06/03/2026

Dia: 23 de fevereiro de 2016

熊本県人会(田呂丸哲次会長)は、26日午後2時から同3時30分までサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同県人会館(Rua Guimarães Passos,142)で熊本県産食品とオーガニック関連商品の販売を兼ねたイベントを開催する。 第2回となる同イベントでは、熊本県産の乾麺を使用した冷やしうどんとぜんざいの試食、イベントをプロデュースする食品商社BBBR社が「EMMA」(500cc瓶25レアル)を販売する。 EMMAは微生物の入った茶色の液体で飲用も可能だが、微生物には汚れや悪臭の元になるバクテリアを食べる能力がある。例えば食器洗浄等に利用すれば化学洗剤と違い環境に優しい効果があり、生ごみに少量散布すれば悪臭がなくなるという。 当日は、EMMAを製造している光輪社の富田ジョゼ・ルイス重役が、環境問題についての講演を行う。富田重役はサンパウロ大学工学部環境工学科で修士号を取得している。 問い合わせはBBBR社の倉智隆昌さん(電話11・3207・6961)まで。 サンパウロ新聞 2016年2月20日付
ニッケイ新聞 2016年2月18日 日本国外を拠点にした広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称)」(以下、JH)に関し、在聖総領事館(中前隆博総領事)が16日午後、同館で日系人向けに状況説明と意見交換会を開催した。34の関連団体が召集され、内28の代表者が出席した。「一部地域の対日感情にどう応じるか」「4年後に閉鎖するのか」という質問に、中前総領事は「日本への正しい認識を広める。継続は数値目標の達成度次第」と言及した。 JHは「正しい日本を発信し親日家を育む」という目的の下、聖市ほか英ロンドン、米ロサンゼルスに設置される。当地ではパウリスタ大通り52番のブラデスコ銀行所有ビルを一部賃借して、来年3月の開設を目指す。事業主は電通。 先月には、平田アンジェラ多美子さん(スリアナ社代表取締役)の事務局長就任が発表された。日本外務省は2018年度(19年3月)までの予算として、聖市のみで25億円を要求している。 中前総領事からこうした設置目的や経緯、事業体制の概要が改めて参加者に説明された。日系5団体のほか、裏千家や生け花協会、希望の家などの福祉施設、コチア青年や農拓協、JICAや外務省の研修生OB団体など多分野の団体が召集された。 具体的な要望として裏千家ブラジルの林宗円さんは、「茶室や史料館のある文協などを付属機関として活用できないか」、県連の本橋幹久会長は「7月の日本祭りでJHの宣伝をしては?」と提案。本紙コラム「樹海―JHでAKB48ブラジル版を作ったら?」(1月22日付け)を引き合いに、「そこに記載された企画を参考してほしい」との声もあった。 一部の一世からは、「中韓などの対日戦略にどう対処するか」「慰安婦や南京大虐殺など負のイメージをどう払拭するか」という懸念も。「それらに応じる手段として始まったのが、JHを含む戦略的対外発信」として、「伯国は世界一の親日国だが、三館の共通認識として日本への正しい姿を見せたい」と返答した。4年の契約期間後に閉鎖する可能性について「継続は数値目標の達成度次第」と説明した。 ほか「日系アイデンティティーを次世代に継承する内容に」「日本人の心を記す冊子を出版し、お土産に持たせては?」という意見が上がった。 中前総領事は様々な意見を汲み取りながら、「拠点はパウリスタだが出張企画もありえる。事務局とのコロニア連携もその都度あるのでは。ただ我々役人は運営に口出ししないことが前提で、主体は事業主にある。行く行くは独立採算が理想」と強調した。 25日にはプレイベントとして、午前に当地メディア向けの記者会見、午後に日本側のJH総合プロデューサーの原研哉さん、設計デザインを監修する隈研吾さんを招きトークショーが行なわれる。 □関連コラム□大耳小耳 日系人と懇談したジャパンハウスの状況説明会で、5人の「アドバイザー」という存在も明らかになった。中前隆博総領事曰く「(運営委員会の議長である)私が困った時、助言などを求める」という役割があるという。歌手の高井フェルナンダさんやブラデスコ銀行役員の松本ミルトンさん、ヴェージャ誌のオヤマ・タイス編集長ら。日本文化にどれだけ精通しているかは別にして、一般社会向けの発信には大いに役立ちそうな、頼もしい面々であることは間違いない。
日本国を積極アピールする意見も 建設が進んでいるジャパンハウス(仮称、以下JH)の概要説明会議が、16日午後3時から在サンパウロ日本国総領事館(中前隆博総領事)3階多目的ホールで、日系団体会長らに向けて行われた。会議には34の日系団体が招待され、当日は28団体の会長が出席した。中前総領事による説明の後に質疑応答の時間が設けられ、出席者らから活発な質問や意見が挙がった。 はじめに中前総領事は、自身が委員長を務める運営委員会会合で、委員たちから「広く日系団体に説明するのが良いのでは」という意見が出たことを発端に、今回の概要説明会議が開かれたと経緯を説明。 JH設立は各国の世論を対象にした外交活動であり、これまで日本に関心のなかった人々を惹きつけた上で、日本の国際貢献や平和活動の内容を展示しアピールすることが目的だと話した。また、日本ブランドと日本語教育を軸に、親日派や知日派層のさらなる拡大を狙っていきたいとした。 続いて、既報のJH現地事務局の主要人事が改めて発表され、平田アンジェラ多美子事務局長、国際的な評価が高いマルセロ・ダンタス企画局長とネリー・カイシェッタ広報局長の2人が就任したことが紹介された。JH館長については、開館までに任命する予定と話した。 アドバイザーには、歌手のフェルナンダ・タカイさん、veja誌のタイース・オオヤマ副編集長など5人が選ばれている。 予算については2018年度いっぱいまでの4年分が既に確保されており、開館期間の4年を過ぎても施設を維持するかどうかは作成した数値目標の達成度を参考に決定するという。 中前総領事は「建設は順調に進んでいる」と出席者らに報告し、質問や意見があればいつでも各団体を訪問し答えていく所存だと明かした。 説明を受けて行われた質疑応答では、中前総領事から各質問に対し、「『正しい日本』を知ってもらう」という言葉が再三にわたって語られた。 ブラジル日本語センターの板垣勝秀理事長からは、「世界には日本に反感を持つ国もある。外務省の施設として、JHを通じてどのように『平和を愛する日本』を伝えていくのか」という質問が挙がった。 中前総領事は「JHは戦略的海外発信がそもそもの目的。日本の美しい文化を発信することはもちろん、どのように国際的な日本の立場を高めていくかが命題。日本が人と人との関係をどう考え、いかに紛争地域での活動や難民支援を行っているかを知ってもらう」とし、「『正しい日本』を知ってもらい、親日家の裾野を広げたい」と答えた。 出席者からは多くの質問や意見が述べられたが、中には「サンパウロは世界一親日の街。(そうではないとみられる)韓国やロシアの都市に作ればよいのではないか」といった意見や、「『正しい日本』と美しい言葉で言うが、(文化だけでなく)もっと積極的に『日本』という国そのものをアピールしてもよいのでは」などの強気な姿勢の意見も挙がった。 25日には、総合プロデューサーの原研哉氏と設計デザインを担当した隈研吾(くま・けんご)建設都市設計事務所の隈研吾氏を日本から招待してのプレイベントが行われる予定。 サンパウロ新聞 2016年2月18日付