康夫(滋賀)、杉本みどり(長野)各氏が来社し、「県連日本祭りとは違うのんびりした雰囲気の中で、自慢の郷土食を味わってください」と呼びかけた。 問い合わせは愛知県人会(11・3104・8392)まで。
日時: 2015年4月19日(日) 11時から15時 会場: 愛知県人会館(Rua Santa Luzia, 74, Liberdade) 5県人会のメニューは以下のとおり: AICHI: 味噌串かつ Misso Kushi Katsu (carne a milanesa, com molho especial de...
Convidamo-os para almoçar com seus amigos e familiares no 18º Yatai Matsuri, no dia 19 de abril,...
山口県萩市出身の幕末の思想家、吉田松陰の妹の「文」を主役に据えた大河ドラマ「花燃ゆ」の放送を記念して萩と吉田松陰兄妹をテーマにした展覧会が、9日からサンパウロ市リベルダーデ区の山口県人会館(Rua Pirapitingui,72)で開催されている。開催に先立ち、8日午後6時からオープニング・セレモニーが行われた。 セレモニーの開会に際し要田武山口県人会長があいさつし、「物足りないところがあるかもしれないが、できるだけのことはしました。今回の展示は萩市の全面協力があって実現した。ゆっくり見ていって下さい」と述べた。 来賓としてサンパウロ日本国総領事館総務政務班長の高本次郎領事が出席し、「山口県人会と言えば、昨年安倍総理がいらしたところで、今日来るのを楽しみにしていた。今回の展覧会は青年部が中心となって準備したと聞いている。これからも若い世代を中心に4世、5世と県人会の裾野を広げていってほしい」と祝辞を述べた。 今回の展覧会では日本に技術研修生として派遣され、現在はグラフィックデザイナーとして活動している津田レアンドロさん(27、3世)が説明文の日本語からポルトガル語への翻訳、会場のレイアウト、巨大な松下村塾の写真の制作などを行った。津田さんは「ブラジルの皆さんに萩の美しさ、吉田松陰の素晴らしさを伝えたかった。翻訳の作業は大変だったが、事務局員の伊藤紀美子さんの協力で何とか成し遂げた。山口県人会は僕が日本に行くのを助けてくれたから、今度は自分が県人会を助ける番だと思った」と話した。 会場には「花燃ゆ」に関する山口県内の新聞記事や吉田松陰・文兄妹の写真や年表を中心に松陰の句や松下村塾生の写真、萩市から贈られた萩市の写真やノボリも展示された。 展覧会は21日まで同会館で開催中。開館時間は午前10時から午後6時。また11日には説明会と座談会が午前11時から同会館で開催される。ポルトガル語の同時通訳もあり。 2015年4月10日付
沖縄の島袋氏が副会長に就任 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は3月26日午後4時から、サンパウロ(聖)市文協ビル内5階の同会事務所で3月度代表者会議及び2015年度定期総会を開催した。各県人会代表など40人あまりが出席して昨年度報告と今年度計画案を審議、承認。代表者会議の席で和歌山県人会長を退任した木原好規副会長に代わり、島袋栄喜氏(沖縄)が新しい副会長に就任した。 総会では坂和三郎氏(東京)が議長を務めた。冒頭、物故者へ1分間の黙とう。続いてあいさつした本橋会長は、昨年印象に残った出来事として安倍晋三首相の来伯と県連からの要望書提出を挙げ、今年の日本祭りに「日本政府が顔が見える格好で参加してもらえることになった」と喜んだ。 昨年は日本祭り、年2回のふるさと巡り、移民の日慰霊法要など毎年の行事のほか、首相来伯、サッカーW杯ブラジル大会への訪問者支援、日伯修好120周年記念事業実行委員会の設立などの出来事もあった。昨年は6県人会が記念式典を実施。今年は8県人会が予定している。 今年度事業について本橋会長は、「今年は新しい事業より、今までやっていることを成功させ、さらに内容を良くする一年にしたい」と抱負を述べた。日本祭りの成功への努力をはじめ、慰霊法要へのより幅広い参加呼び掛け、県人会活動の向上にも取り組む。 第9回目となる弁論大会については、各県人会の協力とともに、訪日する優勝者がゆかりの都道府県を訪問するなど、「県連主催の意義」がより見える形を模索 する。