06/03/2026

Mês: fevereiro 2016

ニッケイ新聞 2016年2月23日 ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)が今月14日午前、聖市内の同センターで定期総会を行なった。会員家族約100人が出席した。 平崎会長は冒頭挨拶で「昨年から広島系企業家へ、会員となり積極的に運営にかかわるようすすめている。そうすることで新しい運営方針を見出し今後の発展につなぎたい」と報告した。 聖州奥地のアラサツーバ支部から、元山光男元支部長(前アラサツーバ文協会長)はじめとする7人の会員も出席。新会員となったポンペイア市西村技術財団の西村ジロウ代表も紹介された。 昨年度は収入40万7千レアル、支出100万5千レで59万8千レの赤字。創立60周年記念行事、ビル改修工事や記念誌編纂など大幅な出費による。今年度予算は収入74万2千レ、支出76万8千レとしている。また施設の利用増や収入増、若者交流の活発化を目的に、サイト開設費が支出に計上された。 その他議題では、アラサツーバ支部から神楽公演の要請があった。最後に記念撮影が行われ会員の団結とカープ、サンフレッチェ両チームの優勝祈願を行なった。 総会後始まった新年会では同県出身の中前隆博在聖総領事も参加。「昨年着任してから、広島文化センター心強い支援をいただき感謝している」とあいさつ。ライムンド弁当から取り寄せた料理と、養殖家・鴻池龍朗さんによるピラルクの刺身を楽しみ、新年を祝いつつ親睦を深めた。
熊本県人会(田呂丸哲次会長)は、26日午後2時から同3時30分までサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同県人会館(Rua Guimarães Passos,142)で熊本県産食品とオーガニック関連商品の販売を兼ねたイベントを開催する。 第2回となる同イベントでは、熊本県産の乾麺を使用した冷やしうどんとぜんざいの試食、イベントをプロデュースする食品商社BBBR社が「EMMA」(500cc瓶25レアル)を販売する。 EMMAは微生物の入った茶色の液体で飲用も可能だが、微生物には汚れや悪臭の元になるバクテリアを食べる能力がある。例えば食器洗浄等に利用すれば化学洗剤と違い環境に優しい効果があり、生ごみに少量散布すれば悪臭がなくなるという。 当日は、EMMAを製造している光輪社の富田ジョゼ・ルイス重役が、環境問題についての講演を行う。富田重役はサンパウロ大学工学部環境工学科で修士号を取得している。 問い合わせはBBBR社の倉智隆昌さん(電話11・3207・6961)まで。 サンパウロ新聞 2016年2月20日付
ニッケイ新聞 2016年2月18日 日本国外を拠点にした広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称)」(以下、JH)に関し、在聖総領事館(中前隆博総領事)が16日午後、同館で日系人向けに状況説明と意見交換会を開催した。34の関連団体が召集され、内28の代表者が出席した。「一部地域の対日感情にどう応じるか」「4年後に閉鎖するのか」という質問に、中前総領事は「日本への正しい認識を広める。継続は数値目標の達成度次第」と言及した。 JHは「正しい日本を発信し親日家を育む」という目的の下、聖市ほか英ロンドン、米ロサンゼルスに設置される。当地ではパウリスタ大通り52番のブラデスコ銀行所有ビルを一部賃借して、来年3月の開設を目指す。事業主は電通。 先月には、平田アンジェラ多美子さん(スリアナ社代表取締役)の事務局長就任が発表された。日本外務省は2018年度(19年3月)までの予算として、聖市のみで25億円を要求している。 中前総領事からこうした設置目的や経緯、事業体制の概要が改めて参加者に説明された。日系5団体のほか、裏千家や生け花協会、希望の家などの福祉施設、コチア青年や農拓協、JICAや外務省の研修生OB団体など多分野の団体が召集された。 具体的な要望として裏千家ブラジルの林宗円さんは、「茶室や史料館のある文協などを付属機関として活用できないか」、県連の本橋幹久会長は「7月の日本祭りでJHの宣伝をしては?」と提案。本紙コラム「樹海―JHでAKB48ブラジル版を作ったら?」(1月22日付け)を引き合いに、「そこに記載された企画を参考してほしい」との声もあった。 一部の一世からは、「中韓などの対日戦略にどう対処するか」「慰安婦や南京大虐殺など負のイメージをどう払拭するか」という懸念も。「それらに応じる手段として始まったのが、JHを含む戦略的対外発信」として、「伯国は世界一の親日国だが、三館の共通認識として日本への正しい姿を見せたい」と返答した。4年の契約期間後に閉鎖する可能性について「継続は数値目標の達成度次第」と説明した。 ほか「日系アイデンティティーを次世代に継承する内容に」「日本人の心を記す冊子を出版し、お土産に持たせては?」という意見が上がった。 中前総領事は様々な意見を汲み取りながら、「拠点はパウリスタだが出張企画もありえる。事務局とのコロニア連携もその都度あるのでは。ただ我々役人は運営に口出ししないことが前提で、主体は事業主にある。行く行くは独立採算が理想」と強調した。 25日にはプレイベントとして、午前に当地メディア向けの記者会見、午後に日本側のJH総合プロデューサーの原研哉さん、設計デザインを監修する隈研吾さんを招きトークショーが行なわれる。 □関連コラム□大耳小耳 日系人と懇談したジャパンハウスの状況説明会で、5人の「アドバイザー」という存在も明らかになった。中前隆博総領事曰く「(運営委員会の議長である)私が困った時、助言などを求める」という役割があるという。歌手の高井フェルナンダさんやブラデスコ銀行役員の松本ミルトンさん、ヴェージャ誌のオヤマ・タイス編集長ら。日本文化にどれだけ精通しているかは別にして、一般社会向けの発信には大いに役立ちそうな、頼もしい面々であることは間違いない。
