ニッケイ新聞 2015年2月13日 鳥取県人会(本橋幹久会長)の『2015年度通常総会』が8日、同会会館で行なわれた。4期目の続投が決まった本橋会長は、「県費留学・研修事業が50周年を迎える。式典を開催し母県へ感謝を示す」と述べ、思いを新たにした。14年度の事業として県連日本祭り、中国ブロックの合同行事などが報告された。8月には母県で行なわれた「第50回鳥取しゃんしゃん祭り」にも招待され、訪日した一行らは里帰りを喜んだ。創立60周年記念事業である「サンパウロ・鳥取友好の森」植樹プロジェクトについて、山添源二副会長が近況報告した。聖市北部のオルト・フロレスタルで行なう同事業だが、在来種の再生を60種から70種に拡大することになったという。また当時植林した327本について、「2年が経過し順調な成長が見られる。森林が形成されるまで環境維持が必要」と話した。1本に付き県から5千円、聖州から100レの助成が確約されており、本橋会長も「留学・研修制度の節目を機にさらなる植樹を」と話している。同制度の式典は11月8日に開催。母県の助成を得て建設した会館20周年もあわせて祝うことになっており、調理室の改築なども計画中だ。会計報告、予算案、新役員は以下の通り。14年度収入27万7623・07、支出19万1891・25。15年度は収入、支出ともに28万5千(単位は全てレアル)。 【会長】本橋幹久【副会長】山添源二、末長正、千田初美【総務】西坂アンドレ、パッシャ・イシイ【会計】大西マリエ、西坂ジオゴ健治【財管】池堂ミリアン、西坂ダニーロ【渉外】東ルシー、村信マサユキ【文化】美甘好重、竹下イルダ(敬称略)
Ano: 2015
ニッケイ新聞 2015年2月11日 和歌山県人会が1日午前、「2015年度定期総会」をアクリマソン区の同会会館で行なった。役員改選が行なわれ、2005年から会長を務めた木原好規さんが退任し、副会長だった谷口ジョゼさん(72、二世)が第七代にして初の二世会長に就任した。木原さんは冒頭、「創立60周年事業により14年始から忙しく過ごしたが、盛大に終えることが出来、関係者に厚く感謝申し上げる」とあいさつし、後任に谷口さんを推薦した。新会長は1942年、聖州ツッパン生まれ。85年に県人会に入会し、翌年には当時会長だった味村利光氏から推薦され、第三副会長に就任した。社会福祉法人「こどものその」では、昨年まで理事長を4年間務めていた。谷口会長は「退職後に日本語を学び直したが、未熟。だが県人会のためにできる限りを尽くしたい」と決意を述べた。14年度の事業として、仁坂吉伸知事ら75人の慶祝団を迎えた4月の創立式典、および南麻州ドウラードス訪問、県連日本祭り、婦人部のピクニックとビンゴ大会、青年部バザーなどが報告された。15年の事業として、3月の敬老慰安ピクニック、同月末からの母県答礼訪問、7月日本祭り、11月屋台祭りなど予定している。14年度の収入は25万5632・44、支出は24万6653・55。15年度の予算案として収入10万9609、支出7万7600を計上している(単位はレアル)。先立って臨時総会も行なわれ、定款改正の承認がなされた。モジ、ドウラードス支部に加え、アチバイア、ロンドリーナ、バストス支部を明記。婦人部、青年部も追記された。日語名称も『在伯和歌山県人会連合会』から『ブラジル和歌山県人会』に変更となった。また翌週には婦人部も総会を行ない、部長が木原恵美子さんから宮下チエコさんに交代した。2015年度役員は次の通り(敬称略)。 【会長】谷口ジョゼ【副会長】坂上拓生、西山隆一郎、辻誠也【会計】宮下望、篠崎満夫【書記】内田アリッセ・ハツエ、角ジュヴェナル智明【監査役】洲崎順、平敬介、寺本豊造【監査補佐】永井エジソン、南タダヒロ、宮下栄加【顧問】下本八郎、薮田修、橋詰信八郎、南忠孝、木原好規
在伯和歌山県人会連合会の定期総会が1日午前、サンパウロ(聖)市内の同会会館で開催された。当日は役員改選が行われ、5期10年間務めた木原好規会長(78)が勇退。副会長の谷口ジョゼ眞一郎氏(72)が2世初の会長に就任した。 昨年は4月に会創立60周年を祝うとともに、式典出席で来伯した仁坂吉伸知事や議会、民間の慶祝団一行が同県出身者の多くが入植した南マット・グロッソ州ドウラードスを訪問。聖市で「和歌山セミナー」も開催し、観光資源や物産など同県の魅力を紹介した。 木原会長は冒頭のあいさつで、「準備は大変だったが、盛大に式典を終えることができたのは皆さんの協力のお陰」と感謝。「今年は日伯修好120周年で色々なイベントがあると思うので、できるだけ出入りして賑わっていただければ。また皆さんと1年間過ごしたいと思いますので、よろしくお願いします」と述べた。 県人子弟の母県派遣や県連日本祭りへの参加、青年部バザーや婦人部のビンゴ、ピクニックなど例年の活動も実施。昨年度の収入は約25万、支出は約24万レアルで、今年は約7万8000レアルの予算を計上した。今年は例年の行事のほか、3月末から母県への答礼訪問ツアーを行う予定。昨年度報告、今年度計画ともに承認された。 最後の新役員選出に先立ち、木原会長が今期限りでの退任を表明。「皆さんと一緒に仕事をさせていただき、何をしたか自分でも分からないが、皆さんに助けられて今日まで過ごすことができた」と感謝し、「これからも新しい役員にできるだけ協力して皆さんと過ごしたい」と話した。 谷口氏を会長とする候補者名簿が読み上げられ、その他の立候補者はなく、拍手で承認された。 