また、昨年首相に提出した要望の、日本祭りへの継続的な支援や県受け入れの新たな研修制度についても可能性を探る。 日本祭りを除く昨年度の収入(単位レアル)は約20万、支出は19万5000。ほか現事務所購入・改修等に約32万支出し、基金から充てた。日本祭り(一 昨年、今年の収支を一部含む)は収入約289万、支出約288万で、昨年度日本祭りは10万8000ほどの黒字と発表された。 今年で広島県人会長を退任した大西博巳監事は、収支報告は黒字でも、金利収入分を考えれば実質8万の赤字と指摘。執行部に対し「支出には気をつけて」と意見を述べた。 今年度予算(日本祭り除く)は22万4000。日本祭り予算は収入約275万、支出約292万で、約17万の赤字を見込んだ予算となった。 最後に監事の互選が行われ、委任状を含む36県人会代表が投票。正監事に森永正行ジェラルド(石川)、有北ジョルジ(奈良)、片山俊一アルナルド(高知)の3氏、補充監事に坂和三郎(東京)、篠原俊巳(山形)、西山実(佐賀)の3氏が就任した。 総会に先立って開かれた代表者会議で、日本祭りの山田康夫実行委員長から計51の食ブースが出店することが報告された。不参加の県人会は茨城、島根、京都。実行委では今月16日に換気扇の設置等、食ブースに関する説明会を開催する予定。 2015年4月7日付
大阪なにわ会(下平尾哲男会長)は、12日午前9時からサンパウロ(聖)市ビラ・マリアーナ区の同会会館(Rua Domingos de Morais,1581)で慈善バザーを開催する。年に3度開催し、収益から福祉団体などに寄付を行っている恒例の行事。今回で80回目となる。 レース編み刺繍(ししゅう)、プレゼント用品など同会婦人部による手芸品のほか、バザリスタの各種商品などを販売。食堂では天ぷら、すし、うどん、パステル、おしるこなどを販売する。 同婦人部役員の高瀬千秋さん、桑原妙子さんが本紙を訪れ、「友人などお誘いの上、お越しください。たくさんのご来場をお待ちしています」と案内した。 午後5時ごろまで開催。入場無料。問い合わせは同会(電話11・5549・7226)まで。 2015年4月7日付
ニッケイ新聞 2015年4月7日 和歌山県人会による今年のイタニャエン敬老慰安ピクニック(3月14、15日)に参加した最年長。会員歴は約10年だが、ピクニックには20年ほど前から参加している。今回もカラオケ仲間とともにやってきた。 1918(大正7)年9月29日生まれの上田さんは33年、15歳の時に家族と北パラナのカンバラ・バルボーザ耕地に入植した。コーヒー農園での日々を振り返り、「やったこともないし、とても苦労した」と懐古する。 初日夜のカラオケ大会には自身もエントリー。息を切らすことなく元気な姿で歌い上げ、会場から拍手喝采を浴びた。現在も聖市ジャバクアラの自宅からカラオケのために、毎週リベルダーデの和歌山県人会館を訪れる。 健康の秘訣を問うと「さぁ何かしらねぇ」と考え込むが、なんといっても週一回のカラオケ通いだろう。(祐)
ニッケイ新聞 2015年4月3日 山口県人会青年部が9日から、「萩『吉田松陰と妹、文』展」を同県人会館(Rua Pirapitingui, 72, Liberdade)で開催する。期間は21日までの午前10時~午後6時。オープニングが8日午後6時から開かれる。 現在NHKでは、幕末を生きる吉田松陰に焦点を当てた大河ドラマ「花燃ゆ」が放映されており、主な舞台となる山口県萩市に注目が高まっていることから、展覧会を開催するに至った。 萩市役所の協力を得て、同市から届けられた写真、ポスターの他、松陰の妹・文に関する歴史や萩焼陶器も展示する。また、同市の元小学校教諭による説明会と座談会も、木、土曜の午前11時から行なわれる。 要田会長、西村パウロ理事、青年部の津田レアンドロさんが来社し、「ぜひこの機会に萩市の魅力を知ってほしい」と来場を呼びかけた。問い合わせは同県人会(11・3208・6074)まで。
ニッケイ新聞 2015年4月2日 大阪なにわ会(下平尾哲男会長)が恒例「慈善バザー」を、12日午前9時から同会館(Rua Domingos de Moraes, 1581、ビラ・マリアーナ駅そば)で開く。婦人部の手芸品(レース編み、刺繍、プレゼント用品)のほか、協賛業者の出品がある。食堂では寿司、ちらし寿司、なにわうどん、天ぷら、汁粉、パステル等が販売される。婦人部の高瀬千秋、桑原妙子さんが来社し、「皆様のご来場をお待ちしています」と呼びかけた。問い合わせは同会(11・5549・7226)まで。