日本国を積極アピールする意見も 建設が進んでいるジャパンハウス(仮称、以下JH)の概要説明会議が、16日午後3時から在サンパウロ日本国総領事館(中前隆博総領事)3階多目的ホールで、日系団体会長らに向けて行われた。会議には34の日系団体が招待され、当日は28団体の会長が出席した。中前総領事による説明の後に質疑応答の時間が設けられ、出席者らから活発な質問や意見が挙がった。 はじめに中前総領事は、自身が委員長を務める運営委員会会合で、委員たちから「広く日系団体に説明するのが良いのでは」という意見が出たことを発端に、今回の概要説明会議が開かれたと経緯を説明。 JH設立は各国の世論を対象にした外交活動であり、これまで日本に関心のなかった人々を惹きつけた上で、日本の国際貢献や平和活動の内容を展示しアピールすることが目的だと話した。また、日本ブランドと日本語教育を軸に、親日派や知日派層のさらなる拡大を狙っていきたいとした。 続いて、既報のJH現地事務局の主要人事が改めて発表され、平田アンジェラ多美子事務局長、国際的な評価が高いマルセロ・ダンタス企画局長とネリー・カイシェッタ広報局長の2人が就任したことが紹介された。JH館長については、開館までに任命する予定と話した。 アドバイザーには、歌手のフェルナンダ・タカイさん、veja誌のタイース・オオヤマ副編集長など5人が選ばれている。 予算については2018年度いっぱいまでの4年分が既に確保されており、開館期間の4年を過ぎても施設を維持するかどうかは作成した数値目標の達成度を参考に決定するという。 中前総領事は「建設は順調に進んでいる」と出席者らに報告し、質問や意見があればいつでも各団体を訪問し答えていく所存だと明かした。 説明を受けて行われた質疑応答では、中前総領事から各質問に対し、「『正しい日本』を知ってもらう」という言葉が再三にわたって語られた。 ブラジル日本語センターの板垣勝秀理事長からは、「世界には日本に反感を持つ国もある。外務省の施設として、JHを通じてどのように『平和を愛する日本』を伝えていくのか」という質問が挙がった。 中前総領事は「JHは戦略的海外発信がそもそもの目的。日本の美しい文化を発信することはもちろん、どのように国際的な日本の立場を高めていくかが命題。日本が人と人との関係をどう考え、いかに紛争地域での活動や難民支援を行っているかを知ってもらう」とし、「『正しい日本』を知ってもらい、親日家の裾野を広げたい」と答えた。 出席者からは多くの質問や意見が述べられたが、中には「サンパウロは世界一親日の街。(そうではないとみられる)韓国やロシアの都市に作ればよいのではないか」といった意見や、「『正しい日本』と美しい言葉で言うが、(文化だけでなく)もっと積極的に『日本』という国そのものをアピールしてもよいのでは」などの強気な姿勢の意見も挙がった。 25日には、総合プロデューサーの原研哉氏と設計デザインを担当した隈研吾(くま・けんご)建設都市設計事務所の隈研吾氏を日本から招待してのプレイベントが行われる予定。 サンパウロ新聞 2016年2月18日付
ニッケイ新聞 2016年2月13日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の「1月度代表者会議」が先月28日、文協ビル同連合会会議室で行われた。各種報告の後に行われた県連創立50周年式典についての議論が紛糾し、関連事業の開催を含め、決定は次回に持ち越しとなった。 来訪者挨拶、収支報告、日本祭り準備の進捗状況説明を終え、続いて50周年式典及び関連事業の開催案を理事会が提示した。 式典は9月18日を予定。出席者は各県人会から各5人を想定し、3~400人を見積もる。開催場所は未定で、式典や関連事業にかかる費用は県連が半額を出資し、残額を各県人会が負担する。全国知事会や日伯国会議員連盟などへの招待状は既に発送しているという。 理事会が同案に対する意見、式典内容の提案を会員らに求めたところ、「大勢の集まる日本祭りで式典を行ってはどうか」という案や、「準備を始めるのが遅すぎる。恥を忍んで来年に延期すべきでは」「簡素な式典のみで終わらせるのもやむを得ない」などの意見が続出した。 結果、意見はまとまらず、本橋会長は「来月までに式典、記念事業の内容、日程も正式決定しなくてはならない」とし、引き続き議論を進めていくと話した。
10月26~30日に開催する「第6回世界のウチナーンチュ大会」への参加を呼びかけるため、今月3日に沖縄県を出発し、ボリビア、ペルー、アルゼンチン、ブラジルと南米4カ国を回っている安慶田光男沖縄県副知事を団長とする「南米キャラバン隊」が11日、本紙を訪れた。 世界のウチナーンチュ大会は、沖縄から海外に移住した移民を先祖に持つ人たちに故郷の地・沖縄に帰ってきてもらい、彼らの各土地への貢献を称えると共に、イベントでの交流を通して絆を深めてもらおうという狙いを定めたイベント。1990年に第1回が催されて以降、ほぼ5年に一度のペースで開催されている。 期間中は、エイサーや琉球舞踊の魅力を発信するワークショップ、沖縄方言「しまくとぅば」によるスピーチ大会など、連携した数多くのイベントも県内各地で行われる。 今回は、より多くの人に来てもらえるようにと前回の宣伝キャンペーンより約半年早めての南米訪問。一行は「前回の延べ入場者数は約35万人にも上る毎回大盛況のイベント。盛りだくさんの内容ですので、ぜひ皆さんお越しください」と同大会への参加を呼びかけた。 サンパウロ新聞 2016年2月13日付
