ニッケイ新聞 2015年9月15日 【既報関連】日系初の海軍少将となった和田典明さん(55、三世)の昇進を祝うため、聖市ニッケイパラセホテルで8月27日夜、祝賀夕食会が行なわれた。ルーツのある鹿児島、福岡の両県人会、リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)共催。 冒頭に平崎靖之さんが略歴を読み上げ、下本八郎元聖州議が祝辞を送り乾杯。聖州リンス生まれの母スマコさん(81、福岡系二世)や関係者約40人が日系少将の誕生を祝った。 鹿児島生まれの父タカシさん(故人)は元帝国海軍中尉。和田少将は「父は時間に厳しかった。家族旅行でも時間厳守だったほど」と幼少期を振り返る。「コロニアと深い関わりのなかった私にとって、今日の祝福は予想外の喜び」と笑顔を見せた。 「後輩にも優秀な日系軍人がおり、私が初の少将となったのは偶然だ」と謙遜しながら、「『働け。信じろ』という父の教えを突き通すだけ」と今後の活躍を誓った。ブラジリアの大使館からは山内徹防衛駐在武官が訪れ、中前隆博在聖総領事も州外出張から戻り午後10時ごろに合流。ともに昇進を祝った。 □関連コラム「大耳小耳」□ 日系人初の海軍少将となった和田典明さんの母スマコさんは、「父の厳しい教えを守る良い子だった」と回顧する。長女(57)は大学講師だが、長男の典明さん始め次男(53)は海軍、三男(51)も空軍に入った軍人一家だ。元帝国海軍中尉の父タカシさんは7年前、82歳で他界。亡き父とは国は違えど、「国を守る」という共通の想いを受け継いでまい進する家族だ。
Dia: 17 de setembro de 2015
ニッケイ新聞 2015年9月12日 日本国外を拠点にした広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称)」の事業主が4日、日本の最大手広告代理店・電通に決まった。同日付け官報や日本外務省サイトで公示された。2度目の競争入札を経て、委託企業がようやく決定した。同ハウスの開設に向け大きく進展した。 ジャパン・ハウス構想は2014年9月に外務省の広報文化外交戦略課が当地で発表した。要人による視察が数度重ねられ、15年3月の仕様書公示から企画競争が開始。しかし1度目の入札では政府の基準を満たす応札業者が現れず、6月中に2度目の入札がはじまった。 7月末に締め切られた入札の結果、電通と「随意契約」を結ぶことになった。随意契約とは、競争入札によって委託者が決まらなかった場合に、適当と思われる相手方を任意に選んで結ぶ契約を指す。 この結果を受け、外務省は本紙に「一般に広く公示し複数の業者から企画書等を提示させ、これら企画内容が最も優れた者を選定する企画競争による調達手続を採用した」と、在聖総領事館を通じ回答した。つまり電通の提示した事業計画が最良と判断された。 平成28年度(2016年度)内の開館を目指しており、「運営委員会についても開催に向けた準備を進めているところ」と答えている。この運営委員会は、在聖総領事館が人選したブラジル人有識者や日系社会関係者などで構成される。官報によれば契約予定日は9月27日。 英国ロンドンでは委託者について現在調達手続き中で、米国ロサンゼルスは株式会社イー・エス・ピーとの契約を予定している。またロンドンで7日、コンテンツを話し合うため運営委員会が初開催されたと、産経新聞などが報じた。
埼玉県人会(尾崎眞次会長)の日本祭り慰労会と諸井真英埼玉県議会議員の来伯歓迎会が6日、サンパウロ市リベルダーデ区のレストラン「TANKA」で行われ、県人会員ら約20人が集まった。 まず尾崎会長から、日本祭りでの県人会員らの協力への感謝と、埼玉県費留学生第1期生として日本へ留学した野口ミサさんが8月30日に85歳で亡くなったことが会員らに報告された。一分間の黙とうを行い、故人の冥福を祈った。また「日本祭りで埼玉県の観光ポスターが並んだ様は実に壮観で、本県をブラジルで宣伝してくれたことを感謝します」と埼玉県上田清司県知事からのメール内容を紹介した。 続いて諸井議員から今年4月に議員に再選したことが報告され、「埼玉県はブラジル関係にあまり積極的ではないが、4年の間で県に働きかけていきたい」とあいさつした。歓迎会では顔馴染みの会員らと懇親を楽しんだ。 今回諸井議員が訪伯した理由は2つあり、世話になった知人の墓参りと、リオでの五輪準備に関する調査が目的。埼玉県は2020年の東京五輪でバスケットボールや射撃の開催会場になっているほか、選手村の誘致を積極的に行っている。リオの五輪関係者から話を聞き、今後の東京五輪準備に生かそうという狙いだ。 埼玉県における日伯間の関係について諸井議員は「人的交流をもっと活発にしたい。ブラジルから日本(埼玉)はもちろん、日本からブラジルへもどんどん人を送り出して相互理解を図りたい」と話した。 諸井議員は18日まで滞伯する予定。 2015年9月15日付
