06/03/2026

Dia: 11 de março de 2016

ニッケイ新聞 2016年3月10日 母県と県人会の新たな関係性を築く―鳥取県人会(本橋幹久会長)が2月14日に行った定期総会で、新事業「母県若人招聘事業」の説明を行った。昨年11月に「県費留学・研修50周年記念式典」を開催して、計99人の受け入れに対し県関係者に感謝の気持ちを伝えていた。今回は逆、母県の若者を伯国に招待する新たな試みが実現されそうだ。 新事業は、鳥取県庁を通して県内の若者に募集をかけ、2週間の滞伯中に活躍する留学OBの姿を見てもらおうというもの。費用は県人会予算と留学OBによる基金で負担。今年7月から8月中に実施する予定だ。 本橋会長は「留学の経験がその後の人生に活きていることを見てもらい、帰国後に県内で広報活動をやってもらいたい」と取り組みの意義を話す。県人会から県に働きかけるという、かつてない取り組みだ。 発足の背景には03年から継続する「中堅リーダー交流事業」の成功があった。県人会と母県の間で、毎年交替で2人ずつ短期間の研修員交換してきた同制度、「日本から来る人はみな皆充実の表情で帰国する。もっと若い人を対象にしても良いと思った」という。 旅程は聖市内での県人会との交流、マリリアやイグアスなどが予定されており、各地域で留学OBが案内人を務める。日程によっては第二アリアンサ(鳥取村)の入植90周年式典参加も予定。同日本語学校には94年から現在まで県の現役教員が県費で当地に派遣されており、県との交流が強いところだ。 狙いの一つとして、「若いOB達が主体となって考える機会を作ることも重要。いつまでも他人ごとでは県人会の活動には参加してもらえない」とした。「毎年は出来なくても、数年に一回のペースで継続させていきたい」。なお、今年も4月から県費留学生、技術研修員1人ずつの派遣が決定しており、総会内で発表された。 その他にも3月末から行われる、アルモニア文協主催の「ブラジル・日本U―15サッカー交流大会」に鳥取県より42人の選手が出場することが報告された。昨年、中堅リーダー事業により来伯した県内小学校教諭で、サッカー指導者の拝藤均さんが主導しており、交流事業が成果となって表れている。
ニッケイ新聞 2016年3月10日 広島文化センター(平崎靖之会長)による、日本の偉人や歴史にスポットを当てた講演会の第二弾が5日、同センターで行われ、約30人が参加した。今回は鹿児島県人会長の松村滋樹さんが西郷隆盛について、同センター副会長で戦国時代の瀬戸内海で威勢を誇った村上水軍の末裔である村上佳和さんが村上水軍をテーマに語った。 「西郷隆盛に関する資料30冊以上を4カ月かけてまとめてきた」という松村さんは、初の講演活動ということもあり、緊張した様子で登場。西郷隆盛の墓の写真などをスライドショーで紹介しながら、西郷の逸話、当時の薩摩藩の教育制度などを説明した。西南戦争の解説の際には、「雪のなか江戸へ向かう軍の姿を曽祖父が目撃している」と同郷人ならではの話を披露した。 続いて登壇した村上さんは、「村上水軍は略奪行為で得る収入よりも、貿易や航行警護料、海上関所の通行料などを重要視しており、海賊とは異なる存在」と経済活動の様子からその実態を説明。陶晴賢、織田信長との合戦の様子や、豊臣秀吉による海賊禁止令で村上水軍が消滅したことなどを解説した。 実物資料として南北朝時代の公卿・北畠親房から現20代目村上家当主までの血統が記された家系図や村上家が用いた旗印、出陣杯の複製品などを披露すると会場からは感心の声があがった。 講演後には歓談の場が設けられ、伯国旅行の途中に参加した神戸在住の西村隆尚さん(79、広島)は、「歴史上の人物の子孫の話ということでとても興味深かった。日本でも聞けないことが多く面白かった」と講演に満足したよう様子だった。 同会を主催する広島文化センターの平崎会長は「日本の歴史に誇りを持つ日系人は沢山いる。講演会を通じてその輪を広げたい」と話し、次回開催の意欲を示した。