ニッケイ新聞 2015年4月3日 鹿児島県人会は先月22日に文協ビルの県連会議室で定期総会を行い、25人が出席した。2007年から4期8年務めた園田昭憲会長が勇退し、単一シャッパで松村滋樹さん(72)に交代した。先立って臨時総会があり、定款改正が承認された。総会召集通知は10日前まで、副会長の序列は年齢順といった変更があった。全く記述のなかった選挙に関する規定も追加された。園田氏は「30年以上前のものを、現代に準ずる内容に変える事ができた。これで安心して退任できる」と晴れやかにあいさつした。新会長の松村さんは1942年、枕崎市生まれ。鹿児島大学農学部を卒業後、66年に聖州イビウナに移住し、養鶏などに携わった。現在は同州ジアデーマ在住で、役員として15年前から県人会活動に関わっている。今回の改選で、長年副会長だった山下譲二氏が外れるなど、役員が刷新された。「20代の理事も加わり、若返りを進める。謙虚にして驕らず、利他の心を持って不撓不屈に取り組む」と新会長は抱負を述べた。昨年6月にパカエンブー区の会館を売却して以来、新会館の場所が決まっていない。東洋街のみならずサウーデ、ヴィラ・マリアーナなど100カ所以上の候補地を視察したが、決定には至らず。新体制に引き継がれた。14年度の決算は収入9万9887・81レ、支出7万5455・81レ。15年度予算は収支共に、15万6千レで承認された(会館引越しに関わる経費は別口座で管理)。新役員は次の通り(敬称略)。 【会長】松村滋樹【副会長】大羽豪三(第一)、有村モアシール則昭(第二)、内村カチア明美(第三)【書記】上園シンチア理恵【会計】中原田ルイス・ジュニオール(第一)、山下アルナルド寛文(第二) □関連コラム「大耳小耳」□ 20代の理事も誕生し、若返りを図った鹿児島県人会。新たな取り組みとして、外注でサイト運営にも力を入れることになったようだ。園田昭憲前会長の発案によるもので、今後の方針などは新役員に一任された。かつては元留学・研修生により管理・運営されたが、自然消滅していたという。国内での活動強化、母県への情報発信を目的とし、再出発したいところ。世代交代も必要だが、時代に応じてIT化(情報技術化)することも大切か。
ニッケイ新聞 2015年4月1日 日伯外交関係樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会(梅田邦夫委員長=駐伯日本国大使)は先月30日午前、在聖総領事館で第5回会合を行なった。在伯企業からの寄付金は目標額200万レのうち7割を達成。外務省から別途20万ドルを上限に、120周年文化事業経費が充てられたとも報告した。聖市南部インテルラーゴスで9月12日に開催される「花火祭り」との連携企画を検討しており、「さらなる予算要求もしていく」とした。皇室のご来伯に関しては未確定ながら、「実現するはず」と期待を込めた。 会議後、梅田大使と広報文化班の髙田行紀一等書記官が取材に応じた。花火祭りの会場について梅田大使は、「広い面積を確保できること、オーナーも花火の開催に賛同したこと」を理由に挙げた。演出を担当する服飾デザイナーのコシノ・ジュンコさんらと視察を済ませ、決定に至ったという。イビラプエラ公園、ジョッキー・クラブ、カンポ・デ・マルチなども候補だった。午後6時から、ブラジル産花火を7千発打ち上げる予定だが、イベント自体は午後4時から開幕予定。当地で人気のある日本の有名歌手を招いた音楽ライブ、日本食などの屋台、盆踊りなども盛り込むことで『花火祭り』という呼称を使用する。集客目標は2万人。過去にも同会場で花火大会を行なったことがあり、近隣が大渋滞で混雑し、会場にたどり着けなかったりしたこともあったことを受け、髙田書記官は、「当時は交通規制もなかったと聞く。今回は必要な準備をすすめる」と対策を約束した。日伯共同事業展覧会は2月末、第4回ミナス日本祭り(ベロ・オリゾンテ)で始まった。運営するJICAから、「もっと出店企業を募りたい。映像なども用意し、より充実した内容を図る」との報告があったという。パラー州ベレン(5月29日~)、ブラジリア(6月20日~)、サンパウロ(7月24日~)と巡回する。