【一部既報】ブラジル福島県人会(永山八郎会長)主催の第9回喜多方ラーメン祭りが、21日午前11時から午後3時までサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua da Glória, 721)で開催される。 当日は、母県喜多方市から来伯している元産業部長で大和川酒造海外営業部の武藤啓一氏も参加し、県人会と協力して300食分を準備する。 武藤氏とともに来社した福島県人会の曽我部威事務局長は「元々、喜多方ラーメン祭りを始めたのは武藤さんと出会い、指導してもらった結果です。特に今回は、今まで以上の素晴らしい喜多方ラーメンをお届けしようと思います」と当日の来場を呼びかけた。料金は、前売り券がラーメンとギョーザ(5個入り)のセットで25レアル、ラーメンのみは18レアル。当日券はセットが30レアル、ラーメンのみが20レアル。 なお、当日の会場では、大和川酒造の日本酒を来場者に1杯ずつ試飲してもらうサービスもある。 問い合わせは同県人会(電話11・3208・8499)まで。 サンパウロ新聞 2016年2月13日付
ニッケイ新聞 2016年2月13日 『第19回日本祭り』(7月8~10日)の会場となる「サンパウロ・エキスポセンター」に3日、同祭を主催するブラジル日本都道府県連合会の理事ら20人が視察のため訪れた。昨年から全面的な改装工事が進んでおり、総面積約9万7千平米は「リオ・セントロ(10万平米)」とほぼ同等、中南米最大規模だ。 既に10年以上使用を続け、すっかりおなじみになった同会場だが、例年駐車場が混雑し、会場まで遠いことに大きな不満が集まった。しかし、施設横に4500台収容可能な立体駐車場が既に完成、さらに直接会場に移動できる歩道橋も設置予定だ。雨で足元がぬかるんだ昨年のような心配も解消される様子。 肝心な会場の工事進捗具合は「7割」と関係者は話す。完成は4月で、同月にイベントの開催予定もある。300人、24時間体制で工事しており、今後さらに増員も予定している。 現在は屋根の取り付けが行われ、あちこちで重機が動き回っているが、未だ鉄筋を組む途中の箇所もある。床の舗装は手つかずの箇所も多い。 ただし同祭で使用するのは、全施設のうち約4万平米で、既に使用可能になっている部分が大半で、理事会としては悲観視している様子は見られず、生まれ変わる施設での同祭の成功に期待する声が聞かれた。 しかし、最も進捗状況が遅いのは、会場入り口付近だ。送迎バスなどがスムーズに出入りできるバス専用の駐車場スペースになる予定だが、舗装するどころか、まだ石が転がっている状況。人員も手薄のようで、工期の延長が懸念される。もちろん、同祭にも影響する箇所だ。 視察後は、非公開ながら会場を経営する「GLイベンツ」も交えて会議が開かれた。現在、準備委員長を務める市川利雄(富山)氏が、3月の役員改選後も実行委員長として、同祭を主導する見込みだ。
ニッケイ新聞 2016年2月13日 和歌山県人会(谷口ジョゼー会長)が先月31日午前、聖市リベルダーデの同会会館で定期総会を行なった。会員約70人が出席した。 谷口会長は冒頭挨拶で「初めての二世会長に就任して1年が経過。定款の近代化などに努めた」と報告。新たな試みとして同月に会報第1号を発刊したこと、フェイスブックページの開設などを紹介し、「SNS(インターネット交流ツール)などで県人会のことをもっと共有しましょう。簡易版の定款も配布するのでぜひ目を通して」と呼びかけた。 仁坂吉伸知事からもメッセージが寄せられ、44年ぶりの和歌山国体で同県が男女総合優勝したこと、高野山開創1200年記念大法会の開催、道路ネットワークの整備など、母県の近況が伝えられた。 配布資料で昨年度の事業を確認し決算を報告。収入は約20万6千レ、支出は約18万2千レで、その内お好み焼きが盛況な日本祭りだけで収入約8万5千レ、支出約4万7千レを占めた。また今年度予算は収入22万4300レ、支出20万3970レとしている。 会費の値上げも承認された。80レから100レとなる。総会後はブッフェ奄美による仕出し料理を楽しみ、新年を祝いつつ親睦を深めた。
ニッケイ新聞 2016年2月12日 今年10月、沖縄で開かれる『第6回ウチナーンチュ大会』への参加を呼びかけるために、南米4カ国を巡るキャラバン隊10人が最終目的地のブラジルに到着した。ペルー、亜国、ボリビア、そして当地を2泊ずつ、計8泊12日という強行日程だ。12日に来社した団長の安慶田光男副知事らが強い意気込みを語った。 世界ウチナーンチュ大会は5年おきに開催され、各国から参集する約5300人の沖縄県系人を中心に、日本国内、県内の参加者の総計は35万人にもなる。前回の第5回大会では、伯国だけで約1200人が参加し、ハワイからは1000人ほどがジャンボ機2機を貸し切って訪れる盛り上がりだった。 副知事一行の訪問目的は、大会の開催周知と参加の呼びかけ。11日晩には県人会本部で説明会が行われ、前回の映像が紹介され、見所や参加意義が強調され、参加を促した。 今回は10月26日の前夜祭から30日まで開催。