8月初旬に日系初のブラジル海軍少将に就任した和田典明氏(55、3世)の歓迎会が、8月27日午後7時半からサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテル地下レストランで行われた。鹿児島県人会、福岡県人会、アミーゴス・リベルダーデが共催し、関係者ら約50人が出席した。
歓迎会では、鹿児島県生まれで大日本帝国海軍中尉だった父親のタカシさんのことや和田少将のこれまでの経歴などが紹介された。
下本八郎元聖州議の祝辞に続いて鹿児島県人会の松村滋樹会長があいさつし、「お父さんのタカシさんが鹿児島出身で海軍中尉だったことは大変名誉なこと。和田少将も、より高い地位を目指してほしい」と述べ、期待を込めた。
和田少将は自身の誕生日が6月18日であることから、1908年6月18日に第1回笠戸丸移民がブラジルに渡ったことに触れ、異国の地で苦労しながらも現在まで日本文化を継承してきたことに敬意を表した。また、「私の人生も目的は、教育面など日本人が持つ良い面をもっとブラジルに伝えていくこと。日系人であることを誇りに思う」と述べ、歓迎会を開いた関係者への感謝の意を伝えた。
本橋幹久県連会長の音頭で乾杯後は、出席者たちがそれぞれに和田少将との歓談を楽しんだ。
和田少将の母親の須磨子さん(81、2世)は、「夫(タカシさん)は日本の軍人で飛行機乗りでした。その影響を受けてか、長男の典明は海軍少将、次男は海軍の水先案内人、三男は空軍大佐になりました。昔は大変でしたが、今は極楽です」と笑顔を見せていた。
2015年9月9日付
