06/03/2026

Ano: 2015

【1月】聖市リベルダーデ区の文協前などで道路の陥没が相次ぎ、約半年間に及ぶ工事のために同地域周辺での車の渋滞が激しくなった。 【4月】真宗大谷派(京都)の門首後継者についてブラジル在住の大谷暢裕(ちょうゆう)氏(63)が選定。来年3月ごろから訪日する予定。 【5月】第29代航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏の特別講演会(ブラジル日本会議主催)「新しい日本を創るには」が開催され、出席した人々は「田母神節」に魅了された。 【6月】モジ・ダス・クルーゼス市コクエラ区にある元製茶工場だった「カザロン・ド・シャー」が、苦節18年の修復工事を終え、正式オープンした。 【10月】大統領、知事、連邦議員、州議員を選出する全国統一選挙の投開票が行われ、日系人候補者は、サンパウロ、パラナ両州の連邦下院議員選挙で4人が当選。前回の3人を上回った。 在サンパウロ日本国総領事館の査証発給業務委託機関として営業活動を行っている日本査証申請センター(CVJ)のホームページ上などで、CVJの業務を受託しているJBACブラジル社が旅行業務を行っていることについて同総領事館は、「JBACブラジル社が別個に旅行業務を行うことは問題ない」との見解を発表。一方、査証代理申請登録を行っている日系旅行会社からは「総領事館は我々をバカにしている。公的立場であるはずのCVJで査証と旅行業務の両方を行うことはおかしい」と反発の声を上げた。 2014年12月27日付
大塚名誉会長のメッセージも代読 日本の篤志家である(株)大塚商会名誉会長の大塚実氏(92、栃木)から2013年3月に寄付された1億円を利用し、改修工事を行っていた文協(木多喜八郎会長)は、同工事の完工式を16日午後7時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同文協ビル内で行った。式では、大講堂、移民史料館3階、別館展示室、小講堂、多目的ホール(旧体育館)の5カ所で記念プレートの除幕が行われ、多目的ホールでの式では、大塚名誉会長の日系社会への思いを込めたメッセージが代読された。 大塚氏と文協との「橋渡し役」を行った元サンパウロ新聞東京支局長で聖市在住ジャーナリストの日下野良武氏によると、寄付のきっかけは12年5月に同氏が豪華客船「飛鳥Ⅱ」に乗船したことによる。ケープタウン(南アフリカ)から北伯ベレンまでの乗船で「ブラジル日本人と日系人の貢献」などについて講演した際、客として夫妻で乗船していた大塚名誉会長と知り合った。 1億円の大型寄付の実現は、サントス港で下船し文協ビル内の移民史料館を見学した大塚名誉会長がブラジルで日本人が貢献してきたことに感銘を受け、「日系社会への支援をしたい」と日下野氏を通じて申し入れたことによる。 大塚商会は、昨年の資本金が約100億円、従業員8000人、売上高5600億円を誇るコンピューターのシステム・ソフト販売会社。大塚名誉会長の個人資産は1500億円で、日本の富豪20位に位置付けられているという。 この日の完工式には、福嶌教輝在聖総領事、文協、援協、県連等の日系団体関係者と日下野氏をはじめとする主賓・来賓など約150人が出席。大講堂、移民史 料館3階、別館展示室、小講堂、多目的ホールの5カ所でそれぞれ記念プレートの除幕を行い、出席者たちは完成した施設を見て回った。 ちなみに、5カ所の修復工事のうち、小講堂のエアコン5台の設置は宮坂国人基金から約7万レアルの資金援助を受けて実施されたとし、残り4カ所の修復工事は大塚名誉会長からの1億円の寄付を利用して行われたという。 プレート除幕の後、場所を多目的ホールに移し、工事の過程が改めてビデオで上映された。 木多会長の謝辞に続いて、大塚名誉会長のメッセージを山下譲二副会長が代読。1908年の第1回笠戸丸移民に始まった日本移民の苦闘の歴史をはじめ、日本 人の勤勉さやまじめさで社会的に高い地位につくことができたことに触れた上で、「飛鳥Ⅱ」での世界一周旅行の途中で日下野氏に出会い、ブラジルに上陸した ことに言及。「今回のリフォーム工事で、ブラジルに住まわれています日系人の方々へ、少しでもお役に立てたことをうれしく思います」と今後の日系人のさら なる活躍に期待している。 引き続き、あいさつに立った日下野氏は、1億円寄付の話がまとまってから東洋街を歩くたびに知 人・友人たちから「1億円の人」と呼ばれた経緯をユーモアを交えて披露。大塚名誉会長との出会いを説明した上で「この完工式典にご出席いただけなかったの は残念ですが、文協ビル補修完工を最も喜んでおられるのは大塚名誉会長さんご自身でしょう」と述べ、橋渡し役の責任を果たせたことに胸をなでおろしてい た。...