谷口氏は聖州ツッパン生まれ。役員を務めるなど、長年会に協力した父の光次氏が亡くなった後、母親に「お前もこれから県人会に入って、代わりに何かやってみなさい」と言われ、85年から手伝い始めたという。木原会長の下で副会長を務める傍ら、昨年まで社会福祉法人こどものそのの理事長も務めた。 就任のあいさつで谷口新会長は、初めは日本語で話すのが苦手だったことや、味村利光第4代会長と母県を訪問して知事に紹介されたことなどを振り返り、日本語を受け継ぐことの大切さも強調。「県人会は会員一同のもの。役員、顧問、会員、協力者皆で一丸となってやっていきましょう」と呼び掛けた。 第1副会長に就任した坂上拓生氏も、60年間会を支えた先人に感謝を表し、「引き続き県人会を皆さんと築き上げたい」と、あいさつした。 昨年の60周年式典で功労者表彰を受けた梅田幸治さんから木原会長にねぎらいの言葉が贈られ、総会を終了。続いて新年会が催され、約60人の出席者で親睦を深めた。 前任の地坂満夫会長の時代から副会長として会を手伝ってきた木原さん。「何をやったか、印象はあまりないけど」と言いながらも、思い出の一つとして昨年の60周年式典を挙げ、役員として長年かかわった日本祭りについても「日本祭りのお陰で会員が結束し、活性化されている」と話す。新役員に対し、「彼らなりの新しいやり方でやってほしい」とエールを送っていた。 ◎ ◎ 定期総会に先立って同日、定款改正のための臨時総会が開かれた。会の目的に県連や他県人会、和歌山県との交流を加えることや、青年部・婦人部の定款への明記、会の管理組織に顧問役を加え、アチバイア、バストス、ドウラードス、ロンドリーナ、モジ・ダス・クルーゼスなどの地方支部代表を平役員に指名すること等を承認。併せて、会の日本語名称から「連合会」を外し、「ブラジル和歌山県人会」とすることも承認された。 2015年2月10日付
今月1日の総会で決まったブラジル和歌山県人会の2015~16年度役員は次の通り(敬称略)。 【役員会】会長=谷口ジョゼ眞一郎。第1副会長=坂上拓生、同2=西山隆一郎、同3=辻誠也。第1会計=宮下望、同2=篠崎満夫。第1書記=内田アリセ・ハツエ、同2=角ジュベナル智明。 【正監査】第1=洲崎順、第2=平敬介、第3=寺本豊三。 【監査補】第1=永井エジソン、第2=南ただひろ、第3=宮下栄加。 【顧問役】下本八郎、薮田修、橋詰信八郎、南忠孝、木原好規。 2015年2月10日付
優勝向けて見せる盛り上がり 青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」がサンバチーム「アギア・デ・オウロ(以下、アギア)」からサンパウロ(聖)のカーニバルに参加するにあたり、3日深夜、制作者ら14人が着聖。4日午前10時半から本番会場となる聖市アニェンビーのサンボードロモで決起集会が行われ、同日夜から制作に取り掛かっている。 2012年に東日本大震災からの復興を祈り制作された「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」の立佞武多。15のコンテナに分けられて海を渡った。 来聖した制作者チームは14人で、同市観光物産課課長、制作者(立佞武多師)、大工、とび職、電気工がそれぞれの役割を務める。 アギアを代表してあいさつに立ったインスティチュート・パウロ・コバヤシ(IPK)の小林ビットル代表は、「外国の山車がカーニバルに参加するの は、リオでもサンパウロでも初めてのこと」と立佞武多の参加意義を強調。「これまでの20年、日系を取り上げたカーニバルは3回あったが、今回は『日本』 がテーマ。日本人、日系人が650人参加するのは過去最多で前例がないこと。優勝できると確信している」と気合いを見せた。 制作者代表の立佞武多師・福士裕朗さん(33、青森)は、「五所川原や皆の気持ちを一身に背負ってきました。日本を代表して参加できることは誇り。立佞武 多を多くの方に知ってもらいたいです」とあいさつ。また、「東日本大震災の時にはブラジルの方々から多大なるご支援を頂きましたこと、お礼を申し上げま す」と謝辞が述べられた。 福嶌教輝総領事は、「見るまで不安な毎日だったが、心から感激している。『がんばれ東北、ありがとうブラジル』という二つの気持ちを示すため立佞武多が選ばれている。本番の13日を楽しみにしたい」と意義を強調してエールを送った。 同市観光物産課の葛西達也課長(56、青森)は、「大型立佞武多が海を渡るのは初めてで不安もあったが、多くの励ましを受けてここまで来れた。これを機に世界に発信していきたいですし、素晴らしい会場で多くの皆さんに見てもらえることを心からうれしく思う」と話した。 また、制作者の最年少で電気工の鈴木翔輝さん(20、青森)は、「38年間の歴史の中でまだ優勝したことがないと聞きましたが、今年は立佞武多も来たのでぜひ優勝しましょう」と期待を込めた。◎ ◎ 翌5日には作業を進め、全体の3分の2が完成。鹿嶋大明神が地震鯰を押さえつける姿がはっきりと現れた。作業日両日は雨も降るあいにくの天気だったが、特 殊な和紙と塗料による対策で雨も心配ない様子。「順調に完成に近づいています」と笑顔の福士さん。その様子を見た青森県人会の玉城道子会長も、「完成が待 ち遠しいです」と期待していた。 同晩には会場で同チーム最後の予行練習も行われ、優勝に向け盛り上がりを見せている。...