新趣向としては、開会式で世界から集まった約千人の三線奏者が一斉に奏でる中、てぃんさぐぬ花などの琉球民謡を大合唱する演出が準備中だという。 ウチナーグチのスピーチ大会やエイサー、沖縄の歴史に関する各種セミナーなど、20以上のイベントが期間中に集中開催される。大会直前(20~23日)には、二、三世の参加増により始まった第5回若者大会も開催されるとあって見所は満点だ。 今年の基本方針は世界交流とウチナーンチュネットワークの発展、若者への継承、ゆいまーる(相互補助)など独自精神への理解深化と国内外への発信、万国津梁という精神の次世代継承と海外への飛躍促進など。 安慶副知事は、「ブラジルからも多くの参加を期待する。琉球文化の発信だけでなく、サンバなどブラジル文化を取り込んでも良いのでは。外国文化の発信もできれば県民も喜ぶはず」。一行は「10月、沖縄にめんそーれ(いらっしゃい)」と呼びかけた。   □関連コラム□大耳小耳 世界ウチナーンチュ大会の参加呼びかけに南米行脚中の副知事ら一行には、各国で沖縄の基地問題に関する応援の言葉が寄せられたという。安慶田光男副知事は「本当に心強いと感じた」と喜んだ。当地でも、すでに「辺野古基金への支援を申して出ている二世グループがいる」との噂を聞く。ハワイとブラジルの沖縄系コミュニティは在外県系人社会の両輪だけに、いずれはブラジルから、もっと大きな母県支援表明が挙がるかも。 ◎ ウチナーンチュ大会へブラジルから何か持って行っては?――という提案が来社、懇談中に生まれた。副知事は熱心に「サンバダンサーを連れてきては」と薦めていたが、編集部一押しは、何といっても「グルッポ・サンセイ」のマツリダンスだ。創始者は県系人の城間美智子さん。日本の歌謡曲に合わせて、ブラジル人の若者数百、数千人が一斉に踊る様は、実に壮観だ。ウチナーンチュ大会の開幕式か閉幕式の前後などに余興で、ビギンの歌などをマツリダンスにしたものを世界中の県系人と共にやったら、さらに団結が強まる?!
1790年に創業し、226年の歴史を持つ福島県喜多方市にある大和川酒造(佐藤和典社長)。同酒造の新製品で日本酒では珍しい発泡純米大吟醸酒の「珠泡(しゅあわ)」をはじめとした製品をブラジルで販売していくことを目的に、同酒造海外営業部の武藤啓一氏、日本側輸出担当である(株)SPAZIO IDEA社の入江啓祐代表取締役、ブラジル側販売担当の日本飲料食品有限会社代表の川添博氏、福島県人会の曽我部威事務局長が11日に来社した。 大和川酒造では、現在までに約40種類の日本酒を製造しており、その中でも特に「大吟醸 弥右衛門」は毎年行われている全国新酒鑑評会で5年連続で金賞を受賞している。 「珠泡」は、新杜氏(とうじ)の佐藤哲野氏が昨年造った新製品で日本酒と同じ製法だが、最後の工程で自然発酵させたスパークリング薄にごり酒。アルコール度数は12度とワインやシャンパンと同じで、きめ細かな泡と酸味と甘さが特徴だ。日本でも女性や若い世代に特に評判が良いという。 世界中に日本酒の輸出を行っている入江氏によると、日本酒の輸出量は過去10年間で3倍に増加しているとし、「珠泡」は既に台湾、ミラノ(イタリア)、パリ(フランス)で輸出販売しており、ブラジルでの販売が海外4カ国目になる。パリでは昨年11月から販売を開始し、高級レストランなどと360本の契約を済ませているそうだ。 今回、ブラジルでは今日12日にサンパウロ(聖)市と、14~16日にリオ市の日本食レストラン(ともにレストラン永山)でそれぞれ「珠泡」などの試飲調査を行う予定で、今後のブラジルでの本格的な販売に向けての視察も兼ねている。 今後のブラジルでの販売目標について入江氏は、具体的な数字は明らかにしなかったものの、「ブラジル側で正規の販売ルートもできたことですし、きちんとした日本酒の味を伝え、安定した供給をしていきたいですね」と述べ、意気込みを見せた。 福島県人会(永山八郎会長)では今後、大和川酒造の応援協力を行い、今月21日午前11時から聖市リベルダーデ区の同会館で開催される第9回喜多方ラーメン祭りで、来場者に向けた「珠泡」など日本酒の試飲も行う。 「珠泡」など大和川酒造の日本酒についての問い合わせは、川添氏(電話11・4828・3611、nipponbebidas@yahoo.com)まで。 大和川酒造のホームページは、http://www.yauemon.co.jp サンパウロ新聞 2016年2月12日付
ニッケイ新聞 2016年2月12日 福島県喜多方市から、一風変わった日本酒がブラジルに到着した。輸入されたのは創業200年以上の老舗・大和川酒造店による純米大吟醸スパークリング「珠泡」。シャンパンのように発泡させた新しい日本酒だ。 同店から武藤啓一海外営業部長と、酒サムライ事務局員で輸出入業を行なう「SAPZIO IDEA」社の入江啓祐代表取締役が来伯した。入江さんによれば、「日本では日本酒を避ける傾向の女性などに親しまれている。新商品の提案から消費量を伸ばしたい」という。 武藤さんは過去にJICAシニアボランティアとして当地に滞在し、喜多方市役所産業部マーケティング部長を務めた。それらの経験や人脈を生かし、ブラジルでの地酒PRに努めている。「継続が何よりも大事。県連日本祭りや、来年10月の県人会創立100周年を契機に普及を図っていきたい」と展望した。 今日からレストラン・ナガヤマで試飲会を行なう。12日は聖市イタイン・ビビ店(Rua Bandeira Paulista, 369)で、14日から3日間はリオ店(Shopping Village Mall – Av. das Americas, 3900 – Loja...