前回、特別事業に加わった日本館改修は7月頃になるという。またマスコットキャラクター「チカラ」「ケイカ」は、調整がつかず使用が見送りになった。次期会合は5月下旬に行なう。 □関連コラム「大耳小耳」□ 120周年委員会は花火祭り、展覧会、日本館改修という3つの記念事業に対し、200万レの寄付を募っている。当初は一口1万レからと設定したが、難色を示す者が多かったことで、1月下旬に変更。特定の金額を定めず、幅広く寄付を募っているのだとか。最低額が撤廃されたことで、関心を示す日系企業もあっただろう。それでもまだコロニアの腰は重いのが現状だ。◎梅田邦夫大使の希望していた「NHKのど自慢ブラジル大会」は見送りとなったが、同局はドキュメンタリー番組の制作を進めている。同大使によれば、1時間の構成で戦前、戦中、戦後の移り変わりを、日伯交流史になぞって描いた内容となるようだ。画家の大竹富江さん、パラナ州ロンドリーナの写真家・大原春雄さん(ともに故人)にもスポットライトを当てるとか。伯国の活躍に対して、日本ではほぼ無名のお二人。知名度を上げるきっかけになるか。
ニッケイ新聞 2015年4月1日 新潟県人会が3月8日、聖市アクリマソン区の同会会館で定期総会を行なった。会長職は13年から1期2年務めた朝妻エレナ秀子さんが退任し、南雲良治さんが第12代会長となった。98年2月から6期半務めており、2度目の会長就任となる。二世の朝妻前会長は、「16年の創立60周年を控え、日語の読み書きが不可欠」とし、南雲元会長の再就任を推した。苦慮の上引き受けたという新会長は、「以前の会長時に3回の創立式典を迎えた。その経験を生かして、今回も母県との連携を深めたい」と意気込みを語り、「指名されたからには2年という任期を全うしたい」と約束した。当日はシロアリによって傷んだ会館の対策も議題に挙がった。25日に来社した南雲会長は、「会館は築60~70年になる。会員らの寄付によって天井の改修ができそうだ」と、明るい見通しを語った。新役員は次の通り(敬称略)。 【顧問】西川忠雄【相談役】原沢和夫、佐藤平八【会長】南雲良治【副会長】朝妻エレナ秀子(第一)、樋口香(第二)【正監査】佐々木ルイス、水本南雲法子、平井恵子
ニッケイ新聞 2015年3月28日 和歌山県人会(谷口ジョゼー会長)が14、15日、恒例の「イタニャエン敬老慰安ピクニック」を開催した。5歳のちびっ子から90代の高齢者まで、会員家族ら約140人が一泊二日の旅行に出かけ、カラオケ、運動会、ビンゴ大会と大盛り上がりの週末を過ごした。午前8時にリベルダーデ広場を発ったバスは10時過ぎ、海に面するマイアミ・ホテルに到着。約80の客室がある同ホテルを、県人会が貸切で利用する。天候はあいにくの曇り模様だったが、早速海に出かける者、青年らのミニゲームを楽しむ者、夜のカラオケ大会に向け準備に取り掛かる者と様々に過ごした。夕食で空腹を満たし、午後8時からカラオケ大会へ。2月の総会から就任した谷口新会長が改めてあいさつし、「昨年は記念式典と時期が重なり、ピクニックを見送った。大勢集まったので楽しく過ごせます」と、2年ぶりの開催を喜んだ。緑と黄組に分かれて19人が自慢ののどを競ったた結果、僅差の末、緑組が勝利。代表者にトロフィーが送られた。翌日は海岸で運動会を開催した。徒競走、借り物競争、風船割り、リレーなど20以上の競技を実施し、成績優秀者には賞品が贈られた。友人に誘われ、初めて参加した前田耕治さん(76、神奈川)、満子さん(74、東京)夫妻は、「窮屈さがなく、すごく楽しい雰囲気。誰でも気楽に参加できるところが良いね」と話し、老若男女による熱戦に声援を送った。カラオケ仲間と誘い合わせ、バス一台分の人数でやって来た永牟田恵美代さん(72、二世)は、「運動会やビンゴと盛りだくさんの行事だから楽しいわね」と笑顔。全日程を終えた谷口会長は、「県人会活動にご協力ありがとう。一年に一度のピクニック。来年も楽しい思い出を作りましょう」と呼びかけ、お開きとなった。