ニッケイ新聞 2015年2月6日 ブラジルに兵庫県産の海苔を流通させるべく、兵庫県漁業協同組合連合会から1日に訪問団が来伯、商品の輸出や現地生産の可能性を探っている。2日に兵庫県人会の尾西貞夫会長と共に、聖市ニッケイパラセ・ホテルで記者会見を開いた。「おにぎらず」を半分に切って弁当箱に詰めたところ。サンドイッチのように、どこから食べても具と一緒にご飯が食べられる。具はチーズやハム、カレー、焼きそばなど、なんでも合う「おにぎらず」を半分に切って弁当箱に詰めたところ。サンドイッチのように、どこから食べても具と一緒にご飯が食べられる。具はチーズやハム、カレー、焼きそばなど、なんでも合う「営業での感触は、昨年より格段に良かった」と語るのは、突々淳参事(とつとつ・きよし、56、兵庫)。5年前に農水省の委託を受け、当地の海苔の消費状況を調査するべく当地を訪れた際は「中国産の価格に対抗できない」と断念したが、近年中国産が価格上昇していることから、再挑戦に乗り出したという。「船便で輸送すると風味もおちる。うちは原料と技術を提供するので、焼き海苔工場に投資してくれるパートナーを募り、焼きたて海苔を提供したい」と意気込む。引き続き、日本産焼き海苔の輸出の可能性も探るという。同参事によれば、当地に流通している海苔はほぼ100%中国産。日本語のパッケージのせいで一見日本産と見えても、原産国は中国のケースが多いとか。「原産国名も日本とはっきり明記できれば価値になる。今回は大和商事とパッケージの話にまでなった」と関心の高まりを喜んでいる。来週はパラナ州で、加工工程や資産のことも含め説明会を開く予定。中小企業診断士の中野正也さん(59、千葉、グローバル事業開発研究所代表取締役)は、「日本から原料を輸入して加工すれば、価格はだいぶ押さえられる」と話す。また、日本産海苔をアピールする上で「おにぎらず」という海苔の食べ方も提案する。四角い器にごはん、具、ごはんとサンドイッチのように順に重ねて形を整え、それを海苔に乗せて風呂敷のように包む〃握らないおにぎり〃。「手が汚れず、手軽で見栄えがよいとブームになっている」という。滞在中、のり海藻事業本部の藤澤憲二次長(52、兵庫)が各地で実演を行う。日伯協会(神戸市)の副理事長も務める多田義治顧問(76、兵庫)は、「今年は兵庫県とパラナの友好提携40周年の年でもある。お互いに人的交流だけでなく、特産品の交流にも力を入れたいと考えている」と話した。なお、兵庫産海苔は青葉祭りでも販売する。同連合会の事業に関心のある人は、兵庫県人会(11・3207・0025)まで連絡を。
ニッケイ新聞 2015年2月5日 青森県五所川原市の巨大立佞武多(たちねぷた)が聖市サンバカーニバルに〃出陣〃するにあたり、3日深夜に制作者らが着聖した。本番会場でもある聖市北部アニェンビのサンボードロモで4日午前、「たちねぷた」組立開始式が行なわれ、制作した福士裕朗(ふくし・ひろあき)さん(33、青森)は「日本を代表して参加でき誇りに思う。ねぷたを世界に広めたい。震災の復興支援のお礼もしたい」と意気込みを語った。 近年1部上位のサンバチーム「アギア・デ・オウロ」(以下アギア)が、日伯外交樹立120周年をテーマにパレードを行なうにあたり、一部演出を担う服飾デザイナーのコシノジュンコさん発案で、立佞武多が登場することになった。本番会場のスタート地点で行なわれた式冒頭、アギアでアルモニア(行進の管理)を任されるセルソ・ミズカミさんが「ニホン、ブラジル、イッショニガンバリマショウ」と日本語でエールを送った。協力団体インスチトゥート・パウロ・コバヤシ(IPK)の小林ヴィットル代表は、「日本人の血が流れている我々にとって大変な喜びである」とあいさつ。同氏によれば過去20年の聖市1部リーグで移民や日系社会をテーマにしたのは3回。「今回は〃日本〃がテーマ」と意義を強調した。さらに「アギアのパレードには総勢3500人が参加するが、日系人、日本人だけで650人を予定する。これも最大規模だ」と胸を張った。2011年東日本大震災の復興を願って作られた、高さ14メートル余りの巨大な「鹿嶋大明神と地震鯰」が到着。制作者の福士さんが計14人の組立班を紹介し、「ねぷたを世界に広めたい。震災の復興支援のお礼もしたい。安全に作業を進め本番に備えたい」と意気込みを語った。福嶌教輝在聖総領事は「日本と何度もやり取りし15コンテナが到着し、通関手続きも間に合った」と安どの表情を見せ、「がんばれ東北、ありがとうブラジルという気持ちを込めて準備してきた」と話した。下見を終えた五所川原市観光物産課長の葛西達也さんは「大きな会場だがねぷたも負けない」と自信を見せ、「コスト、コミュニケーションなど不安あったが励ましを受けここまでこれた。これを機に1万8千キロの距離を縮めたい」と思いを新たにした。とび職の乗田孝正(のりた・こうせい)さん(55、青森)は「非常に良い状態で運ばれてきた。地元に良いニュースを届けたい」と本番を待ちきれない様子。大工の竹内義博さん(60、青森)は「現地に運ばれ感動している。このまま本番も上手くいくはず。毎年祭りの日は不思議と雨が降らないから心配していない」と悪天候の不安も一蹴した。開始式後、アギアとねぷた班が打ち合わせを行い、修繕箇所や台車に乗せる作業工程などを確認。同日午後8時からさっそく組立作業に取り掛かった。
ニッケイ新聞 2015年2月5日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の1月度代表者会議が先月29日、文協ビルの県連会議室で行われ、41人が出席した。前日28日には郷土食ブースの出店説明会を行い、出店説明会の会場・栃木県人会館には、県人会などおよそ50団体から約100人が集まり、質疑応答で3時間以上を費やした。関係者らに「経費は一店につき7~8千レかかる」と説明。昨年の倍の負担となるが、山田康夫日本祭り実行委員長(滋賀)は「一定の理解は得られている」と話した。会場サンパウロ・エキスポ(旧イミグランテス展示場)が大規模改装中のため、例年なら郷土食ブースとして使う場所が今回は使用できない。屋内調理となるために換気扇の設置義務が発生し、利用料は小型600レ、大型1000レで、出店費用も一店2000レから3500レとなった。その他ガス代、電源一つに180レなどの負担が増している。参加者らは「経費を抑えるためガス台を減らしたり、換気扇の配置を再考しなければ」と悩んでいる様子だった。前回と変わらない出店数を見込んでいるが、2月1日までだった出店申し込みを13日まで延期した。日本政府の支援については、先月の代表者会議で外務省、国土交通省、農林水産省、経済産業省が同祭に参加予定だと明かしたが、詳細は未定。外交樹立120周年記念事業として伯国内を巡回する、JICA主催の日伯協力事業展示会を実施できるよう調整中だ。次回の第44回ふるさと巡りに向け、本橋会長がメキシコを視察したことが報告された。「米国ハワイ、カリフォルニアなども候補だったが、訪ねるべき場所だと実感した」と伝えた。日系人は約1万6千人(内メキシコシティに約1万2千人)で、メキシコ南部のチアパス州エスクイントゥラに入植した「榎本殖民団」や、7~800社という日系企業、日墨協会、日墨学院を紹介した。時期は9月24日~10月1日を予定している。また役員改選を行なった県人会から西川修治氏(福島)、村上アンドレ光明(島根)が会長交代あいさつに立った。会の冒頭で11、12月度の会計報告が行われ、収入4万5857・84レ、9万3966・85レ、支出12万7496・45レ、10万9388・05レだった。