ブラジル福島県人会(永山八郎会長)の2016年度定期総会が、1月31日午前10時半(第2次招集)からサンパウロ市リベルダーデ区の同会館で開催され、会員ら約50人が出席した。 総会は先亡者への黙とうの後、永山会長があいさつ。今年度の総会が会員の協力で開催できたことに感謝を示し、「今年はブラジル経済も不穏な動きをしているが皆さんと一緒に頑張って乗り越えたい」と述べた。また、来年10月22日に創立100周年記念式典を開催することが県庁とも相談して決定したことが伝えられ、「元留学生・研修生たちが心を一つにして100周年を開催できることを期待している」と若い世代の参加を呼びかけた。 2015年度事業報告に続いて、15年度会計報告が行われ、前年度繰越金(3万642.79レアル)、銀行利子(795.15)を含めた収入15万937.10レアル、支出12万5311.65レアルで、2万5625.45レアルが次期に繰り越されることが発表、承認された。 16年度事業計画案では、今月21日に喜多方ラーメン祭りが開催されることをはじめ、5月の運動会、9月のカラオケ大会などのほか、10月に創立100周年を記念した母県訪問ツアーを行う予定であることが報告された。 16年度予算案は10万4624.45レアルが承認。また、昨年度の会費(通常会員100レアル、賛助会員120レアル)納入者は会員約400人のうち168人(42%)となっていることが発表された。 さらに、昨年11月に前会長の小島友四郎氏が日本政府から叙勲されたことにも触れられ、総会に出席した小島氏に対して会員からその栄誉が改めて称えられた。総会終了後は新年会が行われ、西徹相談役の乾杯の音頭で杯を交わし、食事の後はくじ引きも行われて盛り上がった。 サンパウロ新聞 2016年2月11日付
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)主催で、7月8~10日に行われる「第19回フェスティバル・ド・ジャポン」の会場となるサンパウロ市クルシーノ区のサンパウロエキスポエキシビジョン&コンベンションセンター(Rod.dos Imigrantes km 1,5)の会場視察会が、3日午後3時から行われ、本橋会長をはじめ、各県人会会長など約20人が参加した。 9万7000平米と中南米で一番の大きさとなる会場は、現在約65%が完成している段階で、4月上旬の完成を目標に300人の作業員が24時間体制の急ピッチで建設作業を進めている。昨年よりも天井が高くなり、新しく造られている部分は柱の数が従来の3分の1ほどに減ったので、面積は変わらないものの、かなり広くなったように感じると関係者は話す。 また、長年大きな課題となっていた来場者の交通手段についても今年は大幅に改善される予定だ。これまで、車で訪れる来場者に対して駐車場の収容車数が少なく、入り口も1箇所しかなかったので、例年大渋滞が起こっていた。車を停める駐車場までの長い行列に耐えられず、会場を目の前にして、相当な数の人々が帰ってしまっていた。今年は、会場の敷地内に入る4箇所の橋や道路を時間帯に合わせて一方通行にするなどの処置を検討中。新しく建てられた駐車場は7階建てで、4500台の車が収容可能。2箇所の入り口に18個の発券機が設置される。機械が、空いている場所を自動で管理し、その場所を光で車に案内するというシステムの導入も、現在検討されている。駐車場2階部分と会場をつなぐ屋根付きの橋も造られるため、天候を心配する必要も全くない。 普段はなかなか見ることができない光景を見学することができて県連関係者たちは満足の様子で、「例年の課題をもとに大幅な改善がなされている。今年の日本祭りは間違いなくよくなるだろう。期待がさらに高まった」と口々に語っていた。 サンパウロ新聞 2016年2月6日付
1000人の会員増加目標に ブラジル福岡県人会の第86回定期総会が、1月31日午前10時(第2次招集)からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の大阪なにわ会館で行われた。2008年に会長に就任し、4期8年務めた南アゴスチンニョ俊男氏(3世)が勇退。平山イナシオ秀夫氏が新会長(2世)に就任し、新体制となることが発表された。 総会当日は会員約85人が出席した。冒頭に開会宣言、開拓先亡者の霊に黙とうを捧げた後、顧問、相談役、支部長並びに招待者の紹介に続いて、南会長があいさつ。「自分一人の力では何もできなかったと思う。役員の方々、支部長の方々、会員の方々の協力でここまで続けてくることができた。