文化・人的交流も活発に 日本ブラジル外交関係樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会(委員長=梅田邦夫駐伯日本大使)の第5回会合が、3月30日にサンパウロ(聖)市の在聖総領事館で開催され、会議後梅田委員長、福嶌教輝在聖総領事、山元毅在リオ総領事、高田行紀大使館書記官が概要を説明した。特別事業の花火について、9月に聖市インテルラゴス・サーキットで文化イベントと合わせた「花火祭り」として開催することがほぼ決定したことや、現時点でブラジル国内での記念事業が400以上に上ること、募金の状況などが報告された。 聖市の花火大会会場についてはイビラプエラ公園やジョッキークラブなども候補に挙がっていたが、観客収容や安全面などからインテルラゴス・サーキットが最適と判断された。日本から花火師も来伯視察して関係者と打ち合わせを行い、同所を管理する市側やブラジル花火協会(ツギヤマ・エドゥアルド会長)も協力を表明したという。 当日はサーキット敷地内に舞台を設置し、日没後の花火打ち上げまでショーやコンサートを実施、飲食の屋台なども出店する「花火祭り」として開催する計画。YAMATOコーポレーションが事業を担当する。日本の外務省も公演等のため関連予算を計上している。 日本から花火師が来伯し、新年のリオ・コパカバーナ(5000発)より多い7000発の打ち上げが計画されている。花火はブラジル産を使用し、花 火師のスケジュールと季節を考慮して9月12日の開催を検討中。梅田委員長は、日本の花火師がブラジルの花火を上げる「日伯協働」の事業とその意義を強調 した。 もう一つの特別事業「日伯ナショナルプロジェクト巡回展」は、2月末のミナス日本祭りでスタートした。次回は5月 末のベレン市ブックフェア。以後ブラジリア、サンパウロ、リオ、パラナ、ペルナンブコなど各地で順次開催される。展示方法など今後も必要に応じ改善してい く考えという。 特別事業に追加されたイビラプエラ公園日本館の改修は、7月ごろに岐阜県の中島工務店から職人が来伯する予定だ。 聖市、ブラジリアに続き、3月にはパラナ州クリチバの州政庁で120周年の開幕式典が開かれた。同式典に合わせて日系企業関係者も同地を訪れ、州政府側と 意見を交換した。委員長は「企業支援の機会にもできたら」と期待を表し、今後他州でも同様の取り組みを進める考えを示す。4月上旬にはポルト・アレグレで 滋賀県との姉妹提携35周年と併せた式典が開催される。 サンパウロでは7月の日本祭りで関係省庁、機関による「日本館」を設置する。また同月に在聖総領事館開設100周年の式典を予定しており、福嶌総領事は「地方の方を含め、共に歩んだ100年を皆で祝いたい」と抱負を述べた。 リオでは、市立劇場で行う日伯音楽祭と植物園内の日本庭園改修に向けた準備を進める。山元総領事によれば、同市内にある東京都から寄贈された灯籠(とうろう)を園内に移設することも検討中。改修終了に合わせ、11月ごろに記念式典を開催する予定という。 現時点で実施を予定している国内の記念事業は425件で、うち民間が300件以上。このほか国際交流基金関連で日本の音楽家の来伯公演や陶磁器展等の文化...
今年1月から放映されているNHK大河ドラマ「花燃ゆ」にちなんで、ブラジル山口県人会(要田武会長)は、「萩(はぎ)『吉田松陰と妹、文」をテーマにした展覧会を9日~21日午前10時から午後6時まで、サンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua Pirapitingui, 72)で開催する。 同展では、幕末の吉田松陰と松下村塾やドラマの主人公である「文」の人生(萩編)のほか、現在の萩市と幕末の萩の魅力も展示する。 また、同展開催のために山口県人会では、ドラマの舞台となっている萩市に協力を呼び掛け、ポスターや幟(のぼり)などが同市から送られたという。 同展は土曜、日曜及び祝日も開催し、期間中は木曜と土曜の午前11時から日本の歴史の説明会(日本語のみ)と座談会も行われる。 案内に来社した要田会長、元留学研修生で総務担当の西村パウロさん(62、3世)、青年部(林ナタリア青年部長)で2年前の技術研修生である津田レアンドロさん(27、3世)は、「今回の展覧会は青年部が中心となって企画開催するもので、期間中は1世の人だけでなく、若い世代の人たちにもぜひ見に来ていただきたい」と来場を呼び掛けた。 入場無料。 なお、8日午後6時からは開会式が同県人会館で行われる。 問い合わせは同県人会事務局(電話11・3208・6074)まで。 2015年4月2日付