ニッケイ新聞 2015年2月4日 日伯外交関係樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会(梅田邦夫委員長=駐伯日本国大使)は2日、在聖総領事館で第4回会合を行なった。構成員の日系5団体ら約20人が出席した。会議後に梅田大使、福嶌教輝在聖総領事、山元毅(つよし)在リオ総領事が会見し、目玉企画の花火大会と展示会開催の進捗状況を伝えた。また記念事業の一つに、日本館の改修工事も含まれることが決定した。 福嶌総領事によれば、今月の聖市サンバカーニバルに参加するために服飾デザイナーのコシノ・ジュンコさんが来伯し、その後に花火大会の打ち合わせや候補地を視察するという。下旬に詳細を詰めるといい、「9月開催の方向は変わらないが、場所や規模は未定。コシノさんの演出の仕方次第で決まる部分もある」と補足した。ウジミナス、セラード開発などの日伯共同事業展示会は今月27、28日、ミナス・ジェライス州都ベロ・オリゾンテで行なわれる日本祭りが皮切りとなり、ベレン、ブラジリア、サンパウロ(県連日本祭り)、リオ、マリンガ、クリチーバの7カ所を巡回する。サルバドール、レシフェ、ポルト・アレグレ、麻州、南麻州でも開催したい意向だ。今回新たにイビラプエラ公園内の日本館改修が記念事業に加わることに決まった。以前から木多喜八郎・文協会長が福嶌総領事に要請しており、今会議で正式に承認された。これまで自費で改修を請け負ってきた中島工務店(本社・岐阜)が5月に行なう作業に、約800万円を充てる。梅田大使は「コロニアにとって非常に重要な文化財」と強調し、全会一致で賛同を得たと報告した。これら3事業の予算総額は200万レ。花火大会のみで165万ほど計上している。ルアネー法などを通じ、約45社から140~150万レの寄付が内定している。リオ総領事館では独自の記念事業を進めている。山元総領事は「女性指揮者の第一人者である西本智実さんを招き、日伯友好音楽祭を7月末に市立劇場で、またリオ植物園内の日本庭園(清苑)の改修・整備を行なう」と明かした。13万レ強の経費が寄付などにより集められている。その他、親善大使の要請や移民百周年マスコット「チカラ」「ケイカ」の使用手続きを進めており、海上自衛隊練習艦隊は国内3、4カ所に寄港する方向で調整中。梅田大使は「ジウマ大統領の訪日と、皇室のご来伯もぜひ実現させたい」と話し、要人往来に意欲を見せた。 120周年ロゴ作成者=「日本文化に誇りもつ」 外交120周年委員会の会議後には、応募数80の中からロゴマーク最優秀作品に選ばれたブルーノ・ヒトシ・テルヤさん(27、三世)=グアルーリョス在住=が表彰された。06年末と07年末に数カ月間、日本でアルバイトした折、広島の平和記念公園を訪れた。そこで折鶴が平和の象徴であることを知り、そこから発想をえた。応募理由を「日系人として日本文化に誇りを持っているから」と説明し、120周年の成功を祈念した。
日伯協力の工場設立も視野に 兵庫県漁業協同組合連合会(JF兵庫漁連、山田隆義代表理事会長)から昨年に続き、突々淳(とっとつ・きよし)参事ら関係者が来伯した。今年は、サンパウロ(聖)市での日本産海苔(のり)のPR、販売調査に加え、ブラジルでの焼き海苔加工についてパラナ州で説明会を行う予定だ。5年前に初めてブラジルを訪れて以来、当地での海苔販売を目指して調査を行ってきた同漁連。日本食需要の高まりを受けて今回は昨年以上の好感触を得ているといい、加工工場設立への出資にも期待を寄せる。 来伯したのは突々参事ほか、同漁連の多田義治顧問、藤澤憲二・のり海藻事業本部次長と株式会社グローバル事業開発研究所の中野正也代表取締役。2日に着伯し、聖市を中心に輸入販売業者やレストラン等でPR・調査を行った後、来週にかけてパラナ州クリチバとパラナグアで説明会を開催する予定だ。 同漁連は5年前に農林水産省から委託され、三菱総合研究所と初めてブラジルの市場調査を実施した。しかしこの時は、市場の大半を占める中国産海苔と日本産高級海苔の価格差が5倍以上になることから断念。その後、中国産海苔の価格が上昇したことから、昨年再び調査に来伯。品によっては価格差を抑えて勝負できるとの判断で、輸出に向けた検討を続けてきた。兵庫県人会(尾西貞夫会長)も日本祭りで1度、その後も青葉祭りで紹介するなど協力している。 現在ブラジル国内で販売されている海苔の9割以上は中国産で、それに続くのが韓国産。日本産は販売価格がやや高くなるが、着聖後に訪ねた地場日系 企業からは「希望者はいるので、チャンスはある」と好感触が得られたという。「日本産とはっきり書けば可能性はある」と、パッケージについての話も出たそ うだ。「日本食のレストランも差別化の志向が出てきた」。一般のスーパーからも「もっとブラジルの人に本当の日本食を伝えたい」との声があったという。 さらに、今回の来伯の目玉と位置づけるのが、ブラジル国内での焼き海苔加工。同漁連が原料となる干し海苔を輸出、加工機械や技術面でも協力する形で、今後 ブラジル側で工場に出資するパートナーを探す考えだ。「希望者がいれば、日本に持ち帰って前向きに検討したい」と突々参事は話す。 今年はパラナ州と兵庫県の姉妹提携45周年のほか、修好120周年、パラナ日本人入植100周年、ブラジル兵庫県人会55周年などの節目の年。また、パラ ナグアと同県淡路町が姉妹都市提携を結んでいることから、同州での説明会開催が決まった。原料の干し海苔や加工の流れ、ビジネスの可能性まで幅広く説明す る。多田氏は、恒例のパラナ州経済ミッション訪日に加え、今年は兵庫県からの訪伯も計画されていることに触れ、人の交流に加えて「産物交流」の重要性を挙 げる。 多田氏によれば、ブラジルで年間に消費される海苔(全形)は推計1億5000万枚。「その100%が輸入というの は珍しいこと。安く供給することで付加価値がブラジルに落ちるメリットもある」。突々参事は、「(船で)赤道を通ると風味を保つのは難しい。ぜひ、焼きた ての海苔を供給したい」と意欲を見せた。 同漁連訪問団に関する問い合わせは兵庫県人会(電話11・3207・0025)まで。...