会長職に就いて、学ぶこともたくさんあった。本当に感謝している。新体制の役員には多くのOBの方々や若い方々が入る。自分が会長を務めた8年間も、1世から3世への変化の年になったが、福岡県人会は良い意味でこれからさらに変わっていくと思う。新役員をどうぞよろしくお願い致します」と8年間を振り返るとともに、感謝の言葉を述べた。その後、新聞掲載の総会通告の公示読み上げや、80歳以上の高齢者に対する祝い状と記念品の贈呈、2016年度県費留学生の紹介とあいさつなどが行われた。 15年度会計報告では、前年度繰越金や銀行利子を含めた収入が25万9708.76レアル、支出9万6889.57レアルで、16万2819.19レアルが次期繰越となり、事業報告とともに承認された。16年度事業計画案の後、同予算案では10万1200レアルが発表され、それぞれ審議と承認が行われた。 最後に新体制となった役員らが紹介され、前方に一列に並び、平山新会長が代表してあいさつを行った。平山氏は、自ら会長就任を立候補した福岡県人会への熱い思いの持ち主。総会終了後のインタビューでは「最近は、高齢化などの影響で県人会の会員がどんどん減ってきているのが現実。さらに、世代の差が作り出すコミュニケーション方法の違いなどが関係の溝につながっていると思う。今回の新役員には、若い世代も増えた。会報誌やインターネットを使った情報公開などを活発化させ、現在200人を超える福岡県費留学生のOBなどの日本を知っている若い人たちの力も借りて、出来る限り会員の数を増やしていきたい。それが、県人会全体の活性化につながる。現在700人の会員を1000人に増やすことを1年目の大きな目標としている」と意気込みを語った。 定期総会終了後は新年会が行われ、出席者一同で親睦を深めた。 新役員は次の通り(敬称略)。 会長=平山イナシオ。副会長=福永ミルトン、古賀トシユキ、石崎カンジョ、錦戸エジソン、松田エリアナ。書記=アデマール・カゲ、テレジーニャ・ニタハラ。会計=中村エバンドロ、高田コウジ。 サンパウロ新聞 2016年2月5日付
【東京支社=瀬頭明男】東日本大震災から5年目を目前にした2日、岩手県の達増拓也知事が東京都内で外国メディアと会見し、順調な復興ぶりをアピールした。同知事は、これまで3.4兆円の資金を投入して復興事業を行っており、現在も事業は継続中と述べ、今年から2020年までさらに2.2兆円(復興事業資金総額は5.6兆円)を投入すると説明した。災害復興は全体として、公共施設を中心に6割まで進んでいる。 復興は順調に進行し、災害廃棄物の処理は終了、三陸鉄道も全線が開通した。被災した学校の復旧もほぼ終わり、魚市場も業務を再開している。ただ、仮設住宅住まいの被災者が2万2000人も残っており、公営住宅の整備、土地整備事業などの遅れが目立つ。知事は、18年までには災害住宅の建設を終えたいとしている。 震災で岩手県は金額にして1兆円を超える被害を受け、4672人(現在でも行方不明者が1130人いる)もの死者が出た。しかし、復旧が進んだこともあり、観光客も増え始めた。14年には震災前より観光客が4.8%増加した。岩手県下の各観光地が努力した結果であり、明るい兆しが見え始めたということだろう。 達増知事は会見で説明を始める前に、世界各地からの支援、お悔やみが寄せられたことに感謝の言葉を述べた。 サンパウロ新聞 2016年2月5日付
ニッケイ新聞 2016年2月5日 ブラジル南城市民会(新里哲夫会長)は「創立10周年記念祝賀会」と「第6回敬老会」の記念式典を、1月31日午後2時から聖市ジアデマの沖縄文化センターで開催した。日本から南城市の古謝景春市長、大城悟市議会議長らが来伯。会場は400人を超す参加者で満杯となり、式典後の同5時過ぎから、斉藤悟琉舞道場による踊りなどの伝統芸能を堪能した。 会場は南城市系の家族で埋め尽くされ、賑やかに挨拶する姿があちこちで見られた。式辞の挨拶で新里会長は、「10年というのは会の歴史としてまだ浅い。絆を永久に結び、これからも南城市とブラジルのためにがんばる」と力を込めた。 古謝市長は観光地として200万人以上を集める同市の説明をした後、「南城市民会の方々には今後も会員相互の交流と、若い世代への沖縄文化継承にご尽力をお願いしたい」と述べた。 大城市議長は「皆さんは誇りを持って歴史を刻んでこられた」と会員を称え、ブラジル沖縄県人会の島袋栄喜会長は「南城市からは多くの人材が輩出されている。沖縄県人会とブラジル社会に大きな貢献をしてくれた」と語った。 聖市議会の神谷牛太郎市議から古謝市長、大城市議長、新里会長へ、表彰プレートが贈られた。 