ブラジル熊本県文化交流協会(田呂丸哲次会長)は、17日午前11時半からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同交流協会サロン(Rua Guimaraes Passos,142)で「第1回ブラジルふりかけ祭り」を開催する。
当日は、来場者が4種類のふりかけを食べ比べ、一番おいしいと思うものを投票で決定。食後にはビンゴ大会も行われる。
開催に至った経緯について田呂丸会長は「新たな取り組みを模索する中、昨年5月に熊本県を訪問した。ふりかけ工場が多いことに気づき、地元の人に尋ねたところ、同地がふりかけ製品発祥の地だと知った。その後、熊本県側と1年間の協議の末、祭りが実現した」と説明した。
ご飯にかけて食べる「ふりかけ」は熊本県から生産が始まったと言われ、古くは戦時中の食べ物として重宝された。アジア諸国を中心に外国でも種々の製品が販売され、親しまれている。
市場拡大が見込まれるブラジル。フリージャーナリストの日下野良武氏によると「モンスーン気候で、米を食べるアジア諸国では普及しやすい。ブラジルは一見すると肉食だが、その根底には豆と米があり、日本と同じ量の米の生産が行われている。きっかけがあればその後の普及は早い」とコメントした。
現代の日本の食文化を代表するふりかけ。田呂丸会長、小山田祥雄氏、赤木数成氏の3人は「同じ日本食でも寿司は調理が大変。ふりかけは手間要らず」「ご飯にかけるだけで、時間短縮、栄養満点」「偏食だった孫がふりかけのお陰で、ご飯をおかわりするまでになった」とふりかけの魅力を語った。
明石照久同祭実行委員長は同祭を「普及の出発点にしたい」と意気込み、来場を呼び掛けた。
参加費20レアル、当日はふりかけの商品販売は行わない。問い合わせは同協会(電話11・5084・1338)まで。
2015年5月9日付
