新派遣教師の大場さん(左)と第2アリアンサの河北さん

サンパウロ州ミランドポリス市内にある第2アリアンサ鳥取村に第12代日本語教師として2年間派遣される大場諒(おおば・あきら)さん(29、鳥取県米子市)が5月24日から来伯し、翌25日に本橋幹久鳥取県人会長らの案内で来社した。
大場さんは出身の米子市や境港市などの中学校教諭として英語や社会を教えるなど7年間活動し、今年2月に第2アリアンサへの教師派遣制度があることを知り、応募した。
一緒に来社した第2アリアンサ日本語学校保護者会会長の河北ナンシー美智子さんによると、同村の日系家族は約30家族で、うち鳥取県出身者及び子弟は3家族のみ。また、日本語学校の生徒は4歳から17歳まで18人が在籍し、クラスごとに週2~3回の授業を受けている。
本橋会長によると、鳥取県が実施している同制度は年間350万円の費用がかかり、2円間の派遣で計700万円もの大金が必要になるという。「第1アリアンサに派遣している長野県も第3アリアンサの富山県もJICAから日本語教師を派遣するようになりましたが、鳥取県は県内の小中学校の教師を海外で経験させることを目的にブラジルへの教師派遣を重要視してくれており、今後も継続してくれるのは本当にありがたいことです」と本橋会長は母県への感謝の意を表す。
また、今年7月23日には第2アリアンサ入植90周年記念式典が同地で開催されることもあり、母県から県庁、県議会、教育委員会関係者など約10人の慶祝団が来伯して出席する予定だ。
大場さんは「ブラジルは日本から一番遠い国で(教師派遣は)なかなかできない貴重な経験になると思う。日本語学校の子供たちや村の人たちとの文化交流を、2年後に帰った時に鳥取の子供たちに伝えたい」と述べ、意欲を見せていた。
大場さんは5月25日夜に第2アリアンサに向けて出発した。
サンパウロ新聞 2016年6月2日付