古謝市長と新里会長からは、南城市民会の歴代会長へ記念品が贈呈された。創立者への特別表彰として新垣源三さん(故人)の代理・新垣美枝さんが花束と記念品を受け取った。表彰者代表挨拶では、2代目会長の津村勇さんが「今後もブラジルと沖縄の南城んちゅが、ますます友好を深めていくようお願いします」と真剣な面持ちで話した。 06年から行なわれている南城市研修生制度が紹介され、11年度生の嶺井健三さんと12年度生の国保下ジェシカさんが壇上に上がった。 古謝市長から同市民会へ寄付金が贈呈され、新里会長は「市民会発展のために使わせていただきます」と答え、沖縄県人会の与那嶺真次元会長が「今日の喜びを記念してビーバ!」と乾杯の音頭をとった後、参加者はゆっくり食事を楽しんだ。 敬老者表彰式では80歳以上に記念品が贈呈され、古謝市長が「皆様はうちなーんちゅとして多大な貢献をしてこられた」と労をねぎらった。 午後5時から余興が行なわれ、斉藤悟琉舞道場が「かぎやで風」「鳩間節」「繁盛節」などの踊りを披露。また佐久間チエコさんと古堅メイレさんの歌謡ショー、同市民会と吉村尊雄三線・胡弓研究所による「安里屋ゆんた」などの出し物が続いた。ホカマ・ジョアンさん(86、二世)は「南城市の人々が来てくれてとても嬉しい、あるのは感謝だけ」と顔をほころばせた。   □関連コラム□大耳小耳 沖縄県人会の与那嶺元会長は、来伯した南城市の市長に「『そちらからブラジルに研修生を送りませんか』とお願いした」と明かした。日本からブラジルにくる研修生を県人会や市民会が受け入れれば、まさに〃相互〃交流の深化となる。研修生OBの嶺井健三さん(23、二世)は受付を担当、「このイベントに参加するのは義務感からではなく、お返しの気持ちから」とにこやかに話した。この気持ちがさらに強まれば、間違いなく友好が深まりそうだ。
ニッケイ新聞 2016年2月4日 4年越しの念願がついに実現――長崎市が姉妹提携先のサントス市へ寄贈を約束していた路面電車と、民俗芸能「龍踊り(じゃおどり)」の龍体が、1月24日にサントス港に到着し、この2日にサントス市の路面電車発着所前でお披露目された。長崎県人会の栗崎邦彦会長、サントス市のパウロ・バルボーザ市長、中井貞夫市議、ルイス・ギマランイス観光局長、中前隆博在聖総領事をはじめ、約150人のサントス市役所、サントス日本人会、同県人会関係者らが集った。 サントス市と長崎市はともに貿易港で観光都市であり、市内を路面電車が走るという共通点があり、72年から姉妹提携を結んでいる。 中井貞夫市会議員が4年前、路面電車がサントスの古い町並みを走る観光企画「生きた博物館」(Museu Vivo de Bondes)に、長崎の電車も加えたいと打診。長崎市が承諾し、今回の寄贈につながった。 式典では、輸入手続きの折衝を行なったルイス観光局長は、「多くの援助や協力があってお披露目することができた」と感謝の言葉を口にした。 栗崎会長は龍体に言及し、「龍踊りは福を運んでくるもの。サントスでも披露しましょう」と話した。バルボーザ市長は姉妹都市になってからの交流を説明した後、市が受けた日本文化の影響に謝辞を述べた。 その後、バルボーザ市長らは電車内に入り、マルコス・ロゲリオ車体改装責任者から説明を受けた。電車は日本車両製造株式会社の製品。1950年に製造された車体で、重さ16トン、長さ11メートル。現役時は長崎市内を走っており、14年に引退した。サントスでは「長崎号」の名前で走る予定。 中井市議は「一番の問題は輸送だったが、困難を乗り越えられて本当に嬉しい。他国の電車と同じく、長崎の電車がサントスの一員になったことが誇らしい」と笑顔で話した。話が持ち上がった4年前にサントス日本人会会長だった土井セルジオさんは、「到着まで4年もかかったけど、電車も龍体も無事に到着して本当に良かった」と安堵の笑顔を見せた。   ヤクルトの協力で困難乗り越え 電車到着までに大きな問題があった。12年のブラジル長崎県人会創立50周年で、長崎の田上富久市長が「龍踊り」の龍体を同県人会に寄付すると表明。サントス市に寄贈する電車内に龍体を入れ、一緒に輸送する計画が持ち上がった。 しかし長崎港から電車を輸送できる船は出ておらず、特別仕様トラックで博多港まで運ぶ費用が必要となり、計画は難航していた。 ルイス観光局長は14年10月、長崎市で行なわれた電車贈呈式に出席。その際同席していた貞方賢彦ブラジルヤクルト経営審議会会長に輸送費用不足の件を話した結果、ヤクルトの創業者である松園尚巳氏の記念財団が、費用支援を申し出ることに。紆余曲折を経て電車と龍体の輸送が実現した。  ...