ロゴマーク作成のブルーノ氏表彰も 昨年8月に発足した「日ブラジル外交樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会」(委員長=梅田邦夫在伯日本国大使)の第4回会議が、2日午後2時からサンパウロ(聖)市ベラ・ビスタ区の在サンパウロ総領事館3階多目的ホールで開催された。会議では、寄付金を募って実施する「120周年記念特別事業」として、日伯友好花火大会、日伯共同プロジェクト巡回展覧会に加え、新たに聖市イビラプエラ公園内日本館の改修を実施することが決定。また、120周年のロゴマークを作成したブルーノ・テルヤ・ヒトシさん(27、3世)の表彰も行われた。 この日の会議には、梅田大使、福嶌教輝在聖総領事、山元毅在リオデジャネイロ総領事、文協、援協、県連、日伯文化連盟(アリアンサ)、商工会議所、国際交流基金、JETRO、JICA、JBIC、日伯文化社会統合協会代表らが出席した。 会議後に邦字紙へ概要を説明した梅田大使、福嶌総領事、山元リオ総領事によると、第4回会議では主に(1)寄付金の現状報告(2)特別事業(=花火大会、巡回展覧会)に関する説明(3)イビラプエラ公園内日本館の改修を新たな特別事業として追加(4)リオ独自の特別事業の4点に関して検討が行われたという。 (1)は、目標額の200万レアルに対し、2日現在、45社から120~150万レアルの寄付金が集まっていると報告。 (2)のコシノ・ジュンコ氏プロデュースの花火大会は9月に開催するが、場所は未定。今月中旬に同氏が花火技師を連れて来聖する際に候補会場を視察し、今月後半にそれを踏まえた新たな発表が行われる。 巡回展覧会は、今月27日から開幕するミナス・ジェライスの日本祭りを皮切りに、ベレン、ブラジリア、サンパウロ、リオ、マリンガ、クリチバでの開催が決定。サルバドール、レシフェ、ポルト・アレグレ、マット・グロッソでの開催も検討中。 今回の会議の目玉となった(3)は、イビラプエラ公園内の日本館を管理する文協の木多喜八郎会長の要請を受けた福嶌総領事が、東京本部とのやり取りを経て 今会議で提案。会議に出席した関係者によると、日本館改修は「もし(寄付)金が余ったらという場合に」行われるとの説明があり、反対意見も無く決定したそ うだ。 梅田大使は日本館改修の意義について、「(日本館は)日本の顔。皇族や総理が来られても行かれる。きちんと維持するのが日本政府としても重要。日系社会にとっても間違いなく重要なことで、皆で力を合わせて改修に協力しようとなった。非常に良い提案を頂いた」と説明した。 予算は日本円で約800万円(約18万レアル)を予定し、今年5~6月ごろに岐阜県の中島工務店の職人11人が改修を行う。なお、特別事業追加による寄付 金の目標額変更等について梅田大使と福嶌総領事は、増やす必要性と「規模が未定の花火大会次第」との考えを示している。 (4)では、リオ独自の特別事業として「日伯友好音楽祭」「日本庭園改修」を実施し、13万レアル強の寄付金目標も目途がつきつつあると発表。音楽祭は今 年7月末に世界的指揮者の西本智美氏を招き、会場となるテアトロ・ムニシパル(市立劇場)のオーケストラとの共演を予定している。 また、実行委員会終了直前には、「折り紙の鶴」をモチーフにした120周年のロゴマークを作成した聖州グアルーリョス市在住のブルーノさんの表彰が行われ、梅田大使から表彰状が手渡された。 ブルーノさんは表彰式後の取材に対し、「日本文化に関心があり、子供のころから日系人であることに誇りを持っていたので応募しようと思いました。作品が選ばれたと聞いた時は本当に驚いた。表彰していただき、うれしいです」と喜びを語った。...
