【既報関連】ブラジル将棋連盟(山田孝由会長)は、日本からプロ棋士2人(大野八一雄七段、植山悦行七段)を招き、23日から28日までサンパウロ、サントスやパラナなどブラジル各地を訪問した。「第18回県連日本祭り」期間中の26日には、同会場で指導将棋を行った。
山田会長によると、ブラジルでの将棋競技者人口は300人弱とされ、そのうちの60人が同連盟会員。会員の高齢化に伴い、若手育成に力を注ぎ、小中高で将棋を教えている。
今回の招へいについて山田会長は「競技の宣伝不足を感じていたので、プロ棋士の方々が来て下さって本当に嬉しい」と話す。
また、従来であればプロ棋士を招く際はJICAを通じて行われてきたが、今回は要請手続きが遅れたため許可が下りなかった。代わりに日本将棋連盟が渡航費用など、すべてを出資してくれたという。
ブラジルの将棋の水準について植山氏は「高い方だと思います。また、これまでに中国、ロシア、アメリカなど10カ国以上を訪れましたが、これほど元気な高齢者の方々が頑張っている国は珍しい。高齢者と言っても80歳が限度だし、90歳を過ぎた方で対局内容もしっかりしている人なんてブラジル以外では滅多に会えませんよ」と率直な意見を述べた。同時に、ブラジル将棋連盟が主催する68期名人戦についても言及し、「古く、歴史がある大会」と高く評価した。
2015年7月30日付