伝統芸能「龍踊り」の龍も一緒に 【一部既報】2014年に長崎市からサンパウロ州サントス市へ寄贈された路面電車車両「長崎号」が約1年の運送期間を経て、サントス市に到着。その贈呈式が2日、サントス市で行われた。発端となったのはサントス市の中井サダオ市議会議長の発案から。それをブラジル長崎県人会(栗崎邦彦会長)が仲介し、12年の両市の姉妹都市提携40周年式典を経てようやく実現した。輸送された「長崎号」には、同県人会が長崎市に要望していた長崎県の伝統芸能「龍(じゃ)踊り」の龍も乗車し、共にブラジルの地へと到着した。 今回の電車車両贈呈は、サントス市の中井市議会議長の発案によるもの。同市名物の観光電車には各国の電車が走っており、「日本の電車も走らせたい」という同議長の意向から、長崎県人会が長崎市との間を仲介。要望を受け、12年に行われた両市の姉妹都市提携40周年式典に参加した長崎市の田上富久市長が寄贈の意を表明していた。 贈呈された「長崎号」は1950年に製造された車体で、長さ11メートル、高さ3・5メートル、重さ16トン。14年2月に運行を終え、寄贈されることが決定した。同年10月に長崎市で両市の関係者が参加し贈呈式が行われ、その後松園尚巳記念財団の支援を受け、特別仕様のトラックで山形県酒田港まで運搬。シンガポールなどを経由し、1月24日にサントス港へ辿り着いた。 午前11時からサントス市のバロンゴ駅で行われた式典には、同市の日本人会会員や関係者ら約60人が出席。在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事、パウロ・アレクサンドレ・バルボーザ市長、ブラジルヤクルト商工の貞方賢彦会長、川添博前長崎県人会会長など18人が来賓として参加した。式典に先立ち、ステージではサントス踊りの会のメンバーが「花の盆踊り」と「田原坂」など2曲の舞いを披露した。 あいさつに立った栗崎会長は「長崎の電車がサントスの街を走るのは大変光栄。この機会に多くの人に長崎の名前を知ってもらえたら。龍が来たことも嬉しい。龍が市民に幸せと健康を運んでくれると思う。練習を重ねて、早く皆さんに龍踊りを披露できるように頑張りたい」と述べた。 中井市議会議長は来賓たちに「皆さんの協力のもと、この企画が実現した」と感謝の意を述べ、「他の国の電車と共に日本の電車が走ることは光栄」と喜んだ。 式典後は来賓らが「長崎号」にいち早く乗車。バルボーザ市長が発車の汽笛を鳴らした。 サントス日本人会の大橋健三さん(83、静岡)は「(『長崎号』がサントスに来て)感慨無量。日本人会で仕事をしているので、2012年から今日までの経緯を知っている。大変だったと思う。日本とブラジルの友好関係を象徴する電車なので、これを機にますます日伯の関係が深まってほしい」と「長崎号」への期待を込めた。 同市のルイス・ジアス・ギマランエス観光局長に今後について聞くと、「車幅の変更などに半年の修理期間が必要」と話し、「期間中に日本を思い起こす模様を車体に描く予定」と説明。「サントス市民に日本の電車だと見せることが目的。『長崎号』は他の国からもらった電車より状態が良い。長い時間がかかったが、長崎市には感謝している」と礼を述べた。 サンパウロ新聞 2016年2月4日付
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は、1月28日午後4時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区文協ビル内5階の同会事務所で1月度代表者会議を行った。12月度会議議事録、事業報告、11月と12月の会計報告が行われた後、第19回日本祭りと県連創立50周年記念事業の現在の準備状況、県連事業報告書についての報告、その他各県人会の情報紹介、懇談会などが行われた。 今回のメーンテーマは県連創立50周年記念事業について。今まで仮としていた式典日程を9月18日に正式決定したとし、ロゴ案などが発表された。しかし、催しの内容や会場、招待客、すべてはまだ検討段階とし、本橋会長は「県連の創立記念イベントではあるが、各県人会、特に若い人たちがそれぞれの意志を持って、積極的に参加したくなるような行事にしなければならない。経費については、かかった支出額の半分を県連が支払い、残り半分の支出は各県人会が分担して負担してもらうことに役員会で決定した」と述べた後、各県人会に催しの具体的な案についての意見を求めた。 宮城県人会の中沢宏一会長から「ブラジル日系団体を代表する県連が日本の政府や著名人と参加を交渉するにあたって、今から招待状を送るなどということはあまりに遅すぎる。個人的な意見としてはとても恥ずかしい。その部分をどのように相手に説明し、修正していくつもりなのか。今後の県連を担っていく2世、3世の模範とならなければいけない1世の我々がこのようなことをしていては、示しがつかない。周囲から見られる立場というものを役員の方々にもっと真剣に考えてもらいたい」と準備の遅れを指摘する厳しい意見を述べた。 それを皮切りに、大分県人会の矢野敬崇会長からは「条件だけを作られて、意見を求められても出るわけはない。下手なことをいって、自分たちの経費負担が増えてしまったら、県人会の会員たちに何と説明すればいいのか分からない」といった意見が出るなど、このような状況に至った内容への不満の声が至る所で相次いだ。 サンパウロ新聞 2016年2月3日付