再来年は創立100周年 ブラジル福島県人会は、1月25日午前10時半からサンパウロ市リベルダーデ区の同会会館で2015年度定期総会を開催した。今年は役員改選が行われ、現職の永山八郎会長が再選。永山会長は、再来年の県人会創立100周年に向けた準備とともに、より多くの青年が参加する会作りに意欲を見せた。 総会は午前10時半に開会。永山会長は冒頭のあいさつで、「会員を辞められる方が多く、年々会が寂しくなっている。どこの会でも大きな問題だが、再来年は県人会創立100周年という大切な年。それを契機に一丸となっていきたい」と述べ、協力を呼び掛けた。 昨年は定例行事のほか、3月に宮城、岩手両県人会と東日本大震災から3年の追悼式を共催。5月には、講演で来伯した同県人の田母神俊雄元航空幕僚長が同会のラーメン祭りを訪れた。8月末に母県で海外県人会サミットが開かれ、永山会長が参加。喜多方市のラーメン協会から丼の寄付もあった。収支は約12万レアルで、今年の予算は約11万レアル。 会長による海外県人会サミットの報告も行われた。世界10カ国から18人が参加。震災からの復興状況を聞き、避難者らが活動する工房や、桃農家、 現在も避難生活を送る人たちなどを訪ねた。会長は、桃が順調に売れるようになったという農業者や、一日も早く故郷に戻りたいと願う避難者の声を振り返っ た。ブラジルの人たちにも福島の状況を話してほしいと要望してきたという。 役員改選に先立って提出された候補者名簿は一つで、出席者の拍手により承認。新役員がそれぞれ抱負を述べた。 第1副会長の門馬ルイス氏は、「時代が変わってどの会でも問題はあるが、県人会はただの集まりでなく、重要なもの。親父たちの故郷を守りたい。20年先、50年先のことを考え、次の時代を作らないといけないと思う」と述べ、より多くの青年の参加を呼び掛けていた。 最後に、昨年100歳を迎えたモジ・ダス・クルーゼス市在住の県人2氏へ県知事からの賞状と記念品を伝達。小島友四郎同支部長が代理で受け取った。その後は新年会へ移り、約60人の出席者で懇談した。 会では再来年の100周年に向け、2月に委員会を立ち上げる考え。2期目となる永山会長は、「留学や研修でブラジルから150人くらいの人が福島でお世話 になっている。そういう人たちにぜひ、100周年に参加してもらい、日本に対してのお礼をしないといけない。そして、会の将来を若い世代に引き継ぎたい」 と語った。 ◆新役員2015、16年度役員は次の通り(敬称略)。 会長=永山八郎。第1副会長=門馬ルイス、第2同=三木アメリコ、第3同=三塀国昭、第4同=坂田稔。第1会計=坂内ゆりか、第2同=桜井はるお、第1書記(ポ語)=滝内まゆみ、第2同(日語)=遠藤勝久。総務=大竹輝和。 2015年2月4日付
ニッケイ新聞 2015年2月4日 公益財団法人「国際環境技術移転センター(ICETT)」地球環境部の中丸寛仁(ひろひと)事業管理員とコーディネーター岸和田仁(ひとし)さん(一般社団法人・日本ブラジル中央協会理事)が2日から5日間、現地視察に来聖している。13年の州県姉妹提携40周年の折、アウキミン聖州知事と鈴木英敬(えいけい)知事が産業振興に関する覚え書きに署名した。それを具体化させるため、技術移転に実績を持つ同センターが担当することになった。同センターは三重県四日市市に90年に設立されたNGOで、6、70年代に問題となった公害問題への反省から関連企業などが資金を出し合って設立したもの。現在までに2千人以上の外国人を受け入れて、環境保全技術の移転研修を行っている。うちブラジル人としては、三重県と姉妹州県である聖州政府職員など130人が利用しており、国別では5位という。中丸さんは「三重県在住のブラジル人は1万人ぐらい。鈴鹿市役所勤務時代に多文化共生の仕事をし彼らと親交があった」とのべ、これを機に州県の絆を広めたい意向という。聖州工業連盟環境部、聖州投資競争促進局、聖州環境局長、聖州環境衛生技術公社総裁、聖州水道局、聖市都市ゴミ自動選別解体センタープロジェクト代表者らに加え、サントス下水処理施設やクバトン公害の現状視察などを行なう。岸和田さんは「今回要望を聞いて持ち帰り、三重県が誇る環境技術を持つ地元企業とすり合わせしたい」とのべた。
今年7月24~26日に行われる「第18回フェスティバル・ド・ジャポン」において郷土食コーナーの出店料が上昇するにあたり、ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は各県人会および関係団体を招集し、費用等に関する説明会を28日午後2時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の栃木県人会館で開催した。 今年の会場が屋内となることから、食ブースの経費増大は以前から想定されていた。当日は各県人会の関係者など約80人が出席。山田康夫同祭実行委員長、市川利雄同副委員長により説明が行われた。 説明では、①各ブース代は昨年の2000レアル(電気代込み)から3500レアル(電気、ガス代別)になること、②今年から屋内会場となるにあたり、揚げ物や匂いの強い食品(=焼きそば、お好み焼き、カレー、餃子など)を扱うには換気扇が必要(うどんなどは不要)となること、③換気扇は大小2種類あり、費用削減には鉄板や鍋をできるだけ近づけるなどレイアウトの工夫が必要なこと、④焼くと煙の出る魚や肉は屋外の焼き場を使う必要があるが、例年のようにブース場所の優先権はないこと、などを確認。 それらを踏まえ、各ブースは横幅7メートル奥行き5メートルとなることも多数決で決定した。 参加者の中からは、「ガス代や換気扇代を削減するためには、鉄板の数を減らしても間に合うような手早い調理法を知恵を出し合い考える必要がある」といった提案がある一方、「県連の利益から各県人会への還元はないのか」という意見も出た。これに対して山田委員長は、次回の開催に向けた県連の財政強化が必要との考えを述べ、還元については否定的な見方を示した。 ◎ 翌29日午後4時から行われた県連の1月度代表者会議でも、費用に関して同内容が確認された。参加・不参加の意思表示は2月13日まで。実行委では、参加の場合はブース代を早めに前払いするよう呼び掛けている。 2015年1月31日付
「東京を愛する人」等80人が参加 東京都友会(坂和三郎会長)は25日午前10時から、同会創立50周年、東京都・サンパウロ(聖)州友好25周年、日伯外交関係樹立120周年を記念した祝賀新年会を、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで開催した。「東京を愛する人」なら誰でも参加できる同会には東京都出身者以外の人も多く集まり、約80人で盛大に節目の年を祝った。 1908年の第1回笠戸丸移民に始まる東京都出身のブラジル移住者は、これまで延べ8468人を数える。同会が設立されたのは65年11月3日。日本の「文化の日」で、同年9月に海上自衛隊の練習艦隊4隻がサンパウロに立ち寄った際、各県人会で歓迎会を開くため集まったのがきっかけ。当時、乗員1200人のうち、96人が東京都出身者だったといい、現在同会の名誉会長を務める多羅間俊彦氏が中心となって設立した。 東京都と聖州の友好協定は、90年6月13日。当時の鈴木俊一東京都知事とオレステス・クエルシア聖州知事がバンデイランテス聖州政庁で締結の署名を交わしたことに始まる。 ◎ 祝賀新年会では、先亡者への黙とう、日伯両国歌斉唱に続き、坂和会長が前述の歴史を振り返りながらあ いさつ。「素晴らしい年が重なりました。東京都友会は多くの皆様に支えられ、協力を得て今日に至りました。この祝賀会を皆様と共に次への飛躍としていけた ら」と力強く述べた。 続いて舛添要一東京都知事からの祝辞を坂和会長が代読。50周年を迎えた喜びと移民の努力に敬意が表され、東京都・聖州友好25周年や、来年のリオ五輪などを契機に「ブラジルと東京都の交流がさらに深まることを期待する」と伝えられた。 来賓からは、福嶌教輝在聖総領事、野村アウレリオ市議、羽藤ジェオルジェ市議、安部順二連邦下議からそれぞれ祝いの言葉が述べられた。 また、福嶌総領事に対して連邦議会ブラジル日本議員連盟会長の安部下議から、日伯の友好と交流に尽力したとしてその功績を称える感謝状を贈呈。福嶌総領事 は、「この感謝状は私だけのものでなく、総領事館や日本政府のもの。総領事館はブラジルの日本人のために働いて今年で100周年。とても意味のあるもの」 と謝辞を述べた。 続いて東京都友会の留学生研修生OB代表の大沼潤さんがあいさつ。同会では1967年~2003年まで 計69人が留学制度で、89年から03年まで計26人が研修制度で東京へ渡っており、「参加者全員の人生がより豊かなものになった」と各方面への感謝を述 べ、「留学、研修制度は教育を通してチャレンジを可能にするもの。復活させる必要がある」と希望を語った。 その後は、毎...
