06/03/2026

Dia: 17 de julho de 2015

ニッケイ新聞 2015年7月15日 サンタカタリーナ州のニッポ・カタリネンセ協会(篠原ロシャーナ会長)、ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)、在クリチーバ日本国総領事館(池田敏雄総領事)が共催し、『第1回日本祭り&七夕祭り』を3、4日、州都フロリアノーポリス市の州立歴史博物館で行なった。会場は1万人を越える来場者で賑わい、初開催を大成功で終えた。6日には州政庁で外交120周年記念式典も行なわれ、両行事に出席した梅田邦夫駐伯日本国大使も開催を喜んだ。 前任の内山美生氏と池田現総領事による「各州都で日本祭り実現したい」という希望がきっかけで開催に至った。州政府のほかSC歴史博物館、SC州文化協会(FCC)、SC州日系団体連合会が後援した。 旧知事公邸でもある会場内では太鼓や居合、合気道、歌謡ショーなどがステージを彩り、各種ワークショップも好評だった。これまでは州議会による『日本週間』のみだったが、篠原会長は「予想外の盛況に驚き」と喜んでいる。 石巻若宮丸の漂流民による日本人初上陸(1803年)を契機に交流する宮城県人会は、七夕飾りを大中合わせ30本提供。移民事情に詳しい宮村秀光さんの協力を得て、若宮丸に関わる史実をまとめたバナー(120×80センチ)も計11枚展示した。 中沢会長は「子ども連れの家族が多く、書道や折り紙などを体験する光景が印象的だった。七夕を通して日本文化に触れる意義深い祭典になった」と成功を喜び、「広くはない会場だったため屋台数が限られた。規模拡大に向け、そのあたりの調整が必要かもしれない」と話した。 6日午前には州政庁で外交120周年を記念した式典が行なわれた。篠原会長ほかSC日系連合会の新里エリジオ義和会長や、ラージェス、クリチバーノス、フレイ・ロジェリオ各氏からも日系団体関係者が参加した。 商議所の平田藤義事務局長や、州県友好提携35周年となる青森県人会の名和渋川幸子マリア副会長も聖市から訪れ、総勢100人を前にジョアン・ライムンド・コロンボ知事は「日系人の貢献がなければ我が州はこれほど豊かにはならなかった。近年には知事が3度訪日しており、州産豚肉の輸入解禁など成果が出ている」とあいさつ。青森県の三村申吾知事もメッセージを寄せた。 同州ラーモス移住地とサンジョアキンも訪問した梅田大使は、「JICAを通じたりんご生産の協力など、農業始め各分野で日系人の貢献がある。経済関係の深化も期待している」と感想を述べた。   □関連コラム「大耳小耳」□ ブラジリアの公邸では現在、サンタカタリーナ州のサンジョアキン組合産のワインを使用しているようで、梅田邦夫大使は「今後も宣伝したい」と外交120周年式典であいさつしていた。また同州ラーモス移住地の和梨はルーラ前大統領もお気に入りだと聞く。規模は小さくとも、政府要人御用達とあって伯国内での存在感はひときわ強い。日本祭りもそんな特産品を武器に展開できれば、もっと規模も拡大できるかも。
ニッケイ新聞 2015年7月15日 沖縄県人移民研究塾同人誌『群星(むりぶし)』創刊号の合評会が11日午後、同県人会本部会議室が行われ、約100人が参加した。最初に嶺井由規(よしのり)さんが作成したDVDが上映され、盛んに意見が交換された。 宮城あきら塾長は、まず「こんなにたくさん来てくれて嬉しい限り」と喜んだ。一世が70代を超え「我々に残されている時間は限られている」と前置きし、「一世は異国で家族を養うために悪戦苦闘し、言葉の問題もあって、充分にウチナー精神について子供に説明する時間も余裕もとれなかった。そのため、子孫がブラジル市民として立派になっていくと同時に、親にしてみると遠くに離れていくような、孤独感を感じるようになり、深い沈黙のまま家族の時間が過ぎていくようになってきた。一世が本来伝えようとしてきた想いや歴史の真実、〃無形の共有財産〃としての体験談を、ポ語併記のこの同人誌を通して伝えたい。皆さんも書いてほしい」と創刊の趣旨を説明した。 島袋栄喜県人会長は「学校の教科書にはドンペドロ二世などの歴史的な英雄が描かれているが、この本には教科書に載っていない〃家族の英雄〃の話が書かれている。ウチナーンチュとしての誇りを強める心の財産だ」と称賛した。 山城勇県人会名誉会長は、終戦後には機関誌『協和』が2、3カ月に一回は発行され、全会員に配られ、徐々に回数が減った。20年前までは年に1回は出されていたが、無くなった現状を憂いた。「北米の皆さんからは以前、ブラジルには15、6万人もウチナーがいるのに、どうして県人会の会員は4千人しかいないのか、と良く訊かれた。今はそれが2千人に減っている。繋がりが薄れてきたと実感する。この同人誌はその絆を強める一歩だ」と強い期待を込めた。 塾運営委員の上原武夫さんも「皆さんの体験談の一つ一つが集まって歴史になる。各自それを書いて三世、四世に橋渡しをして下さい」と呼びかけた。エスタード紙論説委員の保久原ジョルジさんは「このような研究会が必要だと前々から痛感していた。私も家の中ではウチナーグチばかりで育った。DVDで流された『てぃさぐぬ花』のメロディに載せた、無名の移民歌人・嘉陽カマトの惜別の琉歌には感動の涙を抑えきれなかった。本の刊行を心から喜びたい」とのべた。 息子に頼んで車椅子で聖市パトリアルカ区から駆け付けた前田ハルさん(89、名護市)は「頑張っている県人の応援をしたい。若い人が活躍できるのは先人のおかげ。その一言を言いたくて来た」とハキハキと語った。サントアンドレー支部婦人会が用意した美味しい巻き寿司やサンドイッチまで出され、和気あいあいとした雰囲気の中で活発に意見が交わされた。   □大耳小耳□関連コラム 同人誌『群星(むりぶし)』創刊号には「死線を越えて―悲劇のカッペン移民」(知花真勲)、「ボリビア開拓地での少年時代」(高安宏治ひろはる)などの苦闘の歴史を綴る体験談に加え、笠戸丸移民の喜屋武亀の三男ソウセイが1948年にレスラーの聖州大会で優勝し、1950年からは毎週その試合がテレビ放送されるなどコロニア初のプロレスラーになった話(前田徳英とくえい執筆)も掲載されるなど読みどころの多い同人誌(無料)になっている。読みたい方は電話(11・4472・4532)まで連絡を。
ニッケイ新聞 2015年7月15日 パラグアイのピラポ移住地が入植55周年を迎えるにあたり、7月末から母県の慶祝団7人が同国を訪れる。式典を前にブラジルにも立ち寄り、27日午後7時からは岩手県人会会館(Rua Thomaz Gonzaga, 95)で懇談会が行なわれる。 「南米移住者等交流活動支援事業」として組織された団員は計7人。県庁から環境生活部の根子忠美部長、桜田康子主査、岩手相撲連盟から団長の玉澤徳一郎会長(元農林水産大臣)、滝川良一副会長ほか選手3人で組織された。 翌28日にはパ国に発ち、アスンシオン、イグアスを訪れる。ピラポ移住地では31日~8月2日にかけ記念式典や交流会、親善相撲大会に臨む。県人会の千田曠曉会長が来社し、「関係者の幅広い参加をお待ちしています」と呼びかけた。問い合わせは同県人会(11・3207・2383)まで。