環境教育事業を説明 サンパウロ(聖)州モデル(=模範)小学校の教員の環境教育に関する指導力を高め、児童の環境への知識や意識の向上を目的に、公益財団法人しまね国際センター(有馬穀一郎理事長)が今年8月に開始した「サンパウロ州小学校教員の環境教育指導力向上事業」の第2回目現地調査が今月1日から行われた。8日、調査を終えた有馬理事長、玉串和代常務理事・事務局長、小寺真由美総務交流課長、同プログラム環境教育専門業務員の秦明徳氏、協力団体の足立操島根県人会長が来社し、事業の概要を説明した。 同事業は、島根県を提案自治体として独立行政法人国際協力機構・中国国際センター(JICA中国)の業務委託を受けて同センターが実施している草の根技術協力事業で、聖州カサパーバ市が対象地域。 事業期間は今年8月21日から、2017年2月28日まで。主な活動は、(1)現地に即した環境学習プログラム・環境学習用教材の共同開発(2)専門家の派遣(3)研修員の受け入れ。島根県が平成23年度にJICA日系研修員受入事業で研修員を受け入れ、翌24年度に同センターが自治体国際効力促進事業として同研修員を仲介役に同県と聖州間で環境をテーマにした子どもの国際交流を実施してきた実績が経緯となっている。 今回の視察では、カサパーバで「環境教育システム」や「地理・地質、生物の専門家のヒアリング」などの協議を行ったほか、学校視察やカンタレイラ自然公園にも訪れた。 今後は、まず来年7月に関係者5人を日本に招いて協議や視察を進め、同年秋ごろまでに「環境教育システム」を作成し、12月ごろには日本から専門家を派遣し現地で研修を行う予定。 有馬理事長は今回の調査を終え、「私どものノウハウでお手伝いできる点がたくさんあると実感した。共同で協議を重ね、発達段階に応じたシステムづくりや改善の提案をしていけたら。そしてそれがサンパウロ州全体にも広がっていけば」と話した。 2014年12月25日付
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は、12月度代表者会議並びに忘年会をサンパウロ(聖)市セルケーラ・セザール区のブルーツリーホテル・プレミアムパウリスタで開催した。 はじめに代表者会議では、県連がサッカーW杯の際に支援委員会に貢献したとして先日受賞した在外公館長表彰の賞状が披露され、本橋会長は「お陰様で無事に今年最後の会議を迎えられました」と各県人会の労をねぎらった。 また、来年の第18回日本祭りに関して新たな発表が山田康夫同祭実行委員長からあり、屋内に郷土食コーナーを設けるため、会場に匂いが充満しないよう各県人会ブースの調理場を密室(部屋のよう)にし、換気扇をガスコンロ二つにつき一つ設置する必要があると説明した。それにより予算高騰も不可避で、各県人会の負担は計5000~6000レアルになる見通し。各県人会の参加か否かの判断は2月1日までとなっており、1月下旬に説明会を開いて最終判断を仰ぐ。 その後行われた忘年会には、羽藤ジョージ聖州議、佐野浩明在聖総領事館首席領事をはじめ、日本祭りのスポンサーや日系団体の関係者など多くの人が出席。本橋会長は、「『忘年』会ではなく、良かったことは忘れずに、悪かったことは糧にし、また来年も頑張りましょう」とあいさつ。各方面への感謝を述べた。 また、サンパウロ日伯援護協会、こどものその、憩の園、希望の家、和順会へ県連から「お気持ち」としての寄付金が送られ、援協の菊地義治会長が代表してあいさつ。「日本の良さを伝えるのが県人会、そして『世界の県連』。日本祭りだけでなく色んな面でリードしていって」と激励した。 本橋会長は会長として初めて迎えたこの一年を振り返り、「大変だがやりがいのある仕事。今後の日本祭りや県連の方針を考えると来年が正念場。活性化に向けて力を入れていきたい」と取材に答えた。 2014年12月25日付