一般の若手参加も呼び掛け 昨年10月に長崎市を訪問し、2013年の創立50周年を記念して長崎伝統芸能の「龍(じゃ)踊り」の龍を寄贈された長崎県人会(栗崎邦彦会長)は10日、練習用の龍体を完成させた。県人会は同時期の訪日時に、長崎女子高校のメンバーから龍踊りの手ほどきを受けており、今年6月の文協コロニア芸能祭での初舞台に向けて、2月から本格的な稽古を行う。 長崎県人会では「龍踊り委員会」(川添博委員長)を創設し、婦人部(和田佐代子部長)、青年部(宗像アレシャンドレ部長)の協力を得てサンパウロ市ジャバクアラ区の旧会館で練習用龍体の制作を行い、10日に完成させた。 龍踊りは元々、「五穀豊穣」を願う中国の神事に始まったもの。雷雨を呼ぶと信じられている龍を巧みに舞わせる踊りで、中国からの渡来人が多かった長崎にも伝わり、唐人屋敷に住む唐人から手ほどきを受けた日本人によって独自の発展を遂げ、300年以上の歴史を持つという。 実際の龍踊りは、龍が追う玉を持つ「玉使い」1人と、龍体を操る「龍衆(じゃしゅう)」10人と、銅鑼(どら)やラッパなどを奏でる楽隊十数人で構成される。 川添委員長は練習用龍体の制作について、昨年8月から準備を進め、同12月から組み付け作業を行ってきたと説明。「どんな作り方か分からず手探りで作ったので、まだこれから実際に(練習用龍体を)使ってみて不都合なところを修正していきたい」と話している。 龍踊りの龍は長さ20メートル、重さが120キロもある。オリジナルの「龍頭(じゃがしら)」は15キロの重さだが、「最初から15キロの重さの龍頭では、とても振り回せない」(川添委員長)とし、練習用の龍頭は約10キロと軽くしている。 2月から始まる稽古では最初に10人の龍衆が持つ「棒」の使い方や足の運び方などを練習し、その後、実際の龍体を使って少しずつ重さに慣れるようにしていくという。 現在の旧会館では天井が低いため思うように動きにくく、人数的にも県人子弟だけでは十分とは言えない状況だ。川添委員長は今後、セイネン文協や ASEBEX(留学生OB会)など県人子弟以外の若手メンバーにも広く参加してもらい、6月の文協コロニア芸能祭での初舞台に向けて、練習用の場所提供を 文協側に求めていく考えを示している。 なお、昨年10月に「龍」とともに長崎市から寄贈された路面電車が、いつブラジル に到着するかは現在のところ未定。路面電車の寄贈は、中井貞夫サントス市議(元同市議会議長)の発案で実現し、サントス側ではルイス・ギマランエス観光局 長が中心となって受け入れ準備を進めている。 龍踊りに関する問い合わせは、長崎県人会(電話11・3203・0949)か、川添委員長(11・4828・3611)まで。 2015年1月28日付
ブラジル岩手県人会の2015年度定期総会が18日午前、サンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館で開かれた。役員改選では新たな会長立候補者が現れず、千田曠暁会長(73)の続投が出席者により承認された。 開始時点で19人が出席。多田マウロ副会長が議長を務めた。千田会長は「昨年は日本との交流もでき、役員会で提案のあった新事業もできるだけ取り組んできた。会員がいてこそ活動ができる。お陰で何とか一年を切り抜けることができた」と振り返った。 2014年は、わんこそば祭りなど例年の行事のほか、母県岩手日報社へのサッカー・ワールドカップ関連の記事寄稿、同社の記事を転載した「ふるさと岩手だより」発行など新たな交流も生まれた。多田副会長による、青年を対象にした日本語会話教室も再開した。 昨年の収支は約14万レアル。会費、母県補助金のほか、カラオケダンスが始まるなど会館賃貸も順調だった。今年は定例行事のほか、8月にパラグア イ・ピラポ移住地55周年式典への参加を予定。予算は14万レアルを計上、新規事業も行いたいとして会員からの提案を呼び掛けた。各種報告・計画案ともに 承認された。 役員改選には事前の会長立候補者がなかったが、千田会長は改めて新会長への引継ぎを要望。仕事等で会長職を 引き受けられない事情があることに理解を示しながらも、「若い人たちに受け継いでいただきたい。留学・研修OBであれば、日本語も分かり、県との関係もあ る。そういう人に入ってもらい、会を盛り上げてほしい」と希望を語った。 最終的に立候補者はなく、千田会長の続投が決 まった。9期目となる千田会長は、「次の会長を育てる責任があり、無責任なことはできない。今までやってきた人、新しい人と相談しながら新しい理事会を作 り、その中で色々な人が出てくるのを待ちたい。元気なうちは皆さんと支えあいながら2年間やっていきたい」と述べた。 総会終了後は新年会に移り、出席者一同で乾杯。ミナス・ジェライス州から訪れた会員もおり、約50人で今年最初の行事を楽しんだ。 2015年1月23日付
ニッケイ新聞 2015年1月27日 ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会など日系35団体共催による『日系議員の当選祝賀会』が2月6日午後7時半から、文協ビル貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381)で開かれる。会費80レアル。聖州選出の下院議員及び州議員の当選を祝う。申し込みは2月3日までに文協(11・3208・1755、event@bunkyo.org.br)まで。
ニッケイ新聞 2015年1月27日 ブラジル東京都友会(坂和三郎会長)が25日昼、聖市ニッケイパラセ・ホテルで『創立50周年記念祝賀新年会』を行ない、約100人が集った。東京サンパウロの姉妹州都締結25周年と日伯外交関係樹立120周年もあわせて祝った。今回は舛添要一都知事の参加は叶わなかったが、来年のリオ五輪の次が2020年東京五輪であり、同知事の来伯に期待が高まっている。 先没者への黙祷、両国国歌斉唱の後、坂和会長があいさつに立った。「東京五輪のためのリオ下見などを目的に、舛添都知事のブラジル訪問も実現するのでは。将来への飛躍を願いお祝いしましょう」と幕開けを告げた。舛添都知事の祝辞も「三つの節目に加え来年はリオ五輪も行なわれる。これらを契機に、更なる交流活発化に期待」と代読された。野村アウレリオ、羽藤ジェオルジの両聖市議、安部順二・元連邦下議も祝辞を送った。福嶌教輝・在聖総領事は「リオ五輪に向けて都知事が何度か来られるよう調整中。都友会からもぜひ歓迎の声を挙げて」と来伯実現にも言及した。89年に都立大法学部で学んだ大沼潤さん(50、二世)が、留学生OB代表として04年に途絶えた制度復活を願い、藤間流による祝賀の舞、ケーキカット、鏡割りが行なわれ会食に移った。乾杯の発声に立った多羅間俊彦名誉会長は「25年前の鈴木俊一都知事来伯時は会も活性化した。舛添さんにも五輪関連で来伯して頂きたい」と強い期待感を込め、「我々の役目は終わろうとしている。次世代に引っ張ってもらいたい」と若者の台頭を願った。モジ在住の興津正治さん(80、東京)は45年3月の東京大空襲で浅草の家を失った。「東京で小学3年生まで過ごし宮城に疎開した。その時代の話をできる人がいないね」と時代の移り変わりを惜しんだ。同会は記念誌を編纂中で、元パ紙記者の赤木一成さん(78、熊本)が執筆中だ。援協50周年誌にも携わった同氏は、「都民の先祖を辿れば多くは地方出身者だが、(初代文協会長の)山本喜誉司など優秀な人材を多く輩出している」と称えた。今式典の項目を書き加え、すぐに刊行することを目指している。都友会は65年11月3日の創立総会をもって結成された。本格的な組織作りは同年10月ごろ、戦後初の海上自衛隊の練習艦隊4隻を歓迎する県別組織が母体となった。都出身者の先駆けは笠戸丸移民の茨木友次郎(本門仏立宗日水上人)、妻・チヨ、弟・信太郎の3氏という。会員は現在約150人。90年6月13日にはサンパウロ州政庁(バンデイランテス宮殿)で、オレステス・ケルシアと鈴木俊一両知事による姉妹友好提携が結ばれた。以来25年間、都知事来伯はない。
ニッケイ新聞 2015年1月22日 日本政府が世界6都市で設立を進める広報文化施設「ジャパンハウス」(仮称)の現地調査のため、外務大臣政務官の薗浦健太郎・衆議院議員(42、香川)が来伯した。聖市文協で20日午後、現地報道陣の取材に応じ、設置候補地の視察、日系人らとの意見交換会を振り返って、「設立に向け関係者から運営協力を得られた」と滞在の成果を報告した。 「日系人からジャパンハウスに対する期待の高さを感じた。また外交樹立120周年という記念すべき年に、日伯関係の交流親睦の一躍を担えたことも光栄」とのべ、日系の議員、企業関係者らと懇談した結果、「運営に対する各所からの協力を得られることができ、有意義な出張となった」と総括した。イビラプエラ公園内の日本館を訪問、慰霊碑も参拝した。両国関係については「改めて日本とブラジルの関係の深さ、歴史の長さを認識。さらなる関係強化を図らなければならない」との実感を口にした。滞在は19、20日のみの2日間だったが、パウリスタ大通りで2、3カ所、聖市文協、ピニェイロス区のエルドラド・ショッピングセンターなど全部で5、6カ所を視察。開設地は帰国後に協議を進めるという。「東京の政治家や役人だけで決めてしまうと間違いなく失敗する」という理由から、「ロンドン、ロス同様、サンパウロにもアドバイザリーボード(顧問委員会)、運営会議のような機関を設ける」と明言した。「そこから出てくる意見を最大限に尊重させながら運営していく」と話し、第三機関として機能させたい意向だ。「日本政府側が広報したい部分と、現地側が知りたい日本をすり合わせる。日本から一方的に発信していくことは避けたい」と答えた。同会議の構成員は日本を良く知る人物や日系人らになるという。今回の訪伯で「ロベルト・ロドリゲス元農務大臣、USP前学長のジョアン・グランジーノ・ローダス氏などにご快諾を頂いた」と明かし、「日系企業、商工会議所の方々にも入って頂く」との見通しを語ったが、文協などいわゆる日系団体御三家の名前は、今の段階では挙がらなかった。16年内の開設を目指しているが、予算が確定していないため、運営団体を決める公示・入札時期は現在未定。「時期が来たら在聖総領事館から広報していただく」と話し、具体的な開設時期に関しても「いつになるかは確約できない」と答えるにとどまった。■ ■この日は文協で飯星ワルテル連邦下議、元連邦下議の安部順二氏、連邦下議に繰り上げ濃厚なウィリアン・ウー氏、羽藤ジョージ聖州議らと意見交換を行なった。文協の木多喜八郎会長、呉屋春美、山下譲二両副会長も同席した。文協ビルも視察し、史料館、消防法に準ずる屋根の改修工事を行なう大講堂、4階の裏千家教場「伯栄庵」を訪れた。案内した木多会長によれば「政務官は深く感心していた」という。意見交換会の内容は明かさなかったが、「東京に持ち帰り日系社会の存在感を伝えてほしい。建設60年を誇る日本館に負けない立派な文化施設を期待